あらすじ
ホームレスの元歌姫リディアが失踪し、その行方を追うヴィクの元にバーニーの友人レオが殺されたという情報が入る。犯行現場は、リディアが住処にしていた高架下近くの公園。犯人の姿をリデイアが目撃しているかもしれないと考え、捜索を続けるヴィクだったが彼女の前にまたしても謎の男クープが現れる。彼はレオ殺しの犯人はシカゴの経済を動かす大物だと示唆するが……〈Ⅴ・Ⅰ・ウォーショースキー〉シリーズ第20作
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Posted by ブクログ
表紙の犬はベア。ミッチもペピーもお馴染みのメンバーも今回は出番がやや控えめだけど、ヴィクが巻き込まれる物騒で命懸けの探偵稼業に最後までハラハラさせられっぱなし。上下巻一気読みせずにはいられない。恒例の著者による謝辞に涙。
Posted by ブクログ
(上巻より)
ヴィクが、
火の壁の向こうにいる母親と医師ロティを助けられない夢を見たと書いてあった。
それは母親とロティを同一視しているということだろうし、
誰よりもヴィクのことを心配し面倒をみてくれているロティだから、
母親同様だと思っていても当然なことだろうと、
ヴィクともロティとも付き合いの長い自分は心を打たれた。
それにしても、ヴィクの依頼人たちは、
自分がお金を払った仕事をそっちのけで、
他のことにかまけた上に最後には怪我をしてしまっているヴィクに、
よく仕事を頼んでいるものだ。
いや、そういう正義と追いかけてしまう彼女だからこそ、
仕事を頼んでいるのか。
Posted by ブクログ
フォールアウトから暫く邦訳が出てこなくて心配していたところ、クロス・ボーダー、今作と続いてひと安心。
巻末の作者謝辞によると、ご主人を亡くされたのかな。
辛いお別れを乗り越えての執筆だったとのことだけど、読者としては、またヴィクの活躍を読ませてもらえて本当にありがたいことです。
ヴィクもそうだけど、身体を大事にますますの活躍を願っています。