王谷晶のレビュー一覧

  • 完璧じゃない、あたしたち

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    大好き!どれも面白かった。こんなに多様なシスターフッド。性愛も含めて。
    どの話も好きだけど、頭山みたいにお腹の町ができるお話と、毛がふさふさになるお話が特に好き。あとは、イマジナリーフレンドのお話も。人魚になるのもいいな。あれ?人外ものばかり…?
    性愛もけっこうあけすけに語られるので人に勧め辛いのが難点か。

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    2026年05月30日
  • カラダは私の何なんだ?

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    ババヤガの夜が想像以上に面白かったのでその勢いでこちらも読んでみた。
    やっぱり面白かった。
    ところどころは声出して笑った。

    王谷氏と同じくシスジェンダーの不健康で健康な中年の1人として、いろいろ頷きすぎ。
    生きてるだけでレジスタンス。いい言葉だと思う。
    何かと煩わしいことの多い世界だけど、とりあえずこの肉体を乗りこなして死ぬまで生きていこうと思った。

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    2026年05月26日
  • カラダは私の何なんだ?

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    言いたいこと言ってくれてる感じが良かった。
    体育祭サボって『覚悟のススメ』読んでたとこに吹いた。
    アンチ、ネイルアートの人たちへの返しが爽快だった。

    あとがきにあったけど、社会に火炎瓶を投げてくれたエッセイだと思う。

    途中にあった『フライド・グリーン・トマト』を近々観てみたい。

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    2026年05月19日
  • 父の回数

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    2026年5月18日。短編集。家族とは!?というほど正面切っての問いかけではなく、こういうこともある、という感じか。

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    2026年05月18日
  • カラダは私の何なんだ?

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    読み始めは面白いな〜と思って軽く読んでいたけど、読み進めるうちにこれただ面白いんじゃなくて、普段思ってた女性としての生きづらさをすごくポップに表明してくれてる…!となって一気読み。
    怒についての章は特に好き。怒っていいって確かに知らなかった。この本が中高生の女の子にも届けばいいと思う。

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    2026年05月10日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    個人的に名著だと思う
    かなりパンチ効いた作者さんだと思うけど、とにかく文章が面白くて何回も読み返してしまう
    「大人になる」って言葉では簡単だけど、本質はかなり難しいんだなとこの本を読んで、感じた
    どの年代でもその年代特有の問題が付きまとうと思うので、一度きりの人生を自分が思うように生きて良いかなと思える良い作品でした!

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    2026年04月29日
  • カラダは私の何なんだ?

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    最高。特に「顔」シリーズがお気に入り。
    めちゃくちゃ勇気をもらった。
    泣いた。
    王谷さんがありのまま表現し続けてくれることがこんなにも私に力を与えてくれるんだから、やっぱり誰もがありのままで抑圧されることなく力を発揮できる世の中がいい。

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    2026年03月18日
  • カラダは私の何なんだ?

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    文章がリズム良く勢いもあるけど、どこか許してくれているような絶妙な距離感が好き。
    かなり恵まれた環境(この表現もおかしいが)とルッキズムに浸りきって生きていたのですんごく共感というわけではないが、色々な問題(野郎)が爽快にぶった斬られていく様は心地よかった。
    まじで、いい世界になってほしい。
    もう少し他人に無関心な世界に。

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    2026年03月13日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    めっちゃ共感
    人間の陰の部分が見えると安心する
    大人に落ち着いた雰囲気のある文章に王谷さんの人柄が出ているんだと思う
    さくさく読めた
    また読み返したい

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    2026年03月11日
  • 他人屋のゆうれい

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    あのババヤガの王谷さんの作品。バイオレンス要素はナシ。ほのぼのしてコミカルな世界観で好きな感じ。幽霊が次々来るとかかなぁと思ったら、全く想像外でした。

    シェアハウス「ラッキースマイル」404号室に暮らす大夢。冷蔵庫に名前書いておいても食べられてしまうし、ドタバタ喧嘩なども日常茶飯事なので引越したいが、先立つものがないところに、急死したおじさんの家の片付けが舞い込んだ。行ってみると「他人屋」と書いてある。便利屋さんのことらしい。月5万と聞いて、引越すことにした。しかしこの部屋には幽霊が出るのだ。幽霊には足もあるし、お腹も空かせて、しっかり食べる。トイレも使うようで、トイレットペーパーが消える。まるでただの不法侵入者のようだ。

    伯父はいなくなったが、仕事の依頼は舞い込む。手許不如意にて雑用を大夢は引き受けてしまう。あまりに仕事が舞い込むので、看板を剥がそうとしたら、管理人に阻まれる。

    大夢は幽霊の正体を探ってみることにした。

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    2026年02月27日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    いろーんなシチュエーションが楽しめる。
    1話も短くて朝に1話だけさくっと読んでから出勤出来てたのが良かった。
    愛にはいろんな形がある…となってほっこり。

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    2026年02月21日
  • 父の回数

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    ネタバレ

    人が自分の思ったように高評価していない、自分のYouTubeの再生回数伸ばすためや、子供のことなんか何も思ってない、後悔もしていない、殺人事件から守るために何度も過去に戻ったのに着拒されたり、とか、思った通りに評価されるわけではないんだぞと言う話。相手に手が届かないから、私が泣いていることを相手は知らない。それを受け入れて今日も生きていく 90

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    2026年02月20日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    パパヤガがよかったから、何冊か王谷晶の本読んだけど。
    これは、めちゃくちゃよかった。短編だけど、どれも素敵で心にささる。北口の女とタイム アフタータイムが中でもよかった。

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    2026年02月07日
  • 君の六月は凍る

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    ・君の六月は凍る
    名前も性別も記述はなくて、かろうじて年齢が小学校高学年か中学1年生くらいかな、と思う程度しか登場人物の情報がないので、自分は登場人物全員男の子設定で読ませていだだきました。
    これ全員女の子設定とか、「君」が男で「わたし」が女の子とか「わたし」側が二人とも女の子で「君」側が男の子、とか設定によってニュアンスが微妙に異なるんだろうな、と思うとその設定で何回も読み直してみたくなる。
    ただ、とても切ないというか痛みのあるお話なので、何度も読み返すのは難しいんだけれども。

    幼い「私」が「君」感じた罪の意識は記憶の表層からは消えてしまったけれど、深い深い消えない傷として刻まれていたからこそ、今更思い出したのだし、「君」への償いが永遠に出来なくなってしまった今、一生その傷は塞がることはなくなってしまったんだなと思うと、なんともしんどく切ないお話でした。
    鶏さん、可哀想だったなぁ‥

    ・ベイビー・イッツ・お東京さま
    ひび割れをひび割れとして理解することへの恐怖、すごくよく解る。常にフィルターを通してしか世の中に立ち向かえない臆病者なので、主人公の思考にこれ以上ないくらい共感しまくりというか、これ自分のことだろうかと思ってしまった(汗)
    そうそう、オタクって妄想で生きているのよね…。
    とにかくめちゃくちゃ面白かった。

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    2026年01月20日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    ──大人ってどうやってなるんだろう
    家庭を持つこと、子どもを持つこと、家を建てること。
    もちろん、それらは大変に立派である。

    しかし、大人とは、煩わしいものを削ぎ落とし、身軽になることでもありはしないだろうか。
    例えば、徹夜で仕事をしたり、夜が明けるまで痛飲したり、月給のすべてを趣味・娯楽に費やしたり、牛丼の大盛りをペロリと平らげたり。
    いまは到底、胃にも心にも重たい。
    そのような現実を後悔しながら、粛々と受け入れていくのが大人の階段なのだ。

    すべての悩めるモラトリアム中年へ。
    ぜひこの本を読んでほしい。
    きっと人生の棚卸しになると思うから。

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    2025年12月27日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    王谷晶さんのエッセイ、『カラダは私の何なんだ?』がすごくおもしろかったのでこの『40歳だけど大人になりたい』も読みたくなった
    タイトルにもある通り、王谷さんが1冊のなかでずーーーーーーっと「大人になるとはどういうことか、いったい何なのだ」を章立てて書いてくれているんだけど、私も何を隠そう大人になりたいがなれている気がしねえ…人間なので、王谷さんが綴っている大人になれていない自分に関する不甲斐なさや罪悪感のようなものに頷きまくりながら読んだ
    そのなかでも私が特に刺された部分がある。
    ”私のどこか特にうんこ野郎なのかというと、自分のことにしか興味がない部分だ。"という一文だ。もう、グッサリ刺されてすっぱり切られた。図星の痛みは鈍く鋭く、だらだらとそこから血が流れているのを感じる
    そう、私は自分自身にめちゃめちゃ興味があるのである。他人に興味がないというと一部の人は”そんな厨二病みたいなことを"と言う人もいるが、だってどう考えても他人<<<<<<自分への興味なのだ
    自分がなぜそう思うのか、なんでこれが悲しいのか怒りがあるのか、これが嫌いなのは、好きなのはなぜなのか。そういうことを知りたくて、いろんな本を読んだり映画を見たりすることがかなり、ある。もちろんそうじゃない動機もあるのだけど
    それも究極はこれを知っている自分になりたいという動機がかなり大きい気がする。マジで自分に興味がありすぎる。自己分析大好き野郎です。MBTIは危ないし信憑性もないのでやりませんが…
    大人になるって何なんだろうな~~~~。わからんよお~~~。わからないけど、でも生きている人が少しでも生きやすくなることを祈っているし、そういう社会にしていきたいし、そのためにできることを粛々とやっていきたいとは思っているよ

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    2025年12月21日
  • カラダは私の何なんだ?

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    私は30歳の会社員で男性の多い職場だ。
    上司(男)に飲み会で肩を抱かれたり、頭をたたかれたりされたこともある。胸が小さいと言われたこともある。
    すごくすごく嫌だったけど、笑って過ごしてた。場の空気を読んでた。
    でもそのときにもしこの本を読んでいたならば、「嫌です」とか「不快です」と言えたと思う。
    この本を読んで、私は怒ってよかったんだって知れた。

    私のカラダは私のものなので、誰かに脅かされると腹が立つ。
    私だけの愛するカラダで私でしか愛せない。
    そんなメッセージを感じた。
    総じてユーモアと強さとエネルギーをもらった。この本を読んで本当に良かったと思う。


    私が今後、嫌な気持にさせられたらギャングスタラッパーのような渋い表情で「はぁ?????」ってちゃんと言おうと思う。ウンコ人間どもに。


    2026/6/17
    再度読みました。
    やっぱり元気もらえるよね〜。
    現在、妊娠中のわたしに対し会社のおっさんが「太ったね」「大きくなったね」「何キロ太ったの?」。
    それに対して怒りと悲しみを感じてたので、無意識に取ってたんだと思う。
    わたしの体はわたしの体。
    愛してるわたしの体を何人も評価すべきでない‼️

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    2025年12月19日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    ネタバレ

    たくさんのレズビアンの表象、ストーリー展開、読みやすい文量。とても好きだった。読んでよかった。

    2025/11/17
    「Same sex, Different Days. 」すごくよかった…
    主人公がただレズビアンなのか、「抱かれる」がいやだから、「抱く」ことができるレズビアンになったのかわからないし考えないようにしてる、みたいなの、すごくわかった…
    身体の相性、というか、身体の役割?が合わないことで他が順風満帆でも別れてしまった2人。さびしい。2人をくっつけた固有名詞も、2人を思い出すトリガーだったのにそうでなくなってしまった

    2025/11/22
    「十本目の生娘」すき…
    金髪のお姉さんが指に触れてくれたことで初体験を終えた感覚になった。十本はただ自分のセクシュアリティじゃないからたのしめなかったんだよな。

    「だからその速度は」もすき…
    ロールプレイングしてみることで気づく相手の魅力、なかったはずの「私たちの今まで」が浮かび上がること。せっかちな主人公が、恋の速度に合わせてゆっくり歩いて終わるシーン。とってもすき…。せっかちすぎて、ゆっくりの方がいいとわかってるのにずっと早く次の展開!ってやってしまう、わたしとは大違いでとてもいい。※自己否定ではない!

    「あなたのこと考えると無駄になる」もすごいすき…恋に落ちる女の子たち、とてもいい。無駄と言えば無駄でしかないシラフでのおしゃべりから始めたいと思うこと、それができる相手であること、わたしもそれを望むなあ。これすごい好き…

    2025/11/26
    「ヤリマン名人伝」もよかった。セックスを趣味だと語れないこと、けどそれは女だからかもしれなくてそれは絶対に社会のせいだということ。みんなにセックス楽しむ権利があるよ、相手との合意の上に。

    2025/11/27
    「東京の二十三時にアンナは」すごいすき。読み終えて余韻で鳥肌立ってる。見知らぬ街も、いい出会いによって、その記憶と結びつくいい街になる。毎日完璧ないい街なんてないけど、「今夜の東京はとてもいい街」。最高だ

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    2025年11月27日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    40歳だけど大人になりきれていない、理想と現実のギャップについて書かれた作品です。
    単純に痛快なお話しばかりではなく、今まで生きてきた中で感じた、理不尽さを消化してくれる内容でもありました。私自身、王谷さんと同級生なので、余計に響くものがあったかもしれません。
    『協調性と大人』で書かれていた本来の協調性については、仕事での人間関係にも活かせる考え方だなぁと感じました。
    "生きることは仕事だ。"という言葉は、王谷さんと同様に、やる気ねえけど生きるしかねっかという気持ちにさせてくれました。

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    2025年11月15日
  • 父の回数

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    それぞれにそれぞれの良さが光っている短編集だった。王谷さんの物語には色んな味の痛みがあって好きだ。

    『こんなにぎゅっとしているのに、何かがこぼれ落ちていくような気がする。少しずつ。』思わず目が潤んでしまった。愛おしさと哀しさと絶望感に共感する。

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    2025年11月03日