山本やよいのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ミス・マープルシリーズ6作目。
1953年の作品。
ロンドンの実業家、レックスフォーテスキュー氏が何者かに毒殺された。ロンドン警視庁のニール警部は、フォーテスキュー氏と生活を共にしている家族の犯行と睨み、フォーテスキュー氏の住むイチイロッジの捜査を始める。このイチイロッジの周りを囲むイチイの木から取れるタキシンが毒の原因だったからだ。フォーテスキューの若く美しい妻アデルが容疑者と目されたが彼女もまた毒殺され、さらにメイドのグラディスも殺されてしまう。昔雇っていたメイドのグラディスの死を知ったミス・マープルは、彼女の仇を討つためニール警部の捜査に協力する。
見立て殺人は本当にゾクっとして -
Posted by ブクログ
名作ミステリーというのがどういうものか考えるとそれは何度読んでも安心できる読後感があるものというのが私の中ではある。その名作とよぶにふさわしい作品の一つがこの「ポケットにライ麦を」である。
まず題名がとても好き、とてもおしゃれで心を掴む。どんな話になるのだろう、どういう意味があるのだろうとワクワクする。
マザーグースを用いた見立ての連続殺人、容疑者になる個性強めの一族、絡み合う謎を読み解いていくと一人一人の人間描写の素晴らしさを肌で感じる。「ポケットにライ麦を」の意味がわかるとき、マザーグースの意味がわかるとき、ゾワゾワとする。
真犯人の犯行の手口や動機、それをマープルがどのように導き、そして -
Posted by ブクログ
ネタバレ1943年原書 桑原千恵子訳
五匹の豚はマザーグースの数え歌
・ポアロ →探偵
・カーラ.ルマルション→21歳の美しい女性
目がキラキラしている
カーラ母がカーラ父を殺して
叔父夫婦に引き取られ
何不自由なく成長
・アミアス.クレイル→カーラ父 画家 芸術家
・カロリン.クレイル→カーラ母
カーラが21歳の時
父母の遺産と母の手紙を受け取る
カーラがポアロに
父母の事件の調査を依頼
(母の手紙には自分は無実だと..)
・ジョン.ラタリー→カーラの婚約者
・モンタギュー.ディブリーチ卿
・クエンティン.フォック
・ジョージ.メイヒュー
・ケ -
締まっています
訳者さんはサラパレツキー等の翻訳で有名な方。
ロストーマスには、マイケルパディロやウーのシリーズがあるが
この主人公はそうしたシリーズとは別物の作品。
最後に一気にアクションがあって事態を解決するのは、
ロストーマスのお約束として、事態の説明をするのに
頭でアクションがあり、うまいこと読者を掴むながれになる。
この辺の進め方はとても上手い。
翻訳は割と出てるけど電子化はされてないので、原文でゆきなさいとの思し召しなのか。
お好みで。 -
-
Posted by ブクログ
ミステリ小説なのだから、事件の導入は惹き込まれるものか?その作品で扱われるトリックは意外なものだったか?という点は評価に直結する部分なのだろうけど、それが小説である以上は見逃せない点はその作品が魅力的であるかという点で
そして作品が魅力的になるかどうかは物語の構成の巧みさだったり、人物が活き活きとしているかという点等が左右するかと思うのだけど、本作は後者がとても高いレベルで成立していると思えたよ
勿論事件の導入は素晴らしい点は言うまでも無い
朝、起きたら自宅の書斎に見知らぬ女の死体が転がっていた。初動捜査では死体の素性に全く見当がつかず、暫く経ってから家族でも何でもない男性の通報により素性が -
Posted by ブクログ
ネタバレミス・マープルシリーズ。
会社社長宅で起こった謎の連続殺人事件の真相に挑む物語。
関係者である家族をはじめ家政婦、執事、メイドたち使用人もみな殺人動機がありそうで、とにかく全員が胡散臭い。
事件の真相に関しては、想定外の人物が真犯人で驚いた。怪しい人物がたくさん登場してすっかり翻弄されてしまった。
最後のマープル宛の手紙には切なくなった。もっと早くマープルの元へ手紙が届いていればどうにかなっただろうか。マープルの怒りと悲しみがじわじわ伝わってきた。
そしてそんな怒り悲しみの次に起こるのは相反する感情"歓喜"。難解な事件の真相に辿り着けた喜びがマープルの体にみなぎる。それ -
-
購入済み
面白かった
面白かった。
つくづく自分の目は節穴だなと思った。
なるほど、人間の心理ってそういうことなんだね。
いや自分が世間知らずなだけかな。
とにかく面白かった。