山本やよいのレビュー一覧

  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ネタバレ

    半分くらいまでミス・マープルは登場しない(名前すら出てこない)。
    巻き込まれたわけでもなく事件現場に怒って乗り込むミス・マープル、珍しいのでは?

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    2023年11月18日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    アガサ・クリスティーはあまり読んだことがなかったので、読んでみたいと思っていた。
    ハロウィンシーズンだったので、これを買って読んでみた。
    巻末の「解説」を読んで、この本を選んだのは失敗だったと思った。悲しみ。

    村人同士お互いみんなが知っているような、狭い村の中で少女が殺される、殺人事件が起こった。
    被害者は「殺人事件を見た」と自慢していたことから、口封じの犯行かと思われるが、もともと虚言癖のあるその少女の言葉は、誰も信じてはいなかった。
    しかし、解決のために請われてやってきたポワロは、その言葉から推理を始めていき、村人たちに今まさに起こった殺人事件に加えて、過去に起こった殺人事件についても事

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    2023年11月12日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    ネタバレ

    クリスティのミステリって大抵、キーとなるトリックや引っ掛けがあって、それ以外は大して重要ではないことが多い。
    今作で言えば、それは殺人を目撃したのはジョイスでなくミランダであった点だろう。こういう引っ掛けは面白いし好きなんだけど、事件の真相がやや薄く感じてしまう。あと共感できない動機、混乱しやすい過去の複数の事件… すらすら読めるものの、少し流してしまった。ごめんなさい。
    読んでいて楽しいが、満足できる作品とまではいかなかった。ハロウィンに読もうと思って買ったのでハロウィン感もう少し欲しかったというただの欲張り( ∵ )

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    2023年11月01日
  • 書斎の死体

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    「朝起きると、書斎に死体がころがってる」という、現実には起こりようもないが、しかしミステリー小説なら定番という出だしをクリスティがどう料理するかを楽しむ一作。最後の謎解きまで読み終わったときに、ようやく昔読んだときの記憶を思い出した。トリックは類型的だが、しかしこの類型の代表作と言えるだろう。

    ミス・マープル・シリーズ再読も早くも飽きてきた感じだが、もう一冊くらいは読むつもり。

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    2023年10月29日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ★は3.5というところ。いやはや、クリスティー作品にはこんなテイストもあるのか!とまたもや驚かされてしまいました。

    これは10月に読もう、と前から決めていてやっと手に取ったのだけど、会話が多いせいかスラスラ読めてしまい、気付けば1日で読破。そして休日の終わりに「はぁ今作も面白かった」と満足感いっぱいなわけです。当初はドレイク夫人と富豪の老婦人との関係がつかめなくて混乱しましたが、家系図が整理できてからはスッキリ。甥夫婦は別の舘に住んでいたということですね。
    さて今作では子供が犠牲になってしまうということで、これまでにない緊張感と胸の痛みを感じました。もともと子供好きではない私からしても、さす

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    2023年10月22日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    何気におそらく初クリスティ。

    10月だ!ハロウィンって書いてるの読も!と買ったんだけど。読みやすすぎて1日で読んだ。

    途中で犯人わかった!と思ったけど半分しかわかってなかったし全体の読み甘すぎた…と最後の怒涛のネタ明かしパートで眼白黒させた。

    ミステリー全然読まないマンなので、これが…ミステリー…という気持ちで読み終えた。

    解説に書かれてたけどきっとクリスティ好きな人からしたら既視感もあって微妙なのかなとも思うけど。自分は新鮮に読めてよかった。

    他のも気が向いたら読む。

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    2023年10月20日
  • アガサ・クリスティー失踪事件

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    有名なアガサ・クリスティ失踪事件を題材にしたミステリー。語り手となっているのは、アガサの夫の不倫相手のナン。ナンの辛い過去と行方不明のアガサを探す今とが交互に描かれていく。
    失踪事件をモデルにしているけれど、フィクション。興味深い設定になっていて面白かったけれど、そんな…という気持ちも無くはない。ネタバレにならないように書くことは難しい。

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    2023年06月11日
  • サマータイム・ブルース[新版]

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    原田マハさんの『リボルバー』の文中に“ウォーショースキー ”の名前が出てきて興味を持ったので、こちらを手に取りました。
    本書は「ウォーショースキー ・シリーズ」の第一弾です。

    シカゴの私立探偵・V・I・ウォーショースキー 、通称“ヴィク”の元に、銀行家を名乗る男性が訪れて、息子の恋人が行方不明なので探してほしいと依頼してきます。
    早速調査を開始したヴィクですが、件の銀行家の息子・ピーターのアパートで彼の射殺死体を発見。さらに、依頼人の男が被害者の父親とは別人だったことが判明して・・・。

    “探偵モノ”といっても様々で、こちらはコツコツ推理を重ねて謎解きをするというより、ガンガン身体を張りまく

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    2023年02月12日
  • 亡者のゲーム◆ハーパーBOOKS創刊記念◆無料立読み版

    購入済み

    設定はなかなかに面白い

    諜報員であり美術修復師という設定はなかなかに面白いと感じた。ストーリーとは別に美術修復というもののトリビアが興味深い。登場人物たちの持って回ったようなユーモアをたたえた話しぶりがいかにも翻訳物っぽくてそれなりに面白い。

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    2023年01月07日
  • サマータイム・ブルース[新版]

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    探偵、VIウォーショースキーの第1作目。
    タフな女性探偵が前面に出まくっており、事件があまり印象に残らない。主人公の人物が竹を割ったような性格で、好感が持てる。英文和訳のあのやたらと細かい描写が苦にならなければ楽しめるかもしれない。

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    2022年09月11日
  • 死線のサハラ 下

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    ネタバレ

    前作と一続きと考えてよい物語。やっと追い詰めた最終ターゲットを仕留め、もっとカタルシスを感じるかといったらそうでもなく、爽快感もない、湿度の高い作品。

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    2022年07月22日
  • フォールアウト

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    古本市で購入。

    650ページの長編。

    シカゴに住む私立探偵ヴィグ。
    窃盗の容疑をかけられた青年の行方を捜してほしいとの依頼を受ける。

    青年はどうやら老いた女優と一緒にカンザスの田舎町に行ったらしいという情報を元にカンザスに向かう。

    カンザスの田舎で行方不明の二人を捜すのだが、途中のストーリーはほとんど二人は関係なくなっている。

    二人を捜すうえで、ヴィグが殺人事件、軍の隠蔽、出生の秘密などに巻き込まれ?ていく。

    後書きで知ったのだが、私立探偵ヴィグ・I・ウォーショースキーはシリーズになっていて早川から何冊も出ている。

    ちらっと調べたら、書作は30年以上も前に刊行されていて、その時の

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    2022年05月01日
  • 書斎の死体

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    ネタバレ

    コミカルな感じで読みやすかったけれど、犯行は相当残酷。この村1番の豪邸が後々連続殺人の舞台になるのは身代わりにされた女の子の怨念か…
    ラストを締めるレイモンド・スターが良い。怪しい人物ながら、がんばって!と応援したくなる。

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    2021年11月20日
  • 書斎の死体

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    今だったらすぐバレてしまうのでできないトリックだった
    バントリー夫人のマープルさんへの信頼が芝居がかってて好き あらぬ方向にすごいのよこの人!とか言ってて 突然降りかかってきた不幸にめげずに明るくたくましく向かっていっててそこも好き

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    2021年06月02日
  • 教皇のスパイ

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    宗教観が違ってて理解しながら読んだ為スピード感や内容そのものの面白さには至らなかった。フィクションとはわかってるが、過去の事実も散りばめられてるから凄くリアルで、逆にカトリック信者の感想を聞きたいと思った。

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    2021年05月25日
  • 書斎の死体

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    ネタバレ

    ミステリーを読みたい、けどハラハラドキドキして疲れたくない、という気持ちに応えてくれるミス・マープル……
    もちろん、子供の配偶者をいつまでも家に縛りつける舅や、全く無関係の娘まで手にかける犯人はじっとりしてて嫌だけど……
    それも含めて軽やかに読ませてくれる(訳もいいのかも)。

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    2020年09月20日
  • ブックショップ

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    昨年公開された映画『マイ・ブックショップ』の原作本。夫の死後、遺産で暮らしてきた女性が、“自立した存在”であることを自分や世間に証明しようと小さな書店を開く。しかし彼女が買った建物〈オールド・ハウス〉を巡り、町の大物とトラブルになり……という内容。大筋は映画と同じだが、細部がいろいろと違っていた。出る杭は打たれる。生きていくために本は必要ないが、本のない世界に生きる意味はない。

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    2020年07月17日
  • ブックショップ

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    夫を亡くしたフローレンスは、人生の再スタートとして海辺の小さな町で書店を開くことにした。長い間住む人もなかった古い家を買いスタートした小さな書店。順調にみえた書店だったが、その家は町の有力者の婦人がその場所を夏の観光客向けにコンサートなどができるホールにしたがっていたのだ。
    ささやかなフローレンスの夢は、少しずつ歯車が合わなくなっていく。

    もっと優しい結末を期待していたので、ちょっとビックリ。良くできたストーリーだった。

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    2020年04月08日
  • 夜明けを待ちわびて

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    Black Dagger BrotherhoodシリーズのJ.R. ウォードさんがジェシカ・バード名義で書いたもの。

    3人兄弟の真ん中で幼少期の虐待で人を信じられなくなっているショーンが主人公。
    ヒロインのリジーが優しくて心が綺麗で素敵だった。

    ちらちら出てくる兄と弟のお話は刊行されてないのかしら??
    出てるなら読みたいなー。

    あと、まさかのBDBのあの方が出てた!!!
    ビックリ。
    BDBの続きも読みたいなー!

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    2020年02月28日
  • ブックショップ

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    世の中の大変さがなんとなくわかった気がする。
    そして人との関わり方も様々だということ。

    大人って難しい。

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    2019年10月13日