駒崎弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ教育・保育・年金・ワーママなど、あらゆる側面の社会問題を取り上げた一冊。
共通して、高度成長期に作られた"仕組み"が変革の最中である今も適用されていて、不整合になっているとの事。
ex)製造業など第2次産業が盛んだった高度成長期は"24時間働くこと"が理想だった為、ビジネスパーソンはくたくたになっていた。その為、性分業をした方が効率が良い。女性は仕事を辞め、家庭に入るべきだとの事で「第3号被保険者」や「配偶者控除」が出来上がった。
法律はもとより、昨今叫ばれている"働き方改革"なども例外ではなく、社内制度も古くから踏襲されている物が多い。
多様化する現代社会に、まだ適応できていない。これは私も肌で感じているところ。
読んで良かった一冊。
社会問題に対して、自分が何が出来るだろうか、という事を考えながら一気に読めた。
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◆待機児童問題=フランスの「シラク3原則」
0歳児保育は非常にコストがかかる
→育児休業給付金を1年目はほぼ100%にした
貰える金額が変わらないなら子どもと居よう、と育休取得率が上昇
→0歳児保育のニーズも少なくなり、社会全体のコストも下がった
また、男女関わらず育休復帰後は元の人事制度ランクで職場に戻れるようにした
(日本の大企業は男性社員を海外の大学院に教育に出す=数年不在でも復帰できるのに、育休には寛容ではない)
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◆労働時間問題
日本の年間労働時間は「2,000時間」
夏期休暇は1週間
経済成長率は0.5%
ユーロ圏は「1,300〜1,500時間」
夏期休暇は1ヶ月
経済成長率は1.5%
◆日本では残業が美徳化されている
「こんなに頑張っているのだから評価してあげよう」「大事に育てよう」「今度、飲みにでも連れて行ってあげるか」という気持ちになる
グローバルな企業では残業社員は真っ先にリストラ候補
「勤務時間中に作業できない容量の悪いヤツ」「会社の貴重な残業代を持って行くヤツ」
◆NPO法人フローレンスの取り組み
・1タスク2ピープル制
誰かが不在でも代わりに出来るので、仕事の停滞も防げる
・会議のルール策定
・議題の事前通知
・仮説を持ってくる
・定刻開始
・在宅勤務制度
・管理職の定時退社
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◆ペアレンツシップを学べる性教育を
日本では性教育がタブー化されている
(先生が照れながらコンドームの付け方を教える程度)
→単にセックスの話をするのではなく、子どもを産むとはどういう事か?という本質論を教えていくべき
妊娠や出産が何歳くらいまで可能か?
もし将来結婚生活を送るとしたら、どんな生活をしたいか?
どんな父親・母親になりたいか?、、、等。
「将来の夢」というと職業の話になりがちだが、ファザーシップ・マザーシップ・ペアレンツシップを教える事も大事
※なぜ教育に組み込む事が大事かというと、"技術家庭"
男子は技術、女子は家庭科、という区分をしなくなった世代から育休取得率が上がった
→教育で通過すると、それがデフォルトになる
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◆ひとり親問題
・ひとり親の家庭は50%が貧困家庭とも言われている
・日本全体の9%の家庭がひとり親の世帯
→100人の企業なら10人がシングルペアレントの計算
かつ、その中でも圧倒的に"シングルマザー"が多い
女性が離婚して子どもを抱えながら働こうとすると、正社員として採用されづらい
「正規・非正規」「男性・女性」のダブルで格差を受けている -
Posted by ブクログ
ネタバレNPO法人フローレンス駒崎さんの著書。
37.5℃以上の熱を出した子どもは保育機関に預けられず、母親は仕事を休まざるを得ない(それがきっかけで職を失う事も)。
当たり前の事をして職を失う社会、という問題を解決する為に発足したプロジェクトの話。
※一般には理解されていない事も多いが、現在のNPO法人は「運動によって社会問題を解決する」から「事業によって社会問題を解決する」にシフトしている。
世の中には数多くの起業ストーリーがあるが、その中でも群を抜いて心に響く一冊。
今でこそ徐々に当たり前になっている事が、誰にも目を向けられていなかった頃。そこに着目し、進んでいく姿はまさにタイトルの通り「社会を変える仕事」なのだと感じました。
働き方改革などが現在かなり叫ばれていますが、そこにもいち早く取り組んだ企業。始めれば、スタンダードになる、という事を体現している企業の話。
「あなたが見たいと思う変革に、あなた自身がなりなさい」——マハトマ・ガンジー -
Posted by ブクログ
実際のところ難しいとは思います。
ただ自営とはいえ、ちゃんとされてる方がおられるのでやって「やれないことはない」んだろうなあとは思います。
でも子供たちが乳幼児期にこの本を読んだところでやり方は変えなかったやろうなあとは思います。
僕は徹底して外部資源(親と機械)を育児に導入することにこだわりましたから。
ただ外部資源を導入できない場合には参考になると思います。
これからの若者たちは少なくとも役所勤めではシングルインカムで余裕のある生活は難しいのでダブルインカムを目指すことになると思います。
そのためのお手伝いの指南書になるかなぁと思います。 -
Posted by ブクログ
・日本だとボランティア団体に毛の生えたような認識しかされていないNPOだが、欧米だと企業に負けず劣らずの存在として社会のインフラを担っている。
・日本のNPOに対する認識を変えてやろう
・自己イメージが、私たちの行動を規定する
・仕事をしながらも、地域・家族・自分の未来に貢献する
・目標を必ず言語化し、繰り返し見て、自分自身に刷り込む
・人生そのものを働くとして捉える。
働く=他者と自分のために価値を生み出すこと(幸せにする、負担を減らす、喜ばせる、感動させる、やさしい気持ちになってもらう)
→地域で働く、職場で働く、家庭でも働く。
・長時間がむしゃら労働から決められた時間で成果を出すスマートワークへ
・自分のための仕事から自分を含めた社会のための仕事へ -
Posted by ブクログ
ワーママ界のカリスマ病児保育の駒崎さんの著書(今や本当に有名人・・)。
「寄付」の考え方を根本的に覆される本!
寄付とはほどこし、赤い羽根募金、といったイメージではなく「投票や投資のように、自分が支持する活動に対してコミットすること」なのだと。
読んでいてハッとしたのは、プロボノもある意味寄付であるという記述。
考えてみれば私が頑張ってる保護者会活動も一種の「プロボノ」活動であり、「企業で培ったノウハウを活動へ寄付している」こととも捉えられる。
そうかー、なるほどーーと感心させられっぱなしの一冊でした。
病児保育そのものには賛成半分・反対半分という気持ちの私(病児保育よりも子どもが病気のときは親が休める仕組みにするほうが大事と思う、でもそんなこと言っててもどうにもならないから目の前の病児保育を何とかするというのも賛成、という気持ち)だけど、駒崎さんの考え方にはブログ等を通してもいつも勉強になってます!