佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同著者『人に強くなる極意』の続編。
外務省に務めインテリジェンスの世界に生きた佐藤優の経験を一般社会に生きるサラリーマン向けに解釈するという、前作同様の自己啓発本の類い。
“組織は何年かすると異動があります。(略)短気を起こさず、じっと時を待つというのが組織での一番ふさわしい対応だと考えます。” 195ページ
など、現実的なアドバイスも多い。
前作に比べるとパンチに欠ける印象だが、読みやすいので処世術を身につけたい方はぜひ。
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memo:
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「複線思考」はリスクヘッジでもある。(略)イスラエルの諜報機関のモサドにしても、ロシアの対外諜報庁にしても、そこで諜報活動をす -
Posted by ブクログ
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救世主の降誕という人知を超える出来事が起きたことだけを確認すればよくて、誤訳問題には踏み込まない。(佐藤)
つじつまが合わなくなると知らんぷりか、か。(中村)
都合が悪いことについては黙る、というのが優れた神学者に求められる資質です。(佐藤)
政治家みたいだね。(中村)51
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彼がこう言ったんです。ソ連崩壊はいつ始まったか、それはチェルノブイリ原発事故からである。
原発のような巨大システムが事故を起こすときは、必ず国家や社会の機構の不具合もパラレルに起こっているのだ -
Posted by ブクログ
元外務省主任分析官である佐藤優氏が、対人術の要諦を講義形式で伝授してくれるということで、読む前からもう興味津々なわけです。
聞き手はジャーナリスト小峯隆生氏ということで、この二人の掛け合いもなかなか面白く、もう一つの見どころとなっています。
諜報・防諜機関の人脈構築術、情報収集や交渉における駆け引きなど、もちろん全てではないにしろ結構リアルに明かされています。人脈づくりなど決して偶然とか成り行き任せではなく、緻密な戦略に基づいて行われているんですね。インテリジェンスの世界って凄すぎです。とても一朝一夕で真似できるものではありません。
ただエッセンスを取り出してみると、決してビジネスの世界 -
Posted by ブクログ
元々は2011年に講談社からの単行本「野蛮人の図書室」を改題して、冒頭に本屋の上手な活用法、巻末に選書術と毒手法を入れた、PHP文庫版。
正直、元々の原稿は2011年以前の週刊プレイボーイの連載(2008年~2010年)なので、鳩山政権に期待したり、死に体となったブッシュ政権からオバマ政権への期待など、今読むとなかなか厳しい批評のものもある。
ただし、物事の基本を学ぶための読書紹介や当時の雰囲気を知るためには良いのではないだろうか。個人的には「野蛮人の図書室」も読んでいたので、復習がてら読んで、読みたい本が見つかってしまった。この手の本は、たまに読み直すとよい本だと思う。