藤子・F・不二雄のレビュー一覧

  • 藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん 1

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    藤子・F・不二雄大全集「T・Pぼん」1巻。

    昔テレビでチラッとみた記憶がある「T・Pぼん」。毎週放送とかでなく、何かの特集だったのか一度きりの出会いでした。多くの作品がアニメ化されているので、どこかで色々な作品に触れているとは思うのですが、「T・Pぼん」はあの一度きりだったんだよなぁ。

    タイムマシンで過去に渡り、不幸な死に方をした人を助ける、という設定を初めて知ったような気がする。過去の歴史の改変を防ぐ、といったヒーローもののイメージがありました。「ドラえもん」のTP(タイムパトロール)と混ざっているのでしょう。
    改変を防ぐという規律は同じですが、歴史に影響のない人だけを助けることができる

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    2023年10月09日
  • ドラことば~心に響くドラえもん名言集~

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    2023年24冊目。

    ドラえもんって子どもだけでなく、大人のための漫画だなあと再認識。
    漫画のコマ入りで名言を楽しめます。

    他にも、辻村深月さんのコラムや、ドラえもんの声優さんたちへのインタビュー記事、読者の方々からのエピソードなどいろいろなコーナーが設けられています。
    読書からのおたよりもたくさん載っています。みんな、ドラえもんに救われたり、叱ってもらったり、勇気をもらってるんですね。

    ドラえもんのメッセージカードのページがかわいいし、面白かったです。
    テスト前や長期休み前に印刷して配布したいです。
    あと、ジャイアンの「心の友よ!」のコマが集結しているページも笑えました。

    やっぱり、

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    2023年10月02日
  • ドラえもん 40

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    ネタバレ

    いろいろな意味で名作「しずちゃんをとりもどせ」だが、
    ドラえもんの

    「四角い
    へやを丸く
    はく」って、
    このこと
    だね。
    すみの
    ほうが、
    ゴミや
    ほこり
    だらけ。

    というなんでもないセリフ、日常の端々で思い出す。
    もう数百回は思い出したはず。

    ▼第1話/おこのみ建国用品いろいろ
    ▼第2話/またまた先生がくる
    ▼第3話/あとはおまかせタッチてぶくろ
    ▼第4話/恐怖のたたりチンキ
    ▼第5話/架空人物たまご
    ▼第6話/顔か力かIQか
    ▼第7話/ふつうの男の子にもどらない
    ▼第8話/レポーターロボット
    ▼第9話/フリーサイズぬいぐるみカメラ
    ▼第10話/台風トラップと風蔵庫
    ▼第11話/環境ス

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    2023年10月01日
  • 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 9 宇宙船製造法

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    『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』9巻。

    「ノスタル爺」へのアンサーのような「影男」と「山寺グラフィティ」の2作。
    過去への後悔・未練の回収、未来への出発。違う漫画ですが、救いをもらった気分になりました。「ノスタル爺」の分もスッキリした思いです。

    「恋人製造法」「マイロボット」と恋慕・愛情が強いが故に陥ってしまう狂気の2作。終わり方は違いますが、思い人を手に入れられない時の暗黒面が怖かったです。画風のせいで恐怖は薄いですが、いやいや。代わりのものを作ってしまえと、何をおいても手に入れたい、という怖さです。

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    2023年09月28日
  • 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 10 征地球論

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    『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』10巻。これにて全10巻完結です。

    「街がいた‼︎」はお話の冒頭から「間違えた‼︎」のダブルミーニングでコメディ系なのかな、と思って読み始めたら、単純にホラーだったのでびっくり。行きすぎた技術の暴走という怖さ。
    ラストのセリフで、なんというか教育CMみたいな押し付けがましさが残ってしまった「絶滅の島」。素直に受け取れない自分は、つまらない大人になってしまったものです。そういう一面もある。
    「四畳半SL旅行」の主人公のように、何かに没頭しすぎて現実と想像の境を飛び越えてしまいたい、と思う自分もいるのだけどもね。主人公は飛び越えてしまうのだけども

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    2023年09月28日
  • 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 6 異人アンドロ氏

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    『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』6巻。

    皮肉めいたオチが多かったかな、という印象の6巻。中でも「倍速」ですね。
    あれはいい。非常にいいオチだと思います。下ネタではあるのだけど、人の本質は変えれないよ、という皮肉ね。ふっとぶ万能感。

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    2023年09月23日
  • 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 4 パラレル同窓会

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    『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』4巻。

    「ぼくの悪行」「パラレル同窓会」「あいつのタイムマシン」と、本当はこうでなかった自分、こうなりたかった自分という、誰もが持ってしまう現実と理想の隙間。それを憧れや諦めで無理やり埋めて生活しているのですが、大なり小なり。理想だと思う自分に入れ替われるとしたら、どうする?どうなる?と問いかけてくるのは、子供よりも大人に刺さるのではないでしょうか。夢や希望を押しつぶす現実。それでも向き合い生きてゆかなきゃ、という暗さを抱えた希望を提示させられているような気がします。ひとかけらの染みがついてしまったキャンバスに、人生を描くのですよ、という感じ

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    2023年09月23日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    ドラえもんを小説で読むという珍しい体験でしたが、馴染みのあるキャラ達の冒険の様子は脳内でスッと再生されました。
    異種族交流 出会いと別れという好きなテーマ
    映画の方も見たいです。

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    2023年09月20日
  • ドラえもん社会ワールド お金のひみつ

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    2023年20冊目。
    ドラえもんの漫画と、合間に挟まれた解説とで、中学3年で学習する経済分野の一部が学べます。

    同シリーズの「日本の歴史」とは異なり、ドラえもんの原作漫画が、学習内容にかなりリンクしています。
    藤子・F・不二雄ミュージアムに行った時に、藤子先生は、小学生向けの漫画を描く時に、学年ごとに内容を変えていたと知りました。
    高学年くらいになると、中学レベルの社会派な内容を描き、子どもたちに、楽しみながら学べる漫画を作られていたのだなと感じました。

    巻末になってようやく、編集・解説を書いていたのが、『さおだけ屋はなぜつぶれないのか』の著者であり、公認会計士である方だったと気づきまし

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    2023年09月16日
  • ドラえもん社会ワールド なぜ?どうして? 日本の歴史

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    2023年18冊目。
    小学生の頃、おこづかいで、このテの学習まんがを買い漁っていたことを思い出しました。
    四字熟語、計算、理科、社会…など。
    今思えば、なんて学習意欲の高い子どもだったのだろう。
    あの頃とは違ってそれなりにお金持ちなので、フェアの棚から一気に3冊、買っちゃいました。
    歴史、お金、SDGs。
    教室に置いておけば、子どもたちも手にとるかな?ということで。

    ドラえもんの漫画を挟みながら、各時代の大まかな流れが文章で書かれています。
    漫画は正直、歴史とは無関係の内容でした。漫画で歴史の流れをおさえたい人には向いていません。
    時代ごとのまとめは、やや偏りがある気もしましたが、よく要点が

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    2023年09月15日
  • ドラえもん 12

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    元高角三、矢部小路=通称コーシャク、ロッテ・ミュンヒハウゼン……。
    その回でしか見ない一期一会の人物の、強烈さよ。
    2コマで、しかも手足しか映っていないコーシャクのことを、こんなに強く憶えているとは。

    ▼第1話/ミサイルが追ってくる
    ▼第2話/ベロ相うらない大当たり!
    ▼第3話/ウラオモテックス
    ▼第4話/わすれ鳥
    ▼第5話/よかん虫
    ▼第6話/大空中戦
    ▼第7話/ペットそっくりまんじゅう
    ▼第8話/正義のみかたセルフ仮面
    ▼第9話/カミナリになれよう
    ▼第10話/天気決定表
    ▼第11話/ゆうれいの干物
    ▼第12話/ドンブラ粉
    ▼第13話/大男がでたぞ
    ▼第14話/あいあいパラソル
    ▼第15

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    2023年08月29日
  • 21エモン 3

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    エモンくん、夢諦めるの早い(汗)
    と思ったけど、ちゃんと諦めず
    ダラダラながらも地道?に夢へ向かうのかな?
    いよいよ最終巻へ

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    2023年08月28日
  • ドラえもん 3

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    ネタバレ

    「ライオン仮面」といい「スケジュールどけい」といい、ドラが右往左往する初期ならではの面白可愛さ。

    ▼第1話/あやうし! ライオン仮面
    ▼第2話/日づけ変更カレンダー
    ▼第3話/ママをとりかえっこ
    ▼第4話/シャーロック・ホームズセット
    ▼第5話/スケジュールどけい
    ▼第6話/うそつ機
    ▼第7話/スーパーダン
    ▼第8話/ボーナス1024倍
    ▼第9話/ミチビキエンゼル
    ▼第10話/そっくりクレヨン
    ▼第11話/きせかえカメラ
    ▼第12話/ああ、好き、好き、好き!
    ▼第13話/ゆめの町、ノビタランド
    ▼第14話/ソウナルじょう
    ▼第15話/ぼくを、ぼくの先生に
    ▼第16話/白ゆりのような女の子

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    2023年08月13日
  • おとなになるのび太たちへ ~人生を変える『ドラえもん』セレクション~

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    10人のクリエイティブな仕事をしている大人がドラえもんを通じて子供たちへメッセージを送っている本です。将来を考える上で、いろんな価値観に触れてもらいたいと思い、小学校6年生の息子にプレゼント。

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    2023年08月12日
  • 21エモン 2

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    子供への寝る前の読み聞かせ本
    なかなかニュアンスが伝わりづらい言葉は、子どもに解説や質問をしながら進める。

    無気力者のではなくようやく旅へでたエモン
    ほのかにSF短編チックな狂気の発想もあり、楽しめた。

    で、私たち親子はさらなる別の宇宙にも手を伸ばし始めている(エスパー魔美、チンプイ、ウメポシデンカなど)

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    2023年08月10日
  • ドラえもん 1

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    ネタバレ

    娘と一緒に月一ドラ漫画購入。
    とはいえ子供のころにはスルーしていた劇薬的面白さがある。
    思春期、大いに笑わせてもらったサイト「変ドラ」的面白がり方が身についたおかげでもある。
    あるいはニコニコ動画式に突っ込みを入れる読み方のおかげ。

    Fの一コマ攻撃力。
    「おせじ口べに」の回の、ママ笑顔で「なんだよ、ダメおやじ。」パパ言葉もなく驚愕の横顔。
    思い出すだけで笑いが込み上げてくる。

    あとはこのころの、ドラえもん=(保護者ではなく)悪友というムーブも、おそらく「オバケのQ太郎」のノリを引きずっていて、破壊的に面白い。

    ▼第1話/未来の国からはるばると
    ▼第2話/ドラえもんの大予言
    ▼第3話/変身

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    2023年07月09日
  • 藤子・F・不二雄大全集 UTOPIA 最後の世界大戦/天使の玉ちゃん

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    まんが道で出てきた作品が読めて良かった。
    昔の時代で、画力があるなぁ、ストーリーが凄いなと。
    ストーリーはもう現実になりつつあるのでは

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    2023年07月02日
  • 藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>1 ミノタウロスの皿 1

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    NHKで短編ドラマ化されて放送されている。
    蓮くんパパが、流血鬼に出演してた。
    時代に合う様にアレンジされているので、
    時代錯誤感はない。楽しめた。

    で本書を読んでみると、藤子・F・不二雄が現役で活躍している時を知っている者でも、時代を感じてしまう作品もある。

    全部読まなくたって合うモノを読んで藤子・F・不二雄ワールドを楽しめば良い。
    ^_^


    追記 あとがきは娘さんが執筆している。
       なかなか興味深い。

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    2023年06月23日
  • パーマン 7

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    ネタバレ

    ■7巻
    ・全悪連盟歌
    ・パーマンCM出演
    ・コピーのみち子
    ・テスト用紙がぬすまれた
    ・かす男がパーマン
    ・パー子のすきな人
    ・へんな大手がら
    ・ドロボー電話相談室
    ・白ネコが犯人
    ・まぜこぜコピー
    ・見た! パー子の正体
    ・パーマンが悪者になった!!
    ・われたおさら
    ・温泉で危機いっぱつ
    ・こまった時にはハワイへ行こう
    ・パーマン警報器
    ・バード星への道

    これにて最終巻。
    パー子の顔を見たいという「新」だが、これってプレ思春期の性愛要素?
    実際この巻では2回もパンツ要素あるし、裸もあるし。
    あるいは平安貴族の顔を巡る美意識?(……深読み)
    面白かった。

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    2023年06月03日
  • パーマン 6

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    ■6巻
    ・パー子の秘密
    ・全悪連技術開発部
    ・コピーのむだづかい
    ・パーやん運送でアルバイト
    ・ゴキブリこわい
    ・別荘のユーレイ
    ・千面相とペカソ
    ・透明理事長
    ・パーマンがお手紙出した!
    ・マツタケ山に全員集合
    ・強敵神仙
    ・となりのわからずや
    ・ひったくり犯人にワナをかけろ
    ・パーマン生きうめ作戦
    ・パー子の羽衣伝説

    なるほどパー子に注目を集めることでラストへの仄かな伏線を張っているのか。
    ところで旧作と比べると、明らかに敵が弱体化。
    ガチのマジな国際的犯罪組織とかは描かれない。
    というか「全ギャド連」が「全悪連」に代わったことで、完全な茶番になっている。
    このへん江戸川乱歩の少年探偵団

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    2023年06月02日