山本やよいのレビュー一覧

  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ある会社で人が殺され、周囲の人物に聞き取りを行っていくと、お家騒動が発端の事件であることが分かる話。
    話中に何度か発生する事件は童話をもとに進められているものとみられ、題名のライ麦もその一環として死体のポケットに入れられることになる。

    情報収集はニール警部、問題解決はミス・マープルが担当する2主人公制。
    ミステリーだと解決役の方が良く書かれがちだが、的確な作業分担という感じだった。

    登場人物が多く、同じことを何度も人物らに聞いていく地道な捜査が書かれ、だんだんと話が分かってきたり、人物間の話の食い違いで新しいことが発覚していく辺りが面白い。最後に送られてきた手紙がなかなか悲しい感じがした。

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    2025年09月03日
  • オリエント急行の殺人

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    こんな結末ありか!?という感じは否めないが、これはこれで楽しく読めた。
    翻訳も違和感なく、古臭くもなく、とても読みやすかった。

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    2025年08月30日
  • 五匹の子豚

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    先にドラマを観ていた作品。観たのはかなり前なのに犯人も動機も覚えていたほどの傑作。
    浮気や不倫に対しては生理的に受けつけないほど嫌悪感があるが、クリスティ作品と男女の愛憎は切っても切れない関係なので、今回も無駄に腹を立てながら読んだ。
    しかしそこはさすがのクリスティ。単純な愛憎のもつれで起きた事件ではなく、なるほどそういうパターンもあるのかと驚かせてくれる。
    やはりクリスティ作品は心理描写が秀逸で面白いので、そこを最大限に楽しむには本で読むのが一番かなと思う。
    ドラマ版を観るのも大好きだけどね。

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    2025年08月12日
  • 五匹の子豚

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    アガサ・クリスティの攻略本なるもので★5となっていたので、読んでみました。

    16年前、妻(キャロライン)が画家の夫を毒殺したとして逮捕され、獄中で無くなった。でも、母は無実だったという娘の依頼で再調査をするポワロ。事件当時現場にいた5人に聴き取りをしていく。

    キャロラインの人となりを5人が語るのだけど、その人物像が人によって180度違う。そこに潜む一人一人の想いに注意を払いつつ、また、ちょっとした発言も見逃さない。

    また、キャロラインが妹に宛てた手紙。キャロラインをどう見るかで、そこから導き出される結果が見事に異なってくる。

    こうだと決めつけて物事を見ると、大変な思い違い、判断ミスをし

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    2025年07月30日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ミス・マープル作品
    穏やかな、日本人がパッと浮かぶ欧州おばあちゃん

    だがこのミス・マープルは違う
    恐ろしいほどかっこいい

    たった2ページだけマープルが語る
    不器量な小間使いグラディスの不幸な生立ち
    しかし、読者は共感する
    なんて不遇な子なのだと

    そんなグラディスの死体が見つかった

    マープルは列車に乗って現場へ向かう
    マープルは席に座り殺人事件を報じる新聞を静かに読む
    その横顔は憤怒に満ちていた

    か、か、かっけえええええええ
    おばあちゃんかっけえええええ
    復讐の絶対審判老婆爆誕
    怒りの推理
    そして全てが終わりマープルの家に手紙が届く
    そこで復讐の絶対審判老婆の物語は悲しみとともに終わり

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    2025年07月27日
  • オリエント急行の殺人

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    読んだことはなくても、誰もがタイトルを聞いたことがある名作。

    何処かでネタバレを踏んでいたのか、真相について「こういうことか?」と思っていたら、見事当たってしまい、ちょっとショックでしたが、それでも満足。

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    2025年07月20日
  • コーンウォールに死す

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    ネタバレ

    2025年の24冊目は、ダニエル・シルヴァの「コーンウォールに死す」です。ガブリエル・アロンのシリーズ新作となります。ほぼ1年ぶりですが、エンタメ作品として安定の面白さですし、現在の西側社会が抱えている問題、闇に対しての痛烈な風刺にもなっています。
    コーンウォールの海辺で、オックスフォード大学の美術史学科教授シャーロット・ブレイクが、当地で騒がれている連続殺人鬼〈斧男〉と思われる人物に殺害されます。教授は、ナチスの略奪絵画であるピカソの肖像画の行方を探していました。果たして、教授を殺害したのは、本当に〈斧男〉なのか?それとも探していた絵画が原因なのか?ガブリエルが、前回パートナーを組んだイング

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    2025年07月04日
  • 報復のカルテット

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    英国でロシア人の富豪が暗殺された。
    使われたのは神経剤、旧友がクレムリンに繋がる機密を追っていた事を知り長官ガブリエルはM16と弔いの作戦に出る。
    チェロの名手で世界一ダーティな銀行にコンプライアンス担当として務め元、工作員であったイザベルにガブリエルが接触、極秘裏に作戦が遂行されて行く。
    読んでいくと欺くと言う言葉が頭から離れる事なくラストを迎える。
    ドイツ、ロシア、アメリカ、イスラエルと舞台が変わり私利の欲望を満たす為の騙し合いが展開する。
    銀行のブラックマネーはこんなふうに誕生するかを知る事ができた。

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    2025年06月16日
  • 書斎の死体

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    ネタバレ

    書斎の死体からよく犯人まで辿り着いたもんだ!爪に着目するマープルの慧眼。女性ならではの視点。ルビーがあくびをして眠そうにしていたのも伏線で、うまい具合につながる。
    恋人関係と結婚関係の2人の対応の違いは時代を超えて今でも通じる心理。天晴。
    グリゼルダがいい母になって子育てしてるところも微笑ましい。

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    2025年05月24日
  • 書斎の死体

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    ドラマを観たのに犯人を全く覚えてなかったので、最後までほんとにおもしろく読めた。
    パントリー夫妻、特に妻がいい。

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    2025年05月23日
  • 書斎の死体

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    ★★★★☆ネットでミステリー小説初心者向けというタイトルで紹介されていました。アガサクリスティの作品は、最近ではABC殺人事件も読みました。どれも面白く読めました。事件の真相が明かされる時が一番ワクワクしてしまうのは、高校生の頃に読んだ他の有名な作品の時と同じだったと思い返しました。また高校の時に読んだ作品を読み直してみたいと思っています。

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    2025年04月09日
  • 書斎の死体

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    バントリー大佐の書斎である朝見つかった見知らぬ金髪の若い女性の死体。夫の潔白を信じる夫人は友人のミス・マープルを伴い、女性がダンサーをしていた高級ホテルに向かい犯人探しに奔走する。

    マープルシリーズ第二弾。事件の始まりはセント・メアリ・ミードだったものの、物語は隣州の高級ホテルで展開される。動機らしきものは序盤で判明するのだが、如何せん容疑者にはアリバイあった、というのがこの話の肝。一つの謎が解けるとすべての謎が次々と解明されるといった具合に後半の展開は早い。最序盤にヒントがさりげなく隠されているので、比較的フェアな謎だと思う。ミステリーにありがちなありふれた事件ではあるが、その見せ方を工夫

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    2025年03月30日
  • 書斎の死体

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    マープルの長篇2作目(短篇含めて3作目)。推理もさることながら、ミステリなのにユーモラスな箇所が随所に垣間見えて、とても面白く読むことができました。

    あらすじ:
    ある朝、セント・メアリ・ミード村の外れにあるゴシントン館でのこと。バントリー夫人は、夢うつつの朝のまどろみを破る、メイドの「書斎に死体がある」との一報で目を覚まします。それは、館の主人であるバントリー大佐や使用人たちの誰も知らない、どぎつい化粧をした金髪の若い女性の死体。バントリー夫人は、友人のミス・マープルを呼んで死体を検分。間もなく、デーンマスのマジェスティック・ホテルから、女性ダンサーのルビー・キーンが行方不明になっているとの

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    2025年03月23日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    シリーズを通して読んでいる身としては、本作のミス・マープルの言動が意外に思えた。
    これまで見えなかった彼女の人間的な部分を垣間見たような気がする。
    穏やかさよりも敵愾心の強さが目立つんだよな。
    もうこれは最後の一行で確信したけど。
    これまでの「控え目ながらも事件解決に貢献する老嬢」というスタンスを、ここに来て変えてくる感じか?
    じゃあ次作でもこういうミス・マープルを見れるってこと?
    だとしたら大歓迎ですよ。

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    2025年03月05日
  • オリエント急行の殺人

    購入済み

    不朽の名作

    ミステリーの女王を今更私が褒める必要はないけれど
    伏線と優雅さとユーモアが鮮やか織り成され
    気づいた頃には読み終えてました。

    ゆっくり列車に揺られ読みたい1冊です!
    事件に巻き込まれたくはないですが…!

    #切ない #エモい #深い

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    2025年02月12日
  • 五匹の子豚

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    2025.2.5(水)

    久々に、ポアロ。ドラマはよく見てたから、
    あのイメージで読んでいた。

    記憶の断片から真相を探るって 
    いやいや、無理ー(笑)
    凄いわ。

    ちなみに読んだのは
    同じハヤカワミステリ文庫だけど
    昭和57年15刷の桑原千恵子訳のもの。
    実家から持ってきた。(母のもの)

    このデータの訳者さんとは違うから
    変わってるとこもあるのかもなぁ。

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    2025年02月05日
  • 書斎の死体

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    ミス・マープルシリーズ長編2作目。
    1942年の作品。

    ミス・マープルの友人、バントリー夫妻の館の書斎で見知らぬ若い女の死体が発見された。
    その女性は、セントメアリミード村から少し離れたデーンマスのマジェスティックホテルで働いていたダンサー、ルビーキーンだということがわかった。
    警察のメルチェット大佐とスラック警部が捜査を進めるうち、ルビーキーンを可愛がっていたマジェスティックホテルに滞在していた大富豪、コンウェイジェファーソンの遺産問題が動機ではないかと推理する。メルチェット大佐はミスマープルの力を借り、犯人をつきとめるーー

    愛おしい田舎のセントメアリミード村で起こった事件。
    甥のレイモ

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    2025年02月02日
  • 報復のカルテット

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    今回もいつも変わらず楽しませてもらいました。内容もさることながら、登場人物たちの会話がお洒落でテンポがいいので好みにあってるなって再確認

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    2025年01月25日
  • 五匹の子豚

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    16年前、高名な画家だった父を毒殺した容疑で裁判にかけられ、獄中で亡くなった母。でも母は無実だったのです・・・娘の依頼に心を動かされたポアロは、事件の再調査に着手する。当時の関係者の証言を丹念に集める調査の末に、ポアロが探り当てる事件の真相とは?過去の殺人をテーマにした代表作を最新訳で贈る!

    過去の事件をそれぞれの関係者からの聞き取りで解き明かす、まさに「灰色の脳細胞」大活躍のミステリ。面白かったなあ。そして最後までミスリードに騙されてえ!と思っていたら真犯人は・・・。日記のように書き記された断片をつなぎ合わせて推理するという面白い作品ですが、よく練られていて殺害動機も含めて面白かった。愛す

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    2025年01月23日
  • 教皇のスパイ

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    素晴らしい。フィクションなんだけども問題は現実にも実在するのであって、とても興味深かった。著者ノートだけでも一読の価値を感じた。
    あとダヴィンチコード臭も感じながら読めたのも楽しかった。ダンブラウンも再読したくなっちゃう。

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    2025年01月07日