浅葉なつのレビュー一覧
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ネタバレついにここまで読み進めてきた御用人シリーズも最終局面に入った!
今回はついに黄金の真相が明かされ、恐るべき真実が明かされる!黄金の半身であるアラハバキは蝦夷の神としては知っていたので、ヤマトの神々を扱う本書にもいずれ登場しそうと思ってはいたがまさかここで出てくるとは!アラハバキをはじめとして様々な名で呼ばれていた彼あるいは彼女だが、その狂気と迫力は相当なものだ。あるいは彼女のように忘れられた名前を持っていたり、あるいはかつては別の神の一部であったものがこれまで登場した中でもいたのかもしれない。これまで基本的に友好的な神ばかりであったのでここまで荒ぶる神はさまに意表をつく登場である。
今回 -
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ネタバレ今回は一巻まるごと一つのエピソードを追う長編の巻。今回も面白かった。
遂に現れた三貴神!ツクヨミとスサノヲが今回の主役格だ!ツクヨミの神話的要素の少なさやスサノヲの多面的な性格から逆算して作られた物語と、その真相のどんでん返しは中々唸らされた。穂乃果のほうで進行していた物語が最後まで直接的には良彦に関わらず間接的に関わっていく感じなのも、言葉にしづらいが緩やかな雰囲気を作っており面白い。ミステリー仕立ての部分もある本作らしい要素の絡め方であろう。オオクニヌシの関わらせ方や描き方もこれまでの積み重ねがある。
ラスト部分では遂に主要神である黄金の過去についての言及が出てきた。この物語も折り返 -
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ネタバレ感想
大建替えを防ぐために荒巾木神を救う手立てを探していた良彦は、塩釜に行ったり、寝込んだり、手掛かりを探したりとバイト行ってるのか気になったけど、バイトもしっかりしていた模様。器用だな。
結局、社員断って神職か。大学から行く必要あり?
そして、結局穂乃香ちゃんとのロマンスもなしか〜。こっちはかなり焦らすな。
あらすじ
物語は田村麻呂が帝に東征を命ぜられ、多賀城から北へ攻めようとするところから始まる。田村麻呂は戦の無意味さを感じ、蝦夷のアテルイと和議を結ぼうとするが、朝廷の意志は硬く、和議は失敗に終わる。田村麻呂が征夷大将軍になった頃、アテルイも限界を感じて和議を受け入れるが、朝廷により -
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ネタバレ感想
いつもと違って、神様の昔話の前振りが結構長かった。
西の金龍が黄金だったよは?そんなに偉かったの!?
黄金を救う話から、日本を救う話へと大掛かりになってきた。9巻まできても相変わらず神様の呼び名はスッと入ってこないなぁ。
あらすじ
良彦は清掃会社から正社員として誘われるが、御用に使える時間が減ることに悩んでいた。そんな中、はぐれ狐のお供え物荒らしと、地震が頻繁に発生する問題が起こる。
黄金はそれが、東の土地を収めていた黒龍の仕業だと分かっていた。黒龍は蝦夷に肩入れして、大和の国が東へ領土を拡大したことに腹を立てていた。一方、黄金は元は金龍として西の土地を収めていた。黒龍を止めに行 -
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ネタバレ前回までの短編中心の構成と一味変わり、今回は一冊丸ごと一つの御用にかかわる長編となっている!その分登場人物の複雑であり、読み応えがある。
今までのお話も単に頼み事を聞くのではなく、その裏にある神様の心情や本当の願いを解きほぐしていく推理小説のような展開が多かったが、今回はそれが特に強く、歴史ロマンミステリーめいたお話だ。様々な神や人間、かつて登場し再登場したオオクニヌシ達含め、の思惑や願いが錯綜し、事態は思いがけない衝撃の真実に繋がってくのが面白い。
かつて御用人を断った青年と自分の記憶を知りたい神、次々に明かされる真実に二転三転する真相に秘められたそれぞれの姉弟の絆の行方も勿論だが、家 -
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新しいエピソードは3話。
良彦の祖父の「継いでゆく者」。大建て替え以降の、良彦の御用人仕事「永遠の相槌」。そして良彦のある決心についての「ありふれた日常」。
祖父の仕事と、良彦の仕事を読み比べられて楽しかった。やはりどこか似ているんだよね。
御神刀を打つ宗近の御用は、ある神様に槌をお返ししたいというもの。急に稲荷神社に構築されたシステムが現れ、万城目学か?と思ったりしたが、御用はきちんと完結。いい話だった。
その他にマンガあり、これまでの神様や人物の紹介あり、ムック本のような体裁になっている。
どうやら新しいキャラクターで新シリーズが始まるらしい。
良彦の話は一旦完結したので、そういう方向も -
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ネタバレ疑問形でおわった最終巻。
もう回答はないのかと思っていたのに、続編が出ていたなんて…気づくの遅すぎ。。。
新章へのつなぎ的な位置ではあるけれど、良彦のおじいさんの話は、彼の人となりが出ていて、しみじみとよい話だったと思う。
優しくて、思慮深くて、己の立場をわかっており、神への愛情と敬意が感じられた。
次の話はびっくりした。
ここで三日月宗近と小狐丸の名前が見られるなんて、本当に驚いた。
嬉しくて一瞬で読み終えてしまった。
早い段階で雪丸の正体には気づいていたけど、そんなことはどうでもよく、なんともうらやましく…うちの子もどこかで正体を隠して私たちに接触しているのだろうか、そうあって欲しいと -
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ネタバレ感想
今回は一冊丸ごとで御用人昇格試験に挑む良彦。良彦も難しい御用に対して納得いくまで取り組むなど一皮剥けた印象。
相手のことを考え、寄り添う心は現代において失われつつあるのかもしれない。御用とはそういうことを思い出すためにやることなのかも。自分には足りてない部分と痛切に感じた。
あらすじ
紀井国造の天道根命から、夢に出てきた簪(かんざし)をした女性を探して欲しいと頼まれる。簪の女性を探している中、昔の野球仲間の大野と出会い、大野の実家が神社で、探していた簪の女性と関係がありそうだと分かる。天道根命に伝えたところ、簪を神社に返すことになったが、良彦は納得せず御用について調べ直す。奇しくもこ -
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ネタバレ感想
八百万の神と言われるだけあり、日本は多神を信じる。様々なものには神が宿るという考えは、忘れかけていることだが、自然に耐える日本人ならではの素晴らしい考え方だと感じた。
2巻からは穂乃香というヒロインが出てきて、言葉少なだが、良彦に心を開いていく。今後の関係の発展が楽しみ。
しかしながら、良彦はいつ働いているのだろう。
あらすじ
様々な神様の御用聞きをする良彦。今回は、少彦名神の温泉探し、貧乏神の家探し、井戸から出たい泣沢女神、大国主神とスセリビメの夫婦問題の解決。
今回から、良彦以外にも神々を見ることができる天眼を持つ神社の娘の穂乃香が登場する。 -
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ネタバレ感想
これを読んで、確かに我々はいつも神様にばかりお願い事を一方的にしているが、本来はしっかり祭り奉ることをすべきなのかもしれない。神様も人が信じてのものなのかもしれない。
モフモフ狐神と良彦のやり取りも面白い。
あらすじ
学生時代に打ち込んできた野球も怪我で辞め、フリーターとして行くあてもない日々を送っていた良彦は、ある日亡くなった祖父の友人という人から書を受け継ぐ。それは神様に使える御用人だけが持てるという書であった。
最初に会った狐姿の方位神と共に、神様の御用聞きに奔走する。方位神との出会い、一言主の悩み解決、龍神の恋の悩み解決、大年神の願いの四話。