THORES柴本のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エステル、メアリ、カイン、そしてアベル。
ロンディニウムが湖の剣エクスカリバーの攻撃の危機に
晒される中、聖ジョージ礼拝堂では、彼らの運命に関わる戦いが!
人類の敵とは?そしてエステルとアベルの前に続く茨の道・・・。
完結最終巻です。
ほぼ戦闘シーンですが、アベルとカインの確執、
人類ではない存在が浮き彫りになります。
カインのアベル以上の異質感も。
最後はエステルの運命に・・・。
最終巻ってこともあるからか、原作に添いながらも、
作画さんの思い入れがたっぷり盛り込まれていますね~。
良くも悪くも。でも、原作を漫画で表現してきた力量には感動!
残念なのは、原作者が既にこの世にいないことです。合掌(涙) -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに出てくる「一冊」は作中に登場したどの一冊のことなのか。読み終えてから少し考えて、この作品そのもののことなんだろうなという結論にすんなり落ち着いた。
たまたまこの本を読み始めたタイミングで私は熱を出していて、身体感覚が鈍って空間認識が危うくなると、物語への没入感もいつもより深くなる。
作中に登場する物語に引き込まれる田中さんの物語に更に没入する読書感。自分の現実までふわふわとした虚構の一部が紛れ込んできたようで、田中さんと同じく久々にこの感覚を味わったななどと思いながらぐいぐい読んでしまった。
うまく言葉に表せないけれど、あとがきに書かれていた影の主人公の話、そしてこのタイトル。私の中ではすとんと繋がって腑に落ちた感じ。
全く世界観の異なるお話だけど、お話の中のお話そして今ページを捲っている読者である自分自身を意識させられる雰囲気は同じ作者さんの「世界画廊の住人」も思い出した。こちらもまた読み返してみようかな。
この一冊だけだと物足りないので「ある小説家をめぐるもう一冊」が出るなら、また読みたいなあ。
あと、料理の描写の丁寧さと温室のシーンの描写も好き。どちらも匂いや空気の湿り気が伝わってくるようだった。 -
Posted by ブクログ
先を失われた物語の構想と大量の用語解説を網羅した、本当に最後の一冊。
見開き数頁に亘るTHORES様の絵は過去と未来を繋ぐトリブラを最大限表現した美麗イラストばかり♡
序盤は、トレスを主軸とした外伝があり、さらにこれには続きもあったという。
R.O.Mの続きとなる物語の序章も掲載されていて、意外な組み合わせというかイオンを入れてくる辺り、やはりエステルが絡むからということなんだろうがこの二人もどうなったのかね…。
中盤では、トリブラの根本であるクルースニクや吸血鬼の始まりなんかは予想出来ない発端があったんだと知れる内容もあり、不運というかこんなきっかけで…っていうのが、改めて読んで確認した次第。
知りたかったアベル達の過去やオルデンを介したカインの野望、カテリーナを始めとするAxの今後やオルデン幹部クラスのそれぞれの目的、最終決戦となりうるはずだったアベルとカインの戦い…壮絶なものになっていただろう内容は、あと何冊紡がれる予定だったんだと思うくらい濃いものであった。
後半は、これでもかってくらいの用語解説。
別にそれは細かく知らなくても良かったよってのも入ってはいるが、ここに集約となれば納得(?)する言葉となるでしょう。
これで読み納めのトリブラ。
いつも命日には思い出して読みたくなる、イラストを眺めたくなる、物語である。
―汝、目をそらすことなかれ! -
Posted by ブクログ
オルデン内の仲違いがありーの、アベルとユーグがコンビ組んでたりと、いつもとちょっと違った内容で見られるのが面白い。
途中、R.O.Mでは考えられない魔術師と行動を共にするアベルがいるなんて、どうなっちゃってるの?って所で、これ以上物語が進まないとは…なんとも寂しいことですな。
ゲルマニクスがオルデンとやや噛んでいる所とか、危うい関係やら繋がりやら…ここでも言うけど、短編としないで時間軸の違う一つの物語として成立させれば、もっと読みやすくて分かりやすかったのになぁと思うよ。
外伝は、最後に持ってくれば良いし、あの途中経過にはこんなこともあったんだって想像出来るしね。
中盤のカテリーナ、教授、そして登場シーンは少ないカーヤと、このお話は結構好きだな…カテリーナが頑張る姿が見られるし(ピンチ過ぎる展開だけど)。
最後に、これ以上紡がれなくなった物語の構想などが掲載されているけど、これがもし発表されていたら、この山場は本当に面白かったんだろうなっていうのが伝わってくる内容だよね。
読んでみたかった、この先も…。 -
Posted by ブクログ
小休止的要素で読むなら、レオン&アベルと魔術師&人形使いのお話がいいよ!
これこそ、短編で◎
特に後者の二人が相対して絡むのもそうそうお目にかかれないし、それぞれに飄々としているからね…軽く"お遊び"な感覚がいけすかないけど(苦笑)
オルデンが好きな人には堪らない話じゃないかな。
アベルとカテリーナ…長い付き合いである二人のやりとりというか、カテリーナの人間味がよく出ているお話でもあると思う。
上司というよりは、やはり一人の女性としての一面が出るアベルとの絡みは結構好きだな。
例え、その想いが成就されないとしても、精神的な支えとしての想い人…切ない。
ユーグの話はやっと決着がついた。
いくら自分から遠ざけようとも、"仲間"は見捨てずに助けに来てくれる、優しい心の持ち主の君だから。
Axはただの復讐だけではなくて人類を守っていく、時に残酷で冷徹で非人道的な手段を使っても、最後は"何か"を守る為に活動する組織。
正義とはまたちょっと違うと思うけど、徐々に色濃く表現されてきているように感じる。 -
Posted by ブクログ
Ax、長生種、異端審問局、騎士団…混在していても、場面展開がスムーズで繋がりが分かりやすいし、理解しやすい。
カテリーナの登場回数が増える回。
アベルを名指しで呼ぶとこ凄く好き♡なんだけど、その意図が分かるのは過去編ね。
人類に接触してきた長生種イオンとラドゥ。
壊滅騎士=ペテロ率いる異端審問局と衝突しつつ、半ばでラドゥの裏切りに遭ったり、アベルのクルースニク化が80%に上がったり、古代兵器の稼働でヤバイことになるし。
ラドゥの後ろには、騎士団が付いていて、いつからかそちらに引き入れられていたことになるんだけど、やっぱり彼らが一枚も二枚も絡んでいるわけね。
読み直して感じたけど、ぺテロが意外と良い奴でね、馬鹿正直なとこがまた良いのよ。
イオンも可愛くて、喋り方は貴族らしいのに愛でたくなるような少年なのです♡
この話は、次巻にも続いて行くんだけど、どうなることやら。