あらすじ
個性的すぎる洋服を押し付けられ、相撲勝負に柄杓探し、おまけにお菓子作りまで!? 走り回る良彦を横目に神様たちは今日もいたって自由気まま。しかも今回は四国遠征をはじめ、とある神様に心酔する高校生にまで絡まれる始末。こんな時に頼りの黄金は、お菓子の神様とスイーツ三昧で肥満の危機!? そして穂乃香の協力を得て御用人業に励む良彦もまた、神様との出会いによって少しずつ変わりはじめる。果たして、今の自分にできることは――。 神様と人間の繋がりと絆を描く御用人物語、第三弾!
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Posted by ブクログ
毎巻一回以上は泣けるの久しぶりで良いね。1柱と4柱が特に好き。 黄金が最初は御用人がこんなので大丈夫か?って感じだったのに、これまでの活躍で本人が見ていない時は信頼を隠そうとしなくなってるの本当好き。信頼すればする程、威厳が減ってるのは笑う。 地味に穂乃香ちゃんの良彦への感情が重くて強いの驚いたけど、泣沢女神の時の話とか、これまでの良彦の行動とか思い返すとそりゃそうかってなった。一切期待して無かった恋愛系の展開も今後期待できそうでワクワク。
Posted by ブクログ
御用の仕事でどこかの神様に届ける為にお菓子作りに奮闘する話。1人だと作れない、お菓子作った経験と言えば妹がバレンタインデーのチョコ作る為の手伝いでチョコを湯煎で溶かしたくらい。
経験が無いから何も出来ない。頼れるのは居ない。鬼神である妹に頼めば「気持ち悪がられる」
それだけは避けたい
んじゃ他は?思い付いたのは
神社の娘の穂乃香
事情を説明し手伝ってもらうも、お菓子作りが初めてだったらしく失敗。
でもどうにかしてお菓子作りを完成。
何年、何十年、何万年、更なる時を経て目的の神様へ•••。
そして届け先の神様は許してくれるのか?
あまり書けば更なるネタバレになるのでこの辺で(・ω・)ノシ
Posted by ブクログ
感想
巻を経る毎に穂乃香ちゃんの存在感が増している。もはや、良彦とセットで御用人みたいな感じだ。二人の恋愛事情?が進まないことはもどかしいが、今後に期待。
物語では神様も人間のように悩み、御用人が物事の本質を見抜いて神様の問題も根本的に解決していくところが痛快。
あらすじ
神様の御用聞き。服飾の神様から自分の服のセンスを誰かに受け入れて欲しい、相撲に負けたい稲の神様、貴船神社に代々支えてきた宮司に受け継いだ石の柄杓探し、菓祖の田道間守命には菓子作りがしたいとお願いされる。
Posted by ブクログ
垂仁天皇と田道間守命の「橘の約束」が泣けた。二千年間お互いを思い合った末の再会。貴船の水神(漢字がでない)と童子の話の「童子の柄杓」もいいお話でした。
日本の神様って懐深いなあ。
Posted by ブクログ
御用人シリーズ第三弾。デザイナーの天棚織姫神(あめたなばたつひめのかみ)にワンピースを作ってもらった穂乃香の笑顔を見ることができてよかった。角力をとった大山祗(おおやまづみ)の稲の精は人間世界にすっかり溶け込んでいた。高龗神(たかおかみのかみ)の柄杓を探してほしいという願いにでてきた八家の末裔で穂乃香にあこがれている遥斗はまたでてくるのかな。田道間守命(たじまもりのみこと)の話では二千年の時を経て成し遂げることができたのは良彦のおかげで、思わずぐっときた。早起きと直訴なんて安いもんだといった良彦の成長が感じられた。穂乃香がお菓子作りをしたことがなかったり、狐の方位神が太ってしまったりますます楽しみになってきた。
Posted by ブクログ
以前から読んでる 浅葉なつ さんの神様の御用人シリーズの3です。
前回から登場の内気で控えめだけど一生懸命の穂乃花ちゃんがとてもいい子^^
何かと御用人の協力してくれて、以前よりも明るくなってきたみたいでますます好感度が増しました(^O^)
今回も御用人の良彦に神様から「服を売りたい」「相撲がとりたい」「柄杓を探して」「お菓子を作りたい」と無理難題の願い事が・・・ でも読んでいくといつものように神話が素になった話しの展開で、その願いそのものが願い出なく、忘れてしまった事や無くしてしまった事がお話の重要な鍵となっています。
『橘の約束』で、田道間守命様が垂仁天皇と二千年ぶりに会うシーンでは良彦の真っ直ぐさが出ててとても感動でした。
最初の語り部で、神道には教えを体系化したような教義がなく、それは『言挙げせず』と言う思想から神に論議する事が慎まれ来たことからなるらしのですが、その中においても神に仕える者は「正直」と「清浄」が重要な徳目とあり、良彦は清浄はともかく、正直なのは間違いないと思いますよw