王谷晶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレはじめて読む作家さん。
幽霊さんの描写があまりにも「幽霊」なので、登場してからは夜は読めず(怖いの苦手)
でもおもしろくて、想像してしまって怖くなる自分が歯がゆかった。読み進めたくて。
中盤以降は重くもなり、でも、「生きている」「死んでいる」もひとつじゃなく、人の面もひとつじゃない、なんてことを思ったり。
ラスト、大夢が急激にすばらしい人に変わる、ということのない「落としどころ」、よかったです。
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わたしだったらどうするだろう。
おせっかいなので、世話を焼きすぎてイヤがられてしまうかも。
いや、でも地面を引きずってきた洋服で室内に入られることと洗えない髪の毛を受け入れられるかしら。。
そ -
Posted by ブクログ
コールセンターで働く、派遣社員の南大夢。
マンションで急に他界した、伯父の春夫の部屋の
片付けを押し付けられる。伯父の部屋には日記が
あり、読んでみると、幽霊に焼き菓子、などと、
驚くことが記されていた。
主人公は、他人とあまり関わりたくない、少し身勝手な、よくいる青年。でも、悪い青年でもない(幽霊の世話をするぐらいだから)
前半は結構ぐいぐい読めたのに、後半は少し無理な展開で失速‥なぜだろう‥
ネタバレになるが、幽霊は出てこない。
幽霊ではなく、ちゃんと生きている人だったのだが、いっそ、伯父の春夫さんが幽霊で、大夢と一緒に『他人屋』(なんでも屋)をするとかの話だったら
もっと面白くなったので -
Posted by ブクログ
ネタバレ伯父の春夫が病死し、後片付けを押しつけられた派遣社員の大夢(ヒロム)は、大家に言いくるめられて格安でその部屋を借りることになる。伯父はそこで「他人屋」という便利屋を営んでおり、大夢は他人屋を訪ねてきた隣人たちを手伝う羽目になる。
……まで読んで、大夢が他人屋を継いで人生の立て直しを図るハートウォーミングな話かと思ったら、大夢はもっとささくれていた。
「幽霊」の正体は? という話でもあるが、ミステリではない。目立って大きな変化があるわけではないけれど、人はひとりで生きているわけではないと自覚して生きるのも悪くないよと思わせてくれる。(回りくどい表現だな……) -
Posted by ブクログ
独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
これも結局、男性版は成り立たないんだろうなと思いました(あまりに惨めで需要がないから)。
自分もそう思っていたので、自分が思っている大人の要件(であり、なおかつ人生で一番したかったこと)は何だろうと思い返してみると、結婚して子育てをすることでした。
それは、どうやら自分はヘテロではないかなと思い始めても、どうにも拭えない思いでした。
それが自分にとっては大人の要件なので、もう一生大人になれないんだなという苦しみを一生抱いて生きていくのかもしれません。
人と関わると比較してしまい苦しいので、あまり関わらず、ひっそりと生きていこうと思いました。 -
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