王谷晶のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレはじめて読む作家さん。
幽霊さんの描写があまりにも「幽霊」なので、登場してからは夜は読めず(怖いの苦手)
でもおもしろくて、想像してしまって怖くなる自分が歯がゆかった。読み進めたくて。
中盤以降は重くもなり、でも、「生きている」「死んでいる」もひとつじゃなく、人の面もひとつじゃない、なんてことを思ったり。
ラスト、大夢が急激にすばらしい人に変わる、ということのない「落としどころ」、よかったです。
*
わたしだったらどうするだろう。
おせっかいなので、世話を焼きすぎてイヤがられてしまうかも。
いや、でも地面を引きずってきた洋服で室内に入られることと洗えない髪の毛を受け入れられるかしら。。
そ -
Posted by ブクログ
コールセンターで働く、派遣社員の南大夢。
マンションで急に他界した、伯父の春夫の部屋の
片付けを押し付けられる。伯父の部屋には日記が
あり、読んでみると、幽霊に焼き菓子、などと、
驚くことが記されていた。
主人公は、他人とあまり関わりたくない、少し身勝手な、よくいる青年。でも、悪い青年でもない(幽霊の世話をするぐらいだから)
前半は結構ぐいぐい読めたのに、後半は少し無理な展開で失速‥なぜだろう‥
ネタバレになるが、幽霊は出てこない。
幽霊ではなく、ちゃんと生きている人だったのだが、いっそ、伯父の春夫さんが幽霊で、大夢と一緒に『他人屋』(なんでも屋)をするとかの話だったら
もっと面白くなったので