君の六月は凍る

君の六月は凍る

小説・文芸
1,650円 (税込)

8pt

30年前に別れた君が凍死体で発見されたと聞き、わたしはあの町での君との記憶を呼び覚ます。わたしは忘れない、あの時、君があげた叫び声を──。名前につきまとう性別のニュアンスをあえて削ぎ落とす試みを、叙情豊かに描いて絶賛を浴びた傑作。「ベイビー、イッツ・お東京さま」併録。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • タイトル
    :
    君の六月は凍る
  • タイトルID
    :
    1366508
  • ページ数
    :
    184ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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君の六月は凍る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ・君の六月は凍る
    名前も性別も記述はなくて、かろうじて年齢が小学校高学年か中学1年生くらいかな、と思う程度しか登場人物の情報がないので、自分は登場人物全員男の子設定で読ませていだだきました。
    これ全員女の子設定とか、「君」が男で「わたし」が女の子とか「わたし」側が二人とも女の子で「君」側が男の子、とか設定によってニュアンスが微妙に異なるんだろうな、と思うとその設定で何回も読み直してみたくなる。
    ただ、とても切ないというか痛みのあるお話なので、何度も読み返すのは難しいんだけれども。

    幼い「私」が「君」感じた罪の意識は記憶の表層からは消えてしまったけれど、深い深い消えない傷として刻まれていたからこそ、今更思い出したのだし、「君」への償いが永遠に出来なくなってしまった今、一生その傷は塞がることはなくなってしまったんだなと思うと、なんともしんどく切ないお話でした。
    鶏さん、可哀想だったなぁ‥

    ・ベイビー・イッツ・お東京さま
    ひび割れをひび割れとして理解することへの恐怖、すごくよく解る。常にフィルターを通してしか世の中に立ち向かえない臆病者なので、主人公の思考にこれ以上ないくらい共感しまくりというか、これ自分のことだろうかと思ってしまった(汗)
    そうそう、オタクって妄想で生きているのよね…。
    とにかくめちゃくちゃ面白かった。

    0
    2026年01月20日

    Posted by ブクログ

    表題作、わたしと君の性別が気になるけど、男か女かなんて本当はどちらでもいいってことなんだと思う。属性を省いてその人を見る練習をしたような感覚。
    「ベイビー〜」、いつかすごく悪いことが起こりそうでヒヤヒヤしながら読んだ。

    0
    2025年01月15日

    Posted by ブクログ

    君の六月は凍った。すごい、すさまじい。
    これは、恋…?ラブレター?熱烈な 性愛と友愛のあわいの、えもいえぬ感情が描かれている。
    依存と自立、内と外(弁慶)の、ああこの感じすごくわかる…!(私は甘えたの方なので)そしてこの、居心地のわるさというか、いたたまれなさというか。あなたの知る私は半分だけ、と言った、ダーシー(ハートストッパーS2)だ、これは。いろいろと、ほんとうにいろいろと無限に、妄想してしまう。感情が…推しカプすぎる…バッドだけどグッドな。
    誰もが持っていて、奥底に、忘れ…たくてしまっているような、こう、隠したい、後ろめたい記憶のような、でも穏やかで、フラッシュバックするようなものではなくて…そんな思い出とも呼べるかわからない思い出をくすぐられた。あああ…
    そして満を持して、ベイビー、イッツ・お東京さま。これは…私、か…?以前これは私小説だと書いてらして。こんなに曝け出し…とも違う、素直に?描けるものなのだ、と、王谷さんの筆力をに圧倒された。生きづらさ、っていうともうその言葉で片付いてしまうのだけど、違うんだよ〜(違くはない)本当にこう、なんか噛み合わないというか、ここじゃないどこかがこれじゃない何か別の選択肢があったんじゃないかとか、後悔とか不安とか、全部全部感じてることがリンク…共鳴して、辛いけど笑っちゃう、ような。個人サイト、相互リンク、拍手返信反転の全部ぜんぶ、もう、なんていうの、気恥ずかしさてんこもりで、にっこり。もうこの私の括弧いっぱい使っちゃう感じ。永遠にこう。

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    『君の六月は凍る』の方は好きなタイプの小説だった。なのでほとんど一気読みだった。
    何故か自分の子どもの頃の地元の雰囲気と重ねて読んでいた。
    最後はそうくるかと。

    『ベイビー、イッツ、お東京さま』は私小説なのかな?
    苦しいんだけど読んじゃう。貧しさの辺りが女版西村賢太という感じで胸がジクジクする。
    私は腐女子ではないけれど、オタではあるし体型的にも他人事と思えない。


    0
    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    帯にあるとおり、無国籍でジェンダーレス。
    どちらの作品も、読みながら「自分が普段いかに性別や年齢、心や感情の動きに分かりやすいラベルを張ろうとしながら生きているのか」を突きつけられる。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    表題作は分からなかったがジェンダーの話。
    お東京様、なかなか厳しい人生ですね。自叙伝的小説と勝手に解釈。

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    君の六月は凍る
    よかった。いろいろな意見がありそうだけれど、私的にはBは女性。あとは男性かな?と思って読んでいた。
    つらくて、30年封印していた気持ちや風景がニュースをきっかけに溢れてくる。人間って、辛くて耐えられない思いをちゃんと封印できてしまうんだよね…
    鶏がかわいそうだったな。鶏を可愛がっていた君も。

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

    「君の六月は凍った。わたしがそれを知ったのは七月の初めで、真夏みたいに暑い日でした。」この文に惹かれて購入。ずっとじめっとした文体で、読み応えがありました。

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    ずっと心の奥底に眠っていた感情を
    激しく揺さぶられてしまった。
    初めて誰かを好きになったときの
    戸惑い、痛み、もどかしさ、哀しみ。
    自分で自分の感情を持てあまし
    いつも、何にでもいらだったりして。
    本を閉じてからも
    しばらくひりひりと胸が痛かった。
    そして、もう二度と
    あの頃には戻れないことを思い知る。

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    表題の『君の六月は凍る』と『ベイビー、イッツ・お東京さま』の二本立て。
    どちらも匂い立つ(いい意味ではない)感じで、記憶に残りそう。
    『君の六月は凍る』は登場人物の名前も性別もはっきりせず、読み手に想像させるのだが、それでも他人に抱く恋慕や恨みにも似た怒りというものは、そういう前提がなくてもスッと入ってくる感じがした。
    『ベイビー、イッツ・お東京さま』は、主人公がTwitterやエッセイで読む王谷晶さんそのままで、「自伝?」とも思ってしまった。他県の田舎住まいとしては、東京は光の街のように見えるのだが、なるほど「メトロポリス」と「ゴッサム・シティ」ね。わかりやす…。『君の六月は凍る』でも大橋を境にそんな感じの位置付けになってたな。

    0
    2023年07月16日

君の六月は凍る の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • タイトル
    :
    君の六月は凍る
  • タイトルID
    :
    1366508
  • ページ数
    :
    184ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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