あらすじ
イタリアのコモ湖で英国人実業家が惨殺された。被害者は美術品密売の噂がささやかれる元スパイ。死の直前、幻の名画を手に入れていたらしい。国家治安警察の将軍から極秘裏に捜査協力を頼まれたガブリエルは、ヨーロッパを股にかけた謀略のゲームの裏に、ある独裁者の不穏な陰を嗅ぎ取るが――世界一流の美術修復師にしてイスラエル最強のエージェント、〈ガブリエル・アロン・シリーズ〉!
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Posted by ブクログ
面白いしスケールがデカい!
登場人物が覚えきれなくて、誰だっけ?ってなった人がちらほらいたのも確か笑
Googleマップ片手に調べながら読み進めると旅行気分も味わえるのでオススメです
Posted by ブクログ
失われた絵画の話を中心に進むのかと思いきや、サスペンス色の強い作品になっていく。
次々と連鎖していく謎解きが前半の山場かな。
途中からとんでもない方向に話が進み出す。
ストーリーはややご都合主義的だが、どんどん引き込まれていく展開になっている。そこは作者の力量なのだろう。
全体的には面白かった。
海外では、主人公のガブリエル・アロンでシリーズになっているようだが、心優しき主人公の過去の物語やこの後の物語も読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
ダニエル・シルヴァは初めて読む。シリーズ14作目とあって、案の定関係者や仲間がゾロゾロさらりと出てきて、名前を覚えようにも擬名まで並べられ識別が大変。更に過去の事件を織り交ぜたり思わせぶりに伏せてみたりのシリーズ物あるあるで、覚悟して読み始めたがちょっと負荷がかかりました。
が、慣れればそれが絶妙のリズムになっていくのだろうから、嫌にならず読み進めていきます。
Posted by ブクログ
総じて、面白かった。
中盤から後半の作戦が展開するあたりはスリリング。
序盤の回りくどいウィットに富んだ表現を多用するのは、もう文化的に仕方ない。
最終的にガツンと敵をやっつけてもらいたいが、取引で妥当なところで決着を取っていくところはなかなかリアリティーある流れではないか。
前の作品を順次読みたく成った。
Posted by ブクログ
読み終わるまでにかなり時間がかかりました。それだけ内容が詰まった一冊です。
スパイが活躍する作品は総じて好きなのですが、その中でも上位に位置する作品になりました。美術系と絡めて物語が進行し、美術が好きな私にとってはとても興味のそそられる作品でした。