あらすじ
草原でくつろぐ羊や馬。暖炉にロッキングチェア。そんな場所を夢見ていた女子大生あきらのバイト先は、想定外のオンボロ山小屋だった! つかみどころのないセクハラ主人をはじめ、口の悪い先輩、マニュアルが手放せない同僚、そしてなぜか正体不明の山伏まで居座っていて大混乱! お風呂は週一!? キジ打ちって何!? 理想の女性になるために来たはずのあきらが巻き込まれていく、標高2000メートルのアルバイト! 第17回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞者・浅葉なつの受賞後第一作!
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めっちゃ良かった(≧▽≦)
登場人物もみんな魅力的。
私は雪乃よりあきらみたいな女の子に憧れます。
続きのお話も描いてほしい!
武雄さん好き〜♪
作者が私を呼んでいる!
デビュー後初書き下ろしとのことですが、大変楽しく読了しました。
浅葉なつさんと初めててあったのは、モフモフ狐型神様の登場する作品でした。わかり易いエンタメ作品と言いながら、シリーズを追うごとに深みが増した気がして、作者さんを好きになりました。(ワタシは作者読みです)
本作は初期作とのことですが、拙いところはあるのかもしれませんが、作者さんが「笑って!」と書いたところで爆笑し、「泣かせどころよ!」というところで涙しながら読むスタイルのワタシには好みの一冊となりました。
同じ四国出身の作家さんを彷彿するのはワタシだけでしょうか。誤解のないように、その作家さんも浅葉さんもワタシは好きですよ。
浅葉さんの今後に期待します。
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数年前に読んだ本を 最近 山岳小説にはまり 再度 手に取った本です
山岳小説と言っても この物語は とても気軽に読めるので 好きです^_^
でも 内容は山の楽しさも怖さも十分に伝わってくるのが 山岳小説だな〜と思わせる
主人公の大学生の女の子が繰り広げる「山」の物語を 読んでみてください
楽しいですよ^_^
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愉快で個性的すぎる山小屋が舞台のアルバイト小説。
同じ陸にあるのに下界とは違う時間と空間の流れる山小屋は自分の内面を見つめなおし、前進するのにいい場所だと思う。この山小屋に自分を変えるためにやってきた主人公は、いろんな困難にぶち当たって、焦燥していく。でも、そんなことを通して、成長していく。
なんで山小屋にいるのか、自分は何者になりたいのか、そんな疑問の答えに近づけた感じがしました。
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あまり期待せずに買ったのですが、面白かったです。
山荘で働くスタッフとしてのお話なので、目を瞠るような冒険譚ではありませんが(女の子が登山装備もなく、たった一人で山に登ったというのは、目を瞠るような話ですが)、一日一日重ねるごとに、少しずつ成長し、数日前の自分を素直に反省し、前向きになっていくあきらは、見ていてとても清々しいです。
山荘豆知識というか、裏話も、山に憧れは抱いても登山は絶対しない身からすると、とても興味深いです。
夏山に吹く風のように、からっと爽やかな読後感でした。
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山の知識ゼロの現代っ子が山小屋のアルバイト
ボーイ・ミーツ・ガールならぬガール・ミーツ・マウント
巷ではちょっとした登山ブームですが、山の裏側が垣間見えるので、山初心者にこそ読んで欲しい一冊です。
そして来年もまた登りたいという気が湧いてきました。
序盤~終盤までは全くと言っていい程主人公に共感できませんでしたが、最後で主人公含め登場人物全員が好きになりました。
続編を期待します。
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タイトルから、軽い山ガールのお話かと思ったら全然違くて、山知識ゼロの主人公が、古びた山小屋でバイトする日々の、ドタバタしながらも自分を見つめ直す、自分探しの青春ストーリーでした。王道の展開ながら、結構グッときました。
山小屋での仲間たちとのテンポ良い会話やドタバタ、登山や山小屋生活でのキレイごとではないあるあるな出来事、そして山々に広がる草花、岩肌、木々の緑や稜線、雲海や日の出の美しい風景描写が素敵でした。
主人公が仕事の厳しさ、自然の厳しさに触れ、仲間やお客さんと触れ、自分がどうなりたかったのか、考えてゆく心の様が、最後にホッとさせてくれて良い読後感でした。
タイトルのイメージとは違って、もっと深い物語。「どうかこの声が、あなたに届きますように」もタイトルイメージと違い、読んでみてすごく良かった。
たくさんの人に読んでみてほしいです。
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アタッシュケース片手にコットンフリルのボレロを着こなして山小屋に現れた主人公のあきら。そんな服装で8時間半もかかって標高2000mにある山小屋までたどり着くとは無謀だけれど無茶体力あると感心してしまいました。山のこと何も知らない女子にとっては未体験の世界です。個性的な野郎たちを相手に次第に山小屋に馴染んで行く王道な話しなのですが、山小屋の仕事に憧れていた私にはストライクゾーンな話しでした。どんな人が山小屋の仕事に向くかって、ガサツで不器用だけど情に脆く正義感の強い人なんかピッタリだと思います。作中の小屋は風呂は1週間に1回とかで書かれてたのでちょっと無理かも、温泉が湧きでるとこの山小屋なら毎日入れるとこもあるのでそちらに応募してみたいw
あっでも、理由も説明せずに怒鳴り散らすような人は苦手ですね。
この小屋の関係者みんな訳ありで人情に響いてきますが、根の部分は素敵な人たちで家族のように迎え入れてくれます。
ま、それよりも山が好きなところが一番の共通点で繋がっているのが重要なことだと思いますが、そこら辺の熱い思いをもっと前面に推しだして欲しかった。
架空の山が舞台だったのが残念でしたけど次第に山にあてられて好山病に感染してゆく姿が眩しかったです。
小屋の仕事はきついけど、ナイトハイクで山頂目指し雲海から上がる日の出なんか見てしまったらもうメロメロになっちゃいますね。
コサメビタキさん、素敵な本紹介くださってありがとうございました♪
Posted by ブクログ
山を舐めちゃあかん。いくら暑い時期だからと言って薄着で登山しちゃ後で痛い目にあう。山で水飲むのもお金が掛かる。風呂に入浴するのも、食料を運ぶのも大変。この本を読んで改めて勉強になりました。
あきらちゃん…
憧れの自然派女優に近付きたいから山小屋でバイトって、あきらちゃん。バカなの?!(笑)
そして、何の下調べもなく、ヒラヒラファッションにキュートなトランクで標高2000m登っちゃうって。それ普通出来ないから!!体力お化けだから!!(笑)
浅葉さんらしく、キャラクターがみんなぶっ飛んでて面白かったです。
残念な主人公が成長して、最後に「自分は自分で良いんだ」ってなるところも。安定の浅葉ワールドでした。
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「神様の御用人」シリーズよりも前に書かれた作品。山に登ったことがなくても、主人公と一緒にお勉強できます。夏山シーズンにぴったり。
ひらひらと場違いな服装で、山小屋の何たるかを全く知らずに、アルバイトにやってきたあきら。(女の子です)怒ってばかりいる大樹と、マニュアルなしでは行動できない曽我部くん、セクハラ親父の武雄、医者だという何故か山伏の格好をしている宮澤。個性的な山男とおっさんたちに囲まれて、とてもやってらんない、と山を降りようと決心したところで、武雄が骨折。人手不足から仕方なく山に残ることになったのだが・・・。
イケメンカメラマンの福山(まんまだね)に山の美しさを、大樹には厳しさを教え込まれ、なんとか慣れてきたところに遭難事件発生!あきらと、曽我部しか残されていない山小屋で、どう乗り切るのか?!
コメディだけど、みんな、それぞれに悩みながら、訳あって山と対峙している様子が、だんだん明かされます。山は全ての事情を飲み込んで、どんな人でも受け入れてくれるのでした。
テンポの良い文章と、ノリツッコミが面白くて、これはもう、文章で書いた漫画!すごく楽しめました。浅葉さんは第二の有川浩ではないかと、密かに思っております。
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山ガールのお話ではない。森林浴位の軽い気持ちで来た女性が、バリバリの山小屋で働くことに。山の神に呼ばれたのか?迷い込んだのかは判らないが、知らぬ間に着ていた鎧を脱いでいく。そこにはありのままの姿を受け入れてくれる仲間が居て、自分を受け入れ始めた女性が居た。暖かくなったら山に行ってみよう。
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初見の作家さんヽ(^o^)丿♪
デビュー作である?「空を魚が泳ぐ時」???・・が微妙で・・
どうしようか???と思ったけど・・
こちらは俺的に大好物です(*^^)v
すばらしい⌒(^O^)⌒
女性に母性本能が有るように・・
男性にも父性本能が有ります。
がんばってる女子の物語・・
・・素敵でした(^・^)
浅葉さん・・
神様の御用人???も楽しみにしています~(*^_^*)♪
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山を舞台にした自分探しストーリー。
ちょっちクサイところもあったりもするんだけどそれも含めて実に王道(ラストの大樹のツンデレっぷりがまたベタというかなんというか)なストーリーが良かったです。
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山小屋でのバイトの話。仕事をする山小屋で様々な人と出会い、自分を見つめなおす主人公。山について何も知らなかったので楽しめた。前作の方も読んで見たいな。
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草原でくつろぐ羊や馬。暖炉にロッキングチェア。そんな場所を夢見て山小屋のバイトにきた女子大生あきら。しかし山小屋で待っていたのは…。山の恐ろしさを肌で感じつつも、徐々に山に魅せられていくあきらにシンクロして、どんどん読んでいる私も、山に登って綺麗な景色をみてみたい、綺麗な空気や水を味わってみたい、という気持ちが湧き上がってきました。テンポのよい会話が楽しい。
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山を題材にしてるだけあって、凄く爽やかな作品。
安易なボーイミーツガールや自己肯定で完結しないってのも良かった。
深夜ドラマとか2時間ドラマで実写化してもイイかと思う。
文章も読みやすくて、良作。
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山小屋でのアルバイトを押し付けられてしまった女子大生のあきら。
山のド素人が、山小屋での人とのふれあいを通しながら成長していく物語です。
ライトな小説ながら、山小屋や遭難対策、そして山を楽しむ魅力が織り込まれており、これから山を始めてみたい人や山ガールにお薦めの一冊です。
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「呼んでいる!」という言葉に呼ばれた気がして購入(笑)。
全体的に読みやすくてすらすら読めました。
タイトルにあるとおり山の話で、グッと来る場面もあり、笑える場面もあり、登山の奥にあるものと自然の厳しさなどを少しだけ垣間見れたような気にもなれ、率直に面白いと思いました。
・・こういう話に影響されやすいもので、早速山にちょっとだけ興味がわいて、いつの日か富士山の頂上まで登ってみようか・・なんて事を思ったりしています(苦笑)
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登山も山の知識もない女子大生あきらが山小屋のバイトをすることになる。辿り着いた山小屋はボロくてロッキングチェアも暖炉もないところだった。そしてオーナーや従業員たちもなかなかキャラのたった人たちだった。
想像もしなかった環境に放り込まれたが、山の人たちに必要とされていくことによって、自分のあり方を見つけていく。
ストーリーとしては想像の範囲内という感もあるがが、キャラがおもしろくて安心して読める。
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登山好きな私からすると、最初の頃のあきらの無知具合が焦れったいというかイラつくというか、、
ただの教訓話ではない厚みはあるので、それでも楽しめました。
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山小屋に泊まった経験のある人であれば実感する「山小屋あるある」が色々出てきて、その部分に関しては読んでいて楽しむことができた(私も、山小屋の従業員が布団を屋根の上に投げ上げて干しているのを見たことがある)。
しかしながら、「エンタメ作品なので多少誇張した部分がある」ことや「山小屋には、あんな変人ばかりがいるわけではありません」とあとがきで断ってはいるものの、山小屋の主人である武雄の行為があまりに幼稚すぎて白々しい。自分の顔写真入りのTシャツを作ったり、そのTシャツを売り捌くために、水鉄砲で他人の服を汚すことに興じるような人間がいたとしたら、愛想をつかされて誰も相手にしなくなるだけだろうと思う。
大きな勘違いをして、山小屋のバイトにやってきた女子大生あきらが主人公であり、あきらが山小屋で様々な体験を重ねることで自分にとって本当に必要なことが何であるのかに気づく成長物語だが、残念ながら主張内容にそれほど説得力がなく、主人公の心情にも五十代男性の私には共感するところが無かった。
山小屋で起こりそうなエピソードをストーリーにうまく取り込んでいて、小粒ながらもきれいにまとまっている作品だとは思う。
登山者がその山に登りやってきたのは「山に呼ばれた」からだという見解は、なかなか面白いと感じた。
Posted by ブクログ
女子大生の山小屋での成長物語。
これがラノベか! と驚く。萌え少ないけどいいのか? セクハラおやじの武雄が輝きすぎてまぶしい。もう彼がヒロインでいいんじゃなかろうか。
主人公らがきちんと日ごとに成長する姿が素晴らしい。
Posted by ブクログ
自分に自信が持てずに迷っていた女性が、想像とは全く違う山小屋でのアルバイトを通じて本来の自分を取り戻す、というストーリーなんだけど、主人公が最後まで好きになれずに終わってしまった。
他の登場人物、男性陣や幼馴染の女性はみんないい感じなのに、肝心の主役が残念でした。
Posted by ブクログ
山の知識ゼロ、登山経験なし、の主人公が突然山小屋でバイトをすることに!
他の従業員との衝突や山小屋バイトの厳しさを経験していく中で・・・という感じで物語が進んでいきます。
登場人物全員が個性的で面白い。ラストもイイ感じに終わっているので気分良く読み終えました。
Posted by ブクログ
登山に興味がある人にはちょうど良い。登山に興味ない人でも普通は知らない山事情が多々載っており、新鮮な雰囲気で楽しめると思います。
話的には先がちょっと読めるかな。王道だからしかたないが。
タイトルや表紙絵などに呼ばれて購入するのも、それまた出会い。