王谷晶のレビュー一覧

  • ババヤガの夜

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    この作品は3通りの読み方ができると思います。
    ひとつは「女性が主人公のバイオレンスアクションやノワール」。もうひとつは「性別を超越したところにあるシスターフッド小説」。これは私の語彙力が不足していただけで、調べたら「クィア・シスターフッド」と呼ぶらしいです。
    私は本作をダガー賞の件以降に知ったのですが、多分出版された当初はさほど話題にならなかったはず。恐らくほぼ前者のみの文脈の中で消費されたのだろうと想像します。

    それが時を経て、3つ目にして作者の本来意図したであろう読み方、「バイオレンスの皮を被ったクィア・シスターフッド」という本質が理解され、ダガー賞はじめ海外で評価された上で国内での再評

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    2026年09月04日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    バイオレンス、ミステリー。
    ヤクザのお嬢様とその用心棒になる怪物女。
    並行で何かから逃げている老夫婦。 が並行で話が進んでいく。

    ミステリーとしては2人が同じだというどんでんがえし。逃げてずっと追われてる。
    最後は土砂崩れから相手は全滅?2人はなんとか逃げて2人でまた過ごす。

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    2026年08月27日
  • ババヤガの夜

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    タガー賞を受賞したとのことで、かなり期待して読み始めた。なので正直、ん?って感じ。
    普通に面白くはあるのだけど…期待し過ぎた。

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    2026年08月24日
  • ババヤガの夜

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    作者女性だったのが意外
    バイオレンス小説+ミスリードで面白いし、分量も多くないので読みやすかった
    芳子めっちゃ強いやん。からの種明かしは鳥肌
    組長が魅力0のクソ人間すぎてどうやってのし上がったのか謎、普通に謀反されて死ぬやろ
    依子は暴力狂いで争いを望んでいるのに宇多川にもうやめようと言っているのはナゼ?
    最後は尚子死んだのかな?
    ババヤガ=スラヴ民話の恐ろしい魔女らしい

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    2026年08月19日
  • ババヤガの夜

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    話題になっていたので手に取ってみた。
    バイオレンスアクションなのかなぁとちょっと尻込みしていた感はあったけど、そんなことは気にならず
    読み始めたらもう一気読みなくらい引き込まれた。
    余計なものはなく一気に突き進むような感覚。
    それなのに驚きの展開も待っていて、構成が素晴らしいなと。
    依子と尚子の、なんとも言えない絆に自然と涙。

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    2026年08月17日
  • ババヤガの夜

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    自分には少し露悪的で過激すぎたが、それでも爽快感はあり、面白かった。
    柳がカッコ良すぎるし、正もめちゃくちゃタイプだった。
    依子はこんなに強くてカッコいいのに『ヒロイン』だったと感じるのが不思議だ。
    いい意味で表紙で受けた印象を裏切られた。
    最後が少し切ない。

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    2026年08月17日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    特に「しずか・シグナル・シルエット」「ときめきと私の肺を」「カナちゃんは足が無い」「東京の二十三時にアンナは」「タイム・アフター・タイム」あたりが好き。文体や話のいい意味での雑っぽさというか、ざっくばらんさがよかったです。
    なんだろう。終わってる会話とか終わってる人の感じがけっこう好きなんだよね。「風と共に去りぬ」とか、「Ave Mujica」とかでも感じる感覚なんだけど、この新ジャンルに名前をつけたい。

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    2026年08月22日
  • ババヤガの夜

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    日本人初のダガー賞(権威ある英国のミステリー賞)受賞作ということで、注目をしていたところ、大学時代の友人から「お前はこの本絶対好きだよ」と薦められて、手に取りました。

    暴力団の一人娘のボディーガードを無理矢理やらされるはめになった依子。祖父から叩き込まれた喧嘩の技術で、男の組員たちを凌駕する腕っぷしの強さを誇ります。ある事件をきっかけに二人は逃亡することに。

    過激な暴力シーンはあるものの、物語全体のテイストはさわやかです。そして、最大の見せ場はミスリード。思い返せば、少し不自然さを感じるところもありましたが、すっかり騙されました。

    話の面白さとしては⭐︎4つだけど、明らかに書き込みが足り

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    2026年07月27日
  • 父の回数

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    雑多な短編集。バラエティに富んでて読み応えあった。表題作の父の回数は星5を与えたい。読後になんとも言えない感情になる内容だったわ、、

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    2026年07月08日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    女同士のいろんな形のお話。イエローチェリーブロッサムが印象に残りました。そんな世界があったらいいような。悪いような。いいような。

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    2026年06月17日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    世間的に大人と言われるような年齢になっても自分と同じように大人になれないと思っているのかと安心する反面、やや文章のアクが強くのめり込めず。

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    2026年06月08日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    生々しいのにサラリとしていて読みやすくて面白い。
    どストレート過ぎてオブラート破けてるどころかオブラート存在してないなって思う話がちょいちょい出てきて笑った。
    でも、その合間にキュンとなったり切なくなったりヨシ!って前向きな気持ちになったり。
    いい短編集だな。

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    2026年05月28日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    年はとった。しかし、なんか違う気がする。身体の衰え、お金の不安、変えられない生活習慣…。理想と現実のギャップに戸惑う中年世代へ贈る、痛快オトナ考。『ウェブ平凡』連載に書き下ろしを加えて書籍化。

    そうねぇ…。って、現在に至る。

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    2026年05月06日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    共感しながら読む。
    若かりし頃の理由のない自信みたいなもの、それが歳を重ねるごとになくなっていってしまったのだけれど、何でも出来てコミュ力ある、みたいなあの自信は思い込みだったのだろうなぁ、私も。心も体も若い頃のままではいかないけど、今の自分を受け入れて、無理せず生きていきたいな。

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    2026年04月21日
  • 探偵小説には向かない探偵

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    タイトル通り、探偵というには特徴のあまりない探偵の話。ラノベらしく絶世のイケメンキャラも出てくるが、文体は硬めで読みやすかった。
    途中までの展開もなかなか面白かった。
    が、事件の解決が肩透かしだった。能力系は不要だったかも。

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    2026年04月13日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    作者と自分をそこまで重ねられなかった
    でも、自分がカバーできる人間関係を超えたら酒が必要になるとか、周りに優しい人がこんなに多いのに孤独を感じるのは優しさを受け取れてないとか、酒を飲まなくてよくなったら大人なのかな、とかは分かるってなった

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    2026年04月12日
  • 君の六月は凍る

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    少年の初恋と美を失ったオタク女子の物語
    もはやジェンダーレスの世界と思っているけれど、日常での認知度はまだまだ低い

    魅力のある子は自分の“好意”に忠実に従い、興味のあることや人にグイグイいく描写に納得

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    2026年04月06日
  • 父の回数

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    オーディブルで聴きました。
    ババガヤの夜の作者の作品だけど、乱闘などは特に起こらず。割と聞く普通のシチュエーションでの、心の機微の表現が秀一。

    感受性が高く繊細な心の機微をアウトプットできる能力が素晴らしい。胸に溜め込んてモヤモヤしている状態が言語化されて、そうそうそんな感じ⋯と納得させられること多数。

    ユーチューバーの話を始め、他人に期待することがいかに自分勝手なことかと思い知らされる。三つ子の魂じゃないけどやはり人は変わらない、というか、予想を超えて悪く動くものだと肝に銘じよう。

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    2026年04月02日
  • 父の回数

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    オーディブルで。ちょっと変わった形の家族を描いた短編五篇。

    「おねえちゃんの儀」レズビアンカップルの日常。
    「あのコを知ってる?」彼女(40歳)が失踪?主人公(30歳)のもとに、その息子を名乗る男(20歳)がやってくる。この息子の造形が切なかった。
    「リワインド」偶然知った昔のアルバイト仲間の死。それを救うため、何度もタイムリープする。
    「父の回数」幼いころ別れた父。その理由を知る高校生。高校生の、何もしたくない、植物のような精神と、父の幼児性。回数って、YOUTUBEの再生回数のことだった。
    「かたす・ほかす・ふてる」孤独死した父の部屋の片づけを、初めて会った腹違いの弟とする。父は何を考え

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    2026年04月01日
  • 他人屋のゆうれい

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    初読み作家さん
    急死した叔父の部屋には“幽霊”が付いていた
    ホラー系?ファンタジー系と思っていたが違った
    他人からの情報しか分かり知り得ない春夫おじさんの人生がとても気になった
    派遣社員で何も取り柄がなく趣味や将来の夢もない希望のない人生と嘆いてる主人公だが
    いや、決してそんなことはない!行動力決断力あり
    素晴らしいよ

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    2026年02月22日