藤子・F・不二雄のレビュー一覧

ドラえもん名言集「のび太くん、もう少しだけがんばって」

藤子・F・不二雄 / 幅允孝

なんとなく心惹かれて。
言うまでもなく、漫画ドラえもんの名言集です。
この間、初めてドラえもんの漫画を読んで思いがけずたくさんの名言があると知ってとっても魅力的でした。

その言葉だけ抜粋なので、前後を知った方が味わい深いのだろうなぁとは思いつつ。
この本のぴったり開ける開き方が素敵だと思いました！

ドラえもん名言集「のび太くん、もう少しだけがんばって」

藤子・F・不二雄 / 幅允孝

名言っていうよりも、懐かしー、って印象が強い。無理やり名言に仕立て上げられてるのもあるが、名言でも何でもないものが、ドラえもんキャラが言うからこそ、名言になるところが面白い。

ドラえもん 1

藤子・F・不二雄

ドラえもん大好きだったんだけど、藤子さんの他の作品を知ってから何か読む気が無くなってしまった。
子供向けにはこんな明るい前向きな話を描くのに、大人向けにはあんなだなんて…。
裏表があるみたいで嫌だ。

ドラえもんは母性だ。のび太がどんなダメな奴でも、とことん甘やかし、時には心からお説教してくれる。

藤子・Ｆ・不二雄大全集 ＳＦ・異色短編 3

藤子・F・不二雄

1,2巻に比べると、読後の爽快感が少ない作品が多くて、読み心地が重めの印象です。それでも、福来る！や倍速など、秀作は揃っています。1~2巻持ってると全巻揃えたくなって買うけど、これ単体で買う必要はないと思う。

新訳『ドラえもん』

藤子・F・不二雄 / 佐々木宏 / 藤子プロ

誰しも、のび太である。
便利な道具や、肩書きや、知識やお金を脱ぎ捨てた自分、裸の自分は、いったいどんな自分？

日々ドラえもんに助けられている
何も持たないのび太になってこそ
本当に大切なものが見えてくるのかもしれない。

ーードラえもんは子どもの頃の友達さ

大人になったのび太は言う。
私たちは、果たしてそう言えるだろうか。

ドラえもん短歌

枡野浩一 / 藤子・F・不二雄

雑誌で紹介されていたので購入。ドラえもんに関する短歌ばかりなので、昔ドラえもん好きだったなあと懐かしく思いながらすぐに読み終えました。子供向け、というよりは、仕事や恋愛経験のある大人向けな感じ。

藤子・Ｆ・不二雄大全集 パーマン 8

藤子・F・不二雄

さすがのF先生もちょっと息切れしちゃった感じ。
でも最終回はすごい。少年漫画史上に残る名作最終回。

藤子・Ｆ・不二雄大全集 パーマン 5

藤子・F・不二雄

個人的にパーやんが好きなのだが、雪崩にあったときの「なだれだ！」はおかしくて「なだれや！」のはずとちゃうか。

藤子・Ｆ・不二雄大全集 すすめロボケット 1

藤子・F・不二雄

古き良きマンガって感じ。内容もそうだが、「世界一おもしろい」とか「かがくまんが」とかの惹句がおもろい。

ドラえもん 1

藤子・F・不二雄

[たあかなさはらはやなまた]

ドラとらえもん

楽しい面白い不思議楽しい〜

ドラえもん 11

藤子・F・不二雄

・さいなんくんれん機
・さいみんグラス

巻末のおまけ「ドラえもんは22世紀のトーキョーで生まれた」の未来の街や家の様子はすごくワクワクするイラストだった。
『ドラえもん おもいでのアルバム』ミニ漫画も面白い。
『ドラえもんのポケットの中 大公開』も、説明文が良い。「出しっぱなし国旗」や「門松の苗」なんていう秘密道具は初めて知った。
「腕こたつ」も地味に良い。

大長編ドラえもん19 のび太の宇宙漂流記

藤子・F・不二雄

ピンチの連続･･･

何光年も先の宇宙への冒険。
未知の星での出会い。
そして、宇宙船を操縦しての命がけの戦い。

舞台は宇宙。
ドキドキするを通り越して、読んでて息苦しくなる･･･

大長編ドラえもん13 のび太とブリキの迷宮

藤子・F・不二雄

おもちゃの不思議な国へ続くドアから始まる物語。

でも、一応人間が存在する･･･

とくに、ブリキにこだわる必要がないし、迷宮も、ドラえもんの道具の前では全然迷宮でなかった。

大長編ドラえもん18 のび太の南海大冒険

藤子・F・不二雄

海賊になり宝を見つける夢みるのび太。

どんなにピンチになっても、やはり最後はタイムパトロールが来るから安心。

最後に見つけた宝島、行方不明になった怪獣リバイアサンのその後が気になる。

ジャイアンが意外と仲間想いで頼もしかった。

大長編ドラえもん9 のび太の日本誕生

藤子・F・不二雄

タイムマシーンで過去に戻り、ペガサスたちを生み出したのび太。
何かと歴史に影響を及ぼしている？
これも立派な犯罪では･･･

でも、のび太の発想は夢があっていいな。

どんな強い敵でも、最後はタイムパトロールが来て犯人逮捕。これもひとつのお決まりパターン。

大長編ドラえもん10 のび太とアニマル惑星

藤子・F・不二雄

人類がいまのままむやみやたらに開発行為を行えば、同じようなことが起こるかも･･･って教訓話。

後半、普通に命を賭けて戦うのび太たちに違和感。
空気砲でＵＦＯ打ち落としているけど、中には人間が･･･

まぁ、そもそも文明遅れてる惑星なのに、ＵＦＯっていうのも変な話だけど･･･

大長編ドラえもん8 のび太と竜の騎士

藤子・F・不二雄

自分たちが住んでいる地底にも、まだ観ぬ世界が広がっていると思うとドキドキする。

今回登場した地下王国はちょっと文明発達しすぎ･･･

何かを守るため、大きな敵に立ち向かうという展開ではないので少し物足りなさが残る。

大長編ドラえもん2 のび太の宇宙開拓史

藤子・F・不二雄

コーヤコーヤ星での地球開拓物語。
重力が違うってだけで、のび太がスーパーヒーローになる！

長編の割には敵はガンマンという小物･･･
ジャイアンたちが一緒に命をかけるきっかけも薄い。

同じ時系列のハズなのに、時間の進み方が違うのもどうか･･･

まん丸なゾウには、一度乗ってみたい。

藤子・Ｆ・不二雄の発想術

藤子・F・不二雄 / 小学館ドラえもんルーム / 藤子プロ

まえがき以外は、すべて藤子・F・不二雄の言葉。変な解説やらは一切ついていない、故人の発言記録の編だけで構成された本。いわゆる名言集のように、自分のいいたいことを包んだ美味しくないオブラートの味はしない。
ああそうだったのかと一漫画ファンとして楽しむこともできるし、ビジネスに当てはめて考えるのも良いだろう。強く印象に残るのは、原点、軸のようなものを強く意識しているなあ、ということだ。漫画家は住宅の設計士みたいなもので、なんていう発言がある。矛盾した要望、アイディアに折り合いをつけながら統一した意図を持つものをつくりあげる。統一した意図を持たない住宅や漫画をたくさん見てきた。みなさん、もう一度藤子作品(僕はFに限ると思うが)を読み直すとよい。

藤子・Ｆ・不二雄大全集 ＳＦ・異色短編 2

藤子・F・不二雄

カメラのヨドバさんのシリーズです。

まあ、ドラえもんの大人バージョンといってもいいと思います。
Ｆさんの場合は、ブラックな笑いよりも、諦観の方にいってしまうような気がします。