氷室冴子のレビュー一覧

  • 月の輝く夜に

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    『なんて素敵にジャパネスク』『ざ・ちぇんじ』を陽とするならば、この作品はまさに陰だと思う。氷室冴子さんの未収録作品のコミック化ということでとても楽しみにしていたけど、作品全体に影が潜んでいるような話だった。悲恋といえば悲恋なのかもしれないけれど、人は思惑や政略のためには、身内や恋人すら大切にしないのは平安に限らず今も同じなのではないだろうか。そんな作品の読後感は物悲しいだけではなく気持ちも重苦しくするものでした。小説を先に読んだせいもあるのかもしれないが、小説以上に淡々として、ちょっと物足りなかった。

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    2012年09月18日
  • シンデレラ ミステリー

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    本が大好きな女の子「利根」が、本の世界に入ってしまう話

    小学生用。。。
    読みやすくて、小学生にはちょうど良いのでは?
    あまりに現実逃避の方法がすごすぎて、ちょっと尊敬
    眠ってしまって、もう一生自分の好きな人にだけ囲まれるのでれば、
    私も眠りたい

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    2012年09月04日
  • 月の輝く夜に

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    氷室さんと山内さんのコンビの作品は元気があって大好きなんだけど、今回は悲しいお話しでした(--、) 宮中って陰謀渦巻く本当に怖いところだ

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    2012年08月26日
  • 月の輝く夜に

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    ネタバレ

    氷室冴子さん原作で単行本未収録小説ということで買ってみましたが、大変重い作品でした。

    貴族の妻も子もある年上の有実の愛人として暮らす貴志子の元に、有実の娘の晃子を預かるという話があり、二人の年の近い姫がしばらく一緒に暮らすうちに、お互いの苦しい気持ちが明らかになるって感じです。

    最初からあまり有実に愛を感じてなさそうな貴志子が、実は別の男性に恋をしてるっていうのにも驚きましたが、その相手は浮気者っていうのも驚きました。少女コミックっぽくないなぁって。

    文庫も発売されるみたいですけど、「ざ・ちぇんじ」はすでに文庫で読んでるし、そっちは買わないかも。

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    2012年08月24日
  • 月の輝く夜に

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    なんかこう、胃の腑に重たい感じ?
    切ない!ってほどでもない。
    日常を切り取ったような感じで、エンドマークはついてるけど、続いていくんだろうと思わせる。

    とりあえず、すっきりしない。

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    2012年08月23日
  • なんて素敵にジャパネスク

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    歌を詠んだり文のやりとりしてるのを見ると、平安ものってやっぱりいいなーと思う。
    だから、高彬は頑張れ。
    瑠璃は高彬一筋っぽいけど、少女小説的には鷹男の方が光ってる。
    ていうか、基本的に初夜を迎える為に話が進んでて笑った。
    こんなノリでいいのか。

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    2012年09月24日
  • なんて素敵にジャパネスク(8)≪炎上編≫

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    再読。人妻編完結。

    吉野君編(2巻)と同じく、最後は高彬がおいしいところを持ってくのね。今読み返しても面白い。

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    2011年12月04日
  • 続ジャパネスク・アンコール!

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    ネタバレ

    再読。

    「アンコール」についで守弥、小萩が主役のスピンオフと、瑠璃姫が京都へ戻るまでの三作を収めたスピンオフ。

    吉野君にそっくりの声で現れた守弥が、記憶を取り戻しても、失っていた間の瑠璃に惹かれて、当初の予定とは違う言葉をかけてしまう場面が印象的。確かにこうでもないと、帰京の決心はなかなかつかないよね、上手い!

    瑠璃が主役のスピンオフは、うーん・・確かに笛の中将の気持ちはよーく分かるけど、それにのったんだから!とイライラしてしまう。それにひきかえ、夏姫のかっこいいことよ。

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    2011年12月03日
  • なんて素敵にジャパネスク(2)

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    ネタバレ

    再読。

    「人を愛しむ目は青く、憎む目は赤い」・・のくだりがなんとも切ない。子供の頃と同じところで、ぐっときてしまうのでした。

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    2011年12月03日
  • クララ白書II

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    ネタバレ

    これで終わりかとおもいきや…まだ続くらしいですぜ?
    えっとアグネス白書に続くのかな?
    とりあえず谷川さんの絵で色々想像してます。笑。

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    2011年08月30日
  • 蕨ヶ丘物語

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    ん10年振りに読み返してるけど、勢いがあると言うか、マンガちっくと言うか、楽しかった?
    あとがきの最後の一文が哀しい………小梅おばあちゃんは50年後の私の姿じゃないかしらん……って。
    今更ではありますが、ご冥福をお祈りいたします。

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    2011年07月02日
  • なんて素敵にジャパネスク 人妻編 11巻

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    ネタバレ

    最終巻です。
    高彬がやっぱりかっこいいですね。普段は瑠璃姫に振り回されっぱなしですけど、やるときはやってくれる男。10年以上前から大好きでした。

    「なんて素敵にジャパネスク」も全部で22巻で終わりなんですね。氷室冴子さんが亡くなっているので、ここまでかな。もっと続きが読みたいところですけど。

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    2011年06月25日
  • ライジング! 8

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    京都マンガミュージアムで一生懸命読んだけど、長い!閉館までに読み切れず、泣く泣くまた次の機会を待つことに。宝塚もどきの音楽学校に入学した仁科夕紀が、才能を見いだされ異端の脚本家に女優として育てられていく。よくある成長もので、落ちこぼれで普通の女の子が、自らの理想を追う先生にしごかれて花開く物語。始まりはエースをねらえ!だけど、過程でどんなドラマが生まれるかが各作家の腕の見せ所ってもんでしょう。せっかく夕紀が娘役としてやっていこうと決めたのに、先輩にはいじめられるし先生にまで突き放されるし。デビュー作がよすぎてその後鳴かず飛ばずの役者ってありそうだなあ。それで終わっちゃうと漫画にならないので、ヒ

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    2011年09月09日
  • なんて素敵にジャパネスク 人妻編 10巻

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    廃東宮の企みがすべて潰えたかに思われたが、帥の宮にはまだ最後の、というべき切り札があった! 東宮と桐壷女御が失踪し、陰謀に関与していた桐壷付きの女房・大弐の口から思いもよらない真実が明かされる…。すべてを悟った瑠璃は帥の宮の計略を看破、彼に最後の提案を持ちかけようとするが…!?

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    2010年11月25日
  • ざ・ちぇんじ! 1巻

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    友人から借りた!

    氷室さんが原作で、昭和62年に漫画化。同い年。

    いや~、よくある男女逆転・・・おてんば娘の根源はここか?というぐらいな平安物!!
    『とりかえばや物語』
    名門の大臣には違ったタイプの二人の奥方がいて、同い年の男女の子供をさずかるわけで。
    体の弱かった男の子は、よくある成人まで乙女でうんちゃら説で育てられて、都でも評判の謎多き美しいであろう姫に成長。
    元気な女の子は、長じても元気な男装のおんなのこで、元服したがっちゃって・・・

    そっからはお上がでてきてさ。
    横恋慕とかでてきてさ。

    最後にはうまく収まってさ、みたいな。
    わたしの好きな形。
    20年以上前の話なのだから、面白い

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    2010年11月24日
  • なんて素敵にジャパネスク 人妻編 10巻

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    9巻の内容をすっかり忘れている自分にびっくり。
    私の記憶の中では師の宮が「挨拶したい姫がいる」みたいなところで終わっている・・・これって8巻のラスト?

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    2010年11月19日
  • 落窪物語

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     落窪物語すげー……! 原典で読むしかない!と思わせる一冊。
     全員のキャラが立ち過ぎていてすごい。そして展開も現代社会から見れば「ありえない」ことが「当たり前」であるというリアルさ。もう古典じゃなくてファンタジーでいいと思う。

     関係ないけど、これを読んで森見登美彦に「源氏物語」をやってほしいと思ってしまいました。

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    2010年07月31日
  • なんて素敵にジャパネスク(2)

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    “「右近少将、高彬さまに申し上げます。三条の内大臣のお邸、すべて焼失いたしました。三条の内大臣さま、御子息の融さま、御子女の瑠璃姫さまの行方は、まだわかっておりません。ただお一人、北の方さまは御無事ですが、煙で目を痛められた由」
    「他には」
    「不信な点が二、三あります。どうも放火らしいと専らの噂。そして、唯一焼け残った門柱に、呪詛状と覚しき札が打ちつけられていたとか」
    あたしは息をのんだ。
    呪詛状って、なによ。なんで、うちが呪詛されるのよ!
    「何と書いてあった」
    「焼け残ったところだけで、よくはわからぬながら――」
    使いの者の声が、一瞬、怯んだ。
    「『瑠璃姫 怨』と読めると……」
    その瞬間、ゆ

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    2010年06月19日
  • 多恵子ガール

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     なぎさボーイも読み終えての感想。
     なぎさボーイ、多恵子ガールというのは、2人のカップルのそれぞれの視点からみた、中学生~高校生時代の恋愛模様。

     男も女もどうでもいいところで悩んでるな。実は互いのことじゃなくて自分一番大事だね!としみじみ。自分も学生時代はそうだった。

     作家は大人になってから、子供特有の「視野が狭く感情に流される視点」をどうやって思い出すんだろう? 不思議。

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    2010年06月13日
  • なんて素敵にジャパネスク

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    高校くらいの時に読んで、新装版で、また読んでみた。すかっとする、楽しい話で、あの頃を思い出す。懐かしかったです。瑠璃姫は、健在だなっと思いました。

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    2011年07月31日