浅葉なつのレビュー一覧
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今回は主人公チェンジで、高校生で天眼の桐堂院桜士朗が御用人になりたくて、奮闘するお話。
家柄もよく(桐堂神社の宮司の家系)天眼のため向いてはいるし、幼いときから神様に囲まれ、大国主神もずっと様子をみたり、時に遊んだり(神様カルタ最高!)していた。白狼である青藍もずっとそばにいる。しかし、身体が弱く、人と交わるのが苦手で、青藍から評しても世間が狭い。
主人公の魅力がダウンしてしまい、いままでのシリーズより、はまれず。でも、安定の面白さはありました。あ、前シリーズのように、ヒロインも欲しいですよね。まだ御用人ではないものの、大国主神の斡旋で4柱の御用を聞きに行きました。
立川市の養蚕の神、金色姫命
正哉吾勝勝速日天忍穂耳命の改名希望
漬物の神様、熱田の鹿屋野比売神が倭建命に渡す漬物に悩む。なるほど、香の物か。
浅草の三社様の兄への思いが桜士朗の兄への引け目と合わさり、悩みを解く。
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ネタバレ青藍を全力でもふりたい!
黄金よりキャラも見た目も好きだというと、拗ねそうだな……
良彦も未熟な部分があったが、桜士朗は良彦とは別種の未熟さがあってハラハラした。
より青いというか、より痛いというか。
十代かつ家族としかコミュニティを持たない彼には経験がそもそも足りていないし、体調にもデバフがかかっている状態。
その状態からどう成長するのか、体調と折り合いをつけるのか、彼の成長も楽しみである。
ただ桜士朗が抱いている良彦に対する複雑な思いが、良彦の成長を見守ってきた身としては些か辛い。
そこが唯一しんどい部分だったかも。
御用人は(主役としては)交代しているが、神様とのお話はこれまでと同様で、忘れてしまっていた絆を思い出して頂き、神様を依頼だけではなく別の面で救っていくのは同じ。
印象的だったのは、改名騒動の話。
某神様のフルネームが作中で何度も登場するので、それだけで笑えてきてしまった。
桜士朗も何度も連呼するから余計に。
物語として好きだったのは、最後の檜前兄弟の話。
元人間、現神様の浅草神社の御祭神の話で、人間味あり、兄弟愛ありでとても印象的だった。
浅草神社好きなので余計に。
個人的には浅草寺よりよほどお参りしてます。 -
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タイトルから、軽い山ガールのお話かと思ったら全然違くて、山知識ゼロの主人公が、古びた山小屋でバイトする日々の、ドタバタしながらも自分を見つめ直す、自分探しの青春ストーリーでした。王道の展開ながら、結構グッときました。
山小屋での仲間たちとのテンポ良い会話やドタバタ、登山や山小屋生活でのキレイごとではないあるあるな出来事、そして山々に広がる草花、岩肌、木々の緑や稜線、雲海や日の出の美しい風景描写が素敵でした。
主人公が仕事の厳しさ、自然の厳しさに触れ、仲間やお客さんと触れ、自分がどうなりたかったのか、考えてゆく心の様が、最後にホッとさせてくれて良い読後感でした。
タイトルのイメージとは違って、もっと深い物語。「どうかこの声が、あなたに届きますように」もタイトルイメージと違い、読んでみてすごく良かった。
たくさんの人に読んでみてほしいです。 -
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ネタバレ亡くなったピアニストの父への反感からよろず屋をやっている青年に、音楽で感動させて欲しいと音楽学園の女子高生天才ピアニストが依頼してきて、という話。
亡き父が拘ったピアノ曲がある意味全ての鍵で、青年の想いも少女の悩みも解決に導いていくことになるのだけど。
いあまあ、なんとなく展開は読めたけれど、依頼の達成時の展開がちょっと納得いかないというか、小説で音楽を扱う難しさを感じてしまった。
あと主人公自身がその達成にあんまり自立的に関わってないのがスッキリしなかった所もある。
なんというかもう一工夫欲しいよね。
流石に作者のデビューしたての頃の作品なのでしかたないかな。 -
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日本神話や神様好きな私にはこのシリーズはドンピシャ。
なので新シリーズ開幕は嬉しい。
『神様の御用人』新シリーズ
といってもまだ見習いだけど。
なぜ御用人になれないのかは暗中模索中。
新コンビは17才の桜士郎と保護者枠の白狼?の青藍。
桜士郎と青藍の新コンビが神様の願いをきくため東奔西走。
このシリーズの面白いところは日本神話や古事記、民話に因んだいろいろな神様が登場するところだ。
毎回、どんな神様が登場するかワクワクしてしまう。
しかも神様がイケメンでジーンズ姿だったり、食べ物に釣られたりと人間以上に人間味に溢れる八百万の神様とその願いに振り回される姿に思わずクスッと笑ってしまう。
神様や神社のことも詳しくなり良いことずくめ。
私は神社巡りもするのですが、神社へ参拝しに行ったときについつい御用人の神様を思い浮かべてしまう。
新コンビにも注目したい。前回の御用人と黄金のやり取りも面白かったので桜士郎と青藍の一人と一柱がどんなコンビになるか楽しみである。
今後、前回の御用人の良彦達とのコラボや共闘、穂乃香との天眼対決なんかもあると面白そうだ!
大国主神の手作りの「日本の神様おもしろかるた」百人一首みたいで興味をひかれる。特に絵札の絵を見てみたいかも。(笑えそう)
カバーイラストの青藍もモフモフが増し増しで
かわいいけど、どっからどう見ても太った犬にしか見えない。そこがまた面白い。
次作が楽しみ!