あらすじ
「銃と魔法」の時代。
「平和な」美しいエルフの国で白エルフからの虐殺にあったダークエルフ族氏族長、ディネルース。
逃亡の果てに斃(たお)れそうになった彼女を助けたのは…
「野蛮な」オーク族を筆頭に多数の魔種族を擁する連合国家オルクセンの王・グスタフ。
復讐を果たした暁には「私は貴方に我が命を捧げよう」ーーディネルースの苛烈な決意にグスタフは…。
ーーふたりの運命の出逢いが大きく歴史を動かしていく!
感情タグBEST3
重厚
物語がとても重厚で練られていることにビックリ。近代の軍事事情に近いものもある他、難しそうな単語でも注釈が書いてあり分かり安い。何より絵柄が綺麗で、凄まじい描写からコミカルなものまで上手に書き分けられていたり、ちょっとした小道具まで書き込まれて拘りを感じる。一冊に数話しか収録されないので続きを待たされる焦れったさがあるのが残念。
続刊が楽しみ!
ファンタジー物語でいつも悪者として描かれるオークの国の史実をダークエルフの目線でおう物語
自信の先入観がひっくり返る快感を味わえます
戦争史ものとして、今後がものすごく楽しみ
Posted by ブクログ
Twitterで流行っているという情報を見て気になっていて、本屋で見かけたのでひとまず1巻目を漫画で購入。続き読みたい。
話もこの先生の絵も両方好き。
Posted by ブクログ
漫画やラノベは新規に着手したくないのだが、TLにやたらと流れてくるので読んでみる気になった。無料公開中の電書一巻二巻には「ページをスクショして感想を投稿してね」的なことが書かれており、公式が感想という名の宣伝を許可するのは良い方法なのではないかと感じる。
そんな感想が第一というのもなんなのだが。
本作品に感じる根っこは『まおゆう』であろうか。あれは電子掲示板発ながら、読み物の世界を変えた。
別な根っこは仮想戦記物であろうか。こちらは詳しくないのでさもあろうというところ。第一次世界大戦モチーフというのも、縁遠いながら界隈で人気であるらしいことは察している。その意味では『幼女戦記』も根っこであろう。
「モンスターだって生きてるんだ!」というモチーフには『モンスター誕生』『モンスターの逆襲』『ラスト・ハルマゲドン』を思い出させるが、昨今はこのあたりの多様性があたりまえになっているので根っこがどこにあるのかは不明である。
二巻まで読んでサブタイトルを回収する気配すら見えないので、続きを読むべきか迷う。
冒頭で漫画やラノベを新規に着手したくないと述べた理由は、あまりにも続きが出ない世の中に絶望したためである。読み手の寿命までに完結しないと思える作品が幾つもある。もう増やしたくない。亡者として第二の生?を得るのはむしろ本望だが、妄念の源が未完の創作物というのはちょっとアレだ。
この物語も長そうで、ゆえに着手がためらわれる。面白いから、余計に。
驚きの良作
戦記もの?って初めて読んだ気がする。
作品紹介、カバーの絵柄のイメージとのギャップが凄くて驚きながらも引き込まれる作品。
重厚、絵の描き込みも凄い。
おもしろ
タイトルや表紙から抱いていた期待以上に面白かった。エルフとオークの戦争かと思いきや、うーむなるほど、ストーリーがどう展開していくのか予想できなくて面白いね
多人種国家?
白エルフに追放された闇エルフが、色々な人種(コボルトとかドワーフとか色々)を、受け入れ反映してるオークの国にお世話になって捲土重来を計るお話。
アメリカのようなイメージなのかな?ドワーフやらいろんか人種が集まれば、結局は争いとなりそうだけど、でもこんな理想国家があるといいよな〜、戦争なんて馬鹿臭くなって楽な平和を選択しときたくなるよな、と期待してしまう。
可愛い闇エルフさんがたくさん登場するけど、最後まで復讐に固執するのか気になる。
Posted by ブクログ
エルフの国での民族浄化政策で国を追われた闇エルフ達がオークの国の王に拾われて居留地を与えられ一軍として編成されエルフの国へ戦争を仕掛ける話の序章。
この巻では最後に侵攻作戦を前提とした大規模演習開始直前まで描かれる。
オークの国オルクセンの現王の治世による近代的な国家に育成とかオークの習性にはならないとかちょっと謎のある王になっているのも面白いですね
匿名
戦時モノっていいよねー。
主人公の表情から「はるかリセット」の野上氏かなーって思ったらやっぱりそうだった。
こういう緻密なモノも描けるし、重厚な作風に合ってて、いい意味で意外でした。
オークやエルフのファンタジーですが、やってることは1次大戦あたりのガチ軍事モノ。
こういうやつって電気関連は発達してなかったり、魔法で済ませるのですが、電気も魔法もあるよ。どっちも同じくらい役に立つよって感じでチートが無いいい意味でSFファンタジー。
こういうことを知らない今の子は、本書などからやんわりと漫画⇒軍事小説へと入っていくといいかもですね。
先入観持つなかれ
実に面白いの一言に尽きる。 とにかく先入観無く読んでいただきたい。 個人的には、久々の傑作。 いろいろ話すとネタバレになるので、あえて話しません。 無料分でもいい。 是非、皆に読んでいただきたい作品。
面白い
エルフとオークとなると有りがちな展開を思い起こすけど、絵柄や物語の重厚さからか一切頭によぎらず、ただ続きが気になり読み進めてしまいます。
良い所で次巻へ続くとなり、未だ明かされぬ謎や主人公の目的が達せられるのか?楽しみです。
舞台は異世界だけど、兵器は近代史に出てきそうなものもあり、そこに戦術なんかの話も加わって、戦記ものや軍記ものが好きな人には堪らない本となってる
かなり読み応えがあって満足のいく内容
続きが楽しみ
これからの展開に期待
なかなかスポットの当たらない種族、王国史とうたいながらタイトルで既にオークの国であると分かっていて読ませるという巧みな技。全てが斬新そのもの!背景が紐解かれていくのを楽しみに読みたい作品
宣伝します!
楽しかった。ベースのテイストとしては既視感があるが、わかりづらい用語への脚注による配慮、時代設定の説明、技術力などのバックボーンから垣間見える壮大な物語性、そしてそれを支える漫画力。これは超大作になる予感。漫画勢だが、注視していきたい。
Posted by ブクログ
同胞のはずの白エルフによって、故郷を追われたダークエルフ。彼女たちを救助したのはオークを筆頭の多種族国家。暴虐淫獣のオークの奴隷になろうとも、彼らの力の下、未だ逃げ切っていない同胞を助けにいくダークエルフの族長・ディネルース。
同胞を助けた後、彼女たちダークエルフに待っていたのは、奴隷でなく国家の臣民として種族を受け入れるオークの王グスタフの言葉だった。
ファンタジー世界では定番、ド定番の敵役ダークエルフとオーク。闇に潜み禁呪を扱うというような、暗殺者的なダークエルフ。暴虐淫獣のオーク。このイメージは、読み進めるうちに、勝手になくなってゆきますね。
ダークエルフというか、白エルフに対してのイメージが違うのか「オルクセン王国史」。ダークエルフという異端であるから排除するという、メガテンのLAW思想に通じる嫌悪がありますここの白エルフ。
オークが理知的なのが、とにかく衝撃。しかも、種族全体でそうであるから余計に驚く。突然変異オークのグスタフではないのがね。
銃と魔法が存在する時代世界設定。登場人物をファンタジー世界の住人にしたことで、魔法の存在を当然と思わせることに成功したミリタリー漫画だ、これ。
魔王と呼ばれるオークの王・グスタフと、彼に命を救われ忠誠を誓うダークエルフ・ディネルースの物語が、どこへ行き着くのか。
蒸気機関によって鉄道が機能しているので『軍靴のバルツァー』と近しい時代と考えればいいのかな。魔法が存在している『軍靴のバルツァー』世界?『幼女戦記』は行き過ぎと思います。
いやいや、鉄道があるということはさぁ、ミリタリーということはさぁ、みんな大好きなロマン兵器!列車砲!が登場したりすると思うんだよね。
いいよね、列車砲。もう、大好きです。ぜひ、登場してもらいたい。ザレムにぶち込め!それは違う漫画だ。
これは、漫画だけでなく原作の方も読んだ方がいいよね。というか、辛抱できない。
ただ、グスタフの名君っぷりが心の奥底に一抹の不信感を落としていることは事実。スレた読み手のいけない部分だとは思うのですが、彼を信じすぎた結果の裏切りに耐えられないので、予防線を張っているにすぎないのですが。
オークはどこまでいってもオークという差別意識があるのか。
だって、オークだものなぁ。『BASTARD』のあのイメージはやはり強い。読んでる最中は「オルクセン」のオークなんだけど、ページを閉じるといつものオークが顔を出す。
何はともあれ、どんな物語になるのかが非常に楽しみ。原作買おっと。
ワクワクするね! 秀作の予感
ここまでは秀作の予感。
なかなかに戦史として期待させるものがあるね!
今後の展開に期待したい。
オルクセンの王・グスタフが異世界人だったというオチは勘弁して欲しいと願う(笑)
面白い
めっちゃ面白かったです
絵柄がこのガチガチの戦記にとてもよく合っていてかっこいいです
あと何気にハーレクイン要素もあるような気も
Posted by ブクログ
一話の掴みが凄かった。その後はオルクセン王国の紹介がメインになり、TLでよく流れてきていた兵站の話はこれから?取捨選択して省略してる部分もありそうやけど、小説1巻あたりにコミックス数冊費やすペースかな?
この巻を読んで一番気になったのはやはり、副題にもなっている「野蛮なオークの国重は如何にして」先進文明社会に変わったのか。そこは描かれていない。国王グスタフ自身が特殊で先進性があるのはわかるが、一個体がたった120年で種族の性質から別物にしてしまうのはいったい何があったのか。副題にするくらいなのできちんと答えは用意されていると思うけど、ほんと気になる……
オーク(豚顔のモンスター)の市で豚の頭が売られていて、えええ……てなったけど、これもちゃんと後から理由が明らかになった。
我らが王の物語を刮目しよう
原作と比べるとディネルース視点が多くなり、狂言回しとしての立場が強まっている。あと作画の野上センセの作風に依り、コメディチックな描写も挿入されているので、若干原作とは雰囲気が異なる作風になっている。野上センセの紡ぐ我らが王(マイン・ケーニヒ)の物語を刮目せよッ!
Posted by ブクログ
面白いファンタジーと聞いて読んでみた。
確かに軍事物で所謂なんちゃってファンタジーより
きちんとしている感じはあるが
設定はもりもりに見えて種族の描写などが
表層に過ぎず薄く感じる。
漫画化にあたって端折っているということなのか。
エルフが尖った耳、オークが豚というテンプレートな描き方なのに
他の種族の描き方は急にオリジナルだったりで引っかかる。
なろう系?小説の漫画化なのだろうか。
サブタイトルの付け方があまり好きではない。
この類のものに多いが、普通の日本語なのに欄外に
※でわざわざ言葉の意味を付すのはなんなのだろう。
低年齢層向けなのだろうか。
その割に「打ちのめさせられる」という言葉遣いも気になる。