王谷晶のレビュー一覧

  • 君の六月は凍る

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    『君の六月は凍る』の方は好きなタイプの小説だった。なのでほとんど一気読みだった。
    何故か自分の子どもの頃の地元の雰囲気と重ねて読んでいた。
    最後はそうくるかと。

    『ベイビー、イッツ、お東京さま』は私小説なのかな?
    苦しいんだけど読んじゃう。貧しさの辺りが女版西村賢太という感じで胸がジクジクする。
    私は腐女子ではないけれど、オタではあるし体型的にも他人事と思えない。


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    2023年10月28日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    短編集。
    同著者の「ババヤガの夜」が面白かったので、他の作品も読んでみたいと思った次第。

    百合系の恋愛もの、SF、昭和歌謡、ホラー、異国情緒もの、他、非常にバラエティーに富んだ内容で、どれもが全て短編じゃなく、長編で読みてー!と叫ばずにはいられないほど引き込まれる内容。

    また、作者の独特の表現も素晴らしく、例えば、

    「ゆっくりゆっくり歩いた。恋の速度に合わせて。」(「だからその速度は」より)
    「~、私はくじ引きで当てた腐ったほうれん草のような色の折り畳み傘を広げ~」(「あなたのこと考えると無駄になる」より)
    「~こんなところで終わる人間じゃないんだと毎日自分に言い聞かせていた。つまり私は

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    2021年04月07日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    まずタイトルがむちゃくちゃ好き。(ダブルミーニングには英タイトル読んで初めて気づくという)

    そして、サクサク読めてツッコミの切れ味鋭い語り口も大好き。ずっと浸っていたくなる感じ。収録されているのも、甘いものからおぞましいもの、ガンガン行く系まで幅広く最後まで飽きなかった。

    「しずか・シグナル・シルエット」のみじめな2人同士のなんともいえない関係好き。
    「だからその速度は」恋の突然来る感じと、恋したせいで世界が変わる感覚が鮮やかに書かれてて好き。
    「陸のない海」のお先真っ暗なくせに爽やかな感じも、「夢で見た味」の不気味さ気持ち悪さも、「シオンと話せば」のどこかさみしい雰囲気も好き!

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    2020年09月29日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    ガールミーツガール率高めの短編集。友愛から性愛まで、年齢層もいろいろ、女同士の関係性もいろいろだが、基本的に読むとスカッとする。若くて美少女同士の百合概念を煮詰めました!みたいのもいいけれども、こういう現実と地続きな感じがするお話もよいと思う。
    205pにある「殺人は、死体が出てこないかぎり立件が難しいって」というNetflixのドラマは、Orange is the new blackのことだろうか…

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    2018年03月26日
  • ババヤガの夜

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    まんまと騙された!誘導された!上手い!!
    シスターフッド小説?だけどキャラクターは男性キャラの方がなんか好みだった。

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    2026年04月03日
  • ババヤガの夜

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    ようやく手に入れた一冊、一気に読み終えました。
    間違いなく、私の好みにぴったりの本。
    文章から伝わる空気感が凄まじく、グロいシーンの想像のしやすさには圧倒されました。
    ストーリーにも引き込まれましたが、ラストの展開については、ちょっと言葉にするのが難しい……「最後が、ね」という独特の後味が残る作品です。

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    2026年04月03日
  • ババヤガの夜

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    話はすごく面白かったし、文章もうまくて、サクッと読めたのに満足感あって、美味いラーメンって感じ!後書を読んで、依子って名前が依子にぴったりだなぁって思いました。
    暴力シーンがしっかりあるけど、くどくなくてサッパリ、だけどパンチが効いてるみたいな今まであんまり感じたことない文章だったかも。暴力を描きたい人って、そこに固執してくどいイメージがあるけど、このお話は文章に溶け込んでて良い塩梅だったと思う。
    私の好みは、苦しんだ人が苦しみから解放されて幸せになる話なんだけど、このお話は残念ながら逃げ続けて、解放された瞬間に死ぬって感じの悲しいエンド。幸せがどんな形であれ、尚子が幸せだと感じる描写が欲しか

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    2026年04月02日
  • ババヤガの夜

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    ヤクザ、柳にスカウトされた新道依子。めっぽう喧嘩に強く、何を考えているかわからない女。依子はヤクザの組長の娘、内樹尚子のボディガードをさせられる。尚子は拷問が趣味な舎弟と結婚させられようとしていた。そこから話が急展開。あっと驚くどんでん返し。どこにつながる、この話。バイオレンスだけどサスペンスでミステリー。暴力的な描写が苦手な人には勧められないけど、こんな展開の物語は初めて。楽しめた。

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    2026年04月02日
  • ババヤガの夜

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    一気にサクサク読めました。
    グロい描写はありますが、本で読んでいる分には臨場感があって面白かったです!
    最後の謎解きまで読めませんでした!
    実写化にはならないことを願います(笑)

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    2026年04月01日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    すごく面白かったー!
    話の展開の早く、短編なのでサクサク読める。
    思っていたミステリー?
    とは違った。

    正と芳子の正体が分かった時
    もう一度、ページを戻って見てしまう。

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    2026年04月01日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    普段エッセイを読まないが、タイトルと書いているのが王谷先生ということで手に取った。
    読み始めたら共感の嵐。
    周りが真っ当に大人になっている人間ばかりで、自分だけいつまで経っても小学生マインドで生きてる気がしてたけど、こんなふうに生きてる人たちも意外といるんだなと、どこか安心させられた。

    今日もよく働いた。と、今日もなんとか生き延びた。は同義語だよね。
    生きるためにやる全ての行為は労働。
    つまり、みんな毎日がんばって働いてるってことだって思えて、この上なく要領悪くみっともなく生きてるけど、明日もがんばろって思えた。

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    2026年03月30日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    読んでいて何となく昭和の空気を感じるとは思っていたが、 任侠の世界観であるためにそう感じるのだろうと思っていた。実際読んでいくと、叙述トリック的な小説で驚いた。
    全体を通して暴力が根底にあるバイオレンス小説で今まで読んだことのないようなものだった。
    尚子の人生は逃亡という生活の中でも、とらわれていた18年間よりも幸せなものであっただろうか?
    おそらくそうであっただろうし、そうであってほしいと思った。

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    2026年03月29日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    終盤の勢いがたまらない!
    海外でも受賞しているみたいだけど、名前のトリックをどうやって訳してるんだろう、、

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    2026年03月29日
  • ババヤガの夜

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    伊坂さんの本に苦戦したが、こちらは一気に読み終わってしまった。短い文章が続き、テンポ良く読めた。
    イギリスのダガー賞受賞でミステリーだそうだが、あまりミステリー感は無い。最後のドンデン返しらしきものがそうなのだろうか。
    暴力シーンが多い上に、猥褻な表現もあちこちで見られる。暴力を趣味とする女性の新道依子は、その暴力性の故に暴力団に雇われる。暴力団組長の溺愛する一人娘の尚子の送迎係だが、この親の組長がえげつない。尚子に接触するものは容赦無く断罪する。尚子の婚約者はもっと酷い。吐き気を催すほどの変態っぷり。尚子の母親は男と逃げたことから、父親の執着が酷くなる。
    依子と尚子の結びつきが強くなると予想

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    2026年03月29日
  • ババヤガの夜

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     バイオレンス小説。痛そうな話がいっぱい出てきます。そっちの方向に全振りしてくれているのでかえって安心して読めるというか…。著者の筆力、高い。

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    2026年03月29日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    読みやすくて面白かった!
    後半は?!の連続で一気読み

    どんな結末かなと思ってたけど
    最初からは想像できない
    2人のかたちになっていて、
    言葉で言い表せない気持ちになった

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    2026年03月26日
  • ババヤガの夜

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    女性2人がヤクザの世界から自分を取り戻すために立ち上がるお話です。
    暴力シーンや卑語がキツくて途中で辞めそうになりながらも最後まで読み切りました。
    人から押し付けられた「〜らしさ」は息苦しいことも多いです。
    短い文章なのであっという間でしたが、ラストもこちらが自由に想像する余地があって満足です。

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    2026年03月23日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    こんなにのめり込むように読んだ小説は久しぶりかも。令和の平井和正か?あそこまでの密度はないにせよ、むせ返るような血と暴力の匂いと、常に追い立てられているような感覚を久々に味わった。

    でも惜しい!惜しいなあ。新道依子なんてここまでキャラが立った面白い人物を、一作で終わりにするなんて勿体ない。連作モノとして、これからも血で彩られる新道依子の歩む道を見続けたかった。

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    2026年03月23日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    ネタバレ

    いろんな女女のお話が味わえるお重、という感じでした!
    「ばばあ日傘」に「ババヤガの夜」みを感じました、とってもよかった……!
    いちばん好きだったのは、「あなたのこと考えると無駄になる」です。泣いた。

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    2026年03月15日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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     短編集というよりショートショート集、それも、みっちり詰まった充実の。ものによっては、そこで終わるんかい!投げっぱなしかい!そのあとどうなっちゃうのか知りたいよう!と感じるものもあったが、それもこれだけ集まれば彩りのひとつとなり、チョコレートアソートのような一冊。私は『ババヤガの夜』も大好きでしたが、あれのバイオレンス性は苦手と感じた方でもこっちはいけるんじゃないか?という気がする。問題提起はしていも、読みやすい、エンタメの人だと思う。

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    2026年03月10日