王谷晶のレビュー一覧

  • コロナ禍日記

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    コロナ禍をどうやって過ごしたのか。日記にすることで、日常の変化やそれに対する筆者や世間の反応の変遷が見えて面白かった。国や仕事によっての違いも興味深くて、その辺もっと幅広く知りたいと思った。

    苦しかった頃のことをいろいろと思い出して憂鬱な気持ちにもなったけれど、記録として大事な一冊になるでしょう。

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    2021年12月07日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    女性の身の回りにじんわりと纏わりつくしんどさを淡々と、端的に表していて馴染みやすい。具体的な店名や曲名、駅名が出てきてより身近に感じることができた。単なる『百合』の言葉に収まらない日常たち。ひとの人生なので。

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    2021年09月19日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    23編の環境も立場も違う「あたしたち」の関係性の物語。百合要素が強めだかそうではない問題を提議する関係も。恋の始まりや終わり、友情やふとすれ違っただけの交流まで徹底して女と女で構成されていて正に帯の「女の人生を変えるのは男だなんて、誰が決めたのさ?」をにやにやしながら叩きつけるのが爽快。23編もあるからなんだこりゃ?な話もあるけどその分刺さる話は直球でやって来る。「しすか·シグナル·シルエット」「だからその速度は」「あなたのこと考えると無駄になる」「ヤリマン名人伝」辺りが好み。「ときめきと私の肺を」や「東京の二十三時にアンナは」の辛い時に静かに横にいる、というのも染みる。

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    2021年06月19日
  • 探偵小説には向かない探偵

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    ネタバレ

    タイトルにある「探偵小説には向かない探偵」というのがまず気になる。素直に読めば、「探偵小説には向かない」探偵を主人公とした「探偵小説」というのだから、これはもう相当に挑戦的である。本書の説明には、登場する探偵はヘタレとある。だが、ヘタレは探偵小説に向いていないのか、定かではない。一般的には、探偵小説に登場する探偵は、少し変わり者で、何かに偏執的なこだわりを持っていて、鋭い観察眼あるいは深い洞察力(推理力)を備えている。本作に登場するヘタレ探偵は、いずれもほどほどにしか備えていない。別の作品では、資産家の出自で金にものを言わせて事件を解決する探偵もいたが、ヘタレ探偵は有名な探偵の末裔でありながら

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    2021年03月29日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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     短編というよりショートショート。
     そしていきなりクライマックス。
     長編小説にしろ何にしろ、いろいろなものを積み上げてクライマックスに持ち上げるという印象があるのだが、この作品のようにクライマックスをいきなり見せてくるような作品でも面白く読めるのかと驚いた。
     私はあまり短編が好きではないのだが、これは面白かった。むしろもったいない。ここにのっている作品たちをもっと長く読みたいという気持ちになった。

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    2018年12月13日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    なるほど、女性の戦いが描かれてるんだ。
    確かに依子も尚子も、ステレオタイプに苦しめられてる。
    そして出て来る男が皆、女性というものを何かのメガネを通して見てる。

    こうあるべき、こうだから女らしくない、女なのに、女だから

    自分の人生を生きるためには、それを勝ち取らなければいけない人もいるんだと思い至る。
    そのために他人のものさしを全てぶち壊して2人で手をとって生きていく様は、少しスッとする気持ちになった。

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    2026年06月26日
  • ババヤガの夜

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    世界最高峰のミステリー文学賞「ダガー賞」受章作品、ということで期待して読んだ
    が、自分にはちょっと合わなかった……
    バイオレンス系は、やっぱり苦手らしい……

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    2026年06月25日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    イギリスの推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳小説部門の受賞作品。
    本当にバイオレンスの小説だった。読んでいて、正直痛々しく、しっかり描写を読めないところもあった。
    しかし、予想外の展開があり、まさか!と驚いた。そして、最後まで読んでしまった。
    どうして新道依子は祖父に鍛えられて育ったのか、祖母はどうして服をきこんでいたのか。暴力団の娘の母はどこにいったのか。読んだ後の謎も残る。
    作者あとがきで、筆者が暴力を描くことが好きなことがうかがえる。そういう方もいらっしゃり、だからこそ描写できる世界があるのだと思った。

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    2026年06月24日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    ダガー賞受賞作と聞いて。
    あっという間に読めた。1時間もかからないくらい。
    結末あたりは呆気ない。ミステリーと言うより純文学ぽさはあるかも。「千年の孤独」とか「怒りの葡萄」とかあの辺。ミステリーを期待すると肩透かしを喰らいそう。

    正と芳子は尚子の母と浮気相手かと思ったけど、まさかの依子と尚子とはね。
    最終的に内樹が死んだから尚子の母と間男は無事に生き延びられたのかな。
    しかし宇多川も因果な人生だったね。柳はきっとイケメン想定だろうと思った。
    記号的に話が進むので最後までキャラが混在してたな、特にサブキャラ辺りが混乱する。
    尚子は最後死んだのかな。疲れて眠ったってオチはないだろうか。10代の彼

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    2026年06月24日
  • ババヤガの夜

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    新幹線大遅延で読んだ本②
    初のバイオレンス小説やったけどすごいスピード感で読めた
    でもスピード感があるが故に、登場人物それぞれをもっと掘り下げた方が深みがあるのではないかと思った
    柳さん絶対イケメンやて、、、

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    2026年06月20日
  • ババヤガの夜

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    読み始めから、暴力的な表現が連なりビックリしました。ビビりましたね、最初。
    初めて読むタイプの小説。
    でも、激しいワードの連続の割に、血なまぐさい感じはあまりしなくて、スピード感を感じながらドンドン読めました。
    でも、やっぱり私には激しすぎたなぁ、衝撃的でした。

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    2026年06月18日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    女同士のいろんな形のお話。イエローチェリーブロッサムが印象に残りました。そんな世界があったらいいような。悪いような。いいような。

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    2026年06月17日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    なるほどこういうお話ね。
    各キャラクターが誇張されすぎている気もするが、まあこれがフィクションか。
    なかなかおもしろかった。

    天賦の才(肉体)に恵まれた女性ボディガードと
    籠の中の鳥として扱われてきた暴走族ご令嬢の話

    ところで本物?の正男と内樹の妻はどうなった?

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    2026年06月16日
  • ババヤガの夜

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    執念深すぎる。
    ヤクザの世界ってこんななんだ。
    何年、何十年経っても決して逃げることはできない。
    一度足を踏み入れてしまったら、そこで一度でも失敗してしまったら、もうおしまいなのか。
    人を痛めつけることに快感を覚える、異常な人間。関わったら最後。

    だけど恐ろしい暴力の描写ばかりだと思いきや、途中の予期せぬ仕掛けにはやられたなぁ。
    思わず「えぇっ」って声でちゃった。
    そこが一番面白かった。

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    2026年06月14日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    文字通り、力強い女性の物語。

    男にも腕っぷしで勝る主人公。読んでいて気持ちがいい。
    悍ましいヤクザの世界から女の子を救い出し、共に暮らしていく。
    交通事故の救助の場面、違和感があったところも人物誤認トリックでスッキリした。

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    2026年06月13日
  • ババヤガの夜

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    ヤクザの箱入り娘と野良犬のような暴力女の40年にわたるシスターフッド、とまとめてみる
    海外の賞をとったというだけで小難しい話を予想していたら、かなりライトなものだった
    逃亡生活をもっと読みたかったような

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    2026年06月13日
  • ババヤガの夜

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    ダガー賞受賞作だけあって、読む前にいろんな情報が入ってたんだけど、困ったなぁ、良さがわからない。
    判らなきゃ黙ってろって向きもあるかと思いますが、これも一つの感想として、、

    「暴力描写」
    激しいって言われているけど、そんなに苛烈かなぁ。描写は細かいけど、いまいち痛みが伝わってこない。それは、作者が暴力描写に嫌悪感を感じていないからかもしれない。

    「ミステリー?」
    ダガー賞を取ったので、勝手にミステリーと思って読んだんだけど、どの辺がミステリーなのかは謎。
    倒叙についても、だから何?って感じだし。
    もちろんミステリーと思わないで読めば問題ありません。よく言われるハードボイルドにシスターフッド

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    2026年06月11日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    世間的に大人と言われるような年齢になっても自分と同じように大人になれないと思っているのかと安心する反面、やや文章のアクが強くのめり込めず。

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    2026年06月08日
  • 完璧じゃない、あたしたち

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    生々しいのにサラリとしていて読みやすくて面白い。
    どストレート過ぎてオブラート破けてるどころかオブラート存在してないなって思う話がちょいちょい出てきて笑った。
    でも、その合間にキュンとなったり切なくなったりヨシ!って前向きな気持ちになったり。
    いい短編集だな。

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    2026年05月28日
  • 40歳だけど大人になりたい

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    年はとった。しかし、なんか違う気がする。身体の衰え、お金の不安、変えられない生活習慣…。理想と現実のギャップに戸惑う中年世代へ贈る、痛快オトナ考。『ウェブ平凡』連載に書き下ろしを加えて書籍化。

    そうねぇ…。って、現在に至る。

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    2026年05月06日