あらすじ
ぼん、いよいよ正隊員!助手・ユミ子登場!
いよいよ一人前の正隊員として認められたぼん。でも、早々にミスを犯し、そのおかげ(?)でニューヒロイン、ユミ子が登場します。1980年~83年の『コミックトム』連載の前半を収録。カラーで描かれた原稿はカラーで収録します。ドラキュラのモデルとなった実在の伯爵に捕まってしまう「ドラキュラの館」など、時空を超えた人命救助はますますヒートアップ! (解説/菊池亜希子)
感情タグBEST3
ドラえもんとはまた違ったF先生
ドラえもんの作品に所々出演してくるタイムパトロールが主役のお話。全体的に大人向けの内容となっていて少しグロテスクな部分もありますが流石F先生の作品、読んでいるうちにグイグイ引き込まれていくのを感じます。
ドラえもんとは一風変わった作品なのでぜひ読んでみてください。少し不思議な世界は楽しいですよ。
Posted by ブクログ
20年ぶり位に読んだ。藤子・F・不二雄作品の中でもBEST3に入る作品なんじゃなかろうか(除く短編)。作者永眠のため未完というのが非常に悔やまれる。希望コミックスで全部読んだはずなんだが記憶にないエピソードがあってビックリ。次巻では本当にこれまで未収録だったエピソードが複数収録されるらしいので楽しみ!
Posted by ブクログ
通り魔殺人事件(1980年5月号)
チャク・モールのいけにえ(1980年6月号)
平家の落人(1980年9月号)
ドラキュラの館(1981年5月号)
最初のアメリカ人(1981年10月号)
シュメールの少年(1982年2月号)
武蔵野の先人たち(1982年6月号)
T・P隊員の犯罪(1982年9月号)
魔獣デルブ(1983年5月号)
奴隷狩り(1983年6月号)
Posted by ブクログ
平凡な中学生・ぼん(並平凡)がT・P(タイムパトロール)となって歴史に埋もれた不幸な人達を救う任務に就く冒険アドベンチャー第二巻。
第一巻のリムに代わりユミ子が相方として登場。マヤ文明、源平合戦、ブラド大公、アメリカ大陸到達、シュメール文明、古墳時代、捕鯨船、クロマニョン人、アメリカ奴隷解放。ぼんが主導役になったからか、ユミ子の積極性からか、かなり大胆な歴史干渉が増えた印象。それにしても歴史の重要人物には触れられないという制約の中で、本当にうまく物語にしているなあという印象。単純な勧善懲悪になっていないし。
Posted by ブクログ
あらら、女の子が変わるのね。
ぼんもついに一人前になったのかあ。
2巻の方が、いけにえやドラキュラ、最初のアメリカ人や奴隷など、興味深い話がたくさんあった。
Posted by ブクログ
「ドラえもん」や「T・Pぼん」には、へたな学習マンガよりも、たくさんのことを教えてもらった気がします。
特に、「T・Pぼん」は、大人と子どもの間のマンガで、いいよね、これ。
Posted by ブクログ
藤子・F・不二雄大全集「T・Pぼん」2巻。
1巻ラストで準隊員から正隊員に昇格したぼん。正隊員としての活躍はここから。
教育係としてペアを組んできたリームが、なんやかんやあって再びペアを組みます、という感じなのかと思っていたら、新しいペア結成してしまいました。おやおや。
「TP隊員の犯罪」が異色な回であるのですが、実はメッセージ性の強いものではないのか、と感じます。自分が正しいと感じたことを突き詰めた結果の暴走、というのは誰でも何かのきっかけで陥ってしまうのではないか、と。冷静に客観に、と思ってはいるものの、自分一人では戻れない状態になってしまうことはあるもの。
ペアで活動しているのはそのためだったり?
しかし、歴史に大きな影響を与えない人間しか運命を変えられない、というのは残酷な仕事ではある。誰かを見捨てることが前提であるのだから。与えられた仕事と割り切って活動できればいいのでしょうが、それができないから「TP隊員の犯罪」のような出来事が起きるわけで。
そこを突き詰めてゆくと、TP上層部の中に不満を抱え込んでしまった隊員が出てきて、大胆な過去の改変を行おうとする、みたいな大活劇になりそうだ。超力兵団かな。
それはそれで、大層好みな物語ではあります。「T・Pぼん」とは毛色が違うけど。
あ、小物だったけどギガゾンビがそれに近いか。
あっさりとヒロインが交代、何とも言えない寂しさがあります。個人的にはリームのほうが好みです。
話しとしては、前巻よりバラエティ性は高まったような気がしています。