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Posted by ブクログ
萩原良彦(はぎわらよしひこ),25歳。フリーター。
神様からの御用を聞く御用人となり,アルバイトの合間を縫って,各地を飛び回っています。
方位の吉兆を司る方位神の黄金(こがね)は黄金色の毛をした狐神。スイーツ大好きという可愛らしい面も。
この巻の御用神は三柱。案山子の姿の久延毘古命(くえびこのみこと)。狸の金長大明神(きんちょうだいみょうじん)。束帯姿の男神だが何故か「神」と書かれた紙が顔を隠して貼られている八幡大神(はちまんおおかみ)。
また,今回は神の眷属である梟と蟇(ひきがえる),狸の仲間たち,鳩に猿と,たくさんの動物たちが登場。もふもふ具合に拍車をかけています。
☆
神と人が近く,人からの敬意を多大に受けていた時代から,神様への人の関心が薄れ,神様の力が弱まってきているというのは,これまでの巻にも通して出てきていましたが,この巻でも描かれています。
力が弱まっていたり,口伝の物語を伝える者が減ってしまっていたりするなど,今回の御用神もそれぞれ,少しずつ不安を感じています。
また,もともと仏教と神道とは一緒になって合わせて祀られていたのに,明治時代に神仏分離して,八幡大菩薩だったものが八幡大神となったこと。
それぞれの話で,神と人との関わり方を考えさせられました。
大学に進学した穂乃香ちゃんの話も,ほんの少しだけ。
それから,くろのくろさんの表紙!風景の美しさは言うまでもありませんが,動物たちがめちゃめちゃ可愛いです。
毎号ジンとなります
何度読みかえしてもじわっと涙ぐみます。全国の神社仏閣に呼ばれて伺いますが、この本のおかげで別の感情も湧いてきます。どこにもあざとさがないので毎号安心して没頭できます。
神様の御用大好き!
待ちに待った8巻!案山子の神様と眷属と黄金様が良彦が焼くホットケーキを食べる辺りは想像して笑ってしまいました。人と狸が身近だった頃、人の心の温かさや粋な物語があった事。神様も仏様もどちらも人を思い、人を救うために存在して、人も神様仏様を大切にしていかなければいけないと感じました。どの話も最初は笑い、最後は涙してしまいますが、読み終わった後は気持ちが清々しくなり、清められたような気持ちになります。有難うございました!
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