藤子・F・不二雄のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
う〜ん
今回のマミは、コンポコを置き去りにしたりして、ちょっと酷かったかな。高畑さんの顔がジャイアンみたいになってきたし、見づらいところが多かったです。
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Posted by ブクログ
のび太が、怠惰で弱虫で頭悪くて運動できない男の子なのは、彼がいけないのだろうか。新自由主義者が考えるように、彼のうだつが上がらないのは彼自身の責任なのだろうか。
「ドラえもん」にはたびたびのび太が生まれ変わったように真面目になるストーリーがある。(本書では「かがみの中ののび太」)だが、そうなったのび太に対し、本人も周囲の人々も同じように違和感を抱く。
のび太にとって自然体とはなんだろう。ある程度、人間は嫌なこともやらないと生きていけないことは確かである。だが、ダメな自分を矯正するために送り込まれたAI搭載ロボットと仲良くなれてしまうのび太は、やっぱりのびのび生きていて欲しいと思うのだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ意外と、やられた感あるゎ。面白かった。
はじめは、ハイハイ、いつものドラえもんねー、て感じだったけど、まさかの、過去における未来人との遭遇(笑)。
最後、子どもの学習と情操のためにはあぁするしかないとは思いつつ...。違和感は拭えないね。
歴史を変えていない設定にして、美徳と崇めているけれど、つまりは結局変えてるしな。
人類の歴史は変えてやいけど、人類が生まれなかったかもしれない歴史は変えてる。
結局、タイムパトロール隊の役割は、人類の歴史を変えないことだからそれで正しいし、歴史、なんて物に価値を見いだすのは結局人間だけなんだろうからそれでいいけどさ、ちょっとした嫌な感じは残っちゃうね。
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Posted by ブクログ
相変わらずスポーツも勉強もできないのび太くんは、日々辛い想いを抱えて生きている。
アメリカでは「ドラえもん」は人気がないという。理由は他力本願にすぎるからだ。
のび太は多くの困難をドラえもんに頼ることで切り抜けようとする。問題解決能力をアウトソースすることほど、資本主義自由主義を標榜するアメリカに受け入れられないことはない。
だが、自力で何かを成し遂げろ、という強い抑圧だって多くの問題を包含する。そもそも人間が生きる上で、どれほど自分の実力が、努力が、成功に結びついているのか。ただ単にラッキーマンだった可能性はないのか。
ぼくはのび太の気持ちがよくわかる。のび太という弱者に思いを仮託して生を全 -
Posted by ブクログ
藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」3巻。
3巻はなんといっても「サマー・ドッグ」につきます。
人間の身勝手さが生んでしまった悲劇。この話が掲載されたのは1978年。自分が生まれる前の話だけど、未だに身勝手な大人たちのしでかしてしまった事件というのはなくならない。
この話を見た人読んだ人には、少なからず心を打つものがあったと思うのだけど、その気持ちを持ち続けることができていない、ということなのかな。自分も含めて。
子供の頃に感じた気持ち。それはアニメでも映画でも漫画でも、そんなメディアでもいいのだけど、単純に心に響いた感情を持ち続けることは難しい。
インプットし続けるしかないのかな、感情 -
Posted by ブクログ
藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」1巻。
アニメで見ていたのはいつの頃か。小学生?保育園?だいぶ昔のことなのは確か。
テレポーテーションに使っているあのブローチから出てるのは、BB弾だとばかり思っていましたよ、今日の今日まで。
まさか、仁丹飛ばして瞬間移動しているとは。なんか急に庶民感。
記憶力が良すぎてわざと問題間違える高畑さん。それはどうかと思います。
異常な記憶力と、超能力の持ち主。どちらも異能を隠しながら、日常を過ごしてゆくという点では、互いに理解者であり、共犯者でもあるのかな。名コンビなんでしょう。迷コンビというのが、今のところしっくりくる関係ですが。 -
Posted by ブクログ
夢の中で迷い込んだ地球に似た星。そこは人間のような動物たちが暮らしているメルヘンな星でした。
夢だとばかり思ってたその星が、現実に存在していて再び訪れることになったのび太たち。その星に迫る危機に立ち向かうことになっていくのですが…
科学文明の発達が人類の未来をどう変えてゆくのか、を考えさせる二つの惑星が物語の舞台となります。平和と繁栄へ向かうのか。戦争と滅亡へ向かうのか。
「地球が綺麗な星になったら、チッポ達を招待しようね」
そのささやかな希望が実現できるのはいつの日か。
小さい頃にそのメッセージを受け取れはしなかったなぁ。とはいえ、大人から言われるのは興醒めなんだよなぁ。自分で気づくこ