ルース・レンデルの作品一覧

「ルース・レンデル」の「街への鍵」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 街への鍵
    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    メアリは白血病患者のために骨髄を提供した。だが、それが恋人の男の怒りをかう。彼女の美しい肌に傷がついたと、身勝手な理由で男はメアリを責め――暴力をふるった。家を出た彼女は、過去をふりきるように大胆な行動に出る。素性もよくわからぬ骨髄の提供相手に会うと決めたのだ。そこにいたのはレオという優しく繊細な男性。メアリは次第に彼に惹かれていくのだが、それが悲劇の始まりだった。その頃、街では路上生活者を狙った殺人が起き……不穏さを物語に練り込んだ〈サスペンスの女王〉による傑作。

ユーザーレビュー

  • 街への鍵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白くて、いっきに読めた 
    ビーンが模倣犯に殺害されても全く同情できなかった。それぐらい嫌な奴だった
    最後、メアリの目の前でカールが車に飛び込む←ここが納得できない メアリの目前でそんな行動するって…意味不明 そのまま姿くらませればいいのに メアリにトラウマ植えさせたいのか⁉ 元彼のアリステアも、ダメんずだったが…。つくづく男運のないメアリの前に現れたローマン(待ってたよ!)「きみを見守っていた」なんて言葉かけられたらもう…ヤバいよね そら教訓なんか吹っ飛んでコロッと行ってしまうわ 
    ローマン、不幸まみれのメアリを今度こそ幸せにしたってくれ。あなた様には、お金もあることやしw

    0
    2017年04月06日
  • 街への鍵

    Posted by ブクログ

    いつもながら静かな緊張感が続くレンデルの世界。もう読めないのが本当に残念。P・D・ジェイムズ、レジナルド・ヒル、コリン・デクスター、本格ものの大家がみんな亡くなってしまった。
    ウェクスフォード警部ものを読み返したいが絶版になっているのが多い。

    0
    2016年01月20日
  • 街への鍵

    Posted by ブクログ

    ルース・レンデルがこの五月に亡くなっていたのを、裏表紙で知った。そうだったのか…。ここのところ名前を目にしなくなってすっかり忘れていたが、「ロウフィールド館の惨劇」や「引き攣る肉」を読んだときのインパクトを久々に思い出した。これは二十年近く前の作品らしいが、まったく古い感じはしない。さすがの傑作。

    途中までは、正直もどかしい。ロンドンの通りや街の描写にかなりの筆が割かれているし、事件の姿がなかなか見えてこない。何よりも、支配的な恋人(嫌なヤツなんだよね、これが)に毅然とした態度をとらないヒロインにイライラする。あーあ、またそんなこと言って、それじゃダメなんだってば!と何度思ったことか。

    0
    2015年10月27日
  • 街への鍵

    Posted by ブクログ

    便利になったものだ。机上のモニターにグーグル・マップでリージェンツ・パーク界隈を開いておいて、作中に現れる場所を打ち込んでいくと、人物たちの移動ルートが手に取るように分かる。特に主人公が住んでいるパーク・ヴィレッジ・ウェストなどの高級住宅地では、建っている建築物の写真が見られ、なるほどこんな感じのところなんだな、と分かる。おそらく、作者もその辺を分かって書いているのだろう。異様に詳細に移動経路を示している。

    紙の地図で、登場する通りの名を調べようとしたら、多分すぐにあきらめてしまうだろう。人物が角を曲がるたびに、次から次に出てくるアベニューやレーンの名前は地図ではなかなか見つからない。一度や

    0
    2017年09月05日
  • 街への鍵

    Posted by ブクログ

    最初はなかなか進まなかったが、途中からは俄然面白くなってきた。人物描写が素晴らしいだけに、登場人物のカスっぷりが際立ち、読んでてイライラムカムカしながらも、最後まで引っ張られる。細部に納得出来ない所もある。そして読後の感想は、身の蓋もないけど、これ…殺人いる?

    0
    2015年12月24日

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