山本やよいのレビュー一覧
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なんか中途半端な 3F 小説を読んでしまったので、やっぱりこういうときは V.I. だよなーと思って未読のうちから一冊を取る。このシリーズは大学時代にずいぶん読んだもので、今でも文庫・ハードカバー合わせて 10冊くらいは本棚に並んでいる。最後に読んだのが booklog にも登録されている「ナイト・ストーム」で 2012年、その前で本棚に入っている一番新しい作品は 2004年の「ハードタイム」だから 10年に一冊くらいしか読まなくなってしまった。
最初の方はチンタラ読んでいたのだが、後半300ページくらいは夜を徹っして一気読み。そうそう、こういうのが読みたかったんだよ。一時期はおばあちゃんっ -
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ネタバレ【ネタバレ有り】
The Westcott Family Series一作目
孤児院育ちの女性×公爵
電子書籍の説明文で「??」となった私。
孤児院育ちの庶子とおぼしき娘が何故莫大な財産の相続人に?
読み進めていく内に、「ええーーー」な感想でした。
亡くなった父親(伯爵)が儀礼称号の子爵だった頃、保養地のバースで出会った娘と「特別結婚許可証」を用いて結婚するも、その妻が亡くなる前に財産家のお嬢さんと「重婚」していたという、どうなのな話。
確かに身分を隠せば最初の妻にも上流階級の人々にも重婚ばれない……かというと、バースで上流階級の知人に遭遇したらどうするのかと思ってしまった私。
何 -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの18作目。
いやはや相変わらず、不死身のヴィク。
チンピラに絡まれる、銃で撃たれて、球場の壁をよじのぼり、
タール抗にはまり、これで終わりかと思ったら、
最後の最後でさらわれる。
そして、
恋人の、全く武闘派でないジェイクに助けられるとは意外だった。
サウス・シカゴ時代の過去がらみの事件。
いっとき付き合ったボーフレンドが、
自分の母が妹を殺したのは無実の罪だった、
と証明してくれと依頼にくる。
若手で非力の弁護士が弁護をしたのはなぜか、
妹が残した日記は本物なのか、
は亡くなった従兄弟ブーム=ブームとつきあっていたのか、
警官だった父が危険なエリアの署に追いやられ -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの17作目。
振り回されていた従妹のペトラは平和部隊に参加して、
シカゴを離れてしまった隣人コントレーラスは、
意気消沈しているらしい。
ロティの古い友人の娘が電話で助けを求めてきたことから、
トウモロコシ畑にでかけて、
男の死体を発見してしまうヴィク。
さらにその娘の息子も行方不明になっていることがわかり、
その捜索も引き受けることに。
ロティの過去、コンピューターの誕生の秘密と田舎警察の汚職が
からみあい、
最後にはウィーンまで行くことに。
相変わらず地下に閉じこめられたり、
それでも孫息子を救いに出かけて、危ない目に遭うヴィクも
カフェインが睡眠を邪魔するよ -
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映画観賞後積読。1996年に起きた在ペルー日本大使公邸占拠事件を題材にしたフィクション小説。
リマ症候の心理を覗ける一冊。
テロ事件なので、おおよその結末はわかっていたけれど、悲しい事件。
ただ、感じたのは、テロリスト=悪ではなく、育った環境の中での無知な世界観や、家族や仲間を思う気持ちから、反感を持ち行動を起こす。
価値観が違うもの同士が同じ国で同じ立場で生きられないからこそ、このような事が起きるのだなあと思った。
現在アフガニスタンでタリバンが征服してる今、私から見れば悪の組織にしか見えないが、他国から国を占拠され、色んな立場からすると一概には悪とはいえないと感じた。 -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの16作目。
旧知の新聞記者マリとパーティに出席していたヴィクは、
従妹のペトラに呼び出されて、
雨の中を少女たちを探して墓地に入り込む。
ヴァンパイア・クラブの儀式をしようとしてたが、
男の死体を見つけてしまう。
なぜかそれが、上院議員候補へのメディアによる攻撃に巻き込まれ、
ヴィクも個人攻撃されてしまうことに。
進化論を攻撃する論戦に思い出したのは、
こどもの頃に読んだ本を思い出した。
その著者は、「約束を破り楽園を追われた”ヒト”を祖先とするぐらいなら、
仲間で協力し合って厳しい環境を生き残った”サル”を先祖としたい」
というようなことを書いていたっけ。
偏向 -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの15作目。
今までヴィクが、
運河に飛び込んだり、
ガントレーンから飛び降りたり、
火炎びんを投げつけられたりと、
様々危険な目に遭い、また危険に飛び込んでいくのにつきあってきたが、
事件解決のために、ボディ・ペンティングしているとはいえ、
裸体を人前にさらすとは思っていなかった。
五十歳を目前に恐るべしヴィク。
前作で父親の犯罪を知ることになり、
家に戻りたくない若い従妹、ペトラに相変わらず振り回されながら、
彼女が勤めるクラブでの殺人事件に巻き込まれる。
帰還兵の殺人容疑を晴らそうとしている過程で、
軍事産業の闇をあばくことになるのは、いつものお約束。
長年の -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの14作目。
亡父の年の離れた弟の娘、つまりは若い従妹が
突然ヴィクを訪ねてくる。
SNSなしには生きていけない世代の彼女は、
単に年が離れているだけでなく、
育った町も違えば、暮らしも豊かで、
思い出も含めて、共通点は何もないという赤の他人も同然。
しかも、その”ナイーヴ”さときては、
読んでいるだけでイライラさせられる。
隣人のコントレーラスにも気に入られるし、
冒頭からヴィクの事務所を荒らしたのは彼女だとわかっているから、
余計かもしれないが。
だからと言って、憎み切れず、
行方不明になった時、
死体で発見されたするのは勘弁してほしい、と思うのは、
作者の筆の -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの13作目。
自立した女性としては、嫉妬は見苦しい。
そうはわかっていても、
自分よりも古い友達で、戦場を共に生き延びた仕事仲間、
しかも女っぷりもいいとあっては、
ジェラシーもやむを得ないよ、ヴィク。
またもや、心ならずも故郷のサウス・シカゴを訪れるヴィク。
バスケットのコーチでもあった恩師の頼みで、
母校の女子バスケットチームの臨時コーチをやることに。
メンバーの一人に、母親の働いている工場の事で相談を受け、
調査を約束したことから、
地元から成長したディスカウント・ストアの大企業とのもめごとに。
ヴィクが事件を解決するのも素晴らしいが、
なんやかんや言って、子 -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの12作目。
9.11の直後とは。
ここへきて、ヴィクとの距離感がぐんと縮まった気がした。
元自分の屋敷に侵入者がいるからつきとめてほしいという、
金持ちの老婦人からの依頼を受けるヴィク。
屋敷の池で男性の遺体を発見し、
「赤狩り」の時代の上流社会の闇と
現代の「テロ狩り」に巻き込まれていく。
恋人のモレルはアフガニスタンに危険な取材に出かけていて、
心配でしょうがないヴィク。
ロティはあっさり日常に戻ったようだが、
助手を務めていたメアリがいなくなっていて残念だった。
面白かったのは、ヴィクがテロリストをかくまっていると捜索に来たFBIたちが、
近所の人たちが大 -
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ネタバレ(上巻より)
ドイツの上流育ちの夫婦が犯人だったが、
自ら手を下したり、
爆弾をしかけようとするのはしっくりしない。
ヴィクがいつもになく、
前作で付き合うようになった作家を愛していて、
ちょっと安心した。
相棒のコントレーラスは相変わらずだし、
アシスタントのメアリも仕事を続けていて良かった。
ロティの過去の話は辛いものだったが、
若い時に当時の恋人から離れた理由は、
想像通りだった。
二人してオーストリアにいるところで、
終わっていたが、ロティはシカゴに戻ってくるのだろうか。
ロティの恋人マックスの孫娘が、
口髭のあるボディーガードのことを「セイウチ」扱いしたいたのが、
楽しかった -
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ネタバレ探偵ウォーショースキーの10作目。
表紙は見ない。
いや、見てはいるのだろうが、
全く覚えていないので興味が無いのだろうと思っていた。
だが、どうも内容に検討をつけないように、
意識的に避けていたのかもしれない。
というのも、この作品の表紙を見た時、
ドラマにありがちなオレンジのジャンプスーツではなかったものの、
ヴィクが刑務所に入れられると判ってしまい、
しまった、と思ったからだ。
とある映画を見ていて、
予告編で見た飛行機から車が飛び出るシーン
(もちろん、上空を飛んでいる最中に)を、今か今かと待っていたら、
最後まで出てこなくてショックを受けて以来、
先入観を持って臨まないようにし -
Posted by ブクログ
ネタバレ探偵ウォーショースキーの7作目。
ヴィクと、もはや相棒といってもよい隣人コントレーラスで世話をしている、
ゴールデン・リトリバーに赤ちゃんができた。
その出産騒動の最中にコントレーラスのところに転がり込んできたの旧友が
行方不明になり、
ヴィクが捜索を頼まれるが、死体で発見される。
一方、犬の赤ちゃんの父親、近所のラブラドールの飼い主の老女が倒れ、
入院している間に後見人が指名され、
飼っていた犬たちは動物管理局に引き渡されてしまう。
近所で起きたが全く関係のなかった出来事は、
ヴィクがあちこち嗅ぎまわっているうちに、
元夫の弁護士を巻き込みながら、つながってくる。
ヴィクは39歳なの