王谷晶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まずタイトルがむちゃくちゃ好き。(ダブルミーニングには英タイトル読んで初めて気づくという)
そして、サクサク読めてツッコミの切れ味鋭い語り口も大好き。ずっと浸っていたくなる感じ。収録されているのも、甘いものからおぞましいもの、ガンガン行く系まで幅広く最後まで飽きなかった。
「しずか・シグナル・シルエット」のみじめな2人同士のなんともいえない関係好き。
「だからその速度は」恋の突然来る感じと、恋したせいで世界が変わる感覚が鮮やかに書かれてて好き。
「陸のない海」のお先真っ暗なくせに爽やかな感じも、「夢で見た味」の不気味さ気持ち悪さも、「シオンと話せば」のどこかさみしい雰囲気も好き! -
Posted by ブクログ
一気に読んだ。
暴力に溢れている小説を読むのは初めてだったが、ケンカの描写が細かく、手に汗握る展開であった。
途中の謎展開がありつつ、そういうことだったのか!と後半で回収していく流れはページを捲る手を止めさせない、素晴らしいストーリーだったと思う。
一方で若干ストーリーが駆け足で進行していくのもあり、ヤクザたちがなぜそこまで面子を保とうとするのかや、柳結局お前なんなんだよって感じであまり感情移入できず、ただのチンピラにしか感じないまま終わってしまった。
しかし、依子も尚子も限られた生活の中で自由を見出し、自分らしく生きるという生き様を見せてくれて、最後も心に残る終わり方で少し泣きそうになった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ英国のダガー賞(世界最高峰のミステリー・犯罪小説文学賞) 日本人初の受賞作
とうことで あまり得意分野ではないのだが 単行本になっていたので手に取った
父や母に捨てられ祖父母に育てられた 新道依子
ガタイがよく、腕っぷしの強い依子が 拉致される形で連れてこられたのは
やくざの一人娘 尚子を護衛させるためだった
ドしょっぱなから 血だらけでボコボコにされ 連れていかれる依子
そして 凄みのあるほんまもんのやくざたちの脅し
(あぁ だめだ しんどいよ~)と最初は思ったのだが・・・
これまた不思議と情景が映像のように浮かび テンポよく話が展開していく
頭の中で極道たちが脅し、いたぶり、暴れまわ