王谷晶のレビュー一覧

  • 完璧じゃない、あたしたち

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    まずタイトルがむちゃくちゃ好き。(ダブルミーニングには英タイトル読んで初めて気づくという)

    そして、サクサク読めてツッコミの切れ味鋭い語り口も大好き。ずっと浸っていたくなる感じ。収録されているのも、甘いものからおぞましいもの、ガンガン行く系まで幅広く最後まで飽きなかった。

    「しずか・シグナル・シルエット」のみじめな2人同士のなんともいえない関係好き。
    「だからその速度は」恋の突然来る感じと、恋したせいで世界が変わる感覚が鮮やかに書かれてて好き。
    「陸のない海」のお先真っ暗なくせに爽やかな感じも、「夢で見た味」の不気味さ気持ち悪さも、「シオンと話せば」のどこかさみしい雰囲気も好き!

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    2020年09月29日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    ガールミーツガール率高めの短編集。友愛から性愛まで、年齢層もいろいろ、女同士の関係性もいろいろだが、基本的に読むとスカッとする。若くて美少女同士の百合概念を煮詰めました!みたいのもいいけれども、こういう現実と地続きな感じがするお話もよいと思う。
    205pにある「殺人は、死体が出てこないかぎり立件が難しいって」というNetflixのドラマは、Orange is the new blackのことだろうか…

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    2018年03月26日
  • ババヤガの夜

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    表紙のデザインと「ババヤガ」ってなんだ?と題名から本屋でずっと気になっていた本。
    読み終わってババヤガの意味を調べたら納得する物語で、特に暴力的なシーンがリアルで読みながらこっちまで痛くなるような本でした。

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    2026年02月08日
  • ババヤガの夜

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    2.5時間くらいで読み終えた。
    とにかくスラスラ読めるし恐ろしいシーンがあってジェットコースター小説だった。

    最後の章が私にとっては少し難しく感じたので星4にした。

    映像は無いのに何故か情景が浮かび上がるし息をするのも忘れるくらい緊迫感があって、臨場感もある。小説が4Dになっている。自分もその場にいる感覚になる。もしも実写化したらずっと目を瞑ってしまいそう。

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    2026年02月08日
  • ババヤガの夜

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    ノワール小説と思って読み進めていたが、途中でハッとする展開があり面白かった。読後、ババヤガという意味を調べてなるほどと納得してしまった。

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    2026年02月07日
  • ババヤガの夜

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     ボディガードに雇われた女とその護衛対象のヤクザの娘との交流を描くバイオレンスアクション。(オーディブル)

     ダガー賞受賞とのことで、どんな作品が英国で注目されるのかと思いながら、読み(聞き)ましたが、良い意味で予想を覆された作品でした。

     まず、ヤクザの世界が舞台であること、昭和のヤクザ映画の世界観を感じました。

     次に、けっこう激しいバイオレンスが描かれていること、よい子にはちょっと読ませられません。(私は楽しめました。)

     ボディガードの女と娘の交流が徐々に深くなっていく展開は、ありがちではありましたが、この作品の一つの魅力になっていて、心地よかったです。

     読んで(聞いて)い

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    2026年02月07日
  • ババヤガの夜

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    日本人初のダガー賞受賞と聞き、本を買いに行った。だが読む前にAudible を聴いた。
    冒頭からかなりのハードな暴力小説。
    剥き出しの力と炸裂する拳によって弾ける肉。
    そして暴力が見せる、わずかな優しさ。
    その暴力とかすかな優しさが、物語をぐいぐいと推し進めていく。
    きっかけと伏線が張り巡らされるが、暴力がそれを断ち切り、伏線が回収しきられることはない。だが、暴力のスピードは伏線の回収を待たない。
    想像力の乏しい私はもう少し描いて欲しいと思ったが、海外でも通用するスピード感とはこういうことなのかな?と思った。
    面白かった。

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    2026年02月04日
  • ババヤガの夜

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    バイオレンスが容赦ない!おもろ!ハイスピード!!

    ずーっと読もうよもうとしてるうちに、賞まで取ってた!ページを進めるごとにめくるスピードは上がり、終わらないでくれもっと見ていたいんだと懇願しながら読みました。感想でオーディブルもいいってあって、絶対そうだと思う、てか映像でもみたい。

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    2026年02月03日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    面白かった、すぐに読んでしまいました。
    初読み作家さん。私は王谷さんみたいな40代になりたいなあ。というかなりそう。こんなにユーモアはないけれど。

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    2026年02月03日
  • ババヤガの夜

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    暴力・支配・逃げ場のなさ、そういうものが容赦なく描かれている。
    女たちの生き延びようとする意志がむき出しで刺さってくる作品。

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    2026年02月02日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    著者も言っているように、暴力シーンの描写が緻密で凄かった。さくっと読めた。叙述トリックというほどではないけど、後半は「ああ、そういうこと?」と。男性同士でも女性同士でもこういう名前のない関係性が大好き

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    2026年01月31日
  • ババヤガの夜

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    まさか女子2人の話とは予想せず。どうして主人公はそんなに強いのか?その技をどうやって手に入れたのだ?人によって態度が変わらないその度胸はどこから来るのか?

    途中、お嬢のお母さんと旦那さんの二人組のその先の暮らしを説明しているかと思われる場面があったのだけど、布石だったようで。
    そんな終わり方だったか!と思った。

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    2026年01月31日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    短めで読みやすく、待ち時間で一気読みできました。
    正と芳子のパートは、途中までまんまと騙されていて、種明かしのところは素直に驚きました。
    依子と尚子の、友達とも家族ともいえない関係性もよかったです。

    ヤクザの生活の様子や、グロ描写が結構生々しかったです。
    依子は何者なのでしょう。生い立ちまで読んだ上で、強すぎるのが謎です。

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    2026年01月31日
  • カラダは私の何なんだ?

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    印象に残った言葉
    「女子が一人一日生き延びるだけでそれはもう立派なレジスタンスなのだ。」

    どんな時に読みたいか
    疲れている時。
    自分の身体と仲が悪くなった時――体調がコントロールできない時。
    自分が「女性」であることが嫌になった時。
    「女性って何なんだろう?」とふと立ち止まった時。
    理不尽な出来事にイラっとして、パンチの効いた言葉でスカッとしたい時。

    おすすめしたい人
    今、あるいは過去に「女性でいること」がつらかった人。
    女性であることを嫌になったことがある人。
    「なんで女の子だけ、こんなに見た目に気を遣わなきゃいけないの?」と感じたことがある人。

    感想
    女性の身体や性に関する表現を、か

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    2026年01月30日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    バイオレンスアクションのスピード感で後編まで突っ走るのかと思いきや違った。

    バイオレンスを感じるより二人の女性の不思議な関係性や男社会の中での生きづらさを知る話であった。

    尚子と新道、生きている環境は違えど二人は男性優位な社会で苦しみながら生きていた。尚子は家の中で家長に抑圧されながら軟禁状態で生きている。新道は男たちから容姿を揶揄されたり存在を見下されたりしていた。そして性的虐待を二人とも受けている。

    そんな二人が男性優位な世界から逃亡し、自由を手に入れるために過酷な逃亡生活を始めるわけだが、苦労は多くても飼いならされて真っ暗な未来を待つ人生を送ることに比べたら二人で生き抜いた日々は輝

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    2026年01月31日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    文庫版「ババガの夜」の深町秋生氏の解説に出ていた本だと、「ヤリマン名人伝」を読んで思い出す。
    深町氏が解説で「自分はLGBTQなど性的マイノリティに理解があり、我が国のジェンダーギャプ指数の絶望的な順位の低さに腹を立てている。社会的公平性や多様性を重んじるなかなかのリベラルだと思っていた。だが、王谷作品を読んでいると、己のなかに潜む無自覚な偏見や女性に対する身勝手な幻想を抱いていたとに気付かされる。」と書いているが、私は女性だけれどこの短編集を読んで全く同じ事を思った。
    加えて、職場での大学出立ての女性Aと30半ばの女性B.二人の会話を思い出した。Bの「Aちゃんは、学歴が良くまあまあ金持ちの不

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    2026年01月25日
  • ババヤガの夜

    購入済み

    爽快なバイオレンス

    爽快で小気味の良いハードボイルド小説。
    暴力を求める依子と、ヤクザの娘尚子の出会い。
    そして抑圧された女性のフラストレーション。
    疾走感溢れる新ジャンルのミステリ。必見です。

    #スカッとする #アガる #深い

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    2026年01月25日
  • 父の回数

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    「おねえちゃんの儀」他人屋に出てきたレズビアンカップルだ〜!馴れ初めが知れて嬉しい。
    「あのコを知ってる?」息子のキャラいいな。
    「リワインド」これが今作では一番好き!オチが突き抜けてて読後感爽やか。
    「父の回数」これは胸糞悪いやつ…海老名、そばにいてほしかった。サンドペーパーで擦り続けた心はどうなる。
    「かたす・ほかす・ふてる」別作品で申し訳ないが『違国日記』の朝の父親を思い出した。ただそこにいるだけのお父さん。

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    2026年01月12日
  • カラダは私の何なんだ?

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    世の中の女性像に物申している。
    笑いにかえているけど、時々恐ろしいことを言ってハッとさせられる。それと共に王谷さんの発言に少しイラついてしまってる自分もいる‥
    小心で情けない‥また数年後読み返してみよう‥
    偏見による発言は気をつけよう。

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    2026年01月08日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    自分も40歳に近づくにつれて女性一人で生きる難しさを感じているので気持ちはよく分かった。SNSの存在で怒りを表出できるようになったとか他人に嫌なことをされたときに指摘できず舐められてモヤモヤすることとか、親に終活をしてほしいのに切り出し方がわからないだとか、それってきっと王谷さんと自分だけじゃないと思う。一人で生きていこうときている女性に見てほしい本。

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    2025年12月15日