駒崎弘樹のレビュー一覧
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カップルふたりで読んで、この本を題材にして将来について真剣に話し合うのが良いと思います♪
○この本のテーマ
ワーキングカップル(共働きの夫婦・カップル)が、どちらか一方が我慢を強いられたりすることなく、助け合って生きていくための考え方・小ワザ
○この本の良いところ
・文章がさらっとしているし、見出しも多く、太字使いや図版も充実してて、読みやすい!
・同じテーマについて男性と女性がそれぞれ執筆しているので、男目線・女目線両方わかる!
・「企業戦士+専業主婦という長年染みついた価値観から逃れよう」といった“考え方”も、「『家事ポイント表』を作って公平に家事を分担しよう」小ワザ・ノウハウも、両方 -
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フローレンスの駒崎さんの本。ファンドレイジングについて学びたくて、導入としてはちょうどよいかと思って購入。
それにしてもこの人の本は外れがない。今まで2冊(「社会を変える」を仕事にする、働き方革命)著者の本を読んできたけど、
今回も例外なく面白い。
テーマは「寄付」。日本人には浸透していない「と思われている」寄付文化。テーマがテーマなだけに、まずのっけから意外な発見が。
実は古くから日本では寄付文化が成り立っていた!
東大寺を建てることができたのも、高杉晋作が奇兵隊で明治維新を起こせたのも、江戸時代の寺子屋も寄付が起因しているとのこと。
これは意外すぎた。やはりイメージだけではなく、事実をし -
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社会起業家という言葉をこの本で知りました。
この本以降、世間に浸透していった気がします。
今や駒崎さんは大きな舞台に進んでいるが、
その起点はやはり病児保育をビジネスとして
立ち上げた事にあるでしょう。
NPOとして立ち上げる方が過去の事例からいって
通例的だと思いがちですが、しっかりと
ビジネスと認識させたところが大きな違いだと
感じました。
この視点は大切ですよね。勿論今までビジネスとして
成り立っていない分野でしたからそれなりに苦労も
多かったようですが、どんな分野であれしっかりと
お金を稼ぐこと(聞こえは悪いですが)が出来るのだと
これからの起業家達に一石を投じた存在であるのは
間 -
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病児保育にとりくむフローレンス代表、駒崎弘樹さんの著書。
育児関連の問題の中でもマイナーであった病児保育問題を正面から捉えて、ここまでの事業にしたてあげた手腕と実行力は本当に尊敬に値する。どんな分野であれ、最初に手を上げて実行し取り組んで成果を出すということは、素晴らしく価値があり、誰にでもできる簡単なことでは絶対ない。
ただ、本書は多分意図的だと思うんだけど、そういうスーパーマン的な要素や色合いは薄められていて、「社会の仕組みに疑問を感じた普通の兄ちゃんが、あれこれ壁にぶち当たりながら頑張ってやり遂げた」というテイストになっている。
全体的な文章が軽めで、文体もそこらの兄ちゃんの等身大 -
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「人生戦略」というタイトルではあるが、それほど堅苦しい話ではなかったです。もちろん、かつての「夫が外で死ぬほど働き、妻は家を守り子どもを育てる」というかつてのロールモデルが時代遅れであり、現実的なスタイルではないという要点は押さえられているものの、随所に共著者である小室女史と駒崎氏の家庭でのルールや、夫婦が共に支えあって(特に妻が仕事をつづけながら)生きていくためのアドバイスが散りばめられていて、肩肘張らずにさくっと読み終えることができました。
駒崎氏が述べていることのうち、「自分にしかできない仕事を作ってしまうのは、仕事に対する誇りを周囲に示したいというだけであって、後輩や部下、同僚を育て -
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いきなりですが、一番印象に残っているのは、
「自分たちの遊ぶ公園を自分たちで作り、メンテナンスする」
日本では、錆び付いた遊具を見て、役所に怒鳴り込むだけ。
という部分。
それほど、意識の違いでこうも行動が変わってくるのかという一文であった。
社会起業とは、社会をより良い方向に導くことを目的とした活動や企業体であるが、アメリカのザッポスの企業体とそう変わりはない。そう考えれば、なにが目的を達成しやすい活動体なのかを知る必要がある。
それに、自分の生きる目的を持つ事の大切さもこの本には描かれている。
ザッポス伝説では、多少(というかほとんどか)ぶっ飛んでいるストーリーであるが、このフロー -
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我が家はまさに「ワーキングカップル」。といっても、綿密に計画を立てるタイプではなく、幸運にも「何とかなるさ」で今に至っています
(そのうちツケがくるかも?!)
この本で語られていることはかなり私の実感に近く、とても共感できました。巧まずして結果同じようなノウハウ得ているところもあり。
どんなカップルにも参考になるところがあるのでは。
これを読んで、普段は小さな不満を言いたくなるときもありますが、我が家のダンナさまは、かなり少数派の「イクメン」だと再認識。もちろん子どもたちもお父さんが大好き。ありがたいことです(^-^)
そして、働き続けるのと中断して復帰するのとでは、生涯賃金が数千万以上 -
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これから海外に行くのだが、帰国してからの人生計画はどうするか。ちょっと不安になったので、まだ結婚願望すらないが読んでみた。
夫婦共働きの家庭が増えている中で、本書はそのバイブルになると思う。同時に、まだ結婚する予定がない人に得られる示唆が多い。
読むことで結婚や出産、育児休暇前後の仕事などについて不安がなくなる。
著者は自らワークライフバランスを日本企業に広める仕事をしている小室氏と病児保育に励まれているNPO法人フローレンスの駒崎氏の2人である。
実際に子育てをされた中での気づきが随所に見られ、本人たちいわく、当時の自分たちに言いたいことを盛り込んであるというので、説得力もある。
今後 -
Posted by ブクログ
この先の日本いや、先進国のビジネス構造はこのような方向性を持って進んでいくのか、と痛烈なパンチを与えてくれる本でした。
資本主義の進展によりますます進んでしまった2極分化の社会。
その未来に楔を打ち込むかもしれない概念がここに示されていると感じました。
お金をたくさん持っていて、それを社会のために使いたいと考えている企業そして個人、おそらくこの方々の数は自分の想像を超えているのでしょう。
国に税金として取られるより、自分の意思でそのお金を活かしたい、
大変まっとうな考えです。
その媒介としての社会起業家の存在。
著者の立ち上げたもののひとつである、ひとり親向けサービス
などもまさにその