あらすじ
政敵である兄・フランチェスコに対向すべく、カテリーナによって催された政財界の宴。厳戒態勢が敷かれたはずの、その会場に薔薇十字騎士団が急襲。凶弾に倒れるアベル。分断され、孤立化したAxメンバーたち……。果たしてこの危地から脱出できるのか!? 『トリ・ブラ』R.A.M.シリーズ第5幕、ついに電子化!──汝、目をそらすことなかれ!!
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Posted by ブクログ
表紙のユーグが麗しい。
R.A.Mシリーズの書き下ろしではハードボイルドんユーグが、ワーズワースと組むとやや可愛らしくなるのが、初めて読んだ時から萌えの塊でした。
吉田先生が急逝されてからもう10年以上経ちましたが、いまだにあの衝撃から完全に立ち直れているとは言えず、こうして再読していても、巻数が進むにつれて、お話の盛り上がりとは裏腹に心はしんみりとしてしまいます。
男臭くて頼りになるレオン、瀕死の状態でも皮肉なユーモアを忘れないワーズワース。脇役がとびきり魅力的で、敵はとびきり邪悪で、三下の敵はとびきり愚かで、そして主人公はどこまでもキラキラと主人公然としていて、キャラクター小説とはこういうものなのだ!と、脳みそ全体に栄養がいきわたるような興奮を読んでいて味わいました。
5巻でようやくユーグの孤独な復讐劇にも幕が下ろされ、最後、ふっきれたように仲間を仲間と呼んでくれる彼の姿に感動します。こっそりとサポートに回ってくれたハヴェルにも、彼がこの後どういう運命を辿るのかがわかっているが故にじんときました。
確実に、この世界のキャラクターたちは今でも私の心の中にしっかりと生きているなと再確認した再読でした。
Posted by ブクログ
護衛役アベルのピンチについにカテリーナ様が銃を握ったー!!
衝撃に尽きた一巻でした。
しかし指揮者役の彼とオ○マな彼の服装や髪型がちらちら頭をよぎって仕方なかったです。
Posted by ブクログ
トリニティ・ブラッド シリーズ…何冊目でしょう(…)
嗚呼兎角、是非にシリーズ一巻から読んでいただきたい。
ゴシックなファンタジーがいける方ならば
短編集からでも、本編からでもどちらでも。
この巻だけ引っ張り出してる理由は一つ。
私個人がトレスとユーグがすきだから、二人の出番が多いから、そんだけです(マテマテ)
基本的にはシリーズ全体をお奨めと言うことで、ここはひとつ
内容は何でしょう。ヴァンパイア系、ヴァチカン系、ヴァンパイアハンター系の異端異分子。
作者の方が作品の完成を待たず、この世を去ってしまわれた為に物語の終焉は未だ。
嘆きすぎで一時期大分肩を落としましたが、読み返せば読み返すほどに残念です。
いえ普通に掛け値なしで面白いので。
但し、専門用語が多すぎたり漢字が多すぎたりする小難しい本が厭わしい方は手を出さない方が賢明。
その要素、多分に内包しております故。
Posted by ブクログ
小休止的要素で読むなら、レオン&アベルと魔術師&人形使いのお話がいいよ!
これこそ、短編で◎
特に後者の二人が相対して絡むのもそうそうお目にかかれないし、それぞれに飄々としているからね…軽く"お遊び"な感覚がいけすかないけど(苦笑)
オルデンが好きな人には堪らない話じゃないかな。
アベルとカテリーナ…長い付き合いである二人のやりとりというか、カテリーナの人間味がよく出ているお話でもあると思う。
上司というよりは、やはり一人の女性としての一面が出るアベルとの絡みは結構好きだな。
例え、その想いが成就されないとしても、精神的な支えとしての想い人…切ない。
ユーグの話はやっと決着がついた。
いくら自分から遠ざけようとも、"仲間"は見捨てずに助けに来てくれる、優しい心の持ち主の君だから。
Axはただの復讐だけではなくて人類を守っていく、時に残酷で冷徹で非人道的な手段を使っても、最後は"何か"を守る為に活動する組織。
正義とはまたちょっと違うと思うけど、徐々に色濃く表現されてきているように感じる。
Posted by ブクログ
ユーグの方は落着?教授がマスターとはね、初見はびびりましたよ。そして挿し絵、やばいかも!?って思いましたよーもう。教授がおいしい巻ですね♪
それにしてもこの巻のケンプファー氏のかわいさといったら!二人のやり取りをもっと見たい~
Posted by ブクログ
借本。
「神学大全」を買ってしまったので。
ROM6巻、RAM4巻迄読んだ際、「トリブラはもう読まない」と決めたのにね。
嫌っておきながら、月日が経っても内容は覚えてて、ハマッてる自分に失笑。
この巻が一番面白いような気がする。。。