【感想・ネタバレ】神様の御用人3のレビュー

あらすじ

個性的すぎる洋服を押し付けられ、相撲勝負に柄杓探し、おまけにお菓子作りまで!? 走り回る良彦を横目に神様たちは今日もいたって自由気まま。しかも今回は四国遠征をはじめ、とある神様に心酔する高校生にまで絡まれる始末。こんな時に頼りの黄金は、お菓子の神様とスイーツ三昧で肥満の危機!? そして穂乃香の協力を得て御用人業に励む良彦もまた、神様との出会いによって少しずつ変わりはじめる。果たして、今の自分にできることは――。 神様と人間の繋がりと絆を描く御用人物語、第三弾!

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ネタバレ

毎巻一回以上は泣けるの久しぶりで良いね。1柱と4柱が特に好き。 黄金が最初は御用人がこんなので大丈夫か?って感じだったのに、これまでの活躍で本人が見ていない時は信頼を隠そうとしなくなってるの本当好き。信頼すればする程、威厳が減ってるのは笑う。 地味に穂乃香ちゃんの良彦への感情が重くて強いの驚いたけど、泣沢女神の時の話とか、これまでの良彦の行動とか思い返すとそりゃそうかってなった。一切期待して無かった恋愛系の展開も今後期待できそうでワクワク。

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2025年03月04日

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良彦が神にサラッとアドバイスをするのが、一応御用人としての任務をこなしている。
その良彦は神に忘れていたことを思い出させてくれる存在。

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2024年07月08日

購入済み

3巻。

相変わらず、ぶっ飛んだ性格の神様達とそれに振り回される主人公の物語…が4篇。主人公、物語の始まり…1巻当初から"良い奴"ではありましたが、なんだかどんどん良いトコロが全開になっていっている気がしますね~。天性の人たらし…いや神たらし?。人生に挫折して迷っている最中だけれど、方向が決まったら怖いもんなしな気がします^^♪

#泣ける #感動する

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2021年12月19日

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シリーズ第三弾です。今回も短編形式で、様々な神様が登場します。その神様たちのキャラがいい!読み進めるうちにほっこりします。オススメ!

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2021年12月05日

購入済み

神様の御用人3

三巻目、またまた黄金様と良彦が生き生きと私の頭の中で走り回っています。描写が繊細で想像し易いのかドラマを見ている様な感覚です。私の娘が奈良の和菓子屋さんに職人見習いでお世話になった時、店の先輩職人さんからお菓子の神様の話を聞きお参りに行った事を思い出しました。その神様がそんなに困っていたなんて…笑

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2020年02月06日

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一、個性派デザイナー神。穂乃香への贈り物で本当の望みが果たせたけど、良彦と黄金に贈った服は強烈。二、五穀豊穣の有り難さを実感。子供におしえられました。三、新キャラ登場?これから遥斗はたまに出てくるのかな。名前に込められた意味や願い、繋がりを知る、て大事なことですね。四、お菓子の神様に泣かされるとは思わなかった。約束が果たせず苦しみ続けた田道間守命、待ち続けた大王。良彦の成長が著しい。穂乃香の良彦への淡い思いはゆっくり静かに暖めてほしい。

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2019年11月30日

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穂乃香ちゃんの登場シーンが増えて、御用人良彦の成長もあって、登場する神様がなんだか皆さん一味もふた味もあって、うるうる度MAX。
時の流れも緩やかで何とも味わいがあったかな。
ラスト、もふもふさんのつぶやき?を読むと、もしかしたら良彦は御用人ではなかったかも〜なんて。
もう一度1話から読み直してみたいなぁ。。と思うと共に次が楽しみ。

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2018年10月12日

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現代の神様奇譚の第3巻
良彦の御用人としての成長を見られる巻だと思った。
今回の依頼神は天棚機姫神、大山祇の稲の精、高龗神、田道間守命の4柱
奇抜なファッションに死んだ目で毒を吐くロリ神様をちょっと見てみたい。

一人相撲をするのは河童だけだと思ってたら神様にもそんな行事があるとは知らなかった。強くなりたいのは誰かを守りたいからっていうのはきっと強さの根底にあるものだと信じたい。

高龗神様、漢字が出ないです。道具を通して人を探したいという願いを見事に見抜いた良彦の御用人としての成長が良く分かる。

稲の精も高龗神も人恋しかったのかなとも思える。

お菓子にも日本の神様がいるとはさすが八百万も神様がいる国
大の男2人と狐一匹で台所でお菓子作りしている様ははたから見て面白いに違いない。
話の最後は結構感動した。
ほのかちゃんとの距離がさりげなく近づいている気がする
良彦は相変わらずの神をも畏れぬ不遜な態度で接しているがそれがやっぱり今の日本人なんだろうなと思う。
神様はつかず離れず時に厳しく、時に優しく人の世を見守っているんだろうと思わせてくれる1冊

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2018年06月01日

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穂乃香ちゃんとのコンビがいい感じになってきました。貴船神社の話は特に良かったなあ~ 各話、よく考えられてると感心してます。

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2017年03月26日

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御用人シリーズ3

超個性的な服を好きになってもらいたい
相撲の勝負で負けたい
柄杓を探して欲しい
シュークリームを作りたい

自由な神様たちの願いをかなえるべく奔走する
御用人「良彦」 今日も頑張る♪

モフモフ神の黄金や、天眼を持つ穂乃香との仲も
深まりいい感じ☆

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2025年11月02日

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ネタバレ

御用の仕事でどこかの神様に届ける為にお菓子作りに奮闘する話。1人だと作れない、お菓子作った経験と言えば妹がバレンタインデーのチョコ作る為の手伝いでチョコを湯煎で溶かしたくらい。

経験が無いから何も出来ない。頼れるのは居ない。鬼神である妹に頼めば「気持ち悪がられる」
それだけは避けたい
んじゃ他は?思い付いたのは
神社の娘の穂乃香
事情を説明し手伝ってもらうも、お菓子作りが初めてだったらしく失敗。
でもどうにかしてお菓子作りを完成。

何年、何十年、何万年、更なる時を経て目的の神様へ•••。
そして届け先の神様は許してくれるのか?

あまり書けば更なるネタバレになるのでこの辺で(・ω・)ノシ

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2025年03月14日

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[Ⅰ]神様の悩み必ずその奥にもひとつ何か本当がある[Ⅱ]その少女神の世界のデザイナー今はとってもやさぐれている/稲の精なにやらすこし倦んでおり本気の相撲もちかけてくる/大昔貴船の神とともに来た童子の柄杓いまはいずこに/はちあわせ神二柱菓子の美味語り合って意気投合す[Ⅲ]良彦ますます優しくなってきた。

穂乃香《続けられることには、意味があるはず……。》p.48

《神とは本来、願い事をする相手ではなく、感謝を捧げる存在だ。》p.235

■簡単な単語集

【天棚機姫神/あめたなばたつひめのかみ】高天原で神衣(かんみそ)を作っていたが最近は人間世界で洋服を作っているが売れなくて悩んでいる。小学三年生くらいの女の子の姿だがときおりの、怨念がこもったような低音ボイスが怖い。自分の作りたいものを作るタイプで、相手に似合うとかあまり考えていないところに問題があるような気がする?
【稲の精】大山積神(おおやまつみのかみ)の配下。愛媛にいる。年中行事の相撲でたまには負けてみたい。
【大國主命】出雲在住。国造りの頃の少彦名神の相棒。須勢理毘売命の夫なので須佐之男命の義理の息子。浮気性。
【大年神/おおとしのかみ】四柱目の神様。歳徳神(としとくじん)とも言う。新年に福をもたらす年神。知らないうちに御用をかなえてしまっていた。須勢理毘売命の腹違いの兄。ということは須佐之男命の息子か。
【大主神社】孝太郎が働いている神社。起源は平安時代。祀られる神は春日大社から勧請された。
【大御霊龍王/おおみたまりゅうおう】三柱目の神様。瀬田の唐橋の下に住まう龍神。「瀬田の橋姫」と呼ぶほうが人には馴染み深い。ある人物は「お華」と呼んだ。
【大山積神/おおやまつみのかみ】伊予の大三島にある大山祇神社、日本総鎮守の異名を持つ社の神。海の民の信仰を受けた戦神。イザナギ・イザナミから生まれた。
【岡田友弘】良彦んちの斜向かいの家の子。小学生。なぜか良彦をつけてきた。
【お杏/おきょう】一言主の眷属。銀杏の御神木が本体の精霊。
【お供え】《神は見目形よりも、それに込められた想いを汲むものだ》《お前が、それに込めた想いをな》第一巻p.268-269。
【お華/おはな】→大御霊龍王(おおみたまりゅうおう)
【語り部】各巻の最初と最後に出てきて、良彦の後の御用人(まだ少年)に良彦のことを語り聞かせているようだ。良彦との関わりは不明。身体に鱗があるらしいので、龍神か蛇神か魚の神かそんな感じ? 少年の方も良彦との関わりは不明。息子という可能性もある?
【神様】人間とは持ちつ持たれつの関係だったが、現代では願い事を唱えるだけで信仰心も薄れ神祭りもなく、全体に力が弱まっている。《現代において、八百萬のすべての神が万能だと思うな》第一巻p.42。《神がいなくなるということは、その土地の太陽や水を隠されることと同じことよ》第一巻p.155。《人の子からみれば、神とは理不尽な存在であるものだ。》第一巻p.173。黄金《ほとんどの神々が、人の子を「人間」という括りで見ており、個人として認識することが稀だからだ。わしとてお前が御用人でなければ、舞い散る木の葉の一枚としか見ておらんかっただろう。》第一巻p.173。
【願掛け】《事情はどうあれ、困った時だけ神に頼るのは、褒められたことではない。》第一巻p.54。この作品の神様たちは人間とそう違いはない存在として描かれているが、ぼくらの世界にもし神様がいたとしても願いを聞いてくれることはなさそうに思える。ある人の願いは他の誰かにとって呪いになることもあるだろうから(たとえば入試合格)全ての人の願いを聞くと矛盾が発生する。なにより、神にとって人間は取るに足らない存在だろうから個としては認識しておらず塊(あるいは数字)としての認識だろうと思われる。また、神と人間は存在としてのありようが違いすぎるので神の理は人間の理とは大きく異なるだろうから良し悪しの基準もまったく違い、願いとそれを叶えた結果は合致しなさそうだ。
【感謝の歌】なんでも食事するときには一杯一拍手して和歌を詠むものだったらしい。それは「たなつもの 百の木草も天照す 日の大神の めぐみえてこそ」というものだとか。
【窮鬼】→貧乏神
【孝太郎】藤波孝太郎。良彦の高校からの友人。実家は神社。今は近所の大主神社で修行中。権禰宜になったところ。超現実主義者。貧乏神にも恐れられる清濁併せ呑む毅然とした男。
【黄金/こがね】方位神(ほういがみ/ほういじん)。最初に出会った神様。大主神社末社にも祀られている。狐の姿をしており「黄金/こがね」と呼ばれていると名乗った。触りたくなるモフモフ。甘いものに目がない。方角を司るので目的地やそこへの行程が手に取るようにわかる《いわば、高性能狐型ナビだ。》p.87。「狐型モフペディア」でもある。とても古い神様らしいが良彦は威厳を感じていない。その願いは《日本中の人間が再び神祭りに目覚め、神に畏怖と敬いを持つように取り計らう》p.154第一巻。というもの。個人の力では無理そうなのに叶うまで離れないというので一生のつきあいになる? 強いて言えば良彦が神社ライターにでもなって影響力を持っていくしかなさそうだが? このままではお役目を果たすのも遠からず無理が出てくるやろうし。《方位神とは、理屈でできているようなものだ。》第一巻p.200。
【神職】《神に仕える彼らを通して、人々は神を視るのだろう。》第一巻p.251
【少彦名神/すくなびこなのかみ】有名どころ。第二巻最初の神様。見た目は身長十センチくらいの老人で白いポンチョのような服を身につけている。一寸法師のモデルとも言われている。大きな社殿に祀られているが、それでも地からは衰え老人の姿となった。大國主命とは国造りの頃の相棒。そのとき入った温泉の心地よさをもう一度味わいたい。
【須勢理毘売命/すせりびめのみこと】大國主命の妻。須佐之男命の娘。夫の浮気に悩まされている。大年神の腹違いの妹。激しい気性は父親譲り。
【高岡遥斗/たかおか・はると】男子高校生。穂乃香と同じ学校で隣のクラス。御用人のことを知っていた。名前からして高龗神とかかわりのある家(八家)の子かもしれない? 高龗神の役に立ちたくて仕方がない。レギュラーになる? 祖母は斗央子(とおこ)。愛車はズーマーX、二人乗りできたっけ?
【高龗神/たかおかみのかみ】貴船にいる。黄金は「水龍」と呼んだ。「貴船明神」と呼ばれることもある。水神の大元締め。
【田道間守命/たじまもりのみこと】菓子の神。大主神社の境内に祀られている。元は人間だったらしい。
【童子】高龗神と一緒に降ってきた。おしゃべりでいたずらもので神も困ったことがある。石で作られた柄杓を授かり森を守ることを約束した。人の娘と結婚し有限の寿命となったがその子孫は明治期まで代々高龗神に仕えてきた。
【敏益/とします】良彦の祖父。一年前に亡くなった。口数が少ない優しい人だった。神社に参るのが日課だった。
【泣沢女神/なきさわめのかみ】穂乃香は「沢女/さわめ」と呼ぶ。天香久山麓の神社の井戸の中にいた。小学二年生くらいの見た目。《泣くのが仕事のようなものなのだ》。日本に住む人間の悲しみの半分を肩代わりして泣いてくれる。彼女のおかげで泣いたら気分が晴れる。水神でもある。
【宣之言書/のりとごとのしょ】別名「御用帳」。一年前亡くなった祖父、敏益のものだったという冊子で、謎の老人から渡された。神々の名が書かれている。これを手にした人間は浮き出る神名の社を訪ね、その神様の御用を聞かねばならない。敏益は信仰心の篤さを認められ、そういう家の人間ではないのに抜擢された。作ったのは「遥か高位の大神」なんだとか。神様の御用人としてのパスポートみたいなもんかな。
【萩原良彦/はぎわら・よしひこ】→良彦
【一言主】なんでも一言ですませてしまう神様。最近引きこもっているらしい。良彦が会ってみると予想外のタイプだった。
【貧乏神】窮鬼。《衣食住が足りた生活を送れることが、決して当たり前ではないということを忘れないための存在なのだ。》第二巻p.85。寒いので寝泊まりできる家を探してほしい。羽振りの良い者が転落する落差を味わい、稼ごうとする気力を吸う。が、ここで登場する貧乏神は、一旦どん底まで落ち込んだ者が這い上がろうとする姿が好きで、それを見届けてから離れる。繊細で涙もろいところがある。
【藤波孝太郎】→孝太郎
【方位神/ほういじん/ほういがみ】→黄金(こがね)
【疫病神】お婆さんの姿。貧乏神も恐れた。直接祀られることは少ないが、例えば祇園祭は疫病神を慰めるためのものだったりして、けっこう信仰はされている。
【吉田穂乃香/よしだ・ほのか】視える人「天眼/てんげん」。超絶美少女。高校生。あまり笑わないクールビューティー。孝太郎が勤める大主神社の宮司の娘。
【良彦】主人公。二十四歳。神様の御用人にされてしまった。やる気も知識もあまりなかったが、結局のところとても誠実な人。ずっと野球をしており高校のとき一度だけ一番サードで甲子園に出場し一回戦で敗退。野球の才能で会社に入ったがケガをしたのと経営不振で野球部が廃部になったのとで退職。今はアルバイトの日々。
【良彦の妹】黄金《鬼神のような妹だな》第一巻p.187

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2025年03月10日

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またまた神様たちにパシラれてる…
膝を怪我して自分には何もないと言ってたけど
御用人としての成長が窺える。

田道間守命の、橘の約束にほろり…

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2024年06月18日

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ネタバレ

感想
巻を経る毎に穂乃香ちゃんの存在感が増している。もはや、良彦とセットで御用人みたいな感じだ。二人の恋愛事情?が進まないことはもどかしいが、今後に期待。

物語では神様も人間のように悩み、御用人が物事の本質を見抜いて神様の問題も根本的に解決していくところが痛快。

あらすじ
神様の御用聞き。服飾の神様から自分の服のセンスを誰かに受け入れて欲しい、相撲に負けたい稲の神様、貴船神社に代々支えてきた宮司に受け継いだ石の柄杓探し、菓祖の田道間守命には菓子作りがしたいとお願いされる。

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2023年10月17日

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話に引き込まれて読み進めるというよりは、一話読み終わるごとにじんわり心に染みるような面白さだと思います。神様たちの悩みが人間臭くて親近感。

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2023年01月26日

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ネタバレ

垂仁天皇と田道間守命の「橘の約束」が泣けた。二千年間お互いを思い合った末の再会。貴船の水神(漢字がでない)と童子の話の「童子の柄杓」もいいお話でした。
日本の神様って懐深いなあ。

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2022年12月17日

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3作目。布織の天棚機姫神、稲の精霊、貴船の高龗(たかおかみ)神、菓子の神田道間守命とどれも秀逸で面白かったです。
基礎知識が少ないので、並列して古事記なども読みたくなりますね。今回は手元にあった貴船神社の要誌を読みながら本書を読みました。

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2021年01月02日

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良彦が少しずつ成長していき、彼らしく御用人の仕事をこなしていくところが良かった。穂乃香との距離がなかなかつまらないところが残念なような、このペースが味を出しているような。恋のライバルっぽい相手が出てくる柄杓の話が良かった。

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2020年08月27日

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三作目。
予定調和なんだけど、一つ一つのエピソードがいいなぁ、と思わせます。
お菓子の神様の話が良かったなぁ。古事記とか読み返したくなります。

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2019年10月19日

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このシリーズを読むと、登場する神社に行って神様にご挨拶したくなる。
その時には身勝手なお願いをするのではなく、感謝の気持ちをお伝えしなければ。

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2019年06月28日

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ネタバレ

御用人シリーズ第三弾。デザイナーの天棚織姫神(あめたなばたつひめのかみ)にワンピースを作ってもらった穂乃香の笑顔を見ることができてよかった。角力をとった大山祗(おおやまづみ)の稲の精は人間世界にすっかり溶け込んでいた。高龗神(たかおかみのかみ)の柄杓を探してほしいという願いにでてきた八家の末裔で穂乃香にあこがれている遥斗はまたでてくるのかな。田道間守命(たじまもりのみこと)の話では二千年の時を経て成し遂げることができたのは良彦のおかげで、思わずぐっときた。早起きと直訴なんて安いもんだといった良彦の成長が感じられた。穂乃香がお菓子作りをしたことがなかったり、狐の方位神が太ってしまったりますます楽しみになってきた。

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2019年05月12日

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ネタバレ

以前から読んでる 浅葉なつ さんの神様の御用人シリーズの3です。
前回から登場の内気で控えめだけど一生懸命の穂乃花ちゃんがとてもいい子^^
何かと御用人の協力してくれて、以前よりも明るくなってきたみたいでますます好感度が増しました(^O^)

今回も御用人の良彦に神様から「服を売りたい」「相撲がとりたい」「柄杓を探して」「お菓子を作りたい」と無理難題の願い事が・・・ でも読んでいくといつものように神話が素になった話しの展開で、その願いそのものが願い出なく、忘れてしまった事や無くしてしまった事がお話の重要な鍵となっています。
『橘の約束』で、田道間守命様が垂仁天皇と二千年ぶりに会うシーンでは良彦の真っ直ぐさが出ててとても感動でした。

最初の語り部で、神道には教えを体系化したような教義がなく、それは『言挙げせず』と言う思想から神に論議する事が慎まれ来たことからなるらしのですが、その中においても神に仕える者は「正直」と「清浄」が重要な徳目とあり、良彦は清浄はともかく、正直なのは間違いないと思いますよw

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2018年08月25日

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今回は本当よかった。三柱と四柱がとても好き。胸が熱くなって、外で泣きそうになってしまった。
みんな本当、いいなぁ。いい子、と言うとちょっと違うけど、でも、いい子だなぁもう、てなってしまう。

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2017年12月21日

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このままの調子で神様の御用を聞いていくだけ…?と思っていたら、最後の「夜話」で良彦に御用人の役目が回って来る事になったきっかけを作った青年の話が出て来ました。
話の大筋も動くのでしょうか?
期待出来そう。

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2017年11月06日

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3巻目にして、やっと軽~い雰囲気に馴染んできた(^^;)そして御用人代理に選ばれるだけあって、良彦の御用聞きは「さすが!(σ≧▽≦)σ」と感心してしまう(*^^*)最後にちょろっと出てきた、御用人拒否の人が誰か気になるわ~(--;)

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2017年02月27日

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ネタバレ

毎回泣かせる神様たち。今回は天棚織姫神、大山祇の稲の精、高龗神、田道間守命の4柱。貴船神社が呪いの藁人形のメッカだとは知らなかった…もう一人で行けない( ノД`)お菓子の神様がいることも知りませんでした。さすが日本の神は八百万、お勉強になります。あのモフモフが京都のキルフェボンに出没してると思うと、餌付けに通いたくなります。神様と人の子の微笑ましい関係を失わないためにも、もっと皆で神社に行こう。手を合わせて願い事を祈るのではなく、見守ってくれていることに感謝しましょう。今回も面白かった。

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2017年01月05日

Posted by ブクログ

神様の御用人シリーズ 其の3。
今回も安定のほっこり具合。「橘の約束」がすごく優しい話で印象的。
あとがきで触れられているように目次のモフモフ黄金がかわいい…作者の神社好きに影響されて、お参りに色んな神社に行ってみたくなってきた。

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2019年11月07日

Posted by ブクログ

だんだんと面白くなってきた。
神様のバックボーンもしっかり説明されてていい。
穂乃香ちゃんもいい味だしてきたし、黄金って神様なのにやっぱり毛繕いするのね。

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2024年05月30日

購入済み

今回のエピソードにはお菓子の描写があり、神様とシュークリーム作りするなんてめちゃくちゃ楽しそうでした。

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2022年12月22日

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本は何冊かまとめて買うのですが、その中にこういう、本と本の箸休め、みたいな感じでのライトな本を一冊選びます。いや、この本も本なんですけど。
町田その子さんの「星を掬う」の後で見事役割を果たしてくれました…笑

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2022年05月02日

Posted by ブクログ

シリーズに3作目。

菓子の神様・田島間守命の話にはホロッとさせられた。
良彦の前に御用人を拒否した者は次巻で明らかになるのだろうか?

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2021年07月04日

購入済み

三巻も、神様たちのキャラが立ってて良かったです!そして、穂乃香ちゃんは完全にレギュラーとして、新しい一面を次々とあらわしてくれますね!

どの話もハッピーエンドで良いです🎶
オレンジシュークリーム、美味しそう…

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2020年06月29日

Posted by ブクログ

個性的な服を作る少女姿の神のぼそりと毒を吐く様をはじめノリの若さがやっぱりあって、それが少し苦手。稲の精霊と相撲をしたり、穂乃香の同級生の遥斗と神社の奥宮で花火をする集団を止めたり、おっさん姿の神と穂乃香とオレンジのシュークリームを作ったり、賑やか。神様たちの力が落ちていることが今更だけれど印象的。

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2018年10月09日

Posted by ブクログ

デザイナー、相撲、柄杓、蜜柑。

1話の落ちに笑ってしまいました。
それまでは、どういうファッションセンス…だったのに
考えて渡したのが、あれ。
では問題はセンスではない? と思ったのに、あれ。
結局、あれは使われるのでしょうか?w

2話目の幸運は、不運でも。
大丈夫だったのは、力が付いた、というぐらい?
大事なものは『何』なのか。
目標があると、やはりやりやすいものです。

3話目で、ヒロインの同級生が出現。
この年頃にありそうな、上から目線だけれど素直な少年。
ついでに境内荒らしも捕まえられてラッキー?

お菓子の神様がいたのか! という4話目。
甘いものに目がないお目付役が調子に乗る話、とも。
全員お菓子を作った事がない、という
最悪からのスタート。
しかしそれよりもお目付役の外見、というか
状態が気になります。
献餞ならば太らない、と発言してますが
どれもこれも、献上されたものはなかった気が。

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2017年05月17日

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