王谷晶のレビュー一覧

  • 父の回数

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    全部大事にしたくなる話で、きっと再読したくなると思った。リワインドが1番好きだったが、他もかなり読み応えがありつつ読みやすかった。

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    2025年10月30日
  • カラダは私の何なんだ?

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    女性のカラダを持つ者として、共感できるところとできないところがあった。
    それでも、著者のカラダや世の中に対する思いに触れ、私も今後セクハラやパワハラに遭った際には、断固として怒りと拒否の感情をしっかりと表明しようと心に誓った。
    それが次の世代の子たちの生きやすさに繋がると信じて。
    (まあもちろん、そんな目に遭わないのが一番ですが…。)

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    2025年10月28日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    子供の頃に描いていた"大人"と今の自分は遠いなとふと思う。だからこそこのタイトルが刺さるのです。来たる老いや孤独は避けれぬ道。変化を受け入れ、今を楽しむ!健康第一!
    大人になるなれないは一旦置いておこう笑
    そもそも大人って何だろう?

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    2025年10月23日
  • ババヤガの夜

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    映画ジョンウィックで主人公がババヤガって言っていて、あとアクション小説を読んだことがなかったので興味本位で読んだ。

    個人的には次々と展開が広がり始めて線と線が繋がる感覚を覚えた。

    会話がいいなと、特に依子と障子の会話とか柳の会話や宇多川のシーンが印象に残った。

    キャラクターで好きなのは柳と宇多川で、宇多川は頭がぶっ飛んでいるし、柳はホワホワしているがなんか正直な所になるときもあった。

    主人公の依子がお腹空いた時の文の表現、言葉遣いが好きになった。 

    不満は、名前を見忘れなのか、フリガナが、ない人がおり、なんて読めばいいんだ? と、少し戸惑ってしまった所と、どいつが話しているんだと、一瞬わからなくなる時があるぐらいです。個人的は。

    この小説は、どの人物も執念がすごいなと思い知らされる。そんなことものを感じました。

    深田秋生さんの解説や王谷晶さんのあとがきなど見ていて、こんなに細分化し、語れる力がこんなにあるんだなと思いました。

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    2026年10月11日
  • 父の回数

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    とても読みやすい文章でさっと読めました。
    ここでの評価が低いのはなんでだろう??
    最初の話はふわっとした終わり方でよくわからなかったけど、他の話は面白かった。たぶん短編が面白い方なのかなと思った!他の本も読んでみたい。

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    2025年09月30日
  • 他人屋のゆうれい

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    ネタバレ

    この前に読んだダガー賞受賞の「ババヤガの夜」が、冒頭のバイオレンス満載のハードボイルドタッチから全く別の印象となる後半の逃亡とシスターフッドの物語に就職氷河期世代でさらに性的マイノリティである作者自身が色濃く投影されていた。
    この作品は、この後半部分でのあった「今の社会で不安定なひとの現実を不安定なまま、一念発起して自己改革するようなことはなく、ふらふらとしたままなんとか生きていくという」今この社会にもある現実をそのまま描いている。
    作者のインタビューにあるように「現代版長屋噺」と語っているように昭和レトロなマンションを舞台に展開する幽霊譚のドタバタ劇でもあるだが、急死した幽霊と交流していた伯父さんの痕跡をたどる主人公を通して社会で人と関わり合うことの理想に迫ろうとしたようだ。
    なぜ伯父さんは自らも幽霊と称していたのか?なぜ他人屋として評判のいい伯父さんなのに一族からは悪評しか聞こえてこなかったのか?婚活連敗続きでも“立派”な兄と主人公…
    どんな属性であっても“普通”に生きることとその難しさを改めて考えさせられた。

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    2025年09月27日
  • 父の回数

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    家族だけでこんな色んな物語が広がるなんて。
    面白いです

    順列つけたくないくらいよかったですが
    特にあのコを知ってる?とリワインドが
    よかったです。

    読んでみないと、この良さは言葉で伝えきれないかもしれないです。

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    2025年09月17日
  • 父の回数

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    一つ一つが面白い。
    作品に出てくる家庭が、リアルで、こんなにも種類あるんだなあ、と。
    全体的にすごかった。
    ババヤガ、読んでみたいなぁ。

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    2025年09月14日
  • 君の六月は凍る

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    表題作は分からなかったがジェンダーの話。
    お東京様、なかなか厳しい人生ですね。自叙伝的小説と勝手に解釈。

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    2025年09月05日
  • 君の六月は凍る

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    君の六月は凍る
    よかった。いろいろな意見がありそうだけれど、私的にはBは女性。あとは男性かな?と思って読んでいた。
    つらくて、30年封印していた気持ちや風景がニュースをきっかけに溢れてくる。人間って、辛くて耐えられない思いをちゃんと封印できてしまうんだよね…
    鶏がかわいそうだったな。鶏を可愛がっていた君も。

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    2025年09月03日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    女と女だからこその気安さやわかりあえる事柄もあれば、どうしても憎みあうこともある。性別関係無しにただ愛しかったり、その逆だったりもまた当然、色とりどりの関係が生じ得る。そのバラエティ豊かな女たちの物語を、これまたバラエティ豊かな筆触で生き生きと描いた短編をぎゅうぎゅうに楽しめる短編集です。
    ときにあけすけにエロティックに、ときに純粋な思慕を潜ませて、ときにただくだらなくギャグを貫く、豊かな物語の粒のひとつひとつが瑞々しくて堪らなく楽しめました。
    「ババヤガの夜」とは全く違う作品群ですが、だからこそまたフレッシュに楽しめました。面白かったです。

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    2025年09月01日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    なかなかに過激な話も多かったが、印象に残ったのは、人魚になった友達の話(北関東なまりが可笑しい)、東京に来たばかりの黒人女性カメラマンと韓国女性の話、ラストのタイム アフター タイムもよかった。何が孤独なのか、ナニが友情なのか、根本から考え直す中年もいいよね。

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    2025年08月30日
  • 他人屋のゆうれい

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    受賞作はなかなか手に入らないので、こちらを。
    赤旗掲載ということで、少し斜めから読み始めたけれど、遅読の自分にしては、サクサクと読み終えた。
    複雑な人間関係もなく、シンプルだけれど、ときに考えさせられる一文もあって、おもしろかった。世相をうまく表している感じ。

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    2025年08月27日
  • 父の回数

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    『あのコを知ってる?』と『◀︎◀︎(リワインド)』が好き。
    低温でドラマチックさはないがそれが心地良い文体。
    「遊んでても静かなもんだな、最近の子は」のセリフがなんだか印象に残った。

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    2025年08月17日
  • 他人屋のゆうれい

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    題名を見てホラーっぽいコメディかなと何の気無しに読みました。
    読み終わって作者の紹介のところに、少し前に賞を取った「ババガヤの夜」と書いてあってびっくり、テレビで見たあの作家さんなんですね。

    成り行きで亡くなった親戚の部屋に住む事になると、そこには幽霊がやってきて…
    ほとんど交流のなかった親戚のおじさんの人柄が実は、周りから聞かされていたような人物ではなく、その部屋には通ってくる幽霊も…謎はありつつ、交流が続いていく。
    印象に残ったフレーズは、自分の事を行きた幽霊だと 生きているけど生きてない 死んでないけど死んでいると話していた先住人のおじさん。
    趣味も無く親しい友人もおらず、淡々と過ごす毎日を、行きた幽霊とでも言うのだろうか…
    テンポよく一気に読めました。

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    2025年08月13日
  • 君の六月は凍る

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    「君の六月は凍った。わたしがそれを知ったのは七月の初めで、真夏みたいに暑い日でした。」この文に惹かれて購入。ずっとじめっとした文体で、読み応えがありました。

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    2025年08月04日
  • 父の回数

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    思っていない方向に話が進んでいくのが新鮮で、読んでいて気持ちが動かされた。
    周りの景色や目に入ってくるものの描写も秀逸!

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    2025年08月02日
  • 父の回数

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    初・大谷晶
    2025年のダガー賞の翻訳部門受賞の『ババヤガの夜』で有名になりましたが、それで興味を持ったわけでは無く、この本についての好意的な書評を目にしたのがきっかけです。むしろミステリーには手を出さない事にしている私は、受賞を聞いて大谷晶=ミステリー作家と勘違いして、ちょっと躊躇したのです。
    しかし、なかなか良かった。
    5つの短編。どれも意外な終わり方です。最終盤で少し方向が変わって、かつ完全に決着をつけるのではなく少し曖昧な終わり方。オッそう来ましたかという感じ。個性的で嫌じゃない。
    特に「リワインド」。タイムリープを繰り返すケン・グリムウッドの『リプレイ』や北村薫『ターン』の様な”ループもの”のSF的設定ですが、最後に主人公を同時大量発生させて。。。。どう決着をつけるのかと思ったら、その件は放っていきなり未来に戻っちゃった。でも、その放り出しっぷりがなかなか清々しく、突っ込むよりも面白がってしまいました。
    もう一冊、どうしようかな。

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    2025年07月25日
  • 他人屋のゆうれい

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    ネタバレ

    伯父の住んでいた家に住むことになった大夢。そこでびっくりするようなことに出会う。そこにいた幽霊は一体何者なのか。全く人との関わりに興味のなかった主人公が周囲の人との触れ合いを通して、少しずつ考え方を変えていく。最後は心が救われてねと祈ってしまう。

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    2025年02月26日
  • 君の六月は凍る

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    ずっと心の奥底に眠っていた感情を
    激しく揺さぶられてしまった。
    初めて誰かを好きになったときの
    戸惑い、痛み、もどかしさ、哀しみ。
    自分で自分の感情を持てあまし
    いつも、何にでもいらだったりして。
    本を閉じてからも
    しばらくひりひりと胸が痛かった。
    そして、もう二度と
    あの頃には戻れないことを思い知る。

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    2023年09月24日