山本やよいのレビュー一覧

  • 五匹の子豚

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    アガサ・クリスティー初読。
    知り合いがクリスティー作品の中で一番好きだとおすすめしていたので読んでみました。
    犯人が気になりすぎて、何度もネタバレを読もうか葛藤するほど夢中になりました。海外作品も初めてで、カタカナの名前を覚えるのに苦戦しましたが、最後まで読んでよかったと思える一冊でした。

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    2026年07月08日
  • オリエント急行の殺人

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    再読。
    ポアロ作品を時には発表順から、また時には借りられた順から手当たり次第に読んだりで追っている最中で、今回は振りかえりとして久々に「オリエント急行の殺人」です。

    私は中学生の頃に朝の読書時間なるものがありまして(今でもあるのかな?)、そこで「そして誰もいなくなった」を勧められてミステリーを読むようになったのですが…
    多作なクリスティーの魅力的な作品の一つとして「オリエント急行」はめっちゃネタバレされちゃってたんですねぇ…_(:3 」∠)_
    でも、読み返すたびに味わい深い作品だな〜と感じます。

    でもでも、やっぱり知らずにこの作品に出会えたのならどんなふうに感じられただろう…と思ってしまうので、未読かつ興味のある方はくるっと回れ右して、前知識無しに読みにいって下さいませ。現場からは以上です。

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    2026年07月05日
  • 五匹の子豚

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    人にオススメされて本を読むことはほとんどないが、こちらの本は当たりだった。人の心理が犯罪にどう絡んでいくのか、恋愛、嫉妬、様々な感情が交錯するとても面白いミステリー。2回読んでも楽しめそう。

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    2026年07月01日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    【再読】
    雪で立ち往生したオリエント急行で、アメリカ人の乗客ラチェットが殺された。そこに乗り合わせたのは様々な国籍・身分の乗客と、名探偵エルキュール・ポアロ。
    現地警察が介入できないため、ポアロが捜査に乗り出すことに。被害者の男は全身を10ヶ所以上刺されており、現場周辺にはハンカチやパイプクリーナー、ボタンなど無数の証拠が残されていた。さらに、男の本名はカセッティで、アメリカで起きた誘拐殺人事件の犯人と目されていた男だった。このことから、ポアロはその復讐によりラチェットは殺されたのだと睨む。
    ポアロが乗客一人一人から聴取を行った結果、事件の時間周辺で赤いガウンを着た女と、車掌に扮装した人物が目撃されていた。
    犯人の目星をつけられない中、アメリカ人女性ハバード夫人の持ち物から凶器と思われるナイフが見つかる。さらに車掌の制服はドイツ人のメイド、さらに赤いガウンはなんとポアロの手荷物から発見される。
    そして調べを進めていくうち、乗客の誰もが誘拐事件の被害者であるアームストロング家とかかわりがあることがわかった。
    ポアロは全員を集め、推理を披露する。全ての人間が事件にかかわり、お互いのアリバイをカバーし合ってラチェットを殺害したのだと。車掌も含めた12人はラチェットを有罪にできなかった陪審員になり代わり、正義の鉄槌をくだしたのだった。

    あまりにも濃密な一日を描いた作品。まさかそんなことはあるまいという先入観を打ち砕く意味では、『アクロイド殺し』や『ABC殺人事件』に匹敵する衝撃作。
    出発前の胸の高鳴り、雪で立ち往生した列車の静けさ、そんな中で起こる凄惨な殺人と一人一人を呼んで聴取する王道スタイル、背後にある痛ましい事件、これ見よがしな無数の証拠、そして衝撃の結末。何度読んでも面白くて新鮮な発見があるまさに名作。
    特にアメリカという国のお国柄までもがヒントになっていること、なぜこの時期に客室が満室なのかという疑問が最初に提示されている点なども秀逸。
    ●見どころ
     ・顔が気に入らないという理由でラチェットの依頼を断るポアロ
     ・ブサイクの描写に容赦のないクリスティー女史
    ●名言
     「こんなことを申しあげるのもなんですが——あなたの顔が気に入らないのです、ムッシュー・ラチェット」

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    2026年06月25日
  • オリエント急行の殺人

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    大昔に映像を見たような気がするが、ミステリ好きなら間違いなく必読の傑作と言う事で読みました。

    そうそう。昔のミステリーと言えばこんな感じだったよな。と思いながら楽しく読めた。
    しかし、子守りをしていて自殺した娘の父親やその恋人まで推理できるものなのか?と少しやり過ぎ感を感じてしまったが...でも、傑作であることは間違いない。

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    2026年06月24日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    結末というか犯人については、わりといろんなところでちらほら聞こえてくることもあるので、完全まっさらな気持ちでこの作品を読めるということは、一種の幸せともいえる。
    疑わしい人全員犯人というトリックも、この時代にそんな発想できるのかという驚きも感じさせるし、犯人たちの切実な思いを踏まえた上で、ポアロがあえて逮捕にはもっていかないという流れも含めて、この作品は歴史に名を残す作品であるといえるのだと思う。

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    2026年06月23日
  • 書斎の死体

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    火曜クラブで好きだったバントリー夫妻の館で起こる事件の話。しばらく読んでから、『鏡は横にひび割れて』のドリーイコールバントリーさんなのだと気がつく。火曜クラブの時点で気が付かないあたり、だいぶ適当に読んでるんだなあ。この3作品全部ゴシントン館が舞台になってる話だ。
    じゃあ旦那さんこの後奥さん残して死んじゃったんだなー館も手放すのかーと思いながら読んでいると、事件をきゃっきゃと楽しんでいるように見えた夫人の愛になんだかしんみりする。
    ミス・マープルはいつも通りで、女学生たちの聞き取りに立ち会う辺りの鋭さがよかった。こういう教師、いるよね。その辺りからなんとなく真相も見えてきた気がする。
    特に二つ目の殺人は(少女の被害者というのがクリスティー作品に珍しいのもあって)嫌悪感しか沸かないものなんだけど、同種の殺人を純愛っぽく仕立てた東野圭吾の某ミステリはすごいな、という気持ちになった。

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    2026年06月19日
  • オリエント急行の殺人

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    面白かった。オチはなんとなく読めてしまったが、古い作品であることを考えれば当時は目新しかったのでは。

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    2026年06月13日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    アガサ・クリスティーの作品に出てくるのは、エルキュール・ポワロだけではありません。こちらのミス・マープルもいますね。ってか、一人の作家が、複数の探偵を描くのって、他にあるんですかね?アガサ・クリスティー以外の作家はあまり聞かない気がします。以前からこの作品のタイトルは知っていたのですが、何故か今まで読んでいませんでした。

    なるほどね。童謡に沿った形で事件が起きていくという設定の作品はほかにもたくさんありますが、これは、その嚆矢とも言えるのではないでしょうか。もっとも、作中で意外に早い時期に、事件の順番が童謡通りではない事が判ってしまうんですけどね。

    あと、ミス・マープルで特徴?なのが、シャーロック・ホームズやエルキュール・ポワロの場合は、特定の警察官が登場するわけですが、ミス・マープルの場合はどうやらそうでも無いようですね。警視総監とは知り合いの様ですけど。

    他の作品も読んでみようかと思います。

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    2026年03月26日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    アガサクリスティの本はまだ4~5冊しか読んでいないけれど、人物描写が巧み。見事に騙されるというのか、裏切られるというのか。本書もまさしくそうで、これもまた大どんでん返し。犯人はあの人だとミス・マープルは断言するのだけど、その立証というのか、事件解決はニール警部に任せて自宅へ帰ってしまう。「そんな中途半端な・・」と思っていたら、1通の手紙がマープルを待っていた。この手紙が何とも切ないけれども、締めくくりにはふさわしい。面白かった。

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    2026年03月20日
  • 五匹の子豚

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    コールドケースミステリーが読みたくて&米澤屋書店であげられていたので読むことにしました。

    途中、容疑者5人に話を聞くところでははーんこれ絶対犯人この人だな!アガサ・クリスティ読み取ったり!と思ったのに最後の最後でちゃんと裏切られてさすがアガサ・クリスティ。面白かった。
    新訳だから?すごく読みやすくて、ノイズもなく、気晴らしに読むのに本当良いです。

    でもこういう過去の事件遡る系、みんな詳細覚えすぎ。一週間前の夕飯とか何も覚えてないよ。

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    2026年03月08日
  • 書斎の死体

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    ミス・マープル長編シリーズ第2作目。書斎に見知らぬ女性の死体が発見されるというショッキングな事件。厳密なる科学捜査の発達した今日では使えぬトリックかもしれないが、真相を知った時には驚いた。
    温厚篤実そうに見えて細部に渡る観察と冷徹な推理を下せるミス・マープルの名探偵ぶりが良い。

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    2026年02月04日
  • 五匹の子豚

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    名作だ。
    過去の事件は冤罪だったのか?
    母親が父親殺人の罪で罰せられ獄中死してしまう。
    娘は母親の罪について疑義がありポアロに依頼といった流れ。
    メインは5人(父親の親友、父親の親友の兄、父親の不倫相手、母親の妹、母親の妹の家庭教師)に絞られているため非常に読みやすく感情移入しやすいです!

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    2026年01月25日
  • ブックショップ

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    小さな町ハードバラで書店を開くことにしたフローレンス。しかし彼女が買った<オールド・ハウス>をめぐって町の大物と対立することに。決して幸せな結末ではないけれど、フローレンスがさほど悲しがったりしておらず、淡々と現実を受け入れたことに何故だか寂しくなってしまった。店を手伝ってくれた少女クリスティーンとの温かな会話や書店が賑わっていたころの景色が失ってしまうと灰色で味気ないものになってしまう。おしゃれな文体だがかなり婉曲的な表現もある。ただ全体的に淡白な印象だった。

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    2026年01月18日
  • ダウンタウン・シスター

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    主人公は毎回、かなり危機的な状況に陥りつつも何とかリカバーして、事件を解決に導きます。そのバイタリティに関心しつつ、シカゴの風景を想像しながら読んでいます。Bookoffで比較的安価に入手出来るのがありがたいです。

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    2026年01月12日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    ちょっとずつ怪しい12人の乗客、ポアロの荷物に仕込まれた真っ赤なローブ、何気ない荷物の汚れ、証言の一致、日常会話に思える個人の思想。これらを組み合わせると浮かび上がる犯人の形。
    トリックがすごいというよりも、構造がすごい。

    現代でも色褪せないミステリーが確かにあった。

    被害者の殺され方なんかは謎解きだけでは説明不足な点もあるが、ポアロにとってそこは重要じゃないから仕方ない。読み手の想像力次第かな。

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    2026年09月10日
  • 蜘蛛の巣〔小説版〕

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    一番の演技派はミス・ピークだった
    家の所有者であることを隠して、借りた人の元で働くなんて
    ジェレミーもすごい
    レモン汁で隠し文字するの、やってみたい〜

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    2026年01月09日
  • レディ・ハートブレイク

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    大活躍する主人公の女探偵さん、なかなかのやり手なんですが、証拠を掴むために不法侵入して書類を盗み出すあたり、ちょっとだけ違和感を感じました。お国柄の違いですね、きっと。
    でも、いい感じです。応援したくなります。
    38年も前に書かれた本ですが、人の営みなんて、そんなには変わりはしないので、全く古さを感じません。本書の次の第5作目は、英国推理作家協会賞受賞作なのでたのしみです。

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    2025年12月20日
  • 書斎の死体

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     突如書斎で発見された女性の死体と彼女が勤めていたホテル内の人間関係、キナ臭い遺産相続に誰もが怪しく見えてくる状況など御手本とも言うべきミステリーで、ミス・マープルの観察眼や名推理が強調されていてシンプルながら奥深い犯人当ても良かった。

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    2025年12月13日
  • センチメンタル・シカゴ

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    主人公のお姉さん探偵が、えらくタフで気に入ってます。山本やよいさんの訳もいいですね。最後の@@ページくらいまで、話のゴールが混沌として、ここからどうオチをつけるんだろうと気になって最後は一気読みしてしまいます。それにしても、どうして、訳者の山本やよいさんは、この原題にこの訳を付けたのだろう…謎です。

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    2025年12月06日