王谷晶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昨年の逆輸入型ベストセラーを1年遅れで読んだ。
うーん、面白い! 変態宇多川の拷問関連の描写は文字だけでも十二分に身の毛がよだつ。終盤の依子による天誅が途中で終わってしまったのは残念なような、手を汚すのも穢らわしいような。
途中に何度か挟まれる、「芳子」と「正さん」の駆け落ち逃避行を巡る仕掛けには、皆さんコメントされている通り、終盤になって、「一体何が起きた??」と大混乱。漸く事態を飲み込めた時には、やられた〜、と爽快だ。
英国でダガー賞(ミステリーの賞)受賞とあり、英語版では正さんと尚子は何と訳されているのか気になって調べてみたら、それぞれ「MASA」と「SHOKO」で、MASAは徹底して固有名詞を使い、heとかsheとかの人称代名詞は一度も使ってないそうだ。なるほど
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Posted by ブクログ
ダガー賞受賞の王谷晶による、
カラダにまつわるエッセイ。
最高過ぎて半年空けて、2回読んだ。
最初はそうそうそうなのよよく言語化してくれたわといった共感、言い回し天才!、ヲタク要素にクスクス、的な感想を持った。
でも2回目はメッセージが刺さりまくって、メモをしたくらい。
身体のパーツごとに書かれてるのだけど、
最初の『乳』が秀逸。
私の体は私だけのものだ。
というメッセージが1番詰まってる気がする。
頼んでもないのに評価に晒される。
レッテルを貼られる。
そうそうそうそうそうそう!!
これを読んで、我がコンプレックスの肉の塊も、確かに相棒に思えてきた、というか。
あと『肌』の章の、この一文も最高。
『肌を出せ(スケベ目的のため)と、肌を出すな(スケベなのはいけません)を、左右のサラウンドスピーカーでがなられながら成長するのがニッポンの女だ』
いや本当に。
あと『表情』の喜怒哀楽もいいね。
『無理して笑わなくていい。
ガンガンに怒っていい。
いつでも泣いていい。
そしてラクになっていい。』
上司や同僚のセクハラ発言を(無理矢理)笑って流していた自分に教えてあげたかった。
次回から真顔で睨もう。そして誰かの見た目を公然とイジる場面に遭遇したら、ため息をつこう。
若い女子が生きやすい社会は、
若い男子もLGBTにも生きやすいのでは。
いま悩んでる子たちに届くといいな。
そして大事なことは娘たちにも教えてあげよう。
あとがきも最高でした。
他の本も全部読みたい。