山本やよいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名作ミステリーには苦手意識があり、試しに電子で……と思ったが、なんて読みやすく、なんて面白い! 映画を見てオチを知っているにも関わらず、手が止まることも、支えることもなかった。これなら紙で買えばよかったな……。
ラストは不思議と優しい気持ちになった。犯人が無関係の乗客に配慮していたり、ポアロが激しく責め立てたりしないからだろう。
そういえば、よく、横文字の名前が覚えられないと言う話を聞くが、よく考えると私も名前は覚えられていない。そもそも実際に接している日本人の名前すら覚えていない(笑) 私は個人を性格や考え方や見た目で覚えて、最後に名前で括って覚えているので、そのせいかな。おかげで、会社なん -
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Posted by ブクログ
ネタバレ母の無実を証明したいというカーラの依頼を受け、16年前の事件をポアロが調べていきます。
愛しているからこそ憎たらしい、人間の感情が特に色濃い作品でした。
当時の記憶を元に、事件に関わっている人々がそれぞれ手記を書いてくれます。ですが、後半になると文章とは真逆の感情が明らかになり、驚きました。
キャロラインをどう思っていたか、フィリップとメレディスが特にそれが顕著でした。
フィリップがキャロラインをいつから好きだったの⁈嫌いだって書いてなかった⁈とギョッとしましたが、確かに読み返せば、嫌いな女性に対して、帽子を着けている姿を『なかなか魅力的』とは書かないでしょうし、文章の所々に彼女への想いが見て -
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ミス・マープル長編2冊目。1作目の『牧師館の殺人』に続いて読んでみる。
牧師館の事件から半年後くらいかな。『火曜クラブ』でも登場したミス・マープルのお友達、アーサーとドリーのバントリー夫妻初登場の話だった。
ある朝ドリー・バントリーは泣きながら駆け込んできたメイドに起こされる「あの、あの、奥さま、書斎に死体があるのです!」
なんですって?しょさいにしたい?とりあえず夫のアーサーを起こしましょう。「ねえ、書斎に死体があるんですって」「なにをいっているんだ、むにゃむにゃ」
…という始まり方。まあ無理もないよなあというバントリー夫妻のやり取りと、「いいからさっさと見に行ってくれー」という先を知りたい -
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Posted by ブクログ
マープルシリーズ第二弾。
前作からの登場人物がシーンはわずかだけど再登場していて、馴染みのある人物たちのその後を見れるのが面白い。
前作より噂話に花を咲かせる老婦人たちが生き生きしてる気がして、広まるごとにめっちゃ尾ひれ付くところとか、よりあるあるな感じでニヤニヤしちゃった。
何者でもない小さな村の老婦人が探偵だからか、随所にユーモア感じる描写があって、それが庶民的な感じで親しみやすい。
事件の内容は、マープルの視点の鋭さが遺憾無く発揮されてて、前作より活躍が顕著になっていて面白かった!
ドラマシリーズ(ヒクソン版)がこの話からスタートしてるのが納得。 -
Posted by ブクログ
ネタバレクリスティのミス・マープルシリーズ第六弾。全部で十二作の長編があり、ようやく半分。
実業家のレックスが毒殺される。そのポケットにはライ麦が入っていた。家族の中に犯人がいると疑い捜査を続ける警察だったが、第二の死体が発見され。。。
解説や書評にもあるとおり、マープルの印象をガラッと変える作品。というのも、これまでの五作は安楽椅子探偵の女性代表というイメージだったが、今作では怒りを持って事件に首を突っ込んでいく姿が描かれるから。出番自体はこれまで同様そこまで多くはないが…
事件は、いわゆる見立て殺人。トリック的にはそこまで大きくないが手堅い。何よりもラストの余韻が非常に良く、今のところマープ -
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