駒崎弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子育てに当たり気に留めて置きたいことメモっとこう
・子供にとって読み書きや計算練習よりも、親や周囲の人とのコミュニケーションが知能や将来の幸福度、年収に影響する。
・親が冷たいと問題行動が増える。
・親へのカウンセリングを行い、子供との関係について気を楽にさせると、親子関係が良好になる。
(親が既に行なっている良い行動に目を向けるだけで改善する。)
・発達の流れを考慮すると、学習面の遅れはストレス管理等の心のケアから改善すると最良。
・好きなことに対して報酬を与えない。創造力と好奇心を大切にする。
・学校、グループなどへの帰属意識を持たせることが大事。参加型の教育。
・フィードバック時に少しの -
Posted by ブクログ
カバーに掲載されている著者の写真を見て、「何だかいけ好かない感じ」と思っていたのですが(笑)、中身を読み始めると、政策起業家としての著者の想いとエネルギーと行動に、ただただ圧倒され、また、その文体の面白さもあって、一気に読んでしまいました。
政策起業家とは、社会の困りごとに気づき、その解決方法のパッケージを生み出し、それを、政府や自治体と協力しながら、政策に落とし込んでいく活動家、と考えてよいと思います。
しかしながら、政策起業家側は、現場の困りごとの本質を理解した上で解決方法を編み出しているのに対し、机上の空論が大好きな官僚や役所は、解決方法の上っ面だけ見て政策に落とし込みがちなので、不思 -
Posted by ブクログ
フローレンス駒崎さんの新著。駒崎さんは著書多数ですが本作は、処女作にして社会起業家本殿堂入りの『「社会を変える」を仕事にする』の続編ともいえる作品。
課題を発見しなんとか対応する方策を作りそれを仕組み化(政策化)するためのフローレンスやその周辺の泥臭い道のりの記録。
言葉が強くしばしば炎上もする駒崎さんですがこれだけ実際に現場をつくりルールを変えてきた人はNPO業界にもなかなかいないし、炎上も決して見て見ぬふりしてるわけじゃなく良くも悪くも向き合っていることが本書にも触れられててそこはさすがだなと感じた。そして何より圧倒的に文章が面白く痛快。 -
Posted by ブクログ
普通の自分が社会のルールを変える方法を知りたくて、
この書籍を手に取った。
著名人や能力や人脈を持つ人だけが、
政治に影響力を持つ、政策を変えられると思っていた。
でも、そうではなかった。
何も特別なものがなくても、
その胸に少しでも社会を変えたいという熱があるだけで、
何かが変わる、変えられる、そんな気持ちになった。
実際には、政治の仕組みやどのような立ち回りをすべきか、学ぶ必要はあるけれども、誰だって、社会を変えられる力があるのだと強く思った一冊。
中でも、このままでは、日本は緩慢に死んでいく、という文章が、著者のブログから引用されていたのですが、この表現に対して、本当にそう思う -
Posted by ブクログ
政策起業家
駒崎さんの本は読むたびに勇気を与えられる。駒崎さんについては『「社会を変える」と仕事にする』を読んで以来、FBやTwitterでフォローし、応援させて頂いているが、本書は、病児保育のフローレンスの事業を起点に、小規模保育園、医療ケアが必要な子供用の保育園、男性育休の義務化など、社会課題への政策面での支援を求めるムーブメントを起こしていく過程について、駒崎さん自らが記した奮闘記である。駒崎さんはFBなどでも拝見するが、口調は非常に優しいのだが、不条理に対しては断固として戦い続け、物怖じしないブルドーザーのような熱い闘志をうちに秘めており、毎度魅力的だなと思う。本書はその魅力が詰まっ -
Posted by ブクログ
敬愛する駒崎さんと出口さんの対談本は、期待どおりにおもしろかった。勉強になった。
ひと世代で世の中は変わる。子どもの問題は必ず解決できる。
序盤は歴史から始まる話が多く、駒崎さんが相槌を打つだけというのが少しおもしろい。話が展開して、駒崎さんが新しい選挙制度を次々に提案したりするから、やっぱりおもしろい。選挙区をエリア別ではなく世代別で考えるとか、とてもおもしろい。
現時点での実現可能性とかはわからないけど、いつまでも1票の格差を論じているくらいなら、駒崎さんが言うような新しい制度を議論していきたい。インターネット投票は比較的すぐ実現できそう。
そして、衆院選のニュースが出ているので、