藤子・F・不二雄のレビュー一覧
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藤子・F・不二雄大全集「T・Pぼん」1巻。
昔テレビでチラッとみた記憶がある「T・Pぼん」。毎週放送とかでなく、何かの特集だったのか一度きりの出会いでした。多くの作品がアニメ化されているので、どこかで色々な作品に触れているとは思うのですが、「T・Pぼん」はあの一度きりだったんだよなぁ。
タイムマシンで過去に渡り、不幸な死に方をした人を助ける、という設定を初めて知ったような気がする。過去の歴史の改変を防ぐ、といったヒーローもののイメージがありました。「ドラえもん」のTP(タイムパトロール)と混ざっているのでしょう。
改変を防ぐという規律は同じですが、歴史に影響のない人だけを助けることができる -
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2023年24冊目。
ドラえもんって子どもだけでなく、大人のための漫画だなあと再認識。
漫画のコマ入りで名言を楽しめます。
他にも、辻村深月さんのコラムや、ドラえもんの声優さんたちへのインタビュー記事、読者の方々からのエピソードなどいろいろなコーナーが設けられています。
読書からのおたよりもたくさん載っています。みんな、ドラえもんに救われたり、叱ってもらったり、勇気をもらってるんですね。
ドラえもんのメッセージカードのページがかわいいし、面白かったです。
テスト前や長期休み前に印刷して配布したいです。
あと、ジャイアンの「心の友よ!」のコマが集結しているページも笑えました。
やっぱり、 -
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ネタバレいろいろな意味で名作「しずちゃんをとりもどせ」だが、
ドラえもんの
「四角い
へやを丸く
はく」って、
このこと
だね。
すみの
ほうが、
ゴミや
ほこり
だらけ。
というなんでもないセリフ、日常の端々で思い出す。
もう数百回は思い出したはず。
▼第1話/おこのみ建国用品いろいろ
▼第2話/またまた先生がくる
▼第3話/あとはおまかせタッチてぶくろ
▼第4話/恐怖のたたりチンキ
▼第5話/架空人物たまご
▼第6話/顔か力かIQか
▼第7話/ふつうの男の子にもどらない
▼第8話/レポーターロボット
▼第9話/フリーサイズぬいぐるみカメラ
▼第10話/台風トラップと風蔵庫
▼第11話/環境ス -
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『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』10巻。これにて全10巻完結です。
「街がいた‼︎」はお話の冒頭から「間違えた‼︎」のダブルミーニングでコメディ系なのかな、と思って読み始めたら、単純にホラーだったのでびっくり。行きすぎた技術の暴走という怖さ。
ラストのセリフで、なんというか教育CMみたいな押し付けがましさが残ってしまった「絶滅の島」。素直に受け取れない自分は、つまらない大人になってしまったものです。そういう一面もある。
「四畳半SL旅行」の主人公のように、何かに没頭しすぎて現実と想像の境を飛び越えてしまいたい、と思う自分もいるのだけどもね。主人公は飛び越えてしまうのだけども -
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『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』4巻。
「ぼくの悪行」「パラレル同窓会」「あいつのタイムマシン」と、本当はこうでなかった自分、こうなりたかった自分という、誰もが持ってしまう現実と理想の隙間。それを憧れや諦めで無理やり埋めて生活しているのですが、大なり小なり。理想だと思う自分に入れ替われるとしたら、どうする?どうなる?と問いかけてくるのは、子供よりも大人に刺さるのではないでしょうか。夢や希望を押しつぶす現実。それでも向き合い生きてゆかなきゃ、という暗さを抱えた希望を提示させられているような気がします。ひとかけらの染みがついてしまったキャンバスに、人生を描くのですよ、という感じ -
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2023年20冊目。
ドラえもんの漫画と、合間に挟まれた解説とで、中学3年で学習する経済分野の一部が学べます。
同シリーズの「日本の歴史」とは異なり、ドラえもんの原作漫画が、学習内容にかなりリンクしています。
藤子・F・不二雄ミュージアムに行った時に、藤子先生は、小学生向けの漫画を描く時に、学年ごとに内容を変えていたと知りました。
高学年くらいになると、中学レベルの社会派な内容を描き、子どもたちに、楽しみながら学べる漫画を作られていたのだなと感じました。
巻末になってようやく、編集・解説を書いていたのが、『さおだけ屋はなぜつぶれないのか』の著者であり、公認会計士である方だったと気づきまし -
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2023年18冊目。
小学生の頃、おこづかいで、このテの学習まんがを買い漁っていたことを思い出しました。
四字熟語、計算、理科、社会…など。
今思えば、なんて学習意欲の高い子どもだったのだろう。
あの頃とは違ってそれなりにお金持ちなので、フェアの棚から一気に3冊、買っちゃいました。
歴史、お金、SDGs。
教室に置いておけば、子どもたちも手にとるかな?ということで。
ドラえもんの漫画を挟みながら、各時代の大まかな流れが文章で書かれています。
漫画は正直、歴史とは無関係の内容でした。漫画で歴史の流れをおさえたい人には向いていません。
時代ごとのまとめは、やや偏りがある気もしましたが、よく要点が -
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元高角三、矢部小路=通称コーシャク、ロッテ・ミュンヒハウゼン……。
その回でしか見ない一期一会の人物の、強烈さよ。
2コマで、しかも手足しか映っていないコーシャクのことを、こんなに強く憶えているとは。
▼第1話/ミサイルが追ってくる
▼第2話/ベロ相うらない大当たり!
▼第3話/ウラオモテックス
▼第4話/わすれ鳥
▼第5話/よかん虫
▼第6話/大空中戦
▼第7話/ペットそっくりまんじゅう
▼第8話/正義のみかたセルフ仮面
▼第9話/カミナリになれよう
▼第10話/天気決定表
▼第11話/ゆうれいの干物
▼第12話/ドンブラ粉
▼第13話/大男がでたぞ
▼第14話/あいあいパラソル
▼第15 -
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ネタバレ「ライオン仮面」といい「スケジュールどけい」といい、ドラが右往左往する初期ならではの面白可愛さ。
▼第1話/あやうし! ライオン仮面
▼第2話/日づけ変更カレンダー
▼第3話/ママをとりかえっこ
▼第4話/シャーロック・ホームズセット
▼第5話/スケジュールどけい
▼第6話/うそつ機
▼第7話/スーパーダン
▼第8話/ボーナス1024倍
▼第9話/ミチビキエンゼル
▼第10話/そっくりクレヨン
▼第11話/きせかえカメラ
▼第12話/ああ、好き、好き、好き!
▼第13話/ゆめの町、ノビタランド
▼第14話/ソウナルじょう
▼第15話/ぼくを、ぼくの先生に
▼第16話/白ゆりのような女の子
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ネタバレ娘と一緒に月一ドラ漫画購入。
とはいえ子供のころにはスルーしていた劇薬的面白さがある。
思春期、大いに笑わせてもらったサイト「変ドラ」的面白がり方が身についたおかげでもある。
あるいはニコニコ動画式に突っ込みを入れる読み方のおかげ。
Fの一コマ攻撃力。
「おせじ口べに」の回の、ママ笑顔で「なんだよ、ダメおやじ。」パパ言葉もなく驚愕の横顔。
思い出すだけで笑いが込み上げてくる。
あとはこのころの、ドラえもん=(保護者ではなく)悪友というムーブも、おそらく「オバケのQ太郎」のノリを引きずっていて、破壊的に面白い。
▼第1話/未来の国からはるばると
▼第2話/ドラえもんの大予言
▼第3話/変身 -
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ネタバレ■7巻
・全悪連盟歌
・パーマンCM出演
・コピーのみち子
・テスト用紙がぬすまれた
・かす男がパーマン
・パー子のすきな人
・へんな大手がら
・ドロボー電話相談室
・白ネコが犯人
・まぜこぜコピー
・見た! パー子の正体
・パーマンが悪者になった!!
・われたおさら
・温泉で危機いっぱつ
・こまった時にはハワイへ行こう
・パーマン警報器
・バード星への道
これにて最終巻。
パー子の顔を見たいという「新」だが、これってプレ思春期の性愛要素?
実際この巻では2回もパンツ要素あるし、裸もあるし。
あるいは平安貴族の顔を巡る美意識?(……深読み)
面白かった。 -
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■6巻
・パー子の秘密
・全悪連技術開発部
・コピーのむだづかい
・パーやん運送でアルバイト
・ゴキブリこわい
・別荘のユーレイ
・千面相とペカソ
・透明理事長
・パーマンがお手紙出した!
・マツタケ山に全員集合
・強敵神仙
・となりのわからずや
・ひったくり犯人にワナをかけろ
・パーマン生きうめ作戦
・パー子の羽衣伝説
なるほどパー子に注目を集めることでラストへの仄かな伏線を張っているのか。
ところで旧作と比べると、明らかに敵が弱体化。
ガチのマジな国際的犯罪組織とかは描かれない。
というか「全ギャド連」が「全悪連」に代わったことで、完全な茶番になっている。
このへん江戸川乱歩の少年探偵団