【感想・ネタバレ】謳えカナリアのレビュー

あらすじ

事故死した女子高生マツリは、歌う人形・真鍮糸雀【カナリア】として異世界に転生した。マエストロが手がけた真鍮と鉄の体を与えられ、調律師【チューナー】によって仕込まれた、極上の歌を唄う人形・真鍮糸雀。鳥かごのようなドームに覆われ、灰と煤が降る色彩を失くした世界の人々にとって、真鍮糸雀の美しく色鮮やかな歌は生きる喜びそのものだった。マツリはその中でも優れた真鍮糸雀として、調律師アイレンベルグに教育を受けることになる。そしてマツリはアイレンベルグに惹かれてゆくのだが――。

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Posted by ブクログ

死後、異界への転生?とでもいうのか。
美しくも、儚く、哀しい、愛憎の物語…かな。

音楽(歌)を題材にした作品を他にも読んだことがあるけれど、表現が難しいなぁと。
音を文字で表現するのって何がいいのだろう?

恋というには大き過ぎるような、誰かを愛しく慈しむような、それが時に人を狂わせる。
前半の緩やかな流れの説明から、終盤の怒涛の流れに差があった感じ。
もっと知りたい場面があったかな、人物像とか。
一冊の物語として読むならこのくらいなのかな。

豪華な装丁等を見ると、もう一押しと感じなくもない。

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2015年10月21日

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