氷室冴子のレビュー一覧
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1992年刊行、1995年文庫化、これは2021年に新版として再版されたもの。もう30年も前なのかと。
タイトルがいっぱしの女ですから、女であるが故のあれこれについてですね。当時の社会が垣間見えつつも、女同士の友情の顛末、恋愛の話、バブル時代のクリスマスの話、そして当時ようやく言語化された概念「セクシャル・ハラスメント」。現在では到底考えられないレベルの編集者からのセクハラ、一方でおそらく現在も健在であろう、ファンレターを装った強烈なポルノ爆弾についても。。。
ふと思ったのは、ネット婚活、マッチングアプリについて、彼女が現在も存命であるなら何をどう書くだろうと。読んでみたかったですね。彼女の作 -
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ネタバレ海がきこえるを読み終わり、大人になったふたりが見れるなんて嬉しい!とおもってすぐ読んだ。
IIは津村知沙が不倫相手の奥さんに会いに行ったり、流産の話など出てきて、内容的にはなかなかハード。
お父さんの再婚相手の美香さんと里伽子と拓で食事するシーンは拓の気持ちになると逃げ出したくてたまらなかった。笑 里伽子はいろんな感情がぐちゃぐちゃになってどうしようもなくてすぐに暴走しちゃうけど、素直でまっすぐで可愛らしいなぁと思う。どんな気持ちも拓にだけは受け止めてほしいよね。
里伽子は美香さんが流産してしてしまった時、その様子を近くで見ていて凄くショックを受けていたけど、この経験をしたから憎いはずの相手で -
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海がきこえるの続編。東京での彼らの恋物語、家族のその後など。相変わらずの我儘ぶりの女たちに、笑える。時代が少し古い設定なので、バブリーだったあの頃をおもいだす。挿絵で描かれている女性たちがまさにその時代だなぁと。そして男性はあの頃、アッシー君と言われる人達が多かった。そういう意味で時代を懐かしむ一冊でもある。最後、武藤 里伽子が少し相手を思いやる気持ちを持ててきたことに、やっと、ようやく少しホッとした。笑 そうじゃないと、この後生きていくのが大変だぞーって思っていたから。笑
しかし、この武藤 里伽子、いつから拓を好きになったのか、謎である、 -
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女だから、女性として、というような属性の押しつけは、男からだけではなく、女同士でも行われる。妻として。会社員として。部下として。上司として。人は、歳を重ねるにしたがって、他者からの押しつけだけでなく自らすすんで属性を増やし、会話の内容もその属性に沿ったもの中心になっていってしまう。それを大人になることだと思い、そのような会話を疎む人を、あなたは相変わらずね、と見下げようとする。著者の視線は、友人知人のまとう属性ではなく中身に向けられている。彼ら彼女らが、属性にまつわる話ばかり語ることに悲しみを感じている。思わず私自身のこれまでを省みてしまった。
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ネタバレ※7~8巻までの感想をまとめてこちらに。
瑠璃VS.帥の宮の続き。
帥の宮に殺されかけたものの、煌姫の勘の良さに救われ一命をとりとめた瑠璃姫。
しかし瑠璃姫にはつらい状況だよね…1年前、吉野君に命を狙われた時と状況ダブるから。
でもただでは起きない瑠璃姫。体力回復の合間にも、着々と帥の宮を追い詰めていく…。
そしてついに対峙の時!
いやー、扇落とすまで驚いてくれちゃってまぁ~気分いいわ!笑
けれども、帥の宮が東宮位簒奪を目論んでいたと知れば哀しむ人が多すぎる/世の中への影響が大きすぎる~と考えた瑠璃姫は、帥の宮の出家および都からの出奔を条件に、すべてを忘れると交渉を持ちかける。
帥の宮は -
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ネタバレ※1~3巻までの感想をまとめてこちらに。
人妻編に突入!…絵が全ッ然ちがう衝撃w
まぁそれはさておき。
様々な苦難を乗り越え、晴れて夫婦となった瑠璃姫と高彬。
だけど新婚早々、煌姫が三条邸に居候することになったことで雲行きが怪しく…。
吉野で傷心から立ち直るきっかけをくれた峰男=守弥ということが分かったまでは良かったものの、その守弥が煌姫と組んで高彬と瑠璃姫の仲を裂こうと画策していたことまでバレてしまうし。
おまけに煌姫の策略で瑠璃の浮気を疑った高彬が三条邸に乗り込んできたりと、相変わらずのドタバタ劇。
さて。互いの利害のために帥の宮捕獲作戦でタッグを組むことになった、瑠璃・小萩・煌姫・