あらすじ
日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。『大建て替え』の危機を前に、荒脛巾神と田村麻呂の悲しい過去や、黄金の深い後悔を知った良彦は、傷だらけの体で再び立ち上がる――神にもできないことがある。そして人間だからこそできることがあると『神様の御用人』の自分は誰よりも知っているから。
神と人。それぞれが抱く、切なる願いの辿り着く先とは。そして良彦が最後に下す、未来への決断とは――。
感情タグBEST3
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泣いた。とても良かった。
1~10巻全部面白い!
この本を読んで神様のことに興味も湧いてきた。
当たり前のことを当たり前と感じずに大事にしたい。
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1巻から10巻まで一気に読みふけりました。
そうできる作品です。
この物語を通して、古事記が読みたい。
知りたい。という気持ちが強くなりました。
良いお仕事をされる作家さんです(笑)
神様たちが意外と不器用で愛おしくてたまりません。
そんな神様たちと関わっていくことで
1人の青年と少女が成長していく物語。
見守っているだけで心が温まります。
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10巻に渡るシリーズの最後は阿弖流為と田村麻呂の物語が中心に構成されている。
義務教育の授業では「坂上田村麻呂が征夷大将軍として初めて東北を制圧しました」的にさらりと書かれているだけで、朝廷の都合=正史という事情から殆ど説明されずに人名のみが記憶に残っているのが平均的な日本人でしょうが、高橋克彦氏の作品を読んで当時の理不尽さを知るともっと蝦夷のことを後世に記憶として伝えなければいけないと思っています。
その意味からもこの形で幕を閉じたことがとても嬉しい。
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人も神様も間違えることはある。
過去は変えることはできないけど
過去と今と未来は、繋がっている。
当たり前だけど、大切に
今があるということを
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大好きなシリーズの完結。ちゃんと黄金が、もふもふが戻ってきてくれた。もっと派手に抱きしめたりするのかと思ったけど、この2人らしい終わり方。
物語の始め人生に諦めていた良彦が、神主をやりたいと自分の人生をはっきりと決める姿に感動。それはきっと良彦にしか出来ない仕事だと思うし、神様たちも喜ぶ。素晴らしい人生の選択。
天照大神が人間を「可愛い」と言ってくれた事に嬉しいと思った。人ってどこかで神様に愛されていたいのかもしれない。
大円団でした。素晴らしい作品に出会えて、感謝!
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いやぁ~良かったよ~モフモフ~(´_`。)゙もぉ最初の「抜けない刀」から泣いてしまって、こんなんで最後まで無事に読み終えられるのか?私…(゜゜;)と少し不安になった(--;)しかしドキドキハラハラしながらも案外早く読み終えたぞ(^^)♪もうすぐ番外編が出るタイミングで読めたのもラッキーだわ♪
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黄金編、完結。とても楽しいシリーズでした。
読み終わるのがもったいなくて、でも黄金がどうなるのか結末が気になりすぎて…。早く読みたいような、そうじゃないような…。
アテルイと坂上田村麻呂の話。史実はどうだったのだろう、と。
アテルイと田村麻呂、荒脛巾神と黄金、せつない話だった。
シリーズ通して、人間味あふれる神様と人間の物語。とても良かったです。
黄金編完結ってことは、別の編がスタートするの??期待していいのでしょうか?
このシリーズを読んで、日本書紀や古事記も読んでみたいと思った。読みやすい本ってあるのかな?神社めぐりもしたいなー。
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黄金編完結。
神と人、過去と未来、故人の思いなど、全てが繋がっていくというのが感じられるシリーズでした。
今回で完結らしいが、またいつの日が、モフモフ狐と良彦の話を読んでみたい。
御用ではないが、良彦と穂乃香の恋バナもぜひ読んでみたい。
きっと今まで知り合った神様たちがこぞって大騒ぎしそう。
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大団円、というところへ落ち着くまでに、良彦くんはかつてないほど大変な目に合うし、穂乃香ちゃんも積極的に活躍する。映画にしてもいいくらいのスペクタクルな展開になってます!最後に長編で勝負してきたこの終わり方は良かったと思います。昨今の天候の変化や地震の多発、環境にも触れられていて、それを古代の神様と結びつける展開はさすがと思いました。
あとがきの、表紙に鳥居のエピソードや、編集者さんとの長いお付き合いなども、大団円に華を添えていました。さらにその後に・・・。
何より、良彦くんが自分の生きる道を見つけられてよかった、黄金もまた抹茶パフェを食べられてよかった、と思いました。
番外編、とても楽しみにしています。
終わってしまった
他の方の書き込みけら連続で読まないと黄金の事が心配でオチオチできないと2冊まとめて購入。まさかあんなに簡単に飲み込まれてしまうなんて‼️
阿弖流為の話は、私が宝塚て唯一鑑賞した物語。急に蝦夷の事まで出てきて、どうなるかとハラハラしたけど、今までの登場人物とつながって納得。神様方のお話を楽しく読ませて頂きました。番外編も楽しみにしています‼️
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堂々の完結です。
良彦は何と言うか、決して特別なかんじの人間じゃないんだけど、誠実で相手の気持ちにどこまでも寄り添えるいいやつ。誰かを悪者にするんじゃなく、みんな救おうっていう心意気もいい。明るいエンディングでよかった。
もうちょっと穂乃香ちゃんとのその後をもうちょい詳しく知りたかったけど!
黄金ー・゚・(ノ∀`)・゚・
9巻からの続きです。その2冊分の感想です。これまで西のお話が多くて、東は鹿島神宮までだった?ので、いきなり蝦夷は戸惑いました。荒脛巾とモフモフの関係にまずびっくりして、坂上田村麻呂と阿弖流為の史実をこんな素敵な物語にしてくれるのか、と感動しました。また最初(1巻)から読み直してみようと思います。
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ひとまずの最終巻。続きがあるのかないのか、とりあえずの10巻。1巻を読み始めたときにここに行きつくとは思っていなかった。もう一度読み直したい。
2021/6/1
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終わってしまった。このシリーズは古事記を楽しむきっかけを作ってくれたりする、素晴らしいお話でした。もちろん、シリーズのストーリー自体も良かったし、納得の最終巻を楽しませてもらいました。
番外編は書いて頂けるようなので、楽しみにしています。後々のエピソードも妄想が膨らんで良かったです。
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語られていく過去が歴史とリンクしつつ悲しい関係性や見方が変わることで変わった事実、最後の日常や決断など見所が満載で読むのを止められず一気に読んだ。とてもとても面白かった。
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坂上田村麻呂、阿弖流為、母礼の話は切なく涙がこぼれてきてしまった。過去のせいにして現在から逃げるのも、仕方がないことか?今まで会った人や、これから出会うかもしれない人との可能性とか、繋がりとか縁とか踏みにじってもしょうがないことか?違うだろう。いまを大事にしようという気持ちになれた。最後はすっきりして気持ちよかった。モフモフかわいい~読みかえしたくなった。古事記、日本書紀も読んでみようか?色々登場してきた場所にも訪ねて行きたくなった。
神様の御用人10
黄金が戻って良かった。良彦の真っ直ぐな揺るぎ無い想いが黄金や黒龍までも救う事は想像していなかった。流石、御用人!もうこの御用人シリーズが終わりだなんて!明日から何を支えに生きていけばいいのでしょう…。最後、良彦と穂乃果ちゃんの微妙な空気で終わっちゃったと思ったら、なんだか次の御用人は小学生?まさか?2人の子供?黄金に愚鈍!と罵られていたのに…良かったー!安心して眠れます。
最終巻
ダウンロード後一気に読破!何だか今のご時世にシンクロしているようで複雑な心境ですね。作者もそれを踏まえての最終話執筆したのかな。御用人の純粋な心持ちが伝わってくる秀悦な作品になりましたね。現実の世界情勢も魑魅魍魎の支配層から黄金を救い出して明るい明日を作りましょう。 次の作品も楽しみにしております。拝
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無事の完結編。西と東の龍も無事に収まるところに収まった。
良彦と穂乃香については神々とは関係ないストーリーをもっと読んでみたい気がした。
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大立替をかけた神との対峙もようやく決着。忘れられていた記憶が愛しい人への想いに繋がる。良彦は正社員登用断って神職目指すのね。ここまでの経緯を考えたらそうなるよね。「後々」で語られた未来はどれくらい先なのか。長いシリーズでしたがとても楽しめました、また神社仏閣で手を合わせるときに思うことも変わり、身勝手なお願い事ではなく見守っていただいてることへの感謝をするようになりました、ありがとうございました。番外編がまだあるようなのでそちらも探さねば。
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感想
大建替えを防ぐために荒巾木神を救う手立てを探していた良彦は、塩釜に行ったり、寝込んだり、手掛かりを探したりとバイト行ってるのか気になったけど、バイトもしっかりしていた模様。器用だな。
結局、社員断って神職か。大学から行く必要あり?
そして、結局穂乃香ちゃんとのロマンスもなしか〜。こっちはかなり焦らすな。
あらすじ
物語は田村麻呂が帝に東征を命ぜられ、多賀城から北へ攻めようとするところから始まる。田村麻呂は戦の無意味さを感じ、蝦夷のアテルイと和議を結ぼうとするが、朝廷の意志は硬く、和議は失敗に終わる。田村麻呂が征夷大将軍になった頃、アテルイも限界を感じて和議を受け入れるが、朝廷により処刑されてしまう。
良彦はなんとか回復し、黄金の葛藤の原因を白狐から聞き出し、もう一度、黄金と黒龍の分離を図ろうと画策する。神々でも荒巾木神をどうするか散々揉めて決まらず、良彦達はアテルイと田村麻呂が交換した刀を見つけ出し、それがヒントになって、黄金と黒龍を救うことになる。
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田村麻呂と阿弖流為の物語が格好良くて切なくて・・・もっと知りたくなりました。
シリーズ完結。今までいろんな神様と出会い誠実に向き合ってきた主人公の集大成が見られたと思います。初めの頃と比べてすごく成長しましたよね。
私もこのシリーズと出会って神様に対するみかたが変わりました。これからはお願いばかりしないで感謝を伝えたいです。
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神様と歴史。このテーマが大好きです。
神様の御用人は、神様がとても人らしく描かれていて大好きです。
私達が歴史として習う歴史は勝者(権力を握ってきた人)が描いた、一方的な歴史。その下には描かれなかった下々、草民のかけがえのない一生があったのだと気付かされます。
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読みやすくて面白くて、感動もして、日本の神話にも興味を持てるお話のシリーズでした。
完結みたいですが・・・完結しちゃったのかなぁ。
とても良いシリーズでした。
悲しいお話でもあるけれど、優しいお話でもあり。
ファンタジーではあるんですが、なんていうかジャンルには困りますね。
シリーズずっと短編集のようなお話なのに、最後の9・10は続いちゃってるのはずるいですw
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神様の御用人シリーズ、完結!
最後、良彦が選んだ道が良かった。
登場人物達のテンポの良いクスッとくる会話が好きだったし、良彦の心も、神さま達も暖かくて、この本を読むと、仕事とかで荒んでても優しい気持ちを取り戻せた。
見えない世界だけれど、日本の八百万の神さま達は、きっと、本当にこういう眼差しで人の子を見守ってくれてるんじゃないかなあ。
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御用人シリーズ、完結。
畳み掛けるように、終わってしまいました。
神様のオンパレードでしたが、良彦と穂乃果の関係はどうなるのか気になる所…
番外編もあるような感じなのでそちらに、期待。
Posted by ブクログ
黄金が取り込まれて奔走する良彦。神様相手に無謀とも言える戦いを挑み、傷だらけになりながらも必死で黄金を救おうとする姿が眩しかったです。
穂乃香も当初はあまり自発的に動くタイプではなかったけど、良彦の影響でとても逞しくなりましたね。
ラスト、相変わらずの黄金と良彦の姿が見れてホッとしました。
そして、激ニブな良彦に穂乃香がどう頑張ってあの結末になったのか、とても気になります!
Posted by ブクログ
日本の破滅を良彦が救った!
最後の刊だからか壮大すぎて、いつもの身の回りの神様の御用を聞いていた方が面白かった。
でも、また今後も続きがあれば読みたいな。
Posted by ブクログ
2021/12/4
もう前半が退屈で退屈で。嫌で嫌で。
ただただ私の資質の問題なんだけど、武将みたいな人が戦してるのめんどくさいんじゃ。
どう考えても悲劇に向かうストーリーはストレスたまるんじゃ。
案の定処刑されて。
逆らえない上下関係しんどい。
後半はもふもふも帰ってきてなんとか読み切った。
急激なシリアス展開について行けず。
もふもふ平和なちょっといい話がよかったんですが。