王谷晶のレビュー一覧

  • 完璧じゃない、あたしたち

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    女性の身の回りにじんわりと纏わりつくしんどさを淡々と、端的に表していて馴染みやすい。具体的な店名や曲名、駅名が出てきてより身近に感じることができた。単なる『百合』の言葉に収まらない日常たち。ひとの人生なので。

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    2021年09月19日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    23編の環境も立場も違う「あたしたち」の関係性の物語。百合要素が強めだかそうではない問題を提議する関係も。恋の始まりや終わり、友情やふとすれ違っただけの交流まで徹底して女と女で構成されていて正に帯の「女の人生を変えるのは男だなんて、誰が決めたのさ?」をにやにやしながら叩きつけるのが爽快。23編もあるからなんだこりゃ?な話もあるけどその分刺さる話は直球でやって来る。「しすか·シグナル·シルエット」「だからその速度は」「あなたのこと考えると無駄になる」「ヤリマン名人伝」辺りが好み。「ときめきと私の肺を」や「東京の二十三時にアンナは」の辛い時に静かに横にいる、というのも染みる。

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    2021年06月19日
  • 探偵小説には向かない探偵

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    ネタバレ

    タイトルにある「探偵小説には向かない探偵」というのがまず気になる。素直に読めば、「探偵小説には向かない」探偵を主人公とした「探偵小説」というのだから、これはもう相当に挑戦的である。本書の説明には、登場する探偵はヘタレとある。だが、ヘタレは探偵小説に向いていないのか、定かではない。一般的には、探偵小説に登場する探偵は、少し変わり者で、何かに偏執的なこだわりを持っていて、鋭い観察眼あるいは深い洞察力(推理力)を備えている。本作に登場するヘタレ探偵は、いずれもほどほどにしか備えていない。別の作品では、資産家の出自で金にものを言わせて事件を解決する探偵もいたが、ヘタレ探偵は有名な探偵の末裔でありながら

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    2021年03月29日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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     短編というよりショートショート。
     そしていきなりクライマックス。
     長編小説にしろ何にしろ、いろいろなものを積み上げてクライマックスに持ち上げるという印象があるのだが、この作品のようにクライマックスをいきなり見せてくるような作品でも面白く読めるのかと驚いた。
     私はあまり短編が好きではないのだが、これは面白かった。むしろもったいない。ここにのっている作品たちをもっと長く読みたいという気持ちになった。

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    2018年12月13日
  • ババヤガの夜

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    ここ数年「この関係に名前なんてない、付けさせない」みたいな創作が増えてるけど正直あんまり好きじゃない。ラベリングを拒否する強い女✨みたいなのも結局「名前のない関係」という希少性に酔ってるようにしか見えないし、むしろどんどんラベルを貼って「あなたは普遍的な人間です、おかしくないよ」って言える社会のほうが健全だと思うけどな。このブームいつまで続くのかな…
    まあそれを差し引いても特に目新しいことは無く、つまらなくはないけど夢中にもなれない本だった。暴力描写が評判だったのでバトロワぐらいのバイオレンスを期待しちゃったのもある、思ったよりシーン自体が少なかった。サクッと読めるのは美点。

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    2026年01月12日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    大人ってなんだろう。どういう状態をさすんだろう。気づいたら年だけとっていて、年齢の割に自分って大人になれてないような気がする…。と私は思うし、周りにも同じような事を言っている人は多い。
    40歳だけど大人になりたい。という内容で、一冊書けてしまうんだからすごい。目次には〇〇と大人、というテーマが並んでおり、テーマごとに書かれているので読みやすい。わかる〜、と思うところもあり、面白かった。

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    2026年01月11日
  • ババヤガの夜

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    話題になっていたので読んでみた。

    2人の女性の話。バイオレンス表現が多いが元々ヤクザものやグロ作品を好む人は平気だと思う。女性が男性社会で物のように扱われていることの方がよっぽど不愉快で気持ち悪かった。どんな容姿でも力があっても立場であっても「女」というだけで弱い立場になってしまう。フェミニストやフェミニズムなどの観点からこの作品が評価されている理由がよく理解できた。

    時系列が途中で混同しているようになっているのが良かった。あ、そういうことかと。

    女性達のなかで少しずつ出来ていく信頼関係、若い頃から老年までのふたりが最後まで愛しくなるような作品だった。

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    2026年01月11日
  • ババヤガの夜

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    オーディブルで視聴。
    バイオレンス表現は苦手だったが、バイオレンスだけで終わらず、ミステリー要素がある部分は良かった。

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    2026年01月10日
  • ババヤガの夜

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    タフな女と護られる女のハードボイルドサスペンス。
    暴力性を常に孕んだ無慈悲なヤクザ組織の空気感が良い。

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    2026年01月09日
  • ババヤガの夜

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    バイオレンスアクションと呼ばれているが、まさに。
    暴力的ででもその中にミステリー的なトリックもあってあっという間に読める。
    読み始めはよくあるヤクザものかと思ったが、最後の展開に驚き。
    最後までよく出来た作品。

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    2026年01月09日
  • カラダは私の何なんだ?

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    すごいおもしろい女友達と話してるみたいな気持ちになれます!
    私はまぁいいか?と流せるくらいの少しの違和感を、おい!まてよ!!と言ってくれます
    私よりも私のためにとんでもない奴らを呪ってくれます!

    私たちって毎日生きてるだけでえらい!

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    2026年01月07日
  • ババヤガの夜

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    コミック風。
    軽く読める分、人物の深みが足りない感じ。
    海外の賞を受賞したことで食指をのばしたが、それほどの作品かなと思った。

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    2026年01月06日
  • 父の回数

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    家族にまつわるエトセトラ、な、短編集
    「他人屋のゆうれい」のスピンアウト的なお話が一番初めに載ってて、うふふとなりました。
    「他人屋のゆうれい」ほど、主人公にイライラさせられることもなく、するっと読めた。

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    2026年01月04日
  • ババヤガの夜

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    表紙も中身も興味はなかったのだけれど話題になったので手に取った。
    私にはあまりささらなかった。
    結局そういう世界の話なんだなーという所を超えなかった。

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    2026年01月04日
  • ババヤガの夜

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    ちょっと筋に合わせて無理やり人物を動かし過ぎてる感じがするのと文章もあまり上手い感じはしないわりには登場人物にそれなりに魅力が感じられて終盤の手前までは面白かったが、読み終えた感想としては結局そういう系かぁという感じ。

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    2026年01月03日
  • 他人屋のゆうれい

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    なんか、やる気のなさそうなタイトルだなぁと思いながらも王谷晶さんの本なので読んでみることに。作者曰く「現代版長屋話」だそうで、そう考えるとゆるめのタイトルにも納得がいく。

    現代版長屋話は、決して世話好きとは言えない主人公が、亡くなった叔父の店舗兼住居に引っ越す事でトラブルに巻き込まれていく話。叔父は親戚中から評判が悪い男だった、、、

    解き明かされる叔父の人柄と、主人公大夢の人間的成長。

    中心となる幽霊話は一応落着するのだが、叔父とゆうれいとの邂逅など語られていない部分も多い。大夢の成長もまだまだこれからだ。登場人物もみな個性的で、もしシリーズ化されれば面白くなりそうなのだけれど、本作だけ

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    2025年12月27日
  • 他人屋のゆうれい

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    ファンタジー系の話しかと思ったら、まるで違った。みんないろんな思い、事情があって、もがきながら生きている。力をくれるというわけでもほのぼのほっこりというわけでもないけれど、じんわりと染みてくる話であった

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    2025年12月23日
  • 父の回数

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    全編それなりに退屈する事無く読めました
    どの作品も味わい深く考えさせられました
    表題である「父の回数」に書かれている現代の若者の性的嗜好は窮屈になった人間関係のため、人との関わりを好まない人が増えている結果なのかな?と思いました
    経済環境の将来の見通しも無い中、こんな社会では少子化も当たり前なのでは?と考えさせられました
    政治家がそんな視点を持ってくれると世の中は良くなりませんでしょうか?(^^)v

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    2025年12月17日
  • 他人屋のゆうれい

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    ババガヤで王谷さんの作品を読み初めましたが、比較するとハードボイルド路線から外れていましたが面白かったです
    「人権」についての下りなど時折人の本質に問いかける部分も考えさせられるものが有りました
    鉄製の扉に「殺」と刻むのは相当な騒音がするので無理と思います
    幽霊の正体は展開としては面白かったですが最後に少しハッピーにしてあげて欲しかったと思いました

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    2025年12月09日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    返却の都合で途中までしか読めなかったけど

    自分もこのままだと40になっても大人になりたいって言ってそうだなあ

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    2025年11月19日