THORES柴本のレビュー一覧

  • ある小説家をめぐる一冊

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    ネタバレ

    タイトルに出てくる「一冊」は作中に登場したどの一冊のことなのか。読み終えてから少し考えて、この作品そのもののことなんだろうなという結論にすんなり落ち着いた。
    たまたまこの本を読み始めたタイミングで私は熱を出していて、身体感覚が鈍って空間認識が危うくなると、物語への没入感もいつもより深くなる。
    作中に登場する物語に引き込まれる田中さんの物語に更に没入する読書感。自分の現実までふわふわとした虚構の一部が紛れ込んできたようで、田中さんと同じく久々にこの感覚を味わったななどと思いながらぐいぐい読んでしまった。
    うまく言葉に表せないけれど、あとがきに書かれていた影の主人公の話、そしてこのタイトル。私の中

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    2017年03月16日
  • トリニティ・ブラッド Canon 神学大全

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    先を失われた物語の構想と大量の用語解説を網羅した、本当に最後の一冊。

    見開き数頁に亘るTHORES様の絵は過去と未来を繋ぐトリブラを最大限表現した美麗イラストばかり♡

    序盤は、トレスを主軸とした外伝があり、さらにこれには続きもあったという。
    R.O.Mの続きとなる物語の序章も掲載されていて、意外な組み合わせというかイオンを入れてくる辺り、やはりエステルが絡むからということなんだろうがこの二人もどうなったのかね…。

    中盤では、トリブラの根本であるクルースニクや吸血鬼の始まりなんかは予想出来ない発端があったんだと知れる内容もあり、不運というかこんなきっかけで…っていうのが、改めて読んで確認し

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    2016年12月19日
  • トリニティ・ブラッド Rage Against the Moons VI アポカリプス・ナウ

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    オルデン内の仲違いがありーの、アベルとユーグがコンビ組んでたりと、いつもとちょっと違った内容で見られるのが面白い。
    途中、R.O.Mでは考えられない魔術師と行動を共にするアベルがいるなんて、どうなっちゃってるの?って所で、これ以上物語が進まないとは…なんとも寂しいことですな。

    ゲルマニクスがオルデンとやや噛んでいる所とか、危うい関係やら繋がりやら…ここでも言うけど、短編としないで時間軸の違う一つの物語として成立させれば、もっと読みやすくて分かりやすかったのになぁと思うよ。
    外伝は、最後に持ってくれば良いし、あの途中経過にはこんなこともあったんだって想像出来るしね。

    中盤のカテリーナ、教授、

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    2016年12月13日
  • トリニティ・ブラッド Rage Against the Moons V バード・ケージ

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    小休止的要素で読むなら、レオン&アベルと魔術師&人形使いのお話がいいよ!
    これこそ、短編で◎
    特に後者の二人が相対して絡むのもそうそうお目にかかれないし、それぞれに飄々としているからね…軽く"お遊び"な感覚がいけすかないけど(苦笑)
    オルデンが好きな人には堪らない話じゃないかな。

    アベルとカテリーナ…長い付き合いである二人のやりとりというか、カテリーナの人間味がよく出ているお話でもあると思う。
    上司というよりは、やはり一人の女性としての一面が出るアベルとの絡みは結構好きだな。
    例え、その想いが成就されないとしても、精神的な支えとしての想い人…切ない。

    ユーグの話はやっと

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    2016年12月05日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars II 熱砂の天使

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    Ax、長生種、異端審問局、騎士団…混在していても、場面展開がスムーズで繋がりが分かりやすいし、理解しやすい。

    カテリーナの登場回数が増える回。
    アベルを名指しで呼ぶとこ凄く好き♡なんだけど、その意図が分かるのは過去編ね。

    人類に接触してきた長生種イオンとラドゥ。
    壊滅騎士=ペテロ率いる異端審問局と衝突しつつ、半ばでラドゥの裏切りに遭ったり、アベルのクルースニク化が80%に上がったり、古代兵器の稼働でヤバイことになるし。
    ラドゥの後ろには、騎士団が付いていて、いつからかそちらに引き入れられていたことになるんだけど、やっぱり彼らが一枚も二枚も絡んでいるわけね。

    読み直して感じたけど、ぺテロが

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    2016年09月20日
  • カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語

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    ■恐ろしいのは鬼か、人か…

    時は大正。坂之上伯爵家の令嬢・香澄は、退屈な日常にうんざりしていた。そこへ現れたのは、代々祀ってきた悪路王。香澄は彼に朧という名を与えることで、主従関係を結んでしまった。少年の姿をした朧は、世の中にはびこる鬼を喰らって力を得るという。腹をすかせた朧のために、香澄は街へ出かけてみたのだが…? 煌びやかな華族世界を舞台に描く、あやかし事件簿!

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    2016年07月20日
  • カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語

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    表紙のイラストの耽美な雰囲気に惹かれて購入。

    美しいもの綺麗なものに心ひかれない少女カスミと
    彼女に使役されることとなった悪路王オボロのお話。

    全体的になんともいえない暗い雰囲気が漂ってます。
    バットエンドというわけでもないですが、
    グッドエンド、というわけでもないようです…

    人の醜さ、家に縛られる女が秘めた熱情、恨みつらみ、鬼と女はおそろしや…

    全体的にまさしく「鬼と女とは人に見えぬぞよき」

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    2016年07月04日
  • カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語

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    ネタバレ

    丸木さんの作品にしては後味すっきり(うーん、これは褒めてないよ)
    もっとドロドロだと思って読んだんですが、朧も香澄もチョロイと思ってしまった私。
    続き出るのなら、トラウマできるぐらいの勢いでやってしまってくださいと思う私が問題かなぁ~。
    でも、まあ、虎屋の羊羹につられる鬼だしなぁ。
    面白いのは面白かったんですけどね。

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    2016年07月02日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars IV 聖女の烙印

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    アイザック!アイザック!と叫びたくなる、どちらかといえばRAM派の私は、アイザックさんが出てくると胸躍っておりました。
    ほぼ10年くらい経ての再読の今回、そういえばこの巻あたりからエステルのことがどうにも好きになれなくなってきたこと、カテリーナ様の「私はいやな女だわ」発言に非常に胸を痛めたことを、前回とまったく同じポイントで思い、年月が経っても好きなキャラというのは変わらないのだなとしみじみ。

    エステルにしか背負えない宿命というか、キャラクターとしての使命があるのは明々白々なのですが、それでも、どこか新参者にすべてを持って行かれるようで、なんとなく居心地が悪い。特に、アベルのエステルに対する

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    2016年04月26日
  • 薔薇十字叢書 桟敷童の誕

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    関口君の弟子、とある時点であまり期待はしていなかったのですが、正直いい意味で裏切られました。予想よりずっと世界観もキャラクターも雰囲気を壊さずいい感じでした。さすがに憑き物落としとまではいきませんでしたが榎さんの傍若無人っぷりも堪能でき、満足です。

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    2016年01月13日
  • 薔薇十字叢書 桟敷童の誕

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    京極作品を読んでいたら、もっと楽しめたはずでした。
    勉強不足なのに手を出してしまって、申し訳ないです。

    登場人物の特徴もわからず読んでしまったけれど、楽しめたのは確かです。

    改めて、またいつか読んでみたいと思います。

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    2015年11月02日
  • 薔薇十字叢書 桟敷童の誕

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    映画館だから座敷わらしじゃなくて、桟敷わらし(^^)本家よりソフトな感じがしたけれど、雰囲気はそのままで満足♪フルメンバーがほぼ登場しているのも嬉しかった(°▽°)

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    2015年10月30日
  • 迷子と迷子のアクセサリー店1 家なき少年と彷徨う国

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    気がつけば、見知らぬ店の中。
    その店の店主に、君は迷子だ、と言われる。

    どこにでも通じていて、どこにも通じてない扉。
    色々な人物がやってきて、品物を持って行くわけですが
    読み進めるごとに、この店のルールが見えてきます。

    自分を持つ事、受け入れる事、受け入れられない事。
    それこそ千差万別ですが、3話目についてだけは
    いやいやいやと否定したいものがあります。
    責任のなすりつけ、と言われればそうですが
    それが己の基準なら…この店ではおっけー?
    というか、題名が…善人はどこですか?!

    読んでいたら、なんかこう…自分の中身に
    がっちするようながっちしないような。
    その感情だけを突起させてはいけませ

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    2015年10月23日
  • トリニティ・ブラッド 第18巻

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    メアリの復讐劇開幕!持たざる者のさらなる絶望の中に悪魔のようなケンプファーのささやきが…。次巻も気になる…!
    表紙の割にジェーンの出番が少なくて残念。作画が安定していない感じも少しあり。
    でも雨に濡れ、戦いの中のメアリのみだれ髪も、ジェーンのみだれ髪も素晴らしく美しい!

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    2015年03月25日
  • 迷子と迷子のアクセサリー店1 家なき少年と彷徨う国

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    メイは「迷」かな?
    何故か1巻で完結だと思い込んで読んでいました。続きはいつ出るのかな。楽しみ。
    価値観について改めて色々考えてしまう。
    ちょっと「キノ」っぽい?と感じた。

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    2015年01月19日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars III 夜の女皇

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    ついに真人類帝国へ。
    常に黄昏の都、瑠璃壁の内部の風景を想像するとうっとりしてしまう。
    人間よりも吸血鬼のほうが真っ直ぐで、帝国の方が安全でしっかりしているように思えて、私も帝国に住みたい…笑
    黒幕も含め、皆いいキャラしてますよね。

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    2014年10月18日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars II 熱砂の天使

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    久しぶりに再読。
    主要人物はもちろん、この巻から出てくるイオンやラドゥがとても好きです。
    どちらかというと長生種のほうが好きなキャラが多いかもしれない。
    前巻よりアベルや長生種の正体に迫る内容、クルースニクに対するエステルの葛藤などなど見どころがいっぱいでした。
    ラドゥ、いいですね。不憫……というか人間臭いところが。昔読んだときより好きです。

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    2014年10月13日
  • 悪魔交渉人 1.ファウスト機関

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    書くことに慣れてるなーと読み進めながらも、冷静でいられました。
    力技や、キャラやストーリーへの執着にも似た愛情で読者を引きずり込むんじゃなくて、どこかでキャラも読者をもゆったり抱き込んで、俯瞰的に世界を見つめている作者の視線を常に感じる本でした。何度も同じことをし続けてきたからこそ、情熱を持って書く自分と、冷静に世界を構築する、王様と軍師のようなふたつの人格が、この人には確立されていて、そのふたりは、共同経営の関係にあるんだなと。
    なんというか、無駄の無いお話でした。
    すっきりとしていて、全てのキャラに同等に優しく厳しく、プロだなーと。
    悪魔の二面性もよく描かれているし、主人公の強くて感受性が

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    2014年09月23日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars VI 茨の宝冠

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    アルビオンの継承問題も片付いて、これから伏線をどんどん回収していくよ、という序盤の巻。ここで未完になってしまっているのが本当に惜しいです。カインなんてようやく出てきたばっかりなのに!
    著者の急逝による未完はどうやっても覆らないので、本当に残念です…。ただ書かないってだけならファンレターの嵐にするんだけど(笑)

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    2014年08月29日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars III 夜の女皇

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    R.O.Mの中では一番好きな巻です。
    帝国のシステムは良いよね。長命の皇帝ありきだから、現実には無理だけど。長命の長が善政を布けばすべて解決、って考え方は十二国記と一緒だなぁと思います。現代は国の方針がコロコロ変わるから拙いってのはあると思うので。特に日本…。

    セスは可愛いし、アストはかっこいいし、長命種は素敵キャラが多すぎだぜ…。教授とかダンデライオンも好きだけど。脇キャラでは、最後にちょっとしか出てこないけどミルカが好きです。殆ど名前だけで普通に喋るのは二言三言の癖に全部持っていくよねこの人(笑) イオンとの会話が面白すぎるので、もっと絡みが見たかった。凄くキャラ立ちしてるのに出番あれだ

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    2014年08月26日