THORES柴本のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
●硝煙にまみれるオークとエルフの戦争に至るまで●
―読む前と読んだ後の印象が変わる部分では最近の中でも何本かに入る作品でした。似たような印象では「幼女戦記」があると思いましたが,あれよりもファンタジー要素(魔術的要素)を減らして種族を増やした世界観が近いかな。
読む前の印象がオークとエルフが並んでいる…つまりは性描写が強くそういった意味合いで戦争する話?と予想していたが,見事に裏切ってくれました。どっちかと言うとオーク達が牡らしいよりも紳士的振る舞いが多いので嫌悪感なく読むことができた。ラノベらしい要素も読んでいくとちゃんとあり所謂転生ものなんですが,戦術がどうのこうのよりも治世に転生知識を -
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購入済み
宣伝します!
楽しかった。ベースのテイストとしては既視感があるが、わかりづらい用語への脚注による配慮、時代設定の説明、技術力などのバックボーンから垣間見える壮大な物語性、そしてそれを支える漫画力。これは超大作になる予感。漫画勢だが、注視していきたい。
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Posted by ブクログ
こういったシリーズものを小さい頃から読みつけていたかったなと今更ながらに思う。
大人になった今でも、知っているようで知らないことや曖昧に記憶していたりすることも多々。
これを手にしたのは、絵を担当されたTHORES柴本先生のファンであったからに他ならない。
表紙から裏表紙までほぼ全てをアナログで描き上げていることに感服(相当大変であったことをSNSで呟かれていた…)。
アンティーク調であり、ゴシックな重厚感を漂わせる画風にとても合った素晴らしい一冊。
各国の展示物の絵がすご過ぎて…特に目を引いたのがスイスとヴィクトリア女王のモノ。
多機能折り畳みナイフなんて、真骨頂じゃない?
もう、しびれ -
Posted by ブクログ
同胞のはずの白エルフによって、故郷を追われたダークエルフ。彼女たちを救助したのはオークを筆頭の多種族国家。暴虐淫獣のオークの奴隷になろうとも、彼らの力の下、未だ逃げ切っていない同胞を助けにいくダークエルフの族長・ディネルース。
同胞を助けた後、彼女たちダークエルフに待っていたのは、奴隷でなく国家の臣民として種族を受け入れるオークの王グスタフの言葉だった。
ファンタジー世界では定番、ド定番の敵役ダークエルフとオーク。闇に潜み禁呪を扱うというような、暗殺者的なダークエルフ。暴虐淫獣のオーク。このイメージは、読み進めるうちに、勝手になくなってゆきますね。
ダークエルフというか、白エルフに対してのイ -
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購入済み
兵站と持続可能性が戦場を支配
本作品を読んでいて、ロバート・H・バロウ米海兵隊総司令官が1979年11月11日付 The San Diego Union 紙のインタビューが思い浮かんだ
Amateurs talk about strategy and tactics. Professionals talk about logistics and sustainability in warfare.
素人は戦略や戦術について語る。プロは戦場での兵站と持続可能性について語る。
https://www.google.co.jp/books/edition/Armed_Forces_Journal_International/