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父の妹のエレナはアル中で身持ちが悪く、昔から一家の悩みのタネだった。そんな叔母が不審火でホテルを焼け出され、アパートに転がり込んできたのが、事件の発端だった。やがて叔母の隣人の娘が建設現場で死体となって見つかり、わたし自身にも生命の危機が……シカゴの女探偵ヴィクの怒りの行動を描く第六作。
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Posted by ブクログ
自身の親戚などを相手にすることが多かったウォーショースキーですが、この作品では、ついに犯罪小説定番の警察の不正に切り込んでいます。ウォーショースキー一流のドタバタ劇なので、何でそうなるのかわかりにくく感じることもありますが、やっぱりねぇ、犯罪小説で警察(の不正)を相手にしなければならないというのは、...続きを読む定番ですもんね。中々、面白いです。
探偵ウォーショースキーの6作目。 今回は、父の妹、一家の鼻つまみ者がヴィクを事件に巻き込む。 住んでいた高齢者・浮浪者のためのホテルから焼き出されて、 ヴィクの住まいにやってくる。 友達の選挙活動に参加したことと相まって、 シカゴの建築業界の闇に首をつっこむことになる。 すべからく女探偵に近づく...続きを読むには男性には注意しろ。 別の女探偵1作目の衝撃的なラストを読んでしまったからには、 そう肝に銘じざるをえない。 それゆえ、父の元親友ボビー警部補の秘蔵っ子で ヴィクの相手にもお墨付きだった刑事が裏切り者だったことには、 それほど驚きはなかった。 それよりもヴィクがそう訴えたのに、 警部補が信じなかったことの方が驚きだった。 だからこそ、最後に父の遺品の警察バッジを渡したところは感動的だった。 それにしても、階下の老人をまたもや事件に巻き込んで、 もはや相棒といっても良いのでは?
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