あらすじ
「チンプイ」てんコミ初登場!
藤子・F・不二雄最新の人気作「チンプイ」(全4巻)が、てんとう虫コミックスに初登場!
藤子・F・不二雄の代表作の中で最も新しい連載作品「チンプイ」。
1985年に中央公論社『藤子不二雄ランド』で連載開始。1989年にアニメ化された待望の人気作が、装いあらたにてんとう虫コミックスに初ラインナップです!
「藤子F不二雄大全集」と同じ高画質の原画スキャンデータを用いた、美しい製版でお送りします。
藤子・F・不二雄の得意とするすこしふしぎなエッセンスが詰まった、夢と笑いと憧れがいっぱいの、日常SFシンデレラコメディ!
1巻の見どころ:
ある日突然「マール星」のお妃候補にされ大迷惑のエリちゃん。お世話役の“科法”使いチンプイと、すったもんだの大騒動の始まり始まり!
感情タグBEST3
チンプイかわいい!
宇宙人のチンプイと人間のエリちゃんが主軸のストーリー。
エリちゃんは殿下に見初められ、王妃になってほしいと迫られています。
登場人物みんな嫌味がなくておもしろいです。
Posted by ブクログ
主人公のエリちゃんは、しずかちゃんとはちがい、やたら活発。ママは「女の子なんだから家の手伝いをして色々覚えてもらわないと」というスタンスだが、エリちゃん本人は「ママのいうこと全部は聞いていらんない」と庭から脱走する毎日で、たいへんたくましい。
話は、この平凡なエリちゃんが、マール星という宇宙のどこかにある星のルルロフ殿下のお妃様に選ばれたというところから始まり、使者としてやってきたチンプイはエリちゃんにお輿入れ願うためなんとか口説き落とさないといけない、という大枠の中で展開する。エリちゃんは、そんな知りもしない宇宙人のお嫁さんになんかなりたくないと拒否。チンプイは、職務的にはよろしくない状況ではあるが、そんなエリちゃんのことが気に入ってしまったので、まあそのうちなんとかなるだろうとのん気に構えつつ、よくできたぬいぐるみとしてエリちゃんのおうちに住み着き、魔法(マール星の科学の力を使った技術なので正式には「科法」)でエリちゃんの日常を助けながら一緒に暮らしている。
エリちゃんと仲良しの、内気な内木くんは殿下のライバルとみなされ、チンプイの上役(?)のワンダユウなどが二人の仲を邪魔しにくるようなお話もある。内木くんは出木杉とのび太を足したような、スポーツは苦手でちょっと気弱ではあるが勉強やその他文化系の諸事には強そうな男の子。エリちゃんに助けられることもあるが、卑怯な手には屈しない芯の強さもある。
先日、藤子・F・不二雄ミュージアムに行った。私にとっては、ドラえもんなどもう当たり前の存在過ぎて、これまで作者に思いを馳せたことはなかったのだが、ミュージアムに行って浸ってきた結果、先生の作品のもたらす絶対的な安心感のようなものは決して「当たり前」なんかではなく、陳腐な言い方だが先生のお人柄の優しさとか温かさとかもちろんプロの技とかそういったものの賜物なのだなあと思うようになった。私は作家のことを「先生」付けで呼ぶのはなんか照れくさくてあまり自分ではしないのだが、藤子・F・不二雄さんに関しては「先生」と呼んで慕いたいような気持ちがわいてきたので、呼んでみました。
Posted by ブクログ
子どもへの読み聞かせ本
チンプイが任務ではありながらも、すんなり
ちゃんとエリちゃんのことを好きなのが良い。
内木くん良い子だなぁ…
ややドラえもんより説明の多いコマもあるけど、子供は気に入った模様