山本やよいのレビュー一覧
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購入済み
設定はなかなかに面白い
諜報員であり美術修復師という設定はなかなかに面白いと感じた。ストーリーとは別に美術修復というもののトリビアが興味深い。登場人物たちの持って回ったようなユーモアをたたえた話しぶりがいかにも翻訳物っぽくてそれなりに面白い。
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Posted by ブクログ
古本市で購入。
650ページの長編。
シカゴに住む私立探偵ヴィグ。
窃盗の容疑をかけられた青年の行方を捜してほしいとの依頼を受ける。
青年はどうやら老いた女優と一緒にカンザスの田舎町に行ったらしいという情報を元にカンザスに向かう。
カンザスの田舎で行方不明の二人を捜すのだが、途中のストーリーはほとんど二人は関係なくなっている。
二人を捜すうえで、ヴィグが殺人事件、軍の隠蔽、出生の秘密などに巻き込まれ?ていく。
後書きで知ったのだが、私立探偵ヴィグ・I・ウォーショースキーはシリーズになっていて早川から何冊も出ている。
ちらっと調べたら、書作は30年以上も前に刊行されていて、その時の -
Posted by ブクログ
ホロコースト否定者であるアーヴィングに、名誉毀損で訴えられたリップシュタット教授。
無視することはアーヴィングの勝利に繋がり、多額の賠償金がかかってくることになる。
実際にあった法廷闘争を、リップシュタット教授の視点からまとめた一冊。
いやあ、長かったー。
もちろん、より細かに答弁が記載されていたら、こんなもんではなかっただろうけど。
あの大量虐殺は、在ったのか。
という問題提起は、今日、あらゆる形に言い換えることが可能だ。
その際に、我々が対峙するのはアーヴィングやナチス、ヒトラーではなく、今なお権勢を誇る「国」そのものであるかもしれない。
この話の中で、アーヴィングの資料に対する歪曲 -
Posted by ブクログ
便利になったものだ。机上のモニターにグーグル・マップでリージェンツ・パーク界隈を開いておいて、作中に現れる場所を打ち込んでいくと、人物たちの移動ルートが手に取るように分かる。特に主人公が住んでいるパーク・ヴィレッジ・ウェストなどの高級住宅地では、建っている建築物の写真が見られ、なるほどこんな感じのところなんだな、と分かる。おそらく、作者もその辺を分かって書いているのだろう。異様に詳細に移動経路を示している。
紙の地図で、登場する通りの名を調べようとしたら、多分すぐにあきらめてしまうだろう。人物が角を曲がるたびに、次から次に出てくるアベニューやレーンの名前は地図ではなかなか見つからない。一度や