氷室冴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電話代がかかり過ぎて、これなら東京に住んだ方が安い!と、東京にやってきた筆者の抱腹絶倒エピソード集。
携帯が出てくる前の「イエ電」黄金時代。一人暮らし始めたて、自由に電話ができるようになった頃を思い出します。
30数年ぶりに復刊。
ダイヤル回し過ぎで指が痛い。
とか、もはや何だかわからない概念ですね。
速く回したい時とか、ダイヤルに圧かけて、確かに指が痛くなったりしたよね。
ハンズフリーで話せる、ヘッドセットタイプの通話機も出たばかり。レシーバー型受話器の登場なんかもまだまだ新鮮な頃だった。コードレスですら新鮮だったし。
旧文庫版の解説は夢枕獏が担当。こちらは同時代作家としての視点 -
購入済み
原点
氷室冴子さんは『シンデレラ迷宮』が好きで、今回初期作品集が出来たというので初めて読みました。内容はライトから重いものまで様々だったけど、アルルカンや白い少女などこれぞ少女小説といった何とも言えない切実な潔癖な切なくやり切れない感情
になりました。 -
Posted by ブクログ
なんだか「女である」ということに疲れていた、そんな時に出会った一冊。
20代の頃は結婚しなきゃと焦りを感じていた。
そして結婚して5年経つ今、私は出産に対して焦りを感じている。
周りからの「子どもはまだ?」という言葉にひっそりと傷つき、プレッシャーを感じ、勝手に後ろめたさと劣等感を感じている。
子どもはほしい。でもその私自身の気持ちの他に、他者からの重圧から逃れたい、という気持ちがあることがはっきり否定できない。それが悲しい。
周りも私自身も、「この年頃の女はかくあるべき」という過去の価値観の呪いから脱し切れていないのだ。
こんなこともあった。
職場でわたしはある役員の書いた原稿の校正作 -
Posted by ブクログ
学生時代にガッツリはまった、今は亡き氷室冴子の初期作品を集めた短編集。
ただただ懐かしく、10代の頃に読んだ作家さんを30年経って読んだら、どんな気持ちだろう?と手に取ったが、「初期作品集」だけに自分が読んでいた頃より、さらに前の作品で懐かしさの感慨もなく、何となく読み終えてしまった。
基本短編だが、タイトル作でもある「白い少女たち」のみ中編で、これがデビュー作だそう。知らなかった…
他の短編集は、その後に見られる少しユーモラスな感じもあり、さらっと読めるが、「白い少女たち」は今ではありがちな設定を1970年代に描いていたことを思うと、青春小説の原点のように感じる。
この前に読んでいた本の中に -
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