王谷晶のレビュー一覧

  • 完璧じゃない、あたしたち

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    まずタイトルがむちゃくちゃ好き。(ダブルミーニングには英タイトル読んで初めて気づくという)

    そして、サクサク読めてツッコミの切れ味鋭い語り口も大好き。ずっと浸っていたくなる感じ。収録されているのも、甘いものからおぞましいもの、ガンガン行く系まで幅広く最後まで飽きなかった。

    「しずか・シグナル・シルエット」のみじめな2人同士のなんともいえない関係好き。
    「だからその速度は」恋の突然来る感じと、恋したせいで世界が変わる感覚が鮮やかに書かれてて好き。
    「陸のない海」のお先真っ暗なくせに爽やかな感じも、「夢で見た味」の不気味さ気持ち悪さも、「シオンと話せば」のどこかさみしい雰囲気も好き!

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    2020年09月29日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    ガールミーツガール率高めの短編集。友愛から性愛まで、年齢層もいろいろ、女同士の関係性もいろいろだが、基本的に読むとスカッとする。若くて美少女同士の百合概念を煮詰めました!みたいのもいいけれども、こういう現実と地続きな感じがするお話もよいと思う。
    205pにある「殺人は、死体が出てこないかぎり立件が難しいって」というNetflixのドラマは、Orange is the new blackのことだろうか…

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    2018年03月26日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    いろんな行動をするときにふと自分の年齢を思い出して、「まてまて、30代でこんな行動していいのか?」と立ち止まることが増えたように思う。中身は全く年齢に追いついてない。周りの人はちゃんと大人になれているように見えるけど。そう思って手に取った本。実は世の中の人は思ったより大人になれてないのかもしれない。気づいたら大人と言われる年齢になってるだけかも。職場の60代のおじさんも気持ちは高校生のままって言ってたし、一生自分は大人だとは思えないのかもなー

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    2026年04月26日
  • ババヤガの夜

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    ・この作品は、王谷晶さんの小説を一度読んでみたかったため、一番有名であろうものを読んだ。
    ・言葉で暴力シーンをよく描ききっていたイメージ。ただ決して暴力を肯定しているわけではない。暴力団という閉鎖的な空間の中を懸命に生きる人間が描かれていた。
    ・守りたい人を守ることの大切さを学べるのではないかと思った。
    ・暴力に肩入れできなかった。この一点のみ。どんでん返しとか、全体のリアルさは素晴らしいが、暴力という点いただけなかった。
    ・王谷晶さんの別作品を読んでみたいと心から思った。

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    2026年04月25日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    すごく面白かった。
    私の想像力が低いせいかもしれないが、そこまでグロすぎる描写はなく、胸糞なシーンも耐えられないほどでは無いため軽めに読み進められた。
    想像してなかった話の展開になっていて、もう一度知った状態から読みたいと思った。
    尚子と新道の型にハマらない関係性がすごく魅力的で、なぜか中盤泣いた

    バーバ・ヤーガ(Баба-Яга)は、スラヴ民話に登場する「鶏の足」がついた小屋に住む恐ろしい魔女(妖婆)です。

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    2026年04月24日
  • ババヤガの夜

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    ガールズエンパワーメント。女をナメてがかかるクソな世の中にステゴロで喧嘩を挑む女たち。途中、あっ!?という展開もあり楽しめたけどちょっとラストが物悲しすぎるかな…。もっと長くこの2人のことを見ていたかった。

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    2026年04月23日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    グロいシーンがでてきますが大丈夫です。
    ヤクザのお嬢さんのボディガードを頼まれためっぽう強い女とそのお嬢さんの話です。
    バイオレンスミステリーなのか?
    という感じですが、割と読みやすくテンポよく進んでいきます。
    最後の最後でそうだったのか!
    とわかりもう一度軽く読んでしまいました。
    もっとここの背景を知りたかったとか思う点はありましたが、その足りなさぶりも魅力の作品かと思います。

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    2026年04月23日
  • ババヤガの夜

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    普段みない暴力的なヤクザ物語で面白かった。めっちゃ残酷なのかと思ったけど、途中途中の描写がグロいだけで、他は日常生活を描く部分があって、安心した。

    普段見ることのない極道の世界の生活なのでこういう世界もあるのかと興味深く読めた。
    こういう生活があるのなら自分の生活はまだしんどくないなと思えた笑

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    2026年04月19日
  • ババヤガの夜

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    ダガー賞受賞作
    私は知らなかったが海外ミステリーで権威のある賞らしい

    内容はクライムノベルなのでアウトローな描写が若干グロいが面白い
    短いのにしっかりミステリーで最後騙されました

    ラストは物議ありますが私はこれで良いと満足

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    2026年04月19日
  • ババヤガの夜

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    ヤクザの恐ろしい世界にもある隠れた日常も面白かったけど、後半に一気に物語が思いもよらない方向に加速して良い意味で裏切られた。
    逃げることのできないヤクザの世界が恐ろしかったけど、その中にある不思議な固い絆が暖かった。幸せな結末は難しい。

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    2026年04月18日
  • ババヤガの夜

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    一気に読んだ。
    暴力に溢れている小説を読むのは初めてだったが、ケンカの描写が細かく、手に汗握る展開であった。
    途中の謎展開がありつつ、そういうことだったのか!と後半で回収していく流れはページを捲る手を止めさせない、素晴らしいストーリーだったと思う。
    一方で若干ストーリーが駆け足で進行していくのもあり、ヤクザたちがなぜそこまで面子を保とうとするのかや、柳結局お前なんなんだよって感じであまり感情移入できず、ただのチンピラにしか感じないまま終わってしまった。
    しかし、依子も尚子も限られた生活の中で自由を見出し、自分らしく生きるという生き様を見せてくれて、最後も心に残る終わり方で少し泣きそうになった。

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    2026年04月18日
  • ババヤガの夜

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    audibleにて

    途中でん?んん?となってなるほど!そういうことか!と納得した。暴力、グロテスクな表現もすごい。これを女性が書いてるとは。

    audibleでもあっという間に聴き終わったので、もっと深掘りして長く楽しませて下さいと思える面白さだった。
    映像化したらめちゃくちゃ面白いだろうけど、映像になるとネタバレしちゃうもんな。これぞ小説の醍醐味か

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    2026年04月17日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    テンポがよくドラマを一気見したような読後感だった。別軸のストーリーの時間軸が違ったことも、尚子の読み方もまんまと作者にしてやられた。気持ちの良い裏切りにアドレナリンじゅわ〜である。

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    2026年04月16日
  • ババヤガの夜

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    暴力の描写が鮮明に描かれていた。
    とても読みやすく一気読みできる。
    最後の最後で全て繋がり、よくまとまっていた作品。
    登場人物が裏社会の人をリアルに感じさせ少し怖かった

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    2026年04月14日
  • ババヤガの夜

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    裏社会を舞台に、エグさとグロテスクな描写だけに頼らず、お伽話的な幻想性を巧みに織り交ぜたバイオレント・サスペンス。テンポが抜群によく、物語は休む間もなく疾走し続ける。
    映像化を妄想せずにはいられないほど情景描写が鮮明で、エンターテインメントとしての吸引力は折り紙付き。ハンナとナイトフラワーを掛け合わせたような、スタイリッシュかつ剥き出しの熱量を持つ一作だ。

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    2026年04月13日
  • ババヤガの夜

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    面白いのももちろんあってババっと読み終わってしまった。
    毎回思うんだけど、読み進めてうぇ!?はっ!!なに!?ってなる私って純粋なのかバカなのかw
    ちゃんと騙されるというか展開に驚かされるというか。いい読者なのかなw

    名前の漢字の読み仮名をふってないのもやられたーってなった。
    暴力を表す言葉がこんな沢山のを知った。
    そして流れなのかやっぱり光景がちゃんと浮かぶから暴力を書かせたら凄い人なんだろうね。王谷晶さんは。

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    2026年04月13日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    英国のダガー賞(世界最高峰のミステリー・犯罪小説文学賞) 日本人初の受賞作
    とうことで あまり得意分野ではないのだが 単行本になっていたので手に取った

    父や母に捨てられ祖父母に育てられた 新道依子
    ガタイがよく、腕っぷしの強い依子が 拉致される形で連れてこられたのは
    やくざの一人娘 尚子を護衛させるためだった

    ドしょっぱなから 血だらけでボコボコにされ 連れていかれる依子
    そして 凄みのあるほんまもんのやくざたちの脅し
    (あぁ だめだ しんどいよ~)と最初は思ったのだが・・・

    これまた不思議と情景が映像のように浮かび テンポよく話が展開していく
    頭の中で極道たちが脅し、いたぶり、暴れまわ

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    2026年04月11日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    普段エッセイを読まないが、タイトルと書いているのが王谷先生ということで手に取った。
    読み始めたら共感の嵐。
    周りが真っ当に大人になっている人間ばかりで、自分だけいつまで経っても小学生マインドで生きてる気がしてたけど、こんなふうに生きてる人たちも意外といるんだなと、どこか安心させられた。

    今日もよく働いた。と、今日もなんとか生き延びた。は同義語だよね。
    生きるためにやる全ての行為は労働。
    つまり、みんな毎日がんばって働いてるってことだって思えて、この上なく要領悪くみっともなく生きてるけど、明日もがんばろって思えた。

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    2026年03月30日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    ネタバレ

    いろんな女女のお話が味わえるお重、という感じでした!
    「ばばあ日傘」に「ババヤガの夜」みを感じました、とってもよかった……!
    いちばん好きだったのは、「あなたのこと考えると無駄になる」です。泣いた。

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    2026年03月15日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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     短編集というよりショートショート集、それも、みっちり詰まった充実の。ものによっては、そこで終わるんかい!投げっぱなしかい!そのあとどうなっちゃうのか知りたいよう!と感じるものもあったが、それもこれだけ集まれば彩りのひとつとなり、チョコレートアソートのような一冊。私は『ババヤガの夜』も大好きでしたが、あれのバイオレンス性は苦手と感じた方でもこっちはいけるんじゃないか?という気がする。問題提起はしていも、読みやすい、エンタメの人だと思う。

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    2026年03月10日