【感想・ネタバレ】「社会を変える」お金の使い方 ― 投票としての寄付、投資としての寄付のレビュー

あらすじ

あなたにも、きっとできることがある。注目の社会起業家が贈る、「社会の変え方」実践ガイド。
画期的な「病児保育」サービスで社会起業家として脚光を浴びた著者。その行く手に新たな課題が立ちはだかる。――日本社会を蝕む「貧困」。必要な人に支援が届かず、子どもの7人に1人が貧困状態におかれている今、自分には何ができるだろう? 試行錯誤の中で見えてきたものとは・・・。
【推薦】この本を読めば、「寄付」という行為がいかに「自分にとって」タメになるか理解できると思う。僕も勉強になった!――乙武洋匡(『五体不満足』著者)
「小さな一歩」から始まる社会変革のリアル・ストーリー
前半は若き社会起業家の奮闘記。「ひとり親」の子育て支援のため、寄付金集めに取り組みはじめた著者たちの驚きと感動のストーリーが、真摯な情熱とユーモアを込めて語られます。
「社会の変え方」実践ガイド</n>
巻末に「あなたにできること」を豊富に掲載。どんな人でも(子どもからお年寄りまで)実践できる「社会貢献」の方法を、「具体的に」&「わかりやすく」紹介します。
日本を変えるカギ「寄付」の可能性を明らかに!
本書最大のテーマは「寄付」。一見なじみの薄い、でも実は日本の歴史にも未来にも深く関わっています。「寄付なんて胡散臭いと思っていた」著者の試行錯誤の軌跡を通じ、一般向けにわかりやすく語った画期的な一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「寄付」とは精神性のことなのだ、という気づきを得た。
つまり、「余裕がないから寄付できない」ではないということ。
「寄付文化がないから日本では寄付は集まらない」というのも同様の論理構造を持ち、いずれも逃げ口上にすぎない。

じゃあどうするのさ?という問いに感動とともに答えを提示してくれた。

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2011年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

寄付に関する知識を整理するのに非常に役立った。
大まかな内容としては
日本に寄付文化の浸透が必要である。ただ日本に寄付文化がないわけではない。ここで例として勧進、カンパ、さい銭、布施(大体は仏教関係)といった例が挙げられれる。
また、ファンドレイザーのような役割を担ってきた人として
空海、高野聖、二ノ宮尊徳などが挙げられる。

そして、寄付文化を根付かせるための具体的な手段として「NPO税制改革」。この改革により「参加する民主主義の建設」が期待できる。
大きな変化としては
・寄付金による減税措置がとられたということ→控除率が高くなる=税金が低くなる
・認定NPOをとりやすくなることで、NPOが寄付を集めやすくなる
そして、市民一人一人が動き出すためにということで、学生だったら、企業の方だったら、主婦だったらということで、様々な立場で寄付の関わり方について述べられている。

感想
寄付金が集まれば、確かに現場は動きやすくなるのだろうけど、寄付=参加という形式ではないことが大事であると思う。直接現場に出て活動に参加する。その中で人と出会い、自分自身とその人が抱えている問題(問題だけではなく希望も含めて)の関係性を考える。そういった地道な活動への参加が必要不可欠であろう。
個人的には、仏教思想と寄付の関係性が気になるなるので今後調べてみたいと思う。

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2011年01月17日

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