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ワーママ界のカリスマ病児保育の駒崎さんの著書(今や本当に有名人・・)。
「寄付」の考え方を根本的に覆される本!
寄付とはほどこし、赤い羽根募金、といったイメージではなく「投票や投資のように、自分が支持する活動に対してコミットすること」なのだと。
読んでいてハッとしたのは、プロボノもある意味寄付であるという記述。
考えてみれば私が頑張ってる保護者会活動も一種の「プロボノ」活動であり、「企業で培ったノウハウを活動へ寄付している」こととも捉えられる。
そうかー、なるほどーーと感心させられっぱなしの一冊でした。
病児保育そのものには賛成半分・反対半分という気持ちの私(病児保育よりも子どもが病気のときは親が休める仕組みにするほうが大事と思う、でもそんなこと言っててもどうにもならないから目の前の病児保育を何とかするというのも賛成、という気持ち)だけど、駒崎さんの考え方にはブログ等を通してもいつも勉強になってます!
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本書は、「寄付」という名の投資と投票について、駒崎氏がNPO経営者として経験した話と読者の行動の道しるべになるような内容を語った本。
駒崎さんの本はどれも読みやすく、胸打たれます。
社会を変える波にムーブメントに自分も乗っかっていたい、そういう衝動に駆られます。
「寄付」という行為に対しての概念が変わりました。
大それたことでなくても、身近に自分ができること、見渡せば沢山あるなーと。
【プレゼントを寄付にしてみる】
プレゼントにあてる予定だったお金を寄付に使う。
お祝いの仕組みを寄付の機会に変えることによって、相手も自分も良い気分になり、子どもにとって教育の機会になる・・とても良い試みだなと刺激を受けました!
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「寄付」とは精神性のことなのだ、という気づきを得た。
つまり、「余裕がないから寄付できない」ではないということ。
「寄付文化がないから日本では寄付は集まらない」というのも同様の論理構造を持ち、いずれも逃げ口上にすぎない。
じゃあどうするのさ?という問いに感動とともに答えを提示してくれた。
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「寄付をする」という行為について
歴史や価値について
非常にわかりやすく述べられています。
駒崎さん自身が
寄付税制改革を進めていかれており
とてもワクワクしながら読むことが出来ました。
「自分には寄付ぐらいしかできないけど。。。」という人が
日本には多い気がしますが、
寄付が世の中を変えていくことを教えてくれる
良書だと思います。
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サービスの提供価格を抑えつつもビジネスとして事業を継続して提供することを目指し、
共済型・非施設型の病児保育のサービス、また母子家庭等一人親のためのさらに価格を抑えた
病児保育サービスを行う、NPO法人フローレンスの代表である駒崎弘樹さんの本。
31歳の駒崎さん。
ある日ベビーシッターをしていた実家のお母さんから突然の電話。
お気に入りのお客さん(双子のママ)から、
もう今日でシッターを終わりにしたいと突然言われたとか。
驚いたお母さんは「私が何か悪い事をしてしまいましたでしょうか?」と
恐る恐る聞いたところ「いえいえ、駒崎さんには本当に感謝しています。
私が会社をクビになってしまったので、もうシッターをお願いする必要がなくなったんです。」
とお客さんに言われた、と。
お母さんが理由を尋ねると双子のママは
「先日子どもたちが熱を出してしまいまして、
保育園では 37度5分以上出ると預かってくれないので、
会社を休んで看病したのです。
双子だったのでお互い移し合ったりして結果的に長い期間休まざるをえませんでした。
そうしましたら会社が激怒し、解雇ということになったんです。」と。
子どもが熱を出すというのは当たり前。
それを親が看病するのも当たり前。
私たちは当たり前のことをして職を失う社会に住んでいるー。
これが駒崎さんが感じた社会への違和感です。
そして大学卒業後病児保育のビジネスを立ち上げることにしました。
けれども、病児保育の世界は厳しく保育園の数と比べると病児保育施設は2%。
地域的にみると全く使えないところもあります。
なぜそんなに少ないかというと経済的になりたたないからです。
世の中では必要が増えているのに、国の補助金等をもらったとしても
やれば必ず赤字という仕組み。誰も進んで参入しません。
いろいろ考えたあげく、昔近所にいた「松永のおばあちゃん」のことを思い出します。
血のつながりも何もないけれど、近所で子どもを預かってみてくれていたおばあちゃん。
そういう人にお願いすれば施設を構える必要もありません。
あとは松永のおばあちゃんみたいな人が、いざという時は
近所の病院や医師に助けを求められるバックアップ体制をつくり、
サービスの提供料は1ヶ月いくらという定額制の共済型掛け捨てにして、
この定額料金でひと月に1回は無料で利用できるというサービスにしたのです。
子どもが小さい時にこのサービスを利用した人が、
いつか子どもが大きくなれば今度はみてくれる側になるかもしれない。
そんな可能性もあるサイクルです。
サービスをはじめると大手企業が社員のために入会してくれるケースもあり、
やがて評判が広まって厚労省が見学に訪れます。
そして二ヶ月後には「施設を持たない病児保育を国が行います」という新聞記事となり、
つまり駒崎さんのアクションが国をも動かしたのです。
駒崎さんはこの後、病児保育を利用したくてもさらに利用できない一人親が
現在の世の中にどれだけ多くいるのかということに直面することになります。
その多くは非正規労働者でその半数は雇用保険に加入していません。
失業しても半数は失業保険を受けられないのです。
会社を休めば職を失ってしまう、だから子どもに
「熱が出たらお母さん会社にいけなくなっちゃうよ」とどやしつけるところまで
追いつめられてしまう、逆に子どもは自分が熱を出したらお母さんが職を失ってしまうと
子どもながらに罪悪感を精一杯感じて頑張ってしまう。
家の中に緊張感が張りつめている状態ー。
そんな思いがあり新たに始動した「ひとり親パック」。
サービス提供料を抑える分の財源を通常サービスの収益を充当するカタチでなく、
こっちのプログラムは新たに単独で寄付等の財源を獲得することとなり、
まさに現在の日本のファンドレイジング(資金調達)部門の第一線をいく
ファンドレイジング協会の鵜尾さんに、駒崎さんも相談します。
個 人のサポート隊員制度、クリック募金への参加、
やがて企業の寄付を得るまでになり、ひとり親パックも動き始めるのです。
ひとり親パックを利用したあるお母さんから、
サービスを利用し始めるやいなや子どもが高熱を出したんですという手紙が届きます。
「子どもが、疲れた時にやっと熱を出せるようになりまし た。」
そんな駒崎さんのNPO「フローレンス」の経験談を中心にしながら、
日本における寄付文化醸成の必要性、また私たちが個人としてで きること、
行政職員だったらできること、特別の技術や専門知識を持っていたらできること、
教師だったらできること、マスコミの世界にいたらできること、
学生だったらできること、大企業に勤めていたらできること、
議員だったらできること、有名人だったらできること、
子どもを持つ親だったらできること、
これからの社会への関わり方を様々に説いてくれます。
ところどころに挟まれる数々の先人たちのコトバも素晴らしいー。
企業は顧客への販売によって金を手にする。
政府は税金を取る。しかし、非営利組織は、寄附金を募らなければならない。
ー P.F.ドラッカー「非営利組織の経営」
世界のどこかで、だれかが被っている不正を、
心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。
それこそが革命家としての、いちばん美しい資質なのだから。
ー チェ・ゲバラ「娘への最後の手紙」
国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるか、
問いかけてください。
ー J.F.ケネディ
未来なんて、ちょっとしたはずみでどんどん変わるから。
ー 藤子・F・不二雄「ドラえもん」
あなたが見たいと思う変革に、あなた自身がなりなさい。
ー マハトマ・ガンジー
発展した末の多様な社会にあるニーズもまた多様で、
NPOなどはその多様さにピンポイントで応えられる可能性があります。
NPOはボランティア団体でなく、 非営利組織の「非営利」は
収益を株式会社などのように株主に分配するのでなく、
自らの公益活動の継続に必要なために使います。
だから継続させられるように人件費も当然にいれば、
新たな事業展開への投資も必要です。
「寄付」というと、ひとむかし前はどこかに頼まれて断れずにするような、
強制的でうさんくさいようなイメージもありましたが、
これからの寄付は駒崎さんの言うように、
自分がこういう社会にしたいという社会像への投票や投資として、
私たちの方から積極的に社会を作る参加の方法となると思います。
とはいえ難しく考えなくても、
自分が思っていないところで寄付している可能性もあります。
たとえば年賀状を書くときに絵を考えるのがめんどくさいから
最初から絵入りの「寄附金付年賀状」にするだけで、
50円+アルファの部分は様々な社会貢献事業や福祉事業を行う団体に
助成金としてまわっています。
それを知っていれば、年賀状であえて「寄附金付年賀状」を買うという選択もアリです。
そうそう、宝くじをしても競馬をしても一応遠回しで寄付していることになります(笑)
また最近は企業のあらゆる商品の販促と兼ねて、
買えば どこかに利益の一部が企業から寄付に回される商品というのがたくさんあります。
これをコーズブランドといい、たとえばちょっと前だとアサヒスーパードライを買うと
それぞれの地域の売上げに応じて、売上げのいくらかが
地元の環境問題を解決するNPOに寄付として回っていました。
こういうキャンペーンのときに、どうせ毎日買う日用のものなら、
寄付金がついているものを買う、というのも選択です。
自分たちさえ良ければいいという儲け方の企業や仕組みが、
脆く壊れていくのは既に幾度か目にしたところです。
大きな変化はあの時やあの時に、始まっていたんだなあと思います。
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NPOのフローレンスはBBTのビデオで見たことがあり印象に残っていたが、そうとは知らずに購入。本書で扱われるNPO法人も寄付も、日本ではどこか胡散臭さを感じさせるのも事実であるが、その誤解を解き、寄付とは税金の代わりに自分でお金の使い方を決めることが出来る優れた制度であることを、自らの体験談を元に説明している。
彼が関わっている人たちとそのエピソードがすばらしく、読んでいて感動し、熱い物がこみ上げてくる。
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時間がないという人には時間を作り出せないように、寄付できないと言う人はきっとお金があっても社会的貢献などできないだろう。これからの社会を読み解くためにも、これから社会にでる人に是非読んで欲しい本。
***(2011.1.20)
やっとこの本を読む順番が回ってきた。
パラパラめくっていくと用語集と寄付先のNPOの一覧が巻末に。
用語集を読むだけで面白そう。
待った甲斐あり。
さぁ読むぞ。
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フローレンスの駒崎さんの本。ファンドレイジングについて学びたくて、導入としてはちょうどよいかと思って購入。
それにしてもこの人の本は外れがない。今まで2冊(「社会を変える」を仕事にする、働き方革命)著者の本を読んできたけど、
今回も例外なく面白い。
テーマは「寄付」。日本人には浸透していない「と思われている」寄付文化。テーマがテーマなだけに、まずのっけから意外な発見が。
実は古くから日本では寄付文化が成り立っていた!
東大寺を建てることができたのも、高杉晋作が奇兵隊で明治維新を起こせたのも、江戸時代の寺子屋も寄付が起因しているとのこと。
これは意外すぎた。やはりイメージだけではなく、事実をしっかり調べるべき。
一貫しているのは、寄付がどれだけ社会のために有益かということはもちろんだが、自分のためにとってもどれだけタメになるのかを効果的に説明していること。
効果的にというのは、セリフ調で大事なことを説明しているから。
p55~の知人の社長との会話部分。まるで、自分自身がその社長から話をされているかのような感覚になるくらい。
なぜ寄付は社会にとって有益なのか?
それは未来を選択する「投票」であり、洗濯を実現する「投資」だから。
なぜ寄付は自分にとってタメになるのか?
それは「無条件で与えること」の練習になり、自己肯定感を育む効果的な手段だから。
詳しく知りたい方はぜひ本書を読んでください。
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寄付についての本その2。自分が社会に対してどのような行動を起こしたいかの表現として、寄付という行動がある。その考えや行動を手助けする本。自分の興味は可能性と環境問題。とりあえず、やってみる。
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この先の日本いや、先進国のビジネス構造はこのような方向性を持って進んでいくのか、と痛烈なパンチを与えてくれる本でした。
資本主義の進展によりますます進んでしまった2極分化の社会。
その未来に楔を打ち込むかもしれない概念がここに示されていると感じました。
お金をたくさん持っていて、それを社会のために使いたいと考えている企業そして個人、おそらくこの方々の数は自分の想像を超えているのでしょう。
国に税金として取られるより、自分の意思でそのお金を活かしたい、
大変まっとうな考えです。
その媒介としての社会起業家の存在。
著者の立ち上げたもののひとつである、ひとり親向けサービス
などもまさにその典型的な事例。
ファンドレイザーなる言葉は初めて認識しましたが、
とてもよくわかる、そしてやりがいのある仕事と感じました。
もっと多額の寄付ができる人物になりたい
寄付が当たり前の社会になるように自分もその一助たりたい。
と、この本を読んで強く思うようになりました。
定期的に読み返すべき本がまた一つ増えました。
Posted by ブクログ
寄付という行為は、それを求める側・行う側の双方にこんな利点をもたらすのかと、新しい発見が幾つもあった。日本には古来より豊かな寄付文化があったという指摘にも頷かされた。
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「寄付」ってすごい!
消費し続ける世界より、与え与えられる世界ってこんなにも豊かで色鮮やかな世界になるのか!
「寄付」のイメージが変わりました。
これから仕事では「寄付」の部分も入ってきます。手元におきたい一冊。
いぶきさん、ご紹介ありがとう。
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寄付について書かれている本。結構衝撃的。
日本の寄付体制を変えなくてはいけないことをじみ地味と感じる。そして自分でもできる範囲の寄付をする大切さを実感。
Posted by ブクログ
寄付に関する知識を整理するのに非常に役立った。
大まかな内容としては
日本に寄付文化の浸透が必要である。ただ日本に寄付文化がないわけではない。ここで例として勧進、カンパ、さい銭、布施(大体は仏教関係)といった例が挙げられれる。
また、ファンドレイザーのような役割を担ってきた人として
空海、高野聖、二ノ宮尊徳などが挙げられる。
そして、寄付文化を根付かせるための具体的な手段として「NPO税制改革」。この改革により「参加する民主主義の建設」が期待できる。
大きな変化としては
・寄付金による減税措置がとられたということ→控除率が高くなる=税金が低くなる
・認定NPOをとりやすくなることで、NPOが寄付を集めやすくなる
そして、市民一人一人が動き出すためにということで、学生だったら、企業の方だったら、主婦だったらということで、様々な立場で寄付の関わり方について述べられている。
感想
寄付金が集まれば、確かに現場は動きやすくなるのだろうけど、寄付=参加という形式ではないことが大事であると思う。直接現場に出て活動に参加する。その中で人と出会い、自分自身とその人が抱えている問題(問題だけではなく希望も含めて)の関係性を考える。そういった地道な活動への参加が必要不可欠であろう。
個人的には、仏教思想と寄付の関係性が気になるなるので今後調べてみたいと思う。
Posted by ブクログ
寄付入門といったおもむきの書。多様な情報が盛り込まれていると同時に、筆者の実体験のドキュメントでもある。若い人、学生を読者として意識しているようで、優しく温かい語り口が印象的だった。
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【2014.1.7】
ビジネスの基本は「見返りを求めずに、まず与える」こと。
しかし、人は何かを与えると何かが帰ってくる環境に慣れすぎている。
寄付は無条件で与える練習になる。
寄付の大切さ、素晴らしさを学んだ。
けれど、それでもまだ寄付をする気になれないのは単にめんどうなだけか、それとも何か他の理由からだろうか。
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「ソーシャル・ファイナンス」という大学の授業を受けて、その推薦図書である本書を読んで、駒崎さんのお話を実際に聞いて、『寄付』に対する自分の認識がずいぶん変わりました。
本の中に駒崎さんも書かれているように、今まで寄付というのは赤い羽根募金であったり、コンビニのレジ横募金であったり余裕があったら、もしくは小銭を入れるという感覚でしかなかった。途上国に行くとよく物乞いに出会うけれど、一時的にお金を与えることは彼らのためにはならないと思い頑なに拒否し続けてきた。寄付行為に対するポジティブな印象がないのは、今の世代が寄付に慣れていないから、寄付による社会変革を目の当たりにしていないからだと本書は云う。
寄付を集めること、ファンドレイズすることがどのように社会変革の歯車となりえるのか具体的な事例を交えながら、しかも自分が○○の立場ならばどういう行動がとれるか示されているので、読後すぐに行動に移せるところがいいと思う。
Posted by ブクログ
病児医療を扱うNPOフローレンスの代表・駒崎弘樹氏による一冊。
ひとり親サポート隊員の誕生に至るまでから、寄付による選択と選択を実現する投資、という内容をまとめた上で、鳩山内閣時の、新しい公共、日本の寄付税制を所得控除から税額控除(=寄付は損金として算入)し、納税者として社会投資者として公と民との選択を行い、公は注力できる分野(防災、警備、上下水道、)に注力出来るといった内容が展開されている。社会サービスには何らかのコストが発生しており、受益者としての負担意識と利益を出す(=必要とされている、価値があると認識されている)担い手を増やすことは、国富の増大にも繋がる、望むべき社会だと思った。まず、身近な寄付という行為から始めたい。
Posted by ブクログ
書内でのハーバード大学を用いての例示が分かりやすい。
「大学は学生と言う「受益者」から徴収する授業料が、収入の柱。
それに加え、多くの方から寄付を集め、社会に有用な研究を行う。
収益源を多様化することで、財源基盤が強固となり、
さらに大きな社会的成果に繋がる。」
大学名は、最初の寄付者、ジョン・ハーバードに由来するとのこと。
ビジネスの基本は「見返りを求めずに、与えられる」こと。
寄付行為は、自分にポジティヴのラベリングが出来て、
自己肯定感が蓄積でき、それは自分自身に底知れない自信と、
パワーを与えてくれる。
Posted by ブクログ
投資、今までの観念で行きますと
株や投資信託、または読書や自分の為の投資などなどでした。
しかし、この本は「寄付」という名の投資を述べています。
今までの生活ではあまり縁のなかった寄付。
寄付をすることによって自分が豊かになる。
新たな自分を発見させてくれる本です。
しかしそれに留まらず、寄付とは一体何なのか。
寄付をすること、そして寄付を募ることのメリットなど、
寄付を利用した人生計略も載っております。
今までにない視点の本でしたので、とても勉強になりました。