藤子・F・不二雄のレビュー一覧

  • 藤子・F・不二雄大全集 モジャ公

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    寝る前に携帯をかまうことをやめ、代わりにモジャ公を毎日少しずつ読む。低学年読者を対象にしているとのことだが、子どもの読み物という感じはしなかった。
    子どもの頃と大人になってからじゃ見えてくる内容も変わるような漫画なのかもしれない。もっと歳を重ねてたくさんの経験を踏まえた上で読んでみると、また違った面白さを発見できるのがモジャ公なのかもしれない。
    布団の中で良い時間を過ごさせてもらえた。

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    2020年08月10日
  • 大長編ドラえもん21 のび太と翼の勇者たち

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    映画本編よりも、巻末のグースケ外伝の方が好きです。

    世界はどこまでも広いんだ、というワクワク。これほど冒険心をくすぐるものはないです。FF3で浮遊大陸出たときとか。HUNTER×2の暗黒大陸とか。ゼルダのBoWで始まりの大地を出るときとか。
    楽しみを取り上げられてしまったグースケが、心を奮い立たせるシーンはいいですね。少年はああでなくちゃ。
    ミルクの支えがあってこそなんですけども、立ち上がるのは自分自身なので。

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    2020年08月03日
  • 大長編ドラえもん2 のび太の宇宙開拓史

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    のび太の弱いところより、得意技である早打ちで際立つかっこよさ。ひとつでも、ひとより負けないものがあるのは強い。
    一年生視点では、魔界大冒険のほうがおもしろかったとのこと。

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    2020年06月27日
  • ドラえもん 7

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    「帰ってきたドラえもん」収録の本書は、いわば新シリーズといったところか。ただ内容は恐るべき安定感で、特に大きな変化がない。相変わらず進歩のないダメなのび太くんである。
    「帰ってきたドラえもん」は「さようなら、ドラえもん」の続きだが、この回の凄さは「さようなら〜」という傑作最終回を少しも貶めていないという点である。ただ、のび太がちゃんといい子だということがわかる素晴らしい回だったのである。(もちろんすごくいい子というわけでもない。だが、すごくいい子とは本当に「いい子」なのか、という問題もまた別にある。決してこれは言葉遊びではない。)

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    2020年05月19日
  • 藤子・F・不二雄の発想術

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    インタビューやエッセイ、藤子不二雄賞の総評などの中から、「生い立ち」「まんが論」「仕事術」に関する言葉をまとめた本。

    本書に書かれている「まんが論」や「仕事術」の言葉は、多くの人に役立つものが多いです。

    独創性を育むには、食わず嫌いをせずに様々なジャンルの良いものに触れること。

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    2020年04月26日
  • チンプイ 4

    ネタバレ 購入済み

    ちょうど半端

    最終巻なのに、なんの結果もでなかった。ほんわか気楽に読める作品でしたが、少し残念。

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    2020年04月26日
  • エスパー魔美 6

    ネタバレ 購入済み

    う〜ん

    今回のマミは、コンポコを置き去りにしたりして、ちょっと酷かったかな。高畑さんの顔がジャイアンみたいになってきたし、見づらいところが多かったです。

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    2020年04月20日
  • ドラえもん 5

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    のび太が、怠惰で弱虫で頭悪くて運動できない男の子なのは、彼がいけないのだろうか。新自由主義者が考えるように、彼のうだつが上がらないのは彼自身の責任なのだろうか。
    「ドラえもん」にはたびたびのび太が生まれ変わったように真面目になるストーリーがある。(本書では「かがみの中ののび太」)だが、そうなったのび太に対し、本人も周囲の人々も同じように違和感を抱く。
    のび太にとって自然体とはなんだろう。ある程度、人間は嫌なこともやらないと生きていけないことは確かである。だが、ダメな自分を矯正するために送り込まれたAI搭載ロボットと仲良くなれてしまうのび太は、やっぱりのびのび生きていて欲しいと思うのだ。

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    2020年04月18日
  • ドラえもん 3

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    本巻は結構名作揃いなのではなかろうか。「あやうし!ライオン仮面」では著者のネタ出しの苦悩がそのまま描かれていて面白いし、「ゆめの町、ノビタランド」では子供のユートピアを描く。「ぼくを、ぼくの先生に」「白ゆりのような女の子」では完成度の高い皮肉の効いたSFストーリーが展開される。

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    2020年03月29日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の新恐竜

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    ネタバレ

    意外と、やられた感あるゎ。面白かった。
    はじめは、ハイハイ、いつものドラえもんねー、て感じだったけど、まさかの、過去における未来人との遭遇(笑)。

    最後、子どもの学習と情操のためにはあぁするしかないとは思いつつ...。違和感は拭えないね。
    歴史を変えていない設定にして、美徳と崇めているけれど、つまりは結局変えてるしな。
    人類の歴史は変えてやいけど、人類が生まれなかったかもしれない歴史は変えてる。
    結局、タイムパトロール隊の役割は、人類の歴史を変えないことだからそれで正しいし、歴史、なんて物に価値を見いだすのは結局人間だけなんだろうからそれでいいけどさ、ちょっとした嫌な感じは残っちゃうね。

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    2020年03月19日
  • 中年スーパーマン左江内氏

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    F先生はやっぱり面白いなぁ。
    話ももちろんだが、ヒトコマの表現もよい。
    驚いて目玉が飛び出している何でもないコマとか。

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    2020年03月17日
  • ドラえもん 2

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    相変わらずスポーツも勉強もできないのび太くんは、日々辛い想いを抱えて生きている。
    アメリカでは「ドラえもん」は人気がないという。理由は他力本願にすぎるからだ。
    のび太は多くの困難をドラえもんに頼ることで切り抜けようとする。問題解決能力をアウトソースすることほど、資本主義自由主義を標榜するアメリカに受け入れられないことはない。
    だが、自力で何かを成し遂げろ、という強い抑圧だって多くの問題を包含する。そもそも人間が生きる上で、どれほど自分の実力が、努力が、成功に結びついているのか。ただ単にラッキーマンだった可能性はないのか。
    ぼくはのび太の気持ちがよくわかる。のび太という弱者に思いを仮託して生を全

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    2020年03月08日
  • ドラえもん 1

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    野比のび太は、運動も勉強もできない。怠惰で臆病で単純。才能もなければ性格が良い奴でもない。
    のび太は勉強も運動もせず、部屋で漫画ばかり読んでいた藤本少年の、郷愁と、ある屈折を体現しているのだろう。
    1巻当初のドラえもんは、そんなのび太が見下されると烈火の如く怒る。のび太の、つまり「救われなかった」藤本少年の叫びを代弁してくれる。
    未来の、ちょっと不思議(SF)なパワーによって、状況を一変してくれるのだ。

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    2020年02月29日
  • 藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美 5

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    藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」5巻。完結巻。

    魔美の正義感と好奇心が超能力の発現に一役買ったのではないのかな、と。
    悪いものは悪いとはっきり言える年頃。この年代にだけ許される感覚。悪事にはそれを働いてしまう理由もあるだろうけど、看過はできないという、一方的ではあるけれど断固たる決意。

    どうなんだろ?魔美の成長とともに、超能力も消えてしまうのかしら。
    何者でもないけど、何者にもなれそうな気がする期間にだけ使える不思議な力。ここで得た経験を通じて、彼女の人生は続いてゆく、のかなぁ。

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    2020年02月16日
  • 学年別ドラえもん名作選一年生~六年生 ためし読み特別版

    購入済み

    久々に

    久々に、ドラえもんを読みました。面白かったです。ちゃんといろいろ考えて、勉強になるようになってたと、改めてきづきました。

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    2020年02月15日
  • 藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美 4

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    藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」4巻。

    らいおんじじいのホームドラマが心に残る。なんだろう、年をとったからと言いたくないのだけど、ホームドラマに心打たれることが多くなった気がする。

    あれだな、人と人とのつながりや絆、交歓というものが自分にはないからだろうな。
    偏屈で人間関係なんて、と言いがちな登場人物に自分としては感情をを投影しやすいんでしょう。
    偏屈だけど本当のところはそうでないんでしょ、よかったね。と解きほぐされるのがいいのかな。

    ドラマはそういうの見ないんだけどね。

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    2020年02月10日
  • 藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美 3

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    藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」3巻。

    3巻はなんといっても「サマー・ドッグ」につきます。
    人間の身勝手さが生んでしまった悲劇。この話が掲載されたのは1978年。自分が生まれる前の話だけど、未だに身勝手な大人たちのしでかしてしまった事件というのはなくならない。
    この話を見た人読んだ人には、少なからず心を打つものがあったと思うのだけど、その気持ちを持ち続けることができていない、ということなのかな。自分も含めて。

    子供の頃に感じた気持ち。それはアニメでも映画でも漫画でも、そんなメディアでもいいのだけど、単純に心に響いた感情を持ち続けることは難しい。
    インプットし続けるしかないのかな、感情

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    2020年02月10日
  • 藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美 2

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    藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」2巻。

    超能力を使って、いろんな事件を人知れず解決してゆく魔美。最後のおっちょこちょいなオチがあっての日常です。
    超能力あれば超人、というのでなくあくまで個性の一つということなんでしょうね。

    お隣の陰木さんのホームドラマの回が印象深いです。ただの小うるさい人ではなかったよ、というね。

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    2020年02月10日
  • 藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美 1

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    藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」1巻。

    アニメで見ていたのはいつの頃か。小学生?保育園?だいぶ昔のことなのは確か。
    テレポーテーションに使っているあのブローチから出てるのは、BB弾だとばかり思っていましたよ、今日の今日まで。
    まさか、仁丹飛ばして瞬間移動しているとは。なんか急に庶民感。

    記憶力が良すぎてわざと問題間違える高畑さん。それはどうかと思います。
    異常な記憶力と、超能力の持ち主。どちらも異能を隠しながら、日常を過ごしてゆくという点では、互いに理解者であり、共犯者でもあるのかな。名コンビなんでしょう。迷コンビというのが、今のところしっくりくる関係ですが。

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    2020年02月10日
  • 大長編ドラえもん10 のび太とアニマル惑星

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    夢の中で迷い込んだ地球に似た星。そこは人間のような動物たちが暮らしているメルヘンな星でした。
    夢だとばかり思ってたその星が、現実に存在していて再び訪れることになったのび太たち。その星に迫る危機に立ち向かうことになっていくのですが…

    科学文明の発達が人類の未来をどう変えてゆくのか、を考えさせる二つの惑星が物語の舞台となります。平和と繁栄へ向かうのか。戦争と滅亡へ向かうのか。

    「地球が綺麗な星になったら、チッポ達を招待しようね」
    そのささやかな希望が実現できるのはいつの日か。

    小さい頃にそのメッセージを受け取れはしなかったなぁ。とはいえ、大人から言われるのは興醒めなんだよなぁ。自分で気づくこ

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    2020年01月11日