あらすじ
●あらすじ●のび太が二十二世紀の福引きの外れ券で、手に入れた小惑星。その星は広大な草原と美しい森と湖をそなえたすばらしいところ。そこでのび太とドラえもん、それにジャイアンやスネ夫、そして、しずちゃんたちは、そこにねじ巻き都市を作ることにした。五人はさっそく生命のねじを使い、ぬいぐるみや人形、ラジコンにまで生命を吹きこみ、さらにタマゴコピーミラーを使い、次つぎと新しい生命を誕生させた。そして、落雷により、高い知能を持ったぬいぐるみ、ピーブの誕生を境に、ねじ巻き都市は環境重視の大都市へと大発展し始める。そんなとき、前科百犯の狂暴な脱獄囚、熊虎鬼五郎がねじ巻き都市に侵入した!! 鬼五郎はタマゴコピーミラーを偶然手にすると、なんと自分自身を大量コピーしてしまった!! 平和なねじ巻き都市に、凶悪な鬼五郎が大発生!! なにも知らないのび太たち!! 空前絶後のおもしろさで展開する大長編シリーズ第17弾!!
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Posted by ブクログ
藤子・F・不二雄先生の遺作。序盤の物語の展開が妙にはやく、例えば『宇宙開拓史』でのギラーミンとの決闘や『鉄人兵団』での戦いのような迫力はないのが(それだけ僕が大人になったということかもしれませんが)少々残念ですが、ホクロの優しさが際立っていて、ほのぼのさせられる作品。ジャイアンとティラちゃんの兄弟愛も(?)かわいいです。
エンディングが矢沢永吉なのは、武田鉄矢派を自称する僕としては少々引っかかります…。
Posted by ブクログ
遺作ということは知っていたけれど、これまでの大長編とは何かが違う。大長編1作品目から順を追って読んでいるが、この作品はわちゃわちゃ、というか、ごちゃごちゃしている感じ。
Posted by ブクログ
大長編ドラえもんの17作目・のび太のねじ巻き都市冒険記。
おもちゃの星を作ったのび太たちの冒険。
まさか、下ネタで解決するとは。
「火星からの隕石に生命の痕跡のようなものが発見されたとNASAが発表してた」とはスネ夫の台詞。
そこから「種を蒔くもの」の設定で、この物語を作ったんでしょう。
大長編ドラえもんの元ネタというか、アイデアの出発点がSFやオカルトだったりするところが、とても好きです。
そこから興味が湧いて、新たな知識を得たりするのがたまらなかったですよ。
海底鬼岩城のバミューダトライアングルとか、竜の騎士の恐竜隕石絶滅説とか。
わくわくする子供心のつぼわかってらっしゃる。
「なぞ」や「ふしぎ」は魅力的。