THORES柴本のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズを通して一番大好きなキャラクター、アスタローシェ・アスラン♡
紙媒体でお持ちの方は分かるだろうが、扉絵のアストさんね、なんと麗しいことや♡
サバサバした中にも気品と強さと友思いとを兼ね備えていて、アベルを嫌がりつつも頭を突っ込んだことに投げやりにならず、突き進む女性…素敵過ぎる!
如何せん、前巻からの続きでイオンのなぶられ具合が可哀想なくらいの展開に同情(笑)
可愛いお祖母様からの行き過ぎな愛情表現というか仕打ちというか奔放さが辛いとこね…。
またしても陰謀に振り回される方々…今回は長生種の皇帝陛下暗殺へと発展。
未遂に終わるわけだけれど、弑逆者は絶対的な存在を見せつけられ、信じて -
Posted by ブクログ
毎年、吉田直先生の命日が来る度に読み返している。
出逢ったきっかけはアニメ。
当時WOWOW無料放送でO.A.されて観始めて面白くて原作を読み始めた。
全くと言っていいほど本は読まない人だったが、まずは表紙絵に思いっ切り惹かれ、途端にのめり込んだ作品。
好きな要素が詰まりまくっててね。
無我夢中で集めた。
THORES様のファンになったのもこの作品から♡
とにかくヴァンパイア(吸血鬼)ものが好きで余計に嵌まった。
甘美で儚くて裏側にある強さが好きな要因。
ただの人間vs吸血鬼ではないストーリーと異種異能を持った者達との戦い。
アベルのクルースニクとは?…なぜジュラが"御身&quo -
Posted by ブクログ
遂にカイン、登場。
と同時に、もうあと1巻を残すのみと知っている身としては、ページをめくるのが悲しくて悲しくて。いつもは茶化したことばかりを軽やかに綴る吉田氏が、今回のあとがきでは並々ならぬ熱意でこれからの話を書かれているのも、悲しくてならないです。
RAMではお馴染みのワーズワース教授が大活躍してくれて、彼のファンとしては嬉しい限りでした。クレマン記者をやりこめるホテルのロビーシーンがお気に入りです。
当て馬にされている感が序盤から満載のヴァネッサに苛立ちもしましたが、ケンプファー(もしくはバトラー)にひどいことされてしまう彼女を見て、痛々しくも思ったり。いろんなひとの思惑が、いろんな風 -
Posted by ブクログ
レオン!レオン!と狂喜乱舞して踊り狂いたくなるくらいに格好良いダンディライオンことレオン・ガルシア神父が表紙。イザーク・速水奨・フェルナンド・ケンプファーと同じく、ドラマCDのおかげでレオンの声がすべて大塚明夫さんのお声で脳内再生されます。
ネバーランド、サイレント・ノイズ、オーバーカウントとすべて短編ではありますが、物語同士のリンクもあり、Axらしいエージェントのコンビネーションが入れ替わるところも楽しめます。今回は、アベルが落ち込む展開が多かったので、その分、レオンがムードメーカーを買って出てくれたような。そして、安定のトレス神父の可愛らしさよ。
各キャラクターにしっかりとした背景があ -
Posted by ブクログ
再読している今回は、ROMを全部読み終えてからRAMを一気に読もうと画策していたのですが、他のAxの面々が恋しくなって敢え無く挫折。しかし後悔はしていません。
Axのメンバーでも特に、ソードダンサー、プロフェッサー、ダンディライオンが好きだったので、ユーグが出てくると興奮しました。最後に、ダンディライオンの名前が挙がるのにも、わくわく。「ソードダンサー」はすべてが素敵です。ネーデルランド辺りの地名にもロマンがあって、カウント・フォーの名前も土地勘というか民族的にぴったりで。朝食を作った後に、腕一本で腕立て伏せを1000回し、汗をかいたのではないだろうかと思われるのにシャワーも浴びずに僧衣を羽 -
Posted by ブクログ
作者の吉田直氏がヴァンパイアをテーマにしたのは、自身の病が血に関することだったからで、アベルがクルースニクになるのが嫌なのは、自身が病によって自分を見失う恐怖心からだとどこかのインタビューで読みました。
それを知ってからの再読は、極上のエンターテイメントの中に、吉田氏はどんな気持ちでこのセリフを書いたのだろうと思わせる記述がそこかしこにあって、ふいに涙しそうになります。
強くて可愛いアストさんと、強くて優しいエステルにはさまれた、可愛くて素直な(というか騙されやすい)イオン姫。彼にこそヒロインの名はふさわしい。ラドゥの手のひらでころころ転がってみせるイオンが可愛いやら呆れるやら…。そして、ラド -
Posted by ブクログ
イオンってこんなに可愛くてツンデレでお姫様だったっけ?ラドゥってこんなに可哀想で弱くて(精神的に)騎士だったっけ?そして、トレス君ってこんなに萌えキャラだったっけ?
というようなことを心中で猛りつつの再読とあいなりました。トレス君の地下水路シーンは、鼻血ものですね。なんだ、あの可愛さは。けしからん。
はじめてこれを読んでいた頃は、まだ英語しか話せておらず、その知識も薄いものだったので気付きませんでしたが、真人類帝国や騎士団の言葉って、ちゃんとカナの部分を読むと意味をなしているんですね。すごいなあ、吉田直氏は。と思うと自動的に、どうして彼はあんなに早く逝かなくてはいけなかったのかなあと切なくなり -
Posted by ブクログ
高校生の頃に傾倒していて、作者の吉田直さんが亡くなられた時は信じられなくて呆然としていたのを鮮明に覚えています。
大好きだったシリーズの中でまだ生きていてくれるキャラクターたちのみんなは、再読した今回も昔のままで、時間を忘れて読みふけりました。
この作品の魅力はたくさんあるとは思いますが、やっぱり一番は、吉田直の筆力に尽きるのかなと思います。まだまだ日本語が発展途上だった思春期に、彼の本を読めていて嬉しく思います。知性を感じさせる比喩の数々に、大人になった今も、尊敬の念を覚えました。
ストーリーも、きっとこうなるだろう、と、これだけはないだろう、のバランスというか配合が巧妙で、予想が当たっても -
購入済み
あまり
色々なものを見られるのはいいが、強制終了やフリーズをしてしまうのは残念。もっとスムーズに見られるととてもいい。
まだグーグルストアの書籍の方がいいね。
お金を返してもらえるならすぐにアンインストールするね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「事件の謎が鮮やかに解かれた後、このピュアな探偵と助手はあなたの心にずっと留まるだろう」という有栖川有栖先生の帯の通り。
当初はささやかだったのに読み進むにつれ深まる、「子爵家の使用人の失踪」という謎。
その謎の調査に全身全霊を注ぎこむ、「直情径行型」「熱中気質」の書生である「僕」に引きずられてぐいぐい読み進めるうちに、私たち読み手も彼と一緒に一喜一憂し、そして一緒に辿り着いた調査の終焉に途方に暮れる――
混迷し、破綻したこの事態を収束に導いてくれるのはただ一人。伯爵令息であり作家である、「探偵」(という看板は上げていないけれど)のみ。
そして、「探偵」は語られない人の心を鮮やかに読み解く。 -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ一気に買って一気に読みました。完結してなくても面白いです、ありがとうございました。
ディートリッヒとアレクが特に好きですがほぼどのキャラも魅力的です。聖下かわいい私のヒロイン。吉田直さんの「ひどいこと」のひらがな標記にときめきます…。
あとは好きなところだけ偏りメモ。
ディートリッヒ
「君のその声を聞ける日をずっと待ってた…待ち遠しかったけど、いざ聞いてみると、ほんとに綺麗な声だね。」
「そして、理由のもう一つは…僕は君のことが大好きだからだよ、エステル」
「だから言ったろう?僕はひどいことをするんだって。」
「どんな姿でもいい。戻ってきて欲しいって。最も彼女はそんなこと考えていな -
-
Posted by ブクログ
2013/10/22
【好き】国外追放という人類にはあってはならない秘密の死刑執行からなんとか生還したキュクロは、ホルヘとカルロの推薦により訓練兵団に編入し、立体機動装置の訓練を始める。 シャルルの存在、シャビィとの因縁、新しい仲間:ローザ、カルディナとの絆、武具職人:ゼノフォンの胡散臭い熱意などキュクロを取り巻く様々な人たちに影響されながらキュクロは自身を縛っていた巨人との縁を断ち切りにいく。 本編では立体機動が大活躍だけども…それより50年くらい前、巨人に対抗しうる唯一の武器:立体機動装置の黎明期は地味で地道な努力と少数の人間の熱意に支えられてようやく誕生したんだなぁ…。 人類が生き残るた