藤子・F・不二雄のレビュー一覧
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F先生の作品、面白くないわけがない。
そうなんだ。それはその通りなんだが・・・・・・なんかなあ、初期設定に無理がありすぎる気がして、いまいちのめりこめないんだよね。
いやもちろん、小学生の家に青いロボットが来るなんて設定には無理がないのか、と言われると返答には窮するんだけど、なんちゅうかなあ、また違った質の「無理」なんだなあ。
タイムトラベルできるくらいの文明で、その使命が妙にしょぼいというか。。。
隊員の選定についても、なんで子供にやらせるんだろうというか。。。
いや、繰り返すが面白いんだよ。F先生だもの。プロットはすごい。
ただ、まあなにか違和感を抱えながら読んじゃう所はあるんだ。ち -
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“「魂が安定しちゃったらしいや。」
「あたしたち、もうもとへもどれないのね。」
「それでもいいんじゃないかな。
ここにきみがいて ぼくがいる。心もからだも。
ちゃんと結婚できるじゃない。」
「うまくいくかしら。」
「ぼくを信じてついてくればいいんだよ!!」”[P.106_換身]
「ドジ田ドジ郎の幸運」
「ヒョンヒョロ」
「自分会議」
「換身」
「箱舟はいっぱい」
「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」
「T・Mは絶対に」
「幸運児」
「大予言」
「老雄大いに語る」
「光陰」
「オヤジ・ロック」
「一千年後の再会」
「ある日」
「俺と俺と俺」
「カンビュセスの籤」
「宇宙人レポート サンプルA -
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“「あの青年を志望校にぜひ入れろと、UFOからの要求だ。」
「しかしまたなんで 宇宙人が裏口入学のあっせんなど……。」
「そんなこと知るか!!
それで立ち去るというんだから、世界各国の首脳から学長に圧力がかかってるらしい。
ほんとにもう宇宙人の気持ちは……。」”[P.128_いけにえ]
「ぼくの悪行」
「メフィスト惨歌」
「神さまごっこ」
「あいつのタイムマシン」
「いけにえ」
「超兵器ガ壱號」
「テレパ椎」
「旅人還る」
「白亜荘二泊三日」
「福来たる」
「求む!求める人」
「倍速」
「侵略者」
「マイホーム」
「マイシェルター」
「裏町裏通り名画館」
「有名人販売株式会社」
“「これま -
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“「もしだれかと折り合いがついたら、世界を取りかえてもいいんだ。
選択の失敗を救済するのもこの会の目的だから。」”[P.131_パラレル同窓会]
「どことなくなんとなく」
「3万3千平米」
「分岐点」
「女には売るものがある」
「あのバカは荒野をめざす」
「パラレル同窓会」
「クレオパトラだぞ」
「タイムカメラ」
「ミニチュア製造カメラ」
「値ぶみカメラ」
「同録スチール」
「タイムマシンを作ろう」
「夢カメラ」
「コラージュ・カメラ」
「懐古の客」
「四海鏡」
「親子とりかえばや」
「丑の刻禍冥羅」
「鉄人をひろったよ」
「異人アンドロ氏」
「女には売るものがある (初出版)」
“「オホ -
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“「え?なに、聞こえないわ。
お皿の近くにすわってね。うんと食べなきゃいやよ。」
「たすけてといってくれえ!!」
「そうでしょ、おいしそうでしょ。」”[P.37_ミノタウロスの皿]
「ミノタウロスの皿」
「カイケツ小池さん」
「ボノム=底ぬけさん=」
「じじぬき」
「わが子・スーパーマン」
「気楽に殺ろうよ」
「アチタが見える」
「劇画・オバQ」
「イヤなイヤなイヤな奴」
「休日のガンマン」
「定年退食」
「権敷無妾付き」
「ミラクルマン」
「ノスタル爺」
「コロリころげた木の根っ子」
「間引き」
「やすらぎの館」
“「そうか…………。正ちゃんに子どもがね……。
ということは……、正ちゃん -
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“「あれは?」
「小説。どう説明したらいいか……。
ようするにウソ話をもっともらしくつづったものだ。
文字というものを伝達手段として読み取っている。」
「ウソとわかっているのに読むのか。」
「理解を絶するやつらだよ、まったく。」”[P.60_征地球論]
「街がいた!!」
「征地球論」
「かわい子くん」
「ニューイヤー星調査行」
「ぼくのロボット」
「ベソとこたつと宇宙船」
「コマーさる」
「絶滅の島(サイレント版)」
「絶滅の島(単行本版)」
「なくな!ゆうれい」
「ボクラ共和国」
「ぼくのオキちゃん」
「世界名作童話」
「宇宙からのオトシダマ」
「スーパーさん」
「アン子 大いに怒る」 -
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歌人の枡野浩一がネットで募集し、選句したドラえもんがテーマの短歌集。
ドラえもんは今もアニメや映画をやっている現役のキャラクターなのだけど、その息の長さゆえに、「かつてドラえもんの読者だった」人たち、あるいは世代がとても多く存在する。
のび太より幼いころからドラえもんに親しんできて、今ではパパより年上なんて人も少なくないだろう。
そういう人たちにとって、ドラえもんは望郷の存在で、過ぎ去ってしまった少年時代の形代のようなものなのではないかと思う。
もちろん今もドラえもんが好きか嫌いかと言えば好きと答える人が多いだろうし、だからこそこんな本ができるわけだ。でも、今の「好き」とあのときの「好 -
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藤子・F・不二雄大全集の一つとして刊行された完全版。
小学館の学年誌・その他に掲載された作品を纏めた1冊。
アフリカの「ピリミー族」の王子がジェット機にぶら下がって日本へやって来て、
ある家の世話になったため、恩返ししようとして珍騒動を巻き起こすシリーズ。
客人(まれびと)が子供のいる家の居候となって、
時代や文化のギャップから泣き笑いが生じるという例の黄金パターン。
相原コージ&竹熊健太郎『サルまん』でも指摘されているとおり、
この「非日常が日常を浸食する」スタイルこそ、
面白いマンガの王道なのだと再確認。
――それはいいんですけれども。
あの、強烈に脳裏に焼き付いて離れない「庭で火あぶり」