山本やよいのレビュー一覧
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購入済み
いつ読んでも面白い
永遠のミステリの女王、アガサ・クリスティ。
いつ読んでも、何度読んでも面白い。
本でも衝撃を受けたが、映画も遜色ない物でした。
再映画化も多少変更部分もあったが、十分楽しめた。
これを機会に様々な話を再読しようと思う。
彼女の創造した探偵は全て生き生きしてどれを読んでも外さない。
ポアロやミスマープル以外にも是非読んでもらいたい。彼女の作品に出会えたのは本当に幸せ。 -
Posted by ブクログ
ヴィクが丸くなった。巻末の解説にも書いてあったけれど確かにそうかもしれない。恋愛も、怒りに対処する姿も。今までの何でもござれなスーパーヒーロー的なヴィクよりも、より人間味というか女性らしさというかを感じられて、気持ちを寄せて読みやすいという気はする。年齢を重ねていくヴィクの今後が楽しみといったところ。
ストーリーは、同じ女性の私としては上巻後半くらいからロティの物語は予想できていたので、それがどう落ち着くのかという気持ちで読み進んでいたが、回想を挟むという今までになかった手法は斬新で読みやすかった。
リアル本棚へしまおうとしてカバーを外して初めて気づいたけれど下巻の表紙は私のロティのイメージそ -
Posted by ブクログ
この本の少し前に発売になったパトリシアコーンウェルは見送って、こちらを購入したが正解だったと思う。
ヴィクが生まれ育った街の紳士達とウォーショースキー家が絡む過去の因縁。
そして相変わらず身を危険にさらして、その因縁を明らかにしようとする。
しかし、探偵ヴィクの依頼人は、依頼したことを後回しにして、他の事件でメディアを賑わせていても、クレームをつけないなんて、優しいねと思てってしまう。それとも、いつものことだから、あきらめて(もしくはそれも見越して)いるのかなぁ。
この本では、いつでもファンをがっかりさせているカブスは、昨シーズン優勝したので、次巻はカブスファンがどのように描かれているか楽 -
Posted by ブクログ
今回は、命の危機は前作、前前作程ではありませんが、謎が謎呼ぶ展開になっています。イラクからの帰還兵、民間軍事会社が出てくるのは時代ですね。
ところで、最近、ボビー・マロリーが出てこない気がするんですが?って言うか、ちょっと前に定年を思わせる描写が有ったんですが、まだ定年ではない?ちょっと気になります。それに合わせ、シカゴ警察との仲も、微妙になってしまってますね。
その変わりと言ってはなんですが、ペトラがここ二作品続けて出ています。ころころと態度を変えるところ辺りは、日本で言うと“ゆとり”の雰囲気を感じさせますが、アメリカでそう言う概念有るんですかね? -
Posted by ブクログ
9.11以降のアメリカの様子がよく描かれています。所謂‘愛国者法”。これによって、疑心暗鬼になるV.I.の姿も描かれています。
あとがきでも触れられていますが、このところ「年とった」とか「疲れた」とか言うボヤキ話が多かったV.I.ですが、この作品では、そう言ったボヤキ話は減って、若かりし頃を彷彿させるような八面六臂の活躍を示しています。V.I.は、こう来なきゃね。
気になるのは、ロティの出番が減ってきているところ。V.I.が年齢を重ねているんですから、年上のロティはより年齢を重ねているわけで・・・。まぁ、診療所も運営しているようなので、そう言う点での心配は今のところ無いと思いますが、小説な -
Posted by ブクログ
タイトルの通り、ヴィクがハードな目に遭います。これまでも、結構痛い目に有ってきていましたが、その中でも今回は、最高にハードですね。
この作品の特徴としては、これまでのシリーズでは、マロリー警部補やマゴニガル、ローリングスなどシカゴ警察の“仲間”が登場してきましたが、この作品では、彼らは登場せず、むしろ敵対的なシカゴ警察の刑事が登場しています。この刑事が、ヴィクを執拗に狙うんですけどね。
それと、ロティーの登場シーンが激減。ロティが還暦を超えたという背景もあるのかもしれませんが、ここまでの作品で、ヴィクの心の拠り所となっていたロティ登場シーンが少ないことも、ハードな理由かもしれません。
そ -
Posted by ブクログ
ルース・レンデルがこの五月に亡くなっていたのを、裏表紙で知った。そうだったのか…。ここのところ名前を目にしなくなってすっかり忘れていたが、「ロウフィールド館の惨劇」や「引き攣る肉」を読んだときのインパクトを久々に思い出した。これは二十年近く前の作品らしいが、まったく古い感じはしない。さすがの傑作。
途中までは、正直もどかしい。ロンドンの通りや街の描写にかなりの筆が割かれているし、事件の姿がなかなか見えてこない。何よりも、支配的な恋人(嫌なヤツなんだよね、これが)に毅然とした態度をとらないヒロインにイライラする。あーあ、またそんなこと言って、それじゃダメなんだってば!と何度思ったことか。
し -
Posted by ブクログ
シカゴの女私立探偵V.I.ウォーショースキーのシリーズ、長編16作目。
アラフィフとなっても相変わらず、気風のいいヴィクが活躍します。
助けを求める電話をのこして、行方が分からなくなった女性ジュディ。
友人ロティの頼みで、ジュディを探していたヴィクが事件に巻き込まれます。
高名な医師ロティは年上の親友で、ヴィクが母とも慕う女性。
そのロティとは親の代からの縁がある一家とはいえ、ジュディは麻薬中毒で身を持ち崩しているらしい。
行方を追ううちに、ジュディの息子マーティンまでが行方不明とわかります。
企業の秘密を盗んで逃亡したという疑いがかけられていた‥
ロティが育ったヨーロッパでの出来事、第二