山本やよいのレビュー一覧

  • アガサ・クリスティー失踪事件

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    アガサ・クリスティ失踪事件をモチーフにした作品  アガサ・クリスティの失踪事件は有名だ。夫が愛人と再婚するために、彼女に離婚を申し込んだ直後に失踪する。

     この作品は、その愛人の一人称で全編語られる。面白かった。単純に面白かった。
     彼女の悲しい過去と、その過去が理由でアガサの夫を寝取ったことが明かされる。それだけでなく、殺人事件も起こる。殺人事件は起こるが、ミステリー作品ではなく、これは恋愛小説なのではないかと思う。

     著者はこの作品を通して、アガサを癒している。彼女を幸せに導いている。そこがよかった。

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    2026年01月18日
  • クロス・ボーダー 上

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    ネタバレ

    探偵ウォーショースキーの20作目。

    やはりヴィクはシカゴでないと。
    元夫の姪と親友ロティの甥と、
    相変わらず身内の事件に奮闘している。

    姪の姉妹は姉が行方不明、甥の方は殺人事件の容疑者。
    それぞれ、大富豪だちのカリブ海でのいかがわしいバカンス、
    シリアの古代遺物の密輸入へと広がり、
    ヴィクはオリエント研究所の窓からぶら下がったり、
    森林の小屋に閉じこめられたり、
    最後にはカナダの国境を超えて川に流されていた。

    元夫はお金持ちになっているのに、
    その姪たちがホームレスで悲惨な生活を送っていたという設定は、
    かなりショッキングだった。

    (下巻へ続く)

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    2022年03月10日
  • 亡者のゲーム◆ハーパーBOOKS創刊記念◆無料立読み版

    購入済み

    最後まで読みたい

    典型的なミステリー作品ではありますが、なかなか一筋縄では解決しない事件と、それに携わる人々の人間関係が浮き彫りになる、面白い作品だと思います。情報収集などにあちらこちらへと動き回りがんばるガブリエルにはエールを送りたいです。

    #怖い #カッコいい

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    2022年02月01日
  • カウンター・ポイント

    購入済み

    親戚~

    今回はヴィク自身のつながりの事件捜査。作品がおおくなるほど親戚やら何やら結構多いのよね~、初めの頃は、えっ?いとこなどと驚いていたが今では驚かなくなったし、シリーズが続くことを願いつつ、自分がそのうちヴィクの歳を超えてしまいそうで怖い(笑)

    #シュール #カッコいい

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    2021年11月09日
  • クロス・ボーダー 上

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    ハードボイルドですねえ!おまけに主人公は女の探偵

    親友の甥が 殺人事件の犯人と思われ

    同時に 自分の姪が行方不明になる。

    同時に捜査しなくちゃいけない。

    おまけに 若い子は大人を信用してないから さっぱり本当のことを喋らない。

    行方不明になった姪の妹が 目の前で攫われる。

    可愛がってた犬が犯人をおって戦い 大怪我をする。

    犬好きな私には 犬の安否の方が気にかかる。

    しかし この主人公 どこまでそんな体力があるのか?

    と思っちゃうんだけど なんかこの人 初めてこの本で会った人のは思われない

    なんか 身近な感じがする。

    ともあれ 久しぶりの外国の話し

    人の名前 覚えられなくて それが一番大変ですね。

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    2021年10月20日
  • フォールアウト

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    オズの魔法使で知られるカンザス州ローレンスを舞台にした本作でも、お馴染みのメンバーは健在。ぺピーなどはいつもよりも登場場面が多いほど。いつもと違う生活で、ヴィクはいつも以上に絶体絶命の大ピンチ。恋人ともうまくいかず、八方塞がりの状態から、さてどうなるか。黒人差別や反核運動、土壌汚染など大きな社会問題に対しても、個人ができることは「信頼できる人と力を合わせる」ことだけなのかも…などと、ふと我が事として考えてしまった。

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    2021年09月02日
  • 教皇のスパイ

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    ネタバレ

    ガブリエルシリーズ最新作。ローマ教皇が突然亡くなり、コンクラーベが行われる。教皇の最側近の司教は死亡原因等に不信を持ち、ガブリエルに助けを求める。作者は全てフィションであると明言しているが、ローマ・カトリック教を支配しようとする聖職者、極右政治家の欲望があらわになるにつれ、現実にありうるのでは思ってしまった。本作の主要なテーマはユダヤ教とキリスト教にある。ユダヤ人はなぜディアスポーラとなったのか。何故長い間迫害の対象となったのか。全てはキリストの死に始まるがそれは事実なのか。歴史というものは、時の権力者によっていかようにも書き換えられてたきたという事を改めて思った。
    著名な経済学者であるポール・クルーグマンは、「反ユダヤ主義と人種差別を土台としたポピュリズムの台頭には関連性がる」と言っている。”偏見が野放しになったとき、自分が犠牲者の一人となる確率が高いことを、我々の大部分は承知しているように思う”。人間が人間である以上は差別はなくならない宿痾なのかもしれない。しかい同氏の言葉にあるように差別の矛先は誰にでも。そして自分にも向かうこと認識するべきなのであろう。

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    2021年05月09日
  • オリエント急行の殺人

    A

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    まだ読んでない人がうらやましい

    まだ読んでない人がうらやましい
    というのにふさわしい本です。
    二回目に読んでも面白いけど、
    やはり初めて読んだときの衝撃にはかなわない。
    初めて読む人は大切に読んでください。

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    2021年04月17日
  • 夜明けを待ちわびて【mirabooks】

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    世話をしていた大家の死去に伴い、彼の息子に連絡をした看護師リジー。かつて父から暴力を受けていたため、戸惑いつつ彼女の元を訪れたショーン。やっと本気の女性に逢えた彼は、お金目当ての女性に嫌気がさしていた為に、大富豪であることを隠す。そのせいで、何度もリジーを傷つけるショーンはホンマにアホでイラッとさせられるけど、リジーの父の思い出を壊さぬ様、本当の父を隠し通す所なんか、根は良いやつなんだと思う(そんなメンドくさいヒーローは大好物)。彼の正体を知り、騙された事より、父を援助しなかった事を怒ったり、裏切られてもショーン兄弟の過去を知って真剣に思いやれるリジーは本当に素晴らしい女性であり、看護師だと思った。最後のショーンの謝罪の場面はとても良かった。

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    2020年03月15日
  • 幾度もの季節を重ね

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    無茶が過ぎて怪我ばかりする刑事レイ。夫を失う恐怖に耐えきれず、理由も言わず別れを告げたグレースは6年後、私立探偵となっていたレイの住む街に戻ってきた。ある朝、殺人を目撃してしまい犯人に見つかり、グレースはレイのもとに逃げ込む。未練を残していた2人。レイによる警護の中で、お互い昔の苦悩を繰り返してはいけないと思いつつも…。刑事として危険をおかしていたレイの信念も、レイから逃げたグレースの気持ちも痛いほど分かる。グレースの気持ちを実体験してやっと分かるなんて、レイ、鈍すぎ!色々おバカちゃんなのに憎めないレイが良い♡レイの元妻②と③とのパーティが面白かった!レイの元同僚のルーサーが男前過ぎる!惚れてまうやろー!!

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    2019年09月19日
  • サマータイム・ブルース[新版]

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    女私立探偵のウォーショースキーが主人公のハードボイルド小説。依頼人から人探しを依頼されるが、その過程で男の死体を見つけてしまう。犯人は誰なのか、殺された理由を探しているうちに、ギャングと関わることになる。そこからのウォーショースキーの活躍が面白い。ハードボイルド探偵として、タフで芯が一本通った格好いい活躍をする。男の優しさとは違う女性ならではの優しさを見せるし、男以上のアクションもする。ウォーショースキーのキャラが映えていて楽しい。シリーズとして人気があるのも頷ける。他の本も読んでみたい。

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    2019年06月28日
  • サマータイム・ブルース[新版]

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    ヴィクシリーズを読んだのははじめて。ハードボイルド女性探偵物としてはオーソドックスな造りだなあと感じたが、たぶんこの作品がジャンルの元祖だからだよね。書かれたのは1982年。いま、ハリウッドで「強い女性」が活躍する作品が増えているけど、こういう作品が源流にあるんだろうなあと感じた。ヴィクはかっこいい。

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    2019年05月31日
  • 赤の女 下

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    ウィーンで事が起こり、スイスや英国で、加えてイスラエルで色々と展開し、やがて舞台は米国のワシントンへ…文字どおりに二転三転しながら事態が進む…諜報の世界の厳しい凌ぎ合いが展開する…
    そういう世界の中で蠢く人達が掘り下げられる物語だが…何か夢中になってしまうモノが在った…

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    2019年05月28日
  • 赤の女 上

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    “諜報機関”の関係者が活躍する国外の小説の翻訳…以前には随分読んだが…最近はやや長く御無沙汰していた…偶々眼に留め、入手して紐解き始めたが…かなり夢中になった!!

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    2019年05月28日
  • フォールアウト

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    懐かしいメンバーがみんな元気でよかった。
    ただ、だんだん登場人物の名前が覚えられてられなくて困る。

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    2019年05月21日
  • 否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い

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    なかにし礼さんの本で紹介されていたのを読んでこの本のことを知りました。なかにし礼さんが大興奮で書かれていたとおり、すごくおもしろかった。
    すべてのページが実話ならではの驚きに満ちた本でした。

    裁判のゆくえ、判決がどう出るか、という、大筋が興味深かったのはもちろんですが、それ以外にも、非常に考えさせられた点がいくつも。

    最初にああそうなのか、と驚いたというか、腑に落ちたのは、第二次世界大戦時の状況に対する思いがユダヤの人々と日本人とはまったく違うということ。いや、考えれば当たり前なんだけれど、私には目からウロコだった。

    ホロコーストで多くのユダヤ人が犠牲となった、という事実が、ユダヤ人の間では「助けられた命があったかもしれないのに助けることができず、ただ殺されてしまった」という悲しく辛い悔恨のような思いになっていて、それが「今度はもう、ぼうっと突っ立ってるようなことはしない」「黙って殺されたりはしない」という固い決意になっていることをプロローグ部分を読んでひしひしと感じた。(だから好戦的だ、ということではないです、念のため)
    日本人の私はというと、「侵略戦争のような間違いを二度と起こさない」「二度と戦わない」という考え方をひたすら繰り返し聞かされて大きくなったので、その立場の違いからくる教訓の違いに今さらびっくりした。
    憲法第九条をノーベル平和賞に、とかいう考えを初めて聞いたとき、ものすごく違和感があって、でもその違和感をうまく言葉にできなかったのだけれど、その理由がこのへんにありそうとも思う。なんというか、自分たちの反省の念や決意を国の大切な理念として掲げるのはいいんだけれど、それをまるで自分たちが平和の象徴であるかのように「いいでしょ?この考え」と言って誇らしげにするのは被害を被った側から見るといかがなものか、という気がしたのかも?

    また、ところどころで見えるイギリスの文化についての描写も非常におもしろかった。
    「英国の正義はいささかまわりくどく、感情によって動くものではありません。神の臼と同じく、回転はのろいけれど、ときにはきわめて細かい粉を挽くことができます 」と最後の方で書かれていたとおり、感情論を極めて排除し、理性的に、客観的に物事を判断しようとする姿勢、それらが評価されるシステムには、激しく心ときめいた。
    著者は、グレイ裁判官が時にアーヴィングの馬鹿げた説にも真摯に耳を傾けている様子に非常にやきもきさせられていたけれど、私は逆に、意識してそうしているのだと感じて感銘を受けた。
    先入観を徹底的に排除して公平に判決を下そうとする態度をとることは、判決後に「あの判事は最初から先入観があった」などという誹謗を受けないために非常に重要だと思う。特にエヴァンズの報告書に先入観の危険性があると指摘するあたり(P378 )は圧倒された。
    すごいな、こういう人がイギリスの裁判官なのか、と感動した。
    ちょうど、砂川事件の最高裁長官のスキャンダルに関するドキュメンタリーを見て、日本の司法が簡単に権力に籠絡されてしまったこの事件にかなりガッカリしたところだったから、よけいにこのプロフェッショナルな姿勢に感動した。まあ、砂川事件はこの件とは時代も論点も違うし全然関係ないんだけど。

    プロフェッショナルと言えば、著者側についた弁護側チームのプロ意識にもひどく感動した。「アーヴィングとの戦いは、通りで踏みつけた糞のようなものだ」っていう言い草! 素敵すぎる。
    相手の挑発的な言動に感情を乱されて同じレベルに落ちてはいけないとする抑制のきいた大人な態度。すぐ人の言うことに振り回される私には大いに学ぶところがあります。ええ。本当に。

    この本は「アメリカ人によるイギリス文化観察日記」的な側面もあって、そこもおもしろかった。著者のリップシュタットがこれまたアメリカ人らしいアメリカ人で(口が達者で、感情がストレート)、その違いがところどころに表れていて、おかしかった。

    この裁判では、名誉棄損の立証責任が原告にあるのか被告にあるのかが、アメリカとイギリスでは逆になっている、ということがひとつの重要ポイントになっているのだけれど、私が深く愛する海外ドラマ「グッドワイフ」のシーズン3にも、この点に着目したエピソードがあって、すごくおもしろかったのを思い出した。
    ドラマでは、TV会議システムを使ってイギリスの法廷につないで裁判を行っていて、かつらや法廷用語などイギリス独特の作法がおもしろおかしく描かれていたが、この本にもそうしたことが印象的に述べられている。あのドラマのエピソードは実はこの本がアイデア元だったんじゃないだろうか、なんて思ってしまった。
    いずれにせよ、イギリスって、ほんとおもしろい国だなぁ、とつくづく思う。

    海外ドラマと言えば、第二次大戦を描いた別のドラマ「バンド・オブ・ブラザース」終盤に、強制収容所を発見するシーンが出てくる。某大手ショッピングサイトのビデオ配信サービスでもこのドラマは視聴可能で、実際に私も見てそのシーンにはひどく心揺さぶられたのだけれど、見終わった後でそのサイトの視聴コメント欄を見ていたら、アーヴィングと全く同じ主張を繰り広げているコメント(ホロコーストの事実を疑うような記述、ガス室は消毒施設だったかも、ヒトラーにも功績がある、等)を書き込んでいる人がいて、正直驚いた。
    アーヴィングたちの広報努力の結果?をこうして身近なところで目の当たりにしちゃうと、この裁判での戦いは非常に意味があるものにも思えるし、かつ著者が言うように、究極の勝利ではないのだな、とも思う。
    映画化の脚本をつとめたデイヴィッド・ヘアが最初のまえがきで言っている、「ポスト真実(トゥルース)の時代」とはこういうことを意味するんだな、とうすら寒くも思った。

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    2019年03月19日
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    シカゴの女探偵ヴィクことV.I.ウォーショースキーのシリーズ。
    カンザスでも旋風を巻き起こします。

    前作で登場した女の子バーニーに頼まれ、窃盗の疑いをかけられた青年を探すことになったヴィク。
    行方をくらませては疑いが深まってしまうのだが、老女優とカンザス州の町へ向かったらしいのだ。

    老女優の故郷は、かって核ミサイル配備への抗議行動が行われた町。
    初めてのカンザスでの捜査は勝手が違うが、愛犬ペピーを連れていったので、行く先々で可愛がられ、場が和んだり。
    女優の暮らした地域を調べようとするが、いきなり死体を発見したのから始まり、次々に過去の出来事の不審な点を探り当てていく。
    聞き込みに行った住人に「あなたが来てから新聞が面白い」と言われる始末。
    さらに、世間知らずの元気なバーニーが追ってきてしまい‥?

    作者は10年ほどカンザスで暮らしたことがあり、あまり良い経験ではなかったらしい。
    それも作品に活かされている?
    長い年月、町の人々をおおっていた重層的な事件の苦さ、切なさ。

    60を過ぎてもすらっと若々しくパワフルで前向きなヴィク。
    作品中の年月も現実とともに流れ、そんなヴィクを書き続ける作者のタフさとサービス精神に脱帽です☆

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    2018年10月27日
  • カウンター・ポイント

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    シカゴの女探偵V.I.ウォーショースキーのシリーズも、17作目。
    ますます魅力的で果敢なヴィク、また大活躍。
    ヴィクが育ったシカゴでも貧しい地域の話や、これまでのキャラが多く登場し、このシリーズらしい雰囲気を味わえます。

    昔の隣人フランクから、25年前の事件を再捜査してほしいという思いがけない依頼が来る。
    高校の頃に一時、恋人だったこともある彼。
    25年前に、彼の母が起こしたとされた事件は冤罪だったと。
    彼の母というのがヴィクの一家に嫉妬し、何かといわれのない非難をしていた女性なのだが。
    一通り調べようとしたヴィクでしたが‥?

    一方、ヴィクのいとこで人気者だったブーム=ブームには親友だった選手仲間がいました。
    その娘がシカゴにやって来ると連絡が入ります。
    娘は17歳で、進路を決めるために見学に来たのだが‥
    若い子はさわやかですが、何をするかわからない(笑)
    真実を追求する勘と行動力があり、関わりの出来た人のためには体を張って守り抜くヴィク。
    今回も大変な目に遭いつつ、もつれ合う闇の中に分け入ります。

    警官でも探偵でもない恋人ジェイクが、ヴィクのために自然に頑張ってくれるところに感動しました。
    いまだにかなり美人とはいえ、ついて行けないと彼に言われてしまっても責められないぐらい、危険に飛び込んでいく彼女ですからね~(笑)
    若くて強いのも当たり前だった?初期と違い、現実と同じように歳を重ねながら、ここまで活躍させ続ける作者も、すごい!
    面白く読めました☆

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    2018年03月06日
  • セプテンバー・ラプソディ

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    ネタバレ

    マルティナから続く家族や、ロティの祖父母の悲しみが心に重くのしかかり辛かったけれど、後半ダロウまでが登場してテンポ良く続くハッピーエンディングに泣いてしまった。

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    2018年01月23日
  • セプテンバー・ラプソディ

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    V.I.シリーズ第16作目。
    1930年代に宇宙線物理学の分野でパイオニア的な研究を行い、ウィーンの放射能研究所の研究員だったオーストリアの物理学者マリエッタ・ブラウの存在からインスパイアされて書かれた作品。
    今回はドラッグ絡みの事件かな?と思いきや、まさかこんな展開が待ってるなんて!なのはやはりさすがのサラ・パレツキーなのだ。

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    2018年01月22日