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40年前の吹雪の夜、彼は忽然とシカゴの町から姿を消した……偶然のきっかけで、消えた黒人青年の叔母の依頼を受けたわたしは、昔の失踪事件を調べることになる。時間の壁だけが障害かと思われた調査だが、失踪の影にはもうひとつの事件が隠されていた。隠蔽されてきた唾棄すべき事実の露見を怖れる何者かが妨害を始め、わたしの身辺に次々とトラブルが! どんな圧力にも屈しない、V・I・ウォーショースキーの真骨頂!
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Posted by ブクログ
しぱらく会っていなかった旧友に、ひさしぶりに会えた気分。向こう見ずなところは相変わらずだね。だけど、あなたの生き方は大好きだし、尊敬もしてる。これからもよろしくね。
まず、表紙が可愛すぎる で、タイトルがイマイチ こんなはず、ないじゃん! 長いお話を、飽きることなく読み終えた よくできたお話でした 久し振りの作家さんでしたが 満足です
ストーリー自体はワンパターンなんだけど、読むとやはり元気になるウォーショースキーシリーズ。自分の価値基準に従って生きる姿にすがすがしさを感じるからだろうか。 新しい恋の兆しにワクワク。
なんか、年を経るごとにアクションが激しくなっているような気がするのは、気のせいでしょうか?刑務所に入ったり、激しい暴行を受けたりしていますが、今回は、危うく焼け死にそうになってしまっています。 このシリーズが終わるときは、昔の刑事ドラマみたいにV.I.の『殉職』で終わるんでしょうか?
新作を読む前に、その一つ前のを慌てて読みました。 ヴィクの姪ペトラが登場。 大学の夏休み中に、シカゴでバイトをするため。 疎遠だった叔父は遅く結婚し、実は4人もの娘がいたんだそうで。 娘達には厳格で、ヴィクには近づくなといっていたらしい。 ペトラは長身でつんつんした金髪、明るく生気に溢れているが、...続きを読むお喋りで軽率。いまどきの若者にイライラさせられるのがおかしい。 同じアパートに住む世話焼きのコントレーラス老人はすっかり気に入ります。 ただ、上院議員選挙の活動の手伝いをしているという仕事の様子が、どうもおかしい? 40年前の吹雪の夜、忽然と姿を消した黒人青年ラモント。 偶然のきっかけで、ヴィクは青年の叔母クローディアから調査の依頼を受ける。 死ぬ前にどうしても会いたいというのだ。 ラモントの友達の店を訪ねたヴィクは、怒りと嘲笑を向けられる。 ラモントの逮捕にはヴィクの父が関わっていたとわかる。 40年前に何が起きていたのか? 子供の頃の記憶をたどるヴィク。 父の苦しげな様子を思い出す。 やがて… 父の手紙の真意は? ペトラは不審な行動のあげく、行方不明に! 非難されつつ、胸を痛めて、奔走するヴィク。 大車輪の活躍となります。 2009年発表。 2011年12月19日初登録。
1960年代 “ほんの”60年前のアメリカ合衆国、キング牧師に代表される人権運動に揺れた。そしてひとりの黒人青年が姿を消した。 40年後に捜索を依頼されたヴィクは、次第に当時の殺人事件に関わる謎に入り込む。 デビュー作「サマータイム・ブルース」新版のカバー絵に魅かれて続けて本作を読んだが、どうやら...続きを読むずいぶんあいだを飛ばしてしまったようで、会話に出てくるエピソードに少々ついていけない。 また、唐突で攻撃的な言葉でのやり取りにもついていけず、読むのに苦労した。 壮年期を過ぎの人たちは、実際こんなものなんだろう。上品な人しか出てこないミステリーの方が現実離れしているとも言える。 頑張って読んでしまうと、それなりに満足感が得られた。 V・I・ウォーショースキーの物語は“猪突猛進”を合言葉にこの後も続く。
装丁は確かによくないが、内容は素晴らしい。ヴィクの傷だらけになりながらの活躍にはいつもながら称賛の念。途中少々中だるみ?感もあったが。
初めて読んだのは「バーニング・シーズン」。で、ファンになって1作目から読んでいます。 ずいぶん久しぶりですが、面白かったですね。だけど、長いシリーズなので既読の方でないとわからないニュアンスもあるかもしれません。 相変わらずのヴィクのタフさや、不正から目をそらさないところは大好きです。たとえそれ...続きを読むが自分の心の聖域であっても、甘えないで向かっていくところが好き。人間関係に悩むところも、同じ女性として共感できるし。 ゲストキャラのシスター・フランシスが亡くなるのがとても辛くて。修道女達の人間らしさが本編に生彩を添えていると思います。 しかし、昔のヴィクって、すっごくよく怒る女性だったんだけど丸くなりましたね。辛抱強くなったなって思います。ホントは優しくて繊細なヴィク。 ロマンスも上手くいけばいいのにね。
探偵ウォーショースキーの14作目。 亡父の年の離れた弟の娘、つまりは若い従妹が 突然ヴィクを訪ねてくる。 SNSなしには生きていけない世代の彼女は、 単に年が離れているだけでなく、 育った町も違えば、暮らしも豊かで、 思い出も含めて、共通点は何もないという赤の他人も同然。 しかも、その”ナイーヴ...続きを読む”さときては、 読んでいるだけでイライラさせられる。 隣人のコントレーラスにも気に入られるし、 冒頭からヴィクの事務所を荒らしたのは彼女だとわかっているから、 余計かもしれないが。 だからと言って、憎み切れず、 行方不明になった時、 死体で発見されたするのは勘弁してほしい、と思うのは、 作者の筆の巧さだろう。 最後には大事な証拠品を守ったし。 40年前に失踪した黒人男性の行方を追ううちに、 当時起こった殺人事件に父親に関連しているのではと 疑い始めるヴィク。 殺人事件は冤罪だったのか。 父親は冤罪の捏造に加担したのか。 シスターが病院からヴィクが抜け出すのを手伝う場面と、 冤罪の被害者の友人がスーツを着て、 失踪した男性を捜していた叔母のお葬式に現われた場面が印象的だった。 それと、イタリア旅行にまで行ったのに、作家のモレルと別れてしまい、 残念に思っていたら、 ミスター・コントラバスが現れて良かった。
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