王谷晶のレビュー一覧
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日本人作家初の英国推理作家協会賞(ダガー賞)受賞作。
長浦京さんの『プリンシパル』を彷彿とさせるバイオレンスアクション。女性が主人公というところも同じだけど、キャラクターは真逆。
いきなり始まって一気に最後まで突き進むのが最高です!
1日で読み終わるボリュームだけど、読後の満足感は長編を読んだそれ!
「あのキャラどうなった?」な部分もあったけど、各キャラ掘り下げたらこの疾走感は出せないだろうし、このくらいがちょうど良くてすごく楽しめました。
暴力、暴力、暴力!
余談ですが、個人的に強くてでかい女性出てくるといつも『バイバイ、ブラックバード』の繭美ちゃんに引っ張られちゃう。
「私 -
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──大人ってどうやってなるんだろう
家庭を持つこと、子どもを持つこと、家を建てること。
もちろん、それらは大変に立派である。
しかし、大人とは、煩わしいものを削ぎ落とし、身軽になることでもありはしないだろうか。
例えば、徹夜で仕事をしたり、夜が明けるまで痛飲したり、月給のすべてを趣味・娯楽に費やしたり、牛丼の大盛りをペロリと平らげたり。
いまは到底、胃にも心にも重たい。
そのような現実を後悔しながら、粛々と受け入れていくのが大人の階段なのだ。
すべての悩めるモラトリアム中年へ。
ぜひこの本を読んでほしい。
きっと人生の棚卸しになると思うから。 -
Posted by ブクログ
ちょっと前に話題になり、あちこちの本屋さんの平積みコーナーに並んでいて、気になり購入した。
が、いざ読み始めると、最近のわたしの目はどんどん悪くなり(疲れ目)、長い時間の読書が辛くて、最初の20ページくらいで、ちょっとお休み本コーナーに行っていた。
この前から、オーディオブックを聴きながら、本の文字を目で追いかける(学生時代の授業中教科書の読み方のような感じ)、という方法を取っている。
この辺りは読んでいるけど、字はよく見えないなぁという感じではあるが、楽しく読書をしている。
さて、バイオレンス、ハードボイルド系の本は、10代20代の頃はかなり愛読していたけど、久しぶりに読んだ。
平和な昨今、 -
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ネタバレ読み終わってすぐ、また初めから流し読みした。読み終わりたくない物語だった。短くてあっという間。もっともっと深掘りしてほしい気持ちはあるけれど、このくらいのほうがサッパリしてふたりらしいし、かえって余韻が残るのでいいのかもしれない。
読者とはいえ、あまりこのふたりに固定の印象を押し付けたくないし、自分たち以外の誰かに理解されるために説明してくれなくてもいい、と思えた。ふたりが離れずにいたいという気持ちひとつで充分だった。
途中、駆け落ちした尚子の母の話が挟まっているのだと思っていたから私はまったく騙されていた。出会ったばかりのふたりと、40年の月日を重ねたふたりを交互に読まされていたなんて、粋だ -
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王谷晶さんのエッセイ、『カラダは私の何なんだ?』がすごくおもしろかったのでこの『40歳だけど大人になりたい』も読みたくなった
タイトルにもある通り、王谷さんが1冊のなかでずーーーーーーっと「大人になるとはどういうことか、いったい何なのだ」を章立てて書いてくれているんだけど、私も何を隠そう大人になりたいがなれている気がしねえ…人間なので、王谷さんが綴っている大人になれていない自分に関する不甲斐なさや罪悪感のようなものに頷きまくりながら読んだ
そのなかでも私が特に刺された部分がある。
”私のどこか特にうんこ野郎なのかというと、自分のことにしか興味がない部分だ。"という一文だ。もう、グッサ -
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私は30歳の会社員で男性の多い職場だ。
上司(男)に飲み会で肩を抱かれたり、頭をたたかれたりされたこともある。胸が小さいと言われたこともある。
すごくすごく嫌だったけど、笑って過ごしてた。場の空気を読んでた。
でもそのときにもしこの本を読んでいたならば、「嫌です」とか「不快です」と言えたと思う。
この本を読んで、私は怒ってよかったんだって知れた。
私のカラダは私のものなので、誰かに脅かされると腹が立つ。
私だけの愛するカラダで私でしか愛せない。
そんなメッセージを感じた。
総じてユーモアと強さとエネルギーをもらった。この本を読んで本当に良かったと思う。
私が今後、嫌な気持にさせられたらギ -
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ネタバレたくさんのレズビアンの表象、ストーリー展開、読みやすい文量。とても好きだった。読んでよかった。
2025/11/17
「Same sex, Different Days. 」すごくよかった…
主人公がただレズビアンなのか、「抱かれる」がいやだから、「抱く」ことができるレズビアンになったのかわからないし考えないようにしてる、みたいなの、すごくわかった…
身体の相性、というか、身体の役割?が合わないことで他が順風満帆でも別れてしまった2人。さびしい。2人をくっつけた固有名詞も、2人を思い出すトリガーだったのにそうでなくなってしまった
2025/11/22
「十本目の生娘」すき…
金髪のお姉さ -
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『御神籤ブック』3冊目。
自己肯定感爆上がり。
めちゃくちゃ爽快、面白い。
女性のカラダについてのエッセイだけど、男性にも是非手に取ってもらいたい。
なんなら思春期頃の全ての若者にお勧めしたい。学級図書とかに置いもらいたいレベル。笑
ティーンの頃にこの本に出会ってたら、もしかしたら、もうちょっと悩まずに大人になれたかも。
いや、悩みもがきながら大人になったのも、今となってはいい思い出なのだけれど。
"自分"が揺らいだとき、こんなんじゃダメだと責めたくなったとき、他人の心ない言葉に傷ついたとき、どうにもこうにも外の景色が真っ暗になってしまったとき、とかに、何度でも読 -
Posted by ブクログ
『ババヤガの夜』の王谷晶さんのエッセイ!
おもしろすぎて1時間もしないで読み切ってしまった。内容が「そうだそうだー!」とか「もっと言ったれー!」というような内容で、本当に自分も含め世の女性はなんちゅー無理難題を強いられているんだとうんざりもした
うんざりした瞬間に王谷さんのエッジの効いたパワーワードがそれを蹴っ飛ばしてくれる
病院の待合室で読んだのだが、笑いをこらえるのに必死でわざと咳払いをしたり、頬の内側を噛んだりした
人間の、とりわけ女性の身体の持ち主はもちろんその女性自身なわけでどうであろうが他者や社会にジャッジされる必要はないわけであって、すごくパワーをもらえるエッセイだった
文章がお -
購入済み
最初読み始めた時には、こんな暴力的な話私が楽しめるか…?と若干引き気味でしたが、三分の一過ぎたあたりから猛烈にハマり始めました。とにかく読者を飽きさせない、立ち止まらせない、怒涛の展開で、最後にミステリー展開が暴露された時には、そうだ、これダガー賞取った本じゃん…と我に返ったくらい、夢中で読んでました。強い女、かっこいい女、芯が強い女、そういったキャラクターが好きな人なら面白く読めるはず。